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黒幕
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爺さんは屋上で俺と対峙すると魔法を発動してきた。
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炎魔法・火炎連弾 消費MP:30×7 残MP:890/1100
--------------------------------
炎の弾丸が七連発で俺に向かってきたが全弾を回避すると俺もすかさず魔法を発動した。
-------------------------------------
土魔法・砂塵暴風 消費MP:20 残MP:720/740
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砂塵の暴風が爺さんを直撃した。この魔法はダメージを与えるというよりは一時的に視界を奪うことが目的だ。
俺は爺さんが目を閉じた隙に一気に距離を詰めて黒剣で攻撃した。だが、ギリギリのところで回避された。
「レオ、まだまだ詰めが甘いな」
この狭い屋上で上級魔法は発動しづらいから小技でかく乱しながら剣術で攻撃するのが理想なんだが、そう簡単にもいかないか。
その時、屋上の床に魔力封印の術式が刻印された。
魔力封印は適用範囲での魔法の使用を封じる術式だ。
「レオ、小細工は無しだ。正々堂々と剣術で決着をつけようではないか」
爺さんは魔法勝負では勝ち目がないとみたのか、剣を構えて俺の出方を窺っている。
魔力封印の適用範囲外まで一時的に退くのもありだが、そうすると逃亡される恐れがある。ここは剣術で勝負するしかない。
爺さんとは稽古で数えきれないほど剣術の勝負をしてきたが勝てたことは一度もない。だが、今の俺なら勝てる可能性はあるはずだ。
俺が黒剣を構えると爺さんが距離を詰めて斬りかかってきた。
そこから何百回と火花散る剣術での攻防が繰り広げられた。一瞬でも気を抜けばやられる戦いだった。
そして遂に俺の黒剣が爺さんの剣を弾き飛ばした。
「レオ、強くなったな」
爺さんは観念したように静かに言った。
俺は右手の黒剣で爺さんに止めを刺す構えをしたが、そうはせずに峰打ちで気絶させると、左手で短剣を見晴台の手すりに乗っていた猫に投げつけた。
ダークグレーの色をした猫はギリギリで短剣を回避したがかすり傷を負った。
「正体見せろよ!俺が爺さんに止めを刺す瞬間は近くに観にくると思ってたぜ」
俺がそう言うと猫は姿を変えて人間のような姿になった。
-------------------------------------
ダークエルフ 魔獣等級:SSS 種族値:1000 個体値:95
HP:2400/2500 MP:2800/2800
-------------------------------------
「クククッ……俺が黒幕だといつ気づいた?」
「確信したのはさっき爺さんの部屋に入った時だ。爺さんが子供の頃の写真にお前が写っていた。猫がそんなに長生きする訳がないからな」
「フフフッ……下等種族にしては中々の洞察力だな」
ダークエルフは不敵な笑みを浮かべている。
「お前の狙いはなんだ?」
「愚問だな。さっき爺がお前に説明していたことだ」
「お前が爺さんの心を操って悪いことをさせていたのか?」
「おいおい誤解に満ちてるぜ、俺は助言こそしたが操作はしていない。お前の爺が世紀の大悪党であることに変わりはないんだぜ……もっとも今から死にいくお前には関係のないこと」
そう言うとダークエルフは魔法を発動した。
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〈闇魔法・暗黒渦巻〉 消費MP:200 残MP:2600/2800
--------------------------------------
ダークエルフが創り出した小さなブラックホールの強烈な引力に周囲の物が吸い寄せられていき、見晴台の柱までもが壊れて引きずり込まれた。
なんて強力な引力なんだ。まずい逃げられない!
