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第4章 守る力・守り抜く覚悟
戦闘2-1 ~ヴードゥー呪術&銃技vs道術
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「そこまでです!」
サチの側で泥人間が破裂した。
次いで、もう1匹。
園香を拘束していた2匹も消える。
目前でサチと園香を襲おうとしていた群れが怯む。
道士は素早く跳び退る。
声のした背後を見やると、そこには2人の女性がいた。
両方とも、いつも校門にいる警備員だ。
どちらも拳銃を構えている。
「まったく、結界に穴を開ける魔道具はすごく高いんですよ」
金髪美女のクレアは、堅牢なフォルムの軍用拳銃。
その銃口からは、硝煙が立ち上る。
「経費で落とせばいいっすよ。あたしのおやつと一緒に」
ささみスティックをくわえた面白黒人ベティは、流線型の小型拳銃。
クレアはサチと園香に駆け寄る。
細身な割に鍛え抜かれた両腕で、2人を軽々と抱き上げる。
そんな3人を守るように、長身のベティが立ちふさがる。
「お嬢さんがた! あたしらが来たからには、もうだいじょうぶっす」
「すぐに片づけますから、下がっててください」
クレアは2人を抱えたまま、泥人間たちから距離をとる。
渡り廊下の反対側に敵がいないことを確認する。
傭兵仕込みの隙の無い動作で移動し、フェンスの陰に2人を降ろす。
その間、ベティが泥人間を食い止める。
「彼らは普通の人間じゃないわ。あなたたちじゃ――」
そんな2人の警備員に、サチは胸元を押えながら言い募る。
「それでも、だいじょうぶっすよ」
ベティはちらりと振り返る。
そして笑う。
丸顔のベティの笑みは、人を安心させる何かがある。
「で、でも……」
「だいじょうぶですってば。学校の警備員は、生徒を守るのが仕事っすから」
「それに、我が【安倍総合警備保障】は怪異に対する備えも万全です」
ベティに続き、クレアも魅惑的なウィンクをしてみせる。そして、
「ベティ!」
「おうよ!」
ベティは食べかけのささみスティックをつまんで名残惜しそうに見やる。
そして叫ぶ。
「門のレグバよ、力をお貸しくださいませよ!」
ささみを天高くかかげる。
途端、それは黒煙と化して霧散する。
同時にクレアの足元の地面が割れた。
その中から2丁の銃があらわれる。
銃口を下にしてゆっくりとせり上がってくる。
それは既に手にしているような拳銃ではない。
クレアの腰ほどの長さのある、両手持ちの長物だ。
「ヴードゥー呪術? 安倍の傭兵には魔道士までいたのね」
サチは驚く。
ハイチ出身のベティはヴードゥー女神官の才を持つ。
ヴードゥー呪術は神々への呼びかけによって周囲の魔力を術と成す。
その呪術は3種類に大別される。
周囲の魔力を媒介して魔力の源である火水風地を操る【エレメントの変成】。
魔力をトーテムとして自身に取りこむ【心身の強化】。
そして魔力によって因果をずらす霊媒術を応用した【供犠による事象の改変】。
その中で、今しがたベティが行使した術は【蔵の術】。
供物を用いた【供犠による事象の改変】のひとつであり、あらかじめ準備しておいた物品の因果をずらし、手元に呼び寄せる。
そんな呪術を使って呼びだしたのは、クレアの得物だ。
ひとつは、有名なイギリス軍が使用した銃剣つきのアサルトライフル
もうひとつは、巨大なリボルバー付きのグレネードランチャー。
ベティの呪術は、得物の持ち運びに難のあるクレアのサポートにも用いられる。
「九杖サチさんですね? お手数ですが園香さんをお願いします」
クレアはぐったりとした園香をサチに預け、立ち上がる。
手製のバックパックでグレネードランチャーを背負う。
アサルトライフルを両手で構える。
