銃弾と攻撃魔法・無頼の少女

立川ありす

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第11章 HAPPY HAPPY FAIRY DAY

HAPPY HAPPY FAIRY DAY

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 双葉あずさの誕生日コンサートは盛況のうちに幕を閉じた。

 それから数日後の、とある午後。
 伊或いある町の一角。

 えり子が下校途中に佇んでいると、

「……貴女はこの前の」
「あ。あのときの……」
 三つ編み眼鏡でおでこの広い上級生に声をかけられた。

「それにしても、不思議なのです」
 そう言って上級生は、かつて家があった場所を見やる。
 えり子もそのまま見やる。

 そこに、あの造りは新しいのに薄汚い悪魔の家はなかった。
 代わりに1本の巨樹が立っていた。

 肉人壺を破壊するべく鷹乃が行使した【泰山府君・神木法たいざんふくん・かむきのほう】。
 それが邪悪な魔力の残滓を吸い上げ浄化しながら、枝をのばしているのだ。

「立派な樹なのです」
 そう言って上級生は笑う。

「悪魔の家もなくなって、いいことなのです」
「うん」
 えり子も笑う。

「いいんちょーおはようなのー! ……あ。あなたはこの前の」
 上級生の友人であろう少女も、騒々しくやってきた。

 えり子は思う。
 小夜子とサチが悪魔の家を攻略したあの日。
 ニュットとSランクに協力を求めて増援に駆けつけたのは、悪魔の家とその住人から彼女たちを守りたいと思ったからだ。
 目の前で挨拶を交わし合う2人が、えり子の身を案じてくれたから。
 だから、

「あの……」
 えり子はおずおずと、2人に話しかけた。

 同じころ、そこから少し離れた別の路地で、

「……!?」
 肥えた醜い老人が、うめき声をあげて道路を転がった。

 口には悪臭漂う煙草。
 首が見えぬほどぶくぶくと太り、呆けた表情で、双眸はヤニ色に濁る。
 頭頂は禿げあがり、残った薄汚い白髪を落ち武者のように振り乱している。

 そんな脂虫を見下ろすのは、高校生の執行人エージェントたち。
 彼らの顔立ちも大概に不細工である。
 だが薄汚い脂虫の老人とは真逆に清潔で、瞳は使命感に溢れていた。

 先日の双葉あずさのコンサート襲撃。
 あずさを守りぬいた舞奈と魔道士メイジたちの活躍。
 それを彼らは、すべてが終わった後で聞かされた。

 だから負けじとヤニ狩りに励んでいるのだ。

 そんな面子は手に手に得物を構えた男子高生が数人。
 側には黒ずくめのハットリ。
 ハットリは脂虫を拘束する側、人払いの妖術を行使している。
 だから脂虫による煙害は最小限に抑えられ、ヤニ狩りを見られる心配もない。だが、

「よっ、頑張ってるなあ」
「ああ舞奈ちゃん」
 学校帰りの舞奈がやって来た。

 人払いは、確たる意思を持った人間には通用しない。
 例えば舞奈のような。
 だが舞奈は脂虫が狩られているのを見て騒ぎ立てたりはしない。
 だから人払いの対象にならなくても問題ない。

 そんな舞奈は、叩きのめした脂虫を囲む少年たちを一瞥する。

 決して強くはないが生真面目な彼らは、市民の健康と安全の礎だ。
 脂虫の襲撃者からアイドルを守り抜いた舞奈だから、素直にそう思う。

 なぜなら、健康の基本は清潔で衛生的な環境である。
 そして安全とは、危険から遠ざかることだ。
 ヤニ狩り――不潔で有害な喫煙者の駆除は、その両方に貢献する善行だ。

 彼らの本当の立場は【機関】の執行人エージェント
 そして表向きは保健衛生所のアルバイト。
 悪臭と犯罪をまき散らす脂虫を狩る行為は、その両方の職務を果たすことでもある。

 しかも彼らは、鼻がもげそうなほどのヤニの悪臭をものともせずに犯人を取り囲んで接近戦で打ちのめし、手足をもいで運び去るのだ。
 まったくもって臭くて汚くて危険な業務である。
 それを嫌な顔一つせずにこなすなんて、なかなかできることではない。

