エッチで優しいおにいさん♡

すりこぎ

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後背位②

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(うぅっ……もうちょっとでイきそうだったから……ちんちんが苦しいっ……!)

 顔をうずめたおにいさんの背中から甘ずっぱい匂いが広がり、下半身が切なくうずいた。おにいさんのワイシャツは汗でぬれてぴったりと肌にはりつき、その分香ってくる匂いもクラクラするほど強くなっていた。こんな状況だというのに、ぼくはスーハースーハーと鼻息を荒げ、夢中でおにいさんの匂いをかいでしまう。

(はぁ……おにいさんの匂いかいでたら、頭がボーッとしてきちゃう……♡ それに……じっとしてたら、なんか、おまんこの感触がくっきりしてくるような……♡)

 動きを止めたことで、中の感覚はよりはっきりとしたものに感じられた。しっとりとぬれた生あたたかい粘膜が、なめるようにねっとりとちんちんにからみついてくる。おまんこの甘い感触にたまらない気持ちになって、ぼくはモゾモゾと小さく腰をゆらした。

「ふぅ……んっ♡」

 おにいさんも気持ちいいと感じているのか、鼻にかかった吐息をこぼし、おまんこをキュゥンッと締めつけてくる。

(おにいさんのとろとろおまんこっ……ぴったり吸いついてきてスゴイよぉっっ♡ 止まっててもキューッて締めつけて、気持ちいいよってぼくに伝えてくれてる……ぼくのちんちんで、気持ちよくなってくれてるんだ……っ♡)

 うれしさがみるみるあふれ、ちんちんがじんと熱くなる。あたまがふわふわして、見つかってしまうのではという緊張と不安もうすれていく。
 気がつけば、おにいさんの背中にしがみついたまま、ぼくはカクカクと腰をふりたくっていた。まだ近くに人の気配があるというのに、頭のブレーキがこわれてしまったみたいにおまんこのことで頭がいっぱいになる。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……♡」
(きもちいっ、おまんこきもちいっ♡♡ ちんちん止まんないっ♡ こんなの絶対ガマンできないっっ♡♡)

 ぐいぐいと限界まで腰を押しつけ、おまんこの中をこねくるようにちんちんをつき動かす。キュンキュン締まるおまんこにかき立てられ、ますます動きは激しくなった。おにいさんが思わずといった様子で、ひかえめなあえぎ声をもらす。

「ぁ、あんっ♡ こら、こらぁっ……♡ かくれんぼしてるのに、そんなに激しくしたらっ、あっ、ァッ♡」
「ごめんなさいっっ……でもぼく、止まんなくてっ、おにいさんのおまんこが気持ちよくてっ……♡♡」

 おにいさんに怒られ、それでもパチュパチュと腰を打ちつけるのをやめられなくて、ぼくは涙まじりにうったえた。

「もぉ~、見つかっちゃうよ? おにいさんとエッチなことしてるの、別の子に見られちゃうよ? いいの?」
「だめっ、見られたらだめっ!」

 見られたらだめなのに、もし見られちゃったらと思うとゾクゾクして、ちんちんがズキズキとうずいてたまらなくなってしまうのだ。自分でもよくわからない感情に、胸が締めつけられて苦しくなる。

「ゃっ、ンッ♡ 君くらいの歳でも、こういうの、コーフンしちゃうんだっ……もぉっ、しょうがないなぁっ♡」

 小さくあえぎながら、おにいさんがあきれたような笑いをこぼす。それでもぼくは、もうこのまま気持ちよくなることしか考えられなくて、焼けるように熱くなったちんちんを無我夢中でおまんこにこすりつけた。ズプッヌチュッバチュッバチュッ! 近くに人がいればきっと聞こえてしまうくらいの大きな音が鳴りひびく。
 おしりがヒクヒクとひきつり、ちんちんが限界をうったえるようにブルブルッと震えた。今すぐにもイッてしまいそうで、ぼくは泣きそうな声をしぼりだす。