術を使えぬクレアだが、ライフルのような長物や重火器の扱いに精通している。
見た目によらず傭兵として鍛えあげられた身体を持つクレアは、これらを軽々と使いこなすことができる。
「やれやれ、どっからこんなに数ばっか集めてきたんすかね!」
ベティはクレアが得物を準備する間、怪異を押し止めていた。
付与魔法による身体強化にまかせて脂虫を蹴散らす。
泥人間を、拳銃で蜂の巣にする。
だが敵の数が多すぎる。
それにベティの射撃は思いきりだけは良いが、狙いは今一つだ。
サチと園香を拘束していた泥人間を屠った狙撃も、すべてクレアによるものだ。
ベティの腕では急所を狙えない。だから【虎爪気功】で強化された屈強な泥人間を、小型拳銃の小口径弾で討つのは困難だ。だから、
「サムディ男爵! 力をお貸しくださいっす!」
ベティは叫ぶ。
すると泥人間にまぎれたユニフォーム姿の脂虫たちが身をよじらせる。
敵の【三尸支配】と同様に脂虫を操る【影の術】。
ゾンビ使いでもあるヴードゥー神官やヴードゥー女神官の十八番だ。
だがベティの力量ではコントロールを奪うには至らない。
「もういっちょ、お願いしますぜ!」
次の叫びで、脂虫の1匹が爆ぜる。
即ち【破砕の術】。
祓魔師の【屍鬼の処刑】と同様に贄虫を爆破する。
だが術者の力不足故に爆発の威力は低く、隣接する泥人間に被害はない。
「だめだこりゃ。クレア、早速こいつらを頼むっす!」
「了解! さがってて!」
ベティの叫びに、クレアは鋭く答える。
次の途端、ベティは天高く跳ぶ。
人間を遥かに超えた跳躍は【豹の術】の呪術によるものだ。
以前に舞奈との戦闘で用いた【猟犬の術】より高度な術で、筋力を飛躍的に増大させることにより打撃力と耐久力、そして驚異的な瞬発力を得る。
そんな術を使ったベティが目前から消えて、怪異は一瞬、困惑する。
そこから少し後方の渡り廊下の天井に、ベティが降り立つ。
その足元で、クレアのアサルトライフルが火を吹いた。
容赦無用、手加減無用のフルオート。
無数の弾丸が、異能力で肉体を増強させた泥人間を襲う。
彼らは付与魔法と同じ魔力を源とする異能力で強化された肉体を持つ。
それ故に、非魔法の攻撃に対して耐性を持つ。
異能の筋肉は、通常の刀剣はいわずもなが、時には拳銃弾すら防ぐ。
だがライフル弾は、拳銃弾とは比べ物にならないエネルギーと貫通力を持つ。
小口径ライフル弾は、まるで攻撃魔法のように泥人間の四肢をもぎ、胴を貫く。
数多の泥人間が、汚泥と化して消える。
魔道士の戦闘は、銃撃戦に似た一撃必殺の戦いだ。
異能と異能をぶつけ合う異能力者のそれとは違う。
敵の狙いを適切に読んで、確実に回避しなければ、死ぬ。
どれほど異能で強化しようと、数を揃えようと無意味。
全滅するのは一瞬だ。
その事を、傭兵あがりのベティとクレアは熟知していた。
だから学園内でサチが襲撃を受ける可能性が浮上した段階で、最悪の事態に対処すべく重火器を用意していた。
そんなクレアの銃弾が、ユニフォーム姿の脂虫の腕をもぎ、胴を砕く。
臭い怪異が手にした金属バットが体液にまみれて地を転がる。
人が変化した怪異は、泥人間と違って死ぬとヤニまみれの死体が残る。
だがクレアは動じない。
人が変化した脂虫は人の姿形をしているが、所詮は怪異だ。
その出自から【機関】と深い関係を持つ【安倍総合警備保障】の警備員は、【機関】の執行人と同様に脂虫の射殺が容認される。
そして脂虫は、生きる価値を自ら投げ捨てた害虫だ。
パートナーであるベティが修めたヴードゥー呪術の支配圏では、死刑囚に毒草を摂取させて脂虫に変え、術で操り処刑するほどである。
傭兵として経験を積んだクレアが、そんな彼らに哀れみなど抱くはずもない。
そして銃弾の嵐が去った。
「な、なんて強さなの……!?」
サチは思わず息を飲む。
恐るべきアサルトライフルの斉射の後。