 そんなことを考えて、舞奈は笑う。
 少年たちも、ハットリも笑う。
 そして舞奈は、少年のひとりが手にした得物をふと見やる。

「また、えらくゴツいものを持ち出したなあ」
「以前に執行部にいたプロートニクさんが置いて行ったんだ」
「折角だから有意義に使おうと思ってね」
 口々に言った彼らの目前で、別の少年が腰だめに構えているのはチェーンソーだ。

 脂虫の老人は恐怖でもがく。
 だが小太りな少年は、重くて振動するチェーンソーを持つのがやっとのようだ。

「【虎爪気功ビーストクロー】はいないのか?」
「こいつで普通に人をぶった切ると、すぐに歯がイカれちゃうんだ」
「……人じゃなくて脂虫な」
「うん。だから武具を強化できる【装甲硬化ナイトガード】の僕が……っと」
 言いつつ少年はよろける。
 そんな彼を不安げに見やり、

「おいおい、自分の足を切り落とさんでくれよ」
「大丈夫。僕は身につけた武具を強化する【装甲硬化ナイトガード】。履いてる戦闘タクティカル学ランのズボンだって――」
「そうじゃなくて、腰入れてしっかり持ってくれって意味だ」
 やれやれと苦笑する。

「ふふふ、間違って首をはねてはいけませんよ」
 冗談めかして軽口を叩くハットリに、

「……どうやって」
 思わずツッコむ。
 ヤニで口に癒着した煙草を揺らしながら叫ぶ老人の、首が見えないほどでっぷりと太ったバケモノみたいな面を見下ろす。

「流石にその心配はご無用……おおっと!!」
「……あーあ」
 さっそくよろけた少年のチェーンソーの切っ先が、脂虫の額に突き刺さった。
 いきなり深く刺しこみ過ぎて、刃の回転も止まる。

「いや、そこは絶対に首じゃないだろう」
 舞奈はやれやれと肩をすくめる。
 少年はあわてて引き抜こうと、チェーンソーをグリグリ動かす。
 だが頭蓋の切れ目に引っかかったか、一向に抜けない。

 脂虫は叫ぶ。
 少年たちは笑う。
 舞奈も笑う。
 笑うことができるのは、脂虫の襲撃者から守り抜くことができたからだ。
 守り抜かなければならない人を。

 だから、ひとまずチェーンソーが刺さった脂虫は放っておいて、

「そういえば舞奈ちゃん。今度の日曜、ごちになります」
 別の少年が頭を下げ、ハットリを含めた皆が一斉に会釈した。

 舞奈が他人に飯をおごる。
 そんな普段ならば有り得ない言葉に、だが舞奈は「おう」と頷いた。

 なぜなら、その週の日曜日、

「張さん、こんにちは」
「お邪魔するよ」
「楓ちゃん、紅葉ちゃん、いらっしゃいアル!」
 繁華街の中華屋を訪れた桂木姉妹を張が満面の笑みで出迎える側、

「おうっ! 入れ入れ」
 いつものカウンターの席から舞奈がドヤ顔で招き入れる。

「いやーすいませんね舞奈さん。おごりだなんて」
「へへっ、まあな」
 舞奈は柄にもなく照れる。

 双葉あずさの護衛として張から約束された、それなりの量の依頼料。
 だが舞奈は依頼料を貰う代わりに、皆に昼食をおごりたいと申し出た。
 実際は、あずさは多くの仲間の手によって救われたからだ。

 そんな舞奈の内心を察してか、張は2つ返事で快諾してくれた。
 溜まりに溜まったツケにはあえて目をつぶってくれた。
 もとより依頼料など小遣い銭な明日香も、特に気にする風でもなく同意してくれた。

 そして皆に声をかけ、日曜の昼は食事会ということになった。

「舞奈殿、御馳走になりに来たでござる」
「おじゃまします」
「おう! いっぱい食ってけ!」
 執行人エージェントの少年たちもハットリを連れ、がやがやとやってきた。

 彼らは双葉あずさの護衛には関与していない。
 だが以前のチャビー救出作戦のときの礼を、そういえばしていなかった。

「……こんにちは」
「舞奈ちゃん、ごちそうになるわね」
 小夜子とサチもやって来た。

「張さん、来たわよ」
「マイちゃんも、こんにちは」
「おっ! お前らも来たか」
 明日香がクラスメートの皆を連れてあらわれた。

「こんにちはー。わっ、すごい!」
 普段は閑散とした店内が大盛況なのを見てチャビーがビックリする。

 明日香が当然のようにテーブル席についたので、園香もチャビーも座る。
 舞奈もそっちに移動しようと席を立つと、

「……こんにちは」
「みゃーみゃみゃみゃみゃー!」
 テックとみゃー子もやって来た。
 舞奈はみゃー子をジト目で見やり、

「頼むから、普通に食ってくれよ……」
「ここが舞奈が言ってた……」
「そっか。おまえは来るの初めてだっけ。うまいぞ! どんどん食え」
 言いつつテックを連れて席につく。