その時、ベルが〈移動玄関〉で俺を助けにきてくれた。俺はベルのスキルで引力外へと脱出できた。
「ベル、ありがとう」
「当たり前だ、レオ」
ダークエルフは城外に出た俺を見つけると逃げるのではなく追いかけてきた。これは好都合だ。俺としては城の傍では戦いたくない。
俺は城から遠く離れた荒野まで逃げると立ち止まり振り返った。
「もう鬼ごっこはお終いか?」
ダークエルフが挑発してきた。
「ああ、もう逃げない。ここからはド派手な魔法バトルといこうぜ!」
俺とダークエルフは荒野で向かい合った。ダークエルフは不敵な笑みを浮かべているが関係ない。ここは迷わず先制攻撃だ。
-----------------------------
土魔法・砂漠津波 消費MP:75 残MP:655/740
-----------------------------
砂の暴流がダークエルフをのみこんだが、敵は黒く透明な球体の中に入り無傷だ。
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闇魔法 暗黒球体 消費MP:150 残MP:2450/2800
--------------------------------
「どうした、その程度か?」
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土魔法・砂塵鋭波 消費MP:100 残MP:575/740
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俺は敵の挑発を意に介さず魔法を発動した。砂塵の鋭い波が敵に直撃すると球体にヒビがはいった。
「なんだ、その程度の硬度か」
俺が言い返すとダークエルフから笑みが消えた。
--------------------------------
闇魔法・暗黒支配 消費MP:450 残MP:2000/2800
--------------------------------
辺りが闇に包まれて光も音も消えた。
「フフフッ、これが闇魔法の力だ。真の恐怖を体感するがいい」
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〈無断欠席〉 消費MP:30 残MP:545/740
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これでお互いに敵の位置が不明になったが、周囲の情報が掴めない分だけ俺の方が不利な状況か。
だが、どんな魔法にも発動時間がある。これだけの大技は発動できる時間も短いはずだ。ここは焦れずに効果切れを待つべきだ。
永遠にも思えた待ち時間だったが、数分で敵の魔法の効果が切れて闇が晴れた。
ダークエルフの表情からは焦燥感がみてとれる。
敵の位置が掴めないことへの焦りと恐怖を初めて味わっているのだろう。
だが俺としても〈無断欠席〉を発動しながら土魔法は発動できない。ここは剣術での攻撃に切り替えるか。
俺は敵に慎重に近づくと黒剣で球体のひび割れ部分を攻撃した。すると球体が破壊されて黒剣が敵の体を貫いた。だが敵は一歩も引かずに俺の剣を握った。
「そこか下等種族!」
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炎魔法・火炎連弾 消費MP:30×7 残MP:890/1100
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炎の弾丸が七連発で俺に向かってきたが全弾を回避すると俺もすかさず魔法を発動した。
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土魔法・砂塵暴風 消費MP:20 残MP:720/740
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砂塵の暴風が爺さんを直撃した。この魔法はダメージを与えるというよりは一時的に視界を奪うことが目的だ。
俺は爺さんが目を閉じた隙に一気に距離を詰めて黒剣で攻撃した。だが、ギリギリのところで回避された。
「レオ、まだまだ詰めが甘いな」
この狭い屋上で上級魔法は発動しづらいから小技でかく乱しながら剣術で攻撃するのが理想なんだが、そう簡単にもいかないか。
その時、屋上の床に魔力封印の術式が刻印された。
魔力封印は適用範囲での魔法の使用を封じる術式だ。
「レオ、小細工は無しだ。正々堂々と剣術で決着をつけようではないか」
爺さんは魔法勝負では勝ち目がないとみたのか、剣を構えて俺の出方を窺っている。
魔力封印の適用範囲外まで一時的に退くのもありだが、そうすると逃亡される恐れがある。ここは剣術で勝負するしかない。
爺さんとは稽古で数えきれないほど剣術の勝負をしてきたが勝てたことは一度もない。だが、今の俺なら勝てる可能性はあるはずだ。
俺が黒剣を構えると爺さんが距離を詰めて斬りかかってきた。
そこから何百回と火花散る剣術での攻防が繰り広げられた。一瞬でも気を抜けばやられる戦いだった。
そして遂に俺の黒剣が爺さんの剣を弾き飛ばした。
「レオ、強くなったな」
爺さんは観念したように静かに言った。
俺は右手の黒剣で爺さんに止めを刺す構えをしたが、そうはせずに峰打ちで気絶させると、左手で短剣を見晴台の手すりに乗っていた猫に投げつけた。