「ごめっ、なさぁっ……おにぃさんっ、ぼく、ぼくぅっっ……♡♡」
「んっ、フッ♡ いいよっ、このままイッちゃってもっ♡」

 優しいおにいさんの言葉にうながされ、ぼくは気の遠くなるような気持ちよさに身をまかせた。バチュッと一段と強く、深くまでつきいれた瞬間、甘い電流がビリビリッと頭のてっぺんまでつきぬけた。目の前が真っ白にそまり、ぶわっとふくらんだ気持ちよさが一気にはじける。

(あぁっ……イッてるっ……♡ おにいさんのおまんこの中で、ぼく、イッちゃってる……♡)

 体にたまった熱を吐き出すように、ちんちんがおまんこの中でドクン、ドクンと脈を打つ。後ろからぎゅうっとだきついて全身でおにいさんのぬくもりを感じながら、ハァッとお腹の底から深く息を吐いた――その時。

「うわっ……へ、ヘンタイだぁっ!」

 ひそやかな空気をさくように、ふいに大きな声がひびきわたった。ぎくっとして首を横に向けると、おどろいた顔で立ちすくむ男の子と目が合った。

「ど、どうしたの?」
「こっち、ここ! ヘンタイがいるっ!」

 声を聞いてすぐにかけつけてきた別の男の子たち二人も、ぼくたちを見て「わっ!」とびっくりした声をあげる。

「あ、ぁっ……あぁっ……」

 あまりのショックに、ぼくはブルブル震える唇から言葉にならない声をもらした。腰が抜けてズルッとちんちんが抜け落ち、へなへなとその場にしりもちをつく。

「ちんちん丸出しだっ!」
「今、おしりにちんちん入ってた、よね……」
「ヘンタイだっ、ヘンタイッ!」

 同年代の男の子たちに口々にさわぎたてられ、けいべつの視線がするどく突き刺さる。目の奥がつんと痛み、目の前の世界がぐにゃりとゆがんだ。

(どうしようどうしよう……こんなところ見られて、ぼく、もう終わりだぁ……恥ずかしすぎて、このまま消えてなくなりたい……)

 こらえきれない涙がぽろっとこぼれ落ちたその時、となりでおにいさんが静かに立ち上がった。男の子たちはぴたりと口をつぐみ、その場の空気が一気にはりつめる。
 おにいさんはシャツ一枚をはおっただけの姿で、ゆっくりと男の子たちに近づいていく。

「ち、近寄るな、ヘンタイッ、ケーサツを呼ぶぞ!」

 ぼくたちを最初に見つけた男の子がさけんだ。いかくするような言葉にもおにいさんはまったく動じず、そのまま歩みを進めていく。あまりにも堂々としているものだから、男の子たちの方がとまどっている様子だった。
 おにいさんはさけんだ男の子の前まで来ると、腰を落として目線を合わせた。そして――何も言わずにいきなりその子の頬を両手でつかみ、ぐっと顔を引きよせた。

「……~ッ!!」

 ぼくは大きく目を見開いた。おにいさんが男の子にキスをしている。男の子はあまりに突然の出来事に凍りついて、おにいさんにされるがままになっている。他の子たちも、同じように固まってその光景をぼうぜんとながめていた。
 唇がふれあっていたのはほんの数秒のことだったのかもしれない。だけど、時計のはりが止まってしまったように、ぼくには永遠とも思える長い時間に感じられた。
 ゆっくりと唇を離したおにいさんが、その子に向かってささやいた。

「これで君も共犯だね♡」

 男の子はさっきまでの勢いを完全に失って、ふにゃりとその場にへたりこんだ。おにいさんがクスッと笑い声をもらす。

「君たちも一緒にまざる?」

 他の二人はアワアワと顔を見合わせ、どうしていいかわからない様子だった。だけど、へたりこんでいた子がわれに返ったように「行くぞっ!」と声をはりあげると、そのまま三人で逃げるように走っていってしまった。
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