そこには、まばらになった泥人間と、1匹の道士だけが残っていた。
サチの側で泥人間が破裂した。
次いで、もう1匹。
園香を拘束していた2匹も消える。
目前でサチと園香を襲おうとしていた群れが怯む。
道士は素早く跳び退る。
声のした背後を見やると、そこには2人の女性がいた。
両方とも、いつも校門にいる警備員だ。
どちらも拳銃を構えている。
「まったく、結界に穴を開ける魔道具はすごく高いんですよ」
金髪美女のクレアは、堅牢なフォルムの軍用拳銃。
その銃口からは、硝煙が立ち上る。
「経費で落とせばいいっすよ。あたしのおやつと一緒に」
ささみスティックをくわえた面白黒人ベティは、流線型の小型拳銃。
クレアはサチと園香に駆け寄る。
細身な割に鍛え抜かれた両腕で、2人を軽々と抱き上げる。
そんな3人を守るように、長身のベティが立ちふさがる。
「お嬢さんがた! あたしらが来たからには、もうだいじょうぶっす」
「すぐに片づけますから、下がっててください」
クレアは2人を抱えたまま、泥人間たちから距離をとる。
渡り廊下の反対側に敵がいないことを確認する。
傭兵仕込みの隙の無い動作で移動し、フェンスの陰に2人を降ろす。
その間、ベティが泥人間を食い止める。
「彼らは普通の人間じゃないわ。あなたたちじゃ――」
そんな2人の警備員に、サチは胸元を押えながら言い募る。
「それでも、だいじょうぶっすよ」
ベティはちらりと振り返る。
そして笑う。
丸顔のベティの笑みは、人を安心させる何かがある。
「で、でも……」
「だいじょうぶですってば。学校の警備員は、生徒を守るのが仕事っすから」
「それに、我が【安倍総合警備保障】は怪異に対する備えも万全です」
ベティに続き、クレアも魅惑的なウィンクをしてみせる。そして、
「ベティ!」
「おうよ!」
ベティは食べかけのささみスティックをつまんで名残惜しそうに見やる。
そして叫ぶ。
「門のレグバよ、力をお貸しくださいませよ!」
ささみを天高くかかげる。
途端、それは黒煙と化して霧散する。
同時にクレアの足元の地面が割れた。
その中から2丁の銃があらわれる。
銃口を下にしてゆっくりとせり上がってくる。
それは既に手にしているような拳銃ではない。
クレアの腰ほどの長さのある、両手持ちの長物だ。
「ヴードゥー呪術? 安倍の傭兵には魔道士までいたのね」
サチは驚く。
ハイチ出身のベティはヴードゥー女神官の才を持つ。
ヴードゥー呪術は神々への呼びかけによって周囲の魔力を術と成す。
その呪術は3種類に大別される。
周囲の魔力を媒介して魔力の源である火水風地を操る【エレメントの変成】。
魔力をトーテムとして自身に取りこむ【心身の強化】。
そして魔力によって因果をずらす霊媒術を応用した【供犠による事象の改変】。
その中で、今しがたベティが行使した術は【蔵の術】。
供物を用いた【供犠による事象の改変】のひとつであり、あらかじめ準備しておいた物品の因果をずらし、手元に呼び寄せる。
そんな呪術を使って呼びだしたのは、クレアの得物だ。
ひとつは、有名なイギリス軍が使用した銃剣つきのアサルトライフル
もうひとつは、巨大なリボルバー付きのグレネードランチャー。
ベティの呪術は、得物の持ち運びに難のあるクレアのサポートにも用いられる。
「九杖サチさんですね? お手数ですが園香さんをお願いします」
クレアはぐったりとした園香をサチに預け、立ち上がる。
手製のバックパックでグレネードランチャーを背負う。
アサルトライフルを両手で構える。
術を使えぬクレアだが、ライフルのような長物や重火器の扱いに精通している。
見た目によらず傭兵として鍛えあげられた身体を持つクレアは、これらを軽々と使いこなすことができる。
「やれやれ、どっからこんなに数ばっか集めてきたんすかね!」