 そして園香が焼きもちを焼かないようにと、器用に手をのばして尻を触る。

「ひゃんっ。もう、マイちゃんッたら……」
 園香は顔を赤らめる。
 チャビーは首を傾げ、明日香は肩をすくめる。
 そんなことをしていると、

「あ、舞奈さん。みなさんもこんにちわ~」
 相も変わらず緊張感のない奈良坂と共に、

「……こんにちは」
「あ! えり子ちゃんだ!」
 おずおずとえり子が入ってきた。
 笑顔で出迎えるチャビーに、えり子ははにかんだ笑みを浮かべてみせる。そして、

「ここが、えり子さんが言っていたお店なのですね」
「みんなのアイドル、桜が来たのー!」
 えり子の後から、委員長と桜がやって来た。

「なんだ。えり子ちゃんの言ってた知り合いって、桜たちのことだったのか」
「マイちゃんって、相変わらず顔が広いのねー! さすがは非・町の子」
「……なんだその妙な分類は」
 やれやれと苦笑する。

 そうやって、今日は驚かせる側だと思っていた舞奈だが、

「いらっしゃい、舞奈ちゃん」
「……!?」
 料理を持ってあらわれた彼女に目を丸くした。

 それはチャイナドレス姿の梓だった。
 次いで揃いの格好をした美穂と、それに鷹乃がテーブルに取り皿を並べる。

「こいつはたまげた! こりゃ一体、どういう風の吹き回しなんだ?」
「えへへ、日曜日だけ3人でパパのお店のお手伝いをすることにしたんだ」
 梓が答えてポーズをとってみせる。

「わたしたちと鷹乃っちの3人で何かすることって、そういえばなかったからなー」
 美帆が続ける。そして、

「そういうわけじゃ」
 鷹乃ももごもご言って照れる。

「それにね、わたしもちっちゃいころは少しだけお店を手伝ったことがあるんだよ」
「へぇ」
「でも、お客さんにお尻を触られたって言ったら、パパに止められちゃって……」
「へ、へぇ……」
 舞奈は目を泳がせる。
 明日香がジト目を向けてくる。

 美佳と一樹がいたころ、そういうことがあった気がしなくもない。
 当時はバイトだと思っていた。
 だが当時の自分と同年代のバイトなんているわけがない。
 そんな事実を誤魔化すように隣のテーブルをちらりと見やると、

「どりゃ! 火鍋じゃ」
 ちっちゃな鷹乃が執行人エージェントたちのテーブルに鍋を運んでいた。
 テーブル中央のコンロに置かれたのは、太極図を模して仕切られたアツアツの鍋だ。
 真っ赤な麻辣スープと、豚骨を煮込んだ白湯スープが舞奈たちの席まで香る。
 次いで鷹乃は具材が並んだお盆を運び、

「そいや! 具じゃ。心して食うのじゃぞ」
 客商売とは思えぬ態度でテーブルに並べる。
 運ぶごとに掛け声をかけているのは、背丈がちょっぴり足らないせいだ。
 わりと危なっかしい。だが、

「鷹乃ちゃんに運んでもらうと、火鍋にもご利益がありそうだなあ」
「ああ、まったくだ」
 気のいい執行人エージェントたちが世辞を言って、

「お? そうじゃろう、そうじゃろう!」
 陰陽師の鷹乃は有頂天になって笑う。
 わりと安い女なのかもしれない。

「……あいつら、いつ来てもあれ食ってやがるな」
 楽しげな彼らを見やって舞奈が苦笑し、

「わたしたちも頼もうよー」
「火を使うと危ないから、今度パパやママと来た時にしようか」
 気まぐれを起こしたチャビーを園香がなだめる。
 舞奈たちのテーブルにはコース料理が来る予定だ。

「でも、運んでるのはちっちゃい子だよ?」
「……いや、あいつ、いちおうあたしらの先輩だぞ」
 不満げなチャビーに、舞奈は肩をすくめてみせる。
 そんな様子を見やって明日香とテックは苦笑する。でも、