ダークグレーの色をした猫はギリギリで短剣を回避したがかすり傷を負った。
「正体見せろよ!俺が爺さんに止めを刺す瞬間は近くに観にくると思ってたぜ」
俺がそう言うと猫は姿を変えて人間のような姿になった。
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ダークエルフ 魔獣等級:SSS 種族値:1000 個体値:95
HP:2400/2500 MP:2800/2800
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「クククッ……俺が黒幕だといつ気づいた?」
「確信したのはさっき爺さんの部屋に入った時だ。爺さんが子供の頃の写真にお前が写っていた。猫がそんなに長生きする訳がないからな」
「フフフッ……下等種族にしては中々の洞察力だな」
ダークエルフは不敵な笑みを浮かべている。
「お前の狙いはなんだ?」
「愚問だな。さっき爺がお前に説明していたことだ」
「お前が爺さんの心を操って悪いことをさせていたのか?」
「おいおい誤解に満ちてるぜ、俺は助言こそしたが操作はしていない。お前の爺が世紀の大悪党であることに変わりはないんだぜ……もっとも今から死にいくお前には関係のないこと」
そう言うとダークエルフは魔法を発動した。
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〈闇魔法・暗黒渦巻〉 消費MP:200 残MP:2600/2800
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ダークエルフが創り出した小さなブラックホールの強烈な引力に周囲の物が吸い寄せられていき、見晴台の柱までもが壊れて引きずり込まれた。
なんて強力な引力なんだ。まずい逃げられない!
その時、ベルが〈移動玄関〉で俺を助けにきてくれた。俺はベルのスキルで引力外へと脱出できた。
「ベル、ありがとう」
「当たり前だ、レオ」
ダークエルフは城外に出た俺を見つけると逃げるのではなく追いかけてきた。これは好都合だ。俺としては城の傍では戦いたくない。
俺は城から遠く離れた荒野まで逃げると立ち止まり振り返った。
「もう鬼ごっこはお終いか?」
ダークエルフが挑発してきた。
「ああ、もう逃げない。ここからはド派手な魔法バトルといこうぜ!」
俺とダークエルフは荒野で向かい合った。ダークエルフは不敵な笑みを浮かべているが関係ない。ここは迷わず先制攻撃だ。
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土魔法・砂漠津波 消費MP:75 残MP:655/740
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砂の暴流がダークエルフをのみこんだが、敵は黒く透明な球体の中に入り無傷だ。
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闇魔法 暗黒球体 消費MP:150 残MP:2450/2800
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「どうした、その程度か?」
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土魔法・砂塵鋭波 消費MP:100 残MP:575/740
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俺は敵の挑発を意に介さず魔法を発動した。砂塵の鋭い波が敵に直撃すると球体にヒビがはいった。
「なんだ、その程度の硬度か」
俺が言い返すとダークエルフから笑みが消えた。
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闇魔法・暗黒支配 消費MP:450 残MP:2000/2800
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辺りが闇に包まれて光も音も消えた。
「フフフッ、これが闇魔法の力だ。真の恐怖を体感するがいい」
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〈無断欠席〉 消費MP:30 残MP:545/740
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これでお互いに敵の位置が不明になったが、周囲の情報が掴めない分だけ俺の方が不利な状況か。
だが、どんな魔法にも発動時間がある。これだけの大技は発動できる時間も短いはずだ。ここは焦れずに効果切れを待つべきだ。
永遠にも思えた待ち時間だったが、数分で敵の魔法の効果が切れて闇が晴れた。
ダークエルフの表情からは焦燥感がみてとれる。
敵の位置が掴めないことへの焦りと恐怖を初めて味わっているのだろう。
だが俺としても〈無断欠席〉を発動しながら土魔法は発動できない。ここは剣術での攻撃に切り替えるか。
俺は敵に慎重に近づくと黒剣で球体のひび割れ部分を攻撃した。すると球体が破壊されて黒剣が敵の体を貫いた。だが敵は一歩も引かずに俺の剣を握った。
「そこか下等種族!」
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