ベティはクレアが得物を準備する間、怪異を押し止めていた。
付与魔法による身体強化にまかせて脂虫を蹴散らす。
泥人間を、拳銃で蜂の巣にする。
だが敵の数が多すぎる。
それにベティの射撃は思いきりだけは良いが、狙いは今一つだ。
サチと園香を拘束していた泥人間を屠った狙撃も、すべてクレアによるものだ。
ベティの腕では急所を狙えない。だから【虎爪気功】で強化された屈強な泥人間を、小型拳銃の小口径弾で討つのは困難だ。だから、
「サムディ男爵! 力をお貸しくださいっす!」
ベティは叫ぶ。
すると泥人間にまぎれたユニフォーム姿の脂虫たちが身をよじらせる。
敵の【三尸支配】と同様に脂虫を操る【影の術】。
ゾンビ使いでもあるヴードゥー神官やヴードゥー女神官の十八番だ。
だがベティの力量ではコントロールを奪うには至らない。
「もういっちょ、お願いしますぜ!」
次の叫びで、脂虫の1匹が爆ぜる。
即ち【破砕の術】。
祓魔師の【屍鬼の処刑】と同様に贄虫を爆破する。
だが術者の力不足故に爆発の威力は低く、隣接する泥人間に被害はない。
「だめだこりゃ。クレア、早速こいつらを頼むっす!」
「了解! さがってて!」
ベティの叫びに、クレアは鋭く答える。
次の途端、ベティは天高く跳ぶ。
人間を遥かに超えた跳躍は【豹の術】の呪術によるものだ。
以前に舞奈との戦闘で用いた【猟犬の術】より高度な術で、筋力を飛躍的に増大させることにより打撃力と耐久力、そして驚異的な瞬発力を得る。
そんな術を使ったベティが目前から消えて、怪異は一瞬、困惑する。
そこから少し後方の渡り廊下の天井に、ベティが降り立つ。
その足元で、クレアのアサルトライフルが火を吹いた。
容赦無用、手加減無用のフルオート。
無数の弾丸が、異能力で肉体を増強させた泥人間を襲う。
彼らは付与魔法と同じ魔力を源とする異能力で強化された肉体を持つ。
それ故に、非魔法の攻撃に対して耐性を持つ。
異能の筋肉は、通常の刀剣はいわずもなが、時には拳銃弾すら防ぐ。
だがライフル弾は、拳銃弾とは比べ物にならないエネルギーと貫通力を持つ。
小口径ライフル弾は、まるで攻撃魔法のように泥人間の四肢をもぎ、胴を貫く。
数多の泥人間が、汚泥と化して消える。
魔道士の戦闘は、銃撃戦に似た一撃必殺の戦いだ。
異能と異能をぶつけ合う異能力者のそれとは違う。
敵の狙いを適切に読んで、確実に回避しなければ、死ぬ。
どれほど異能で強化しようと、数を揃えようと無意味。
全滅するのは一瞬だ。
その事を、傭兵あがりのベティとクレアは熟知していた。
だから学園内でサチが襲撃を受ける可能性が浮上した段階で、最悪の事態に対処すべく重火器を用意していた。
そんなクレアの銃弾が、ユニフォーム姿の脂虫の腕をもぎ、胴を砕く。
臭い怪異が手にした金属バットが体液にまみれて地を転がる。
人が変化した怪異は、泥人間と違って死ぬとヤニまみれの死体が残る。
だがクレアは動じない。
人が変化した脂虫は人の姿形をしているが、所詮は怪異だ。
その出自から【機関】と深い関係を持つ【安倍総合警備保障】の警備員は、【機関】の執行人と同様に脂虫の射殺が容認される。
そして脂虫は、生きる価値を自ら投げ捨てた害虫だ。
パートナーであるベティが修めたヴードゥー呪術の支配圏では、死刑囚に毒草を摂取させて脂虫に変え、術で操り処刑するほどである。
傭兵として経験を積んだクレアが、そんな彼らに哀れみなど抱くはずもない。
そして銃弾の嵐が去った。
「な、なんて強さなの……!?」
サチは思わず息を飲む。
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そこには、まばらになった泥人間と、1匹の道士だけが残っていた。
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