「はいはい皆の者、お待ちかねのエビチリだよー」
「わーい! エビチリだー」
 美穂が料理と取り皿を並べると、チャビーはすっかり機嫌を直す。

 みゃー子は店の隅で奇声をあげながら飛び跳ねたり、窓に張りついたりしていた。
 いちおう給仕の邪魔をしない分別はあるらしい。

 だが別のテーブルの紅葉はちらちらとみゃー子を気にしている。
 鷹乃など「ひいっ! ま、窓に! 窓に!」と恐れおののいている。
 そんな様子に舞奈が苦笑していると、

「――でね、おわったって思ったらモンスターがあらわれて、あずさを襲ったの! でも、あずさがもっとこわいモンスターに変身してやっつけちゃったんだ!」
「舞台仕掛けのコンサートだったんだよ」
「それは楽しそうなのです」
 チャビーが委員長や桜に先日の誕生日ライブの話をしていた。

「……もっと恐いモンスターだと」
 舞奈はニヤニヤ笑って見やる。

「……うるさいわね」
 明日香はキッと舞奈を睨む。

「でも、やっぱり桜も見に行きたかったのー」
 楽しそうなライブだったからか、しょんぼりと桜が言った。

 彼女の家は子だくさんの大家族だ。
 娘が行きたいからといって、簡単にライブに連れていくわけにはいかないのだろう。

 家が近いのか仲のいい委員長も、桜を見やって難しい顔をする。

 そんな2人をチャビーは見やる。

 山の手暮らしの彼女は、お金がなくて何かできないという状況に陥ったことはない。
 コンサートに行きたいと言えば、親が連れて行ってくれる。
 猫を飼いたいと言えば飼わせてくれる。
 大好きな兄とずっと一緒にいること以外の願いは、すべて叶った。

 そんな彼女は桜を見やり、少し考えてから、

「退屈な日常も、ファンタジーと隣あわせ♪」

 歌った。

 いや、桜は別にお前の歌を聞きたいわけじゃないだろう。
 舞奈はそう思って苦笑する。だが、

「「うつむいた視線上げたら、魔法の世界は、そこにあるよ♪」」

 なんと桜はチャビーと声をあわせて歌い始めた。

 桜はアイドルも好きだが、それ以上にアイドルを目指して歌いまくっている。
 なので歌を聞くより歌ったほうが楽しいと、チャビーなりに思ったのだろうか?
 あるいは、そこまで考えてはいないのだろうか?

――すり減ったクレヨンを杖にして、流れる雲をお供にして、冒険に出かけよう♪
――苦しいことも、大変なことも、いっぱいあるけれど♪
――くじけないでね、おそれないでね、前を向いて進もう♪

 気づくとそこに、双葉あずさの歌声が混ざっていた。

 その正体を知らぬ者も、知る者もあえて事実を語らず声をあわせて歌った。

 楓に紅葉、サチに小夜子、園香にテックに委員長。
 委員長の歌声が、意外にハスキーなのに少し驚く。

 みゃー子も踊りながらみゃーみゃー歌う。

 梓の隣で手を休めて美帆も歌い、鷹乃も照れくさそうに歌う。

 張も歌う。

 そういえば少し前に、学校の校門にある警備員室の前で、皆でこうして歌ったことがあったことを思い出した。
 あの時にもあずさの声が聞こえた気がしたのだが、それを確かめる手段はもうない。

 明日香の口が動いていたのでぎょっとする。
 だが誰も体調を壊したりはしていないし、自身も何ともないので、器用に口パクでもしてるのだろうと思うことにする。

 それより舞奈は、何となくわかった気がした。
 この状況こそが、チャムエルたち【協会S∴O∴M∴S∴】が守ろうとしていたものだ。
 なぜなら、この楽しくも混沌とした場所でなら、誰もが魔法が使える気がした。

 何かを失くした心の傷を、癒す魔法を。

――勇者様なんていなくったって平気♪
――夢を広げたキャンパスに、魔法の杖をひとふりすれば♪
――どんな願いだって、叶うから♪

――危険なモンスターだって、楽しいイベントに早変わり♪
――ウサギとおしゃべり♪
――子猫とお昼寝♪
――小鳥に乗って空のお散歩♪

――ここは素敵な、冒険の世界♪

 そうやって昼中の中華料理屋は、かしましくも幸せな歌声に包まれた。
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