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五章前編 "5人目の怪物"編
エピローグ 陰キャから、ヤリ◯ンクソ野郎へ……
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「で?ちゃんと言える場面を奪われてしまったが、保健室でやけになった勢いで?暴力男に好意は抱くなとアプローチを変えつつ断ったと?」
「はい……」
「おうよく言ったよ、待ってくれも無しにしっかり断った……で?帰さないとばかりに体を押さえ込まれて?二人に色々感謝されていっぱいいっぱいになって?」
「……はい……」
「そのまま?二人に抱きしめられて?抗うこともできず?」
「……できませんでした」
「…………ヤッたと?」
「………………………」
「……えっ?マジ?久島くん初めてを……3人で?」
「ここから健全な関係への修正方法、教えてくれない?中村くん?」
「大変申し訳ありませんが……そのようなトラブルへの対処法は当社の管轄外になりますねぇ……」
翌日、ちゃんと断ったのか、中村くんに呼び出された僕は、昨日同様渡り廊下にて報告をする事になり……顛末を語った。
何がいけなかったんだ……断り方をちゃんと最初の通り格闘技が大変だからにしなかったからか?日を改めるべきだったか?そもそも宮本さん乱入から無理矢理話をしたのがいけなかったのか……。
断って、関係を断つつもりだったのに……。
あの後、僕は宮本さんに比嘉出さん共々手を引かれ、辿り着いたのが煌びやかなホテルで……。
しばらく覚えがないくらいの事があり……。
二人は息を切らして、素肌を晒しベッドの上で赤らみ顔になりながら身体を震わせていた……。
散乱した避妊具が、幾つもあって……ひたすらに僕と比嘉出さんと宮本さんは、熱が冷めるまでぶつかり合った。
つまり……僕は、比嘉出さんと宮本さんと関係を断つつもりが……二人して間違った関係を築いてしまったのである。
おかしいな、僕……窓際陰キャぼっちだったはずなのに、いつの間にヤリ◯ンになったんだろ……。
待った、そもそもヤ◯チンというのは、不特定多数の女性と遊びで肉体関係を持っている事を指す筈だ。まだ僕は二人しかそういった関係になってないし、以後増やしたいという不埒な考えは無い。
むしろ、あの二人にはしっかり、間違えているけど、それでも間違えたなりに真摯に向き合おうとは決めたから……僕はヤリチ◯では無い筈だと、まだなってない!大丈夫だと頭の中で言い訳をしてーー。
「おめでとう!お前は立派な"◯リチン"になった…"性行為"を目的とする、ど腐れヤ◯チンクソ野郎の名に相応しい男になった……」
「ぐぅっはぁああ!?」
許されると思っているのか、嘲笑いながら拍手して罵る中村くんの暴言は事実であるが故に、言い返す事もできず……僕は廊下へうつ伏せに倒れた。
「いやすげーよお前、見習いたく無い意味で、4月まで窓際だったやつがいきなりクラスメイトと、別のクラスから二人も肉体関係築いて?しかもどっちも彼氏居たとこを略奪とか……そういうのって金髪日焼け肌のチャラ男がやるんじゃね?久島、今から金髪にして袖もまくって肌焼いてジョブチェンジしてこいよ、多分似合うぞ?マジでブレイキングケイジに出てくるやべーやつと同じだよ」
「どうしてこうなるかなぁ……選択肢を間違うかなぁ……何が悪かったのかなぁ……はぁ……」
お前はもう陰キャぼっちだなんて言えねぇよ、竿役金髪チャラ男に今すぐジョブチェンジしてこいと促される始末であった。本当、何を間違えたのかな……と嘆く僕に、中村くんは容赦無く畳み掛ける。
「テメーが欲望のままに崩れてなぁなぁで選んだんだろうが、まぁ……幸いなのは?二人して同じ対等な?彼氏彼女で関係ができた事と、テメーがそれに対応できる体力があった事だろうな……お前マジで童貞……だったんだよな?」
「何さ……そうだよ?疑ってる?」
「いや、実はタイに旅行した時に歓楽街で毎日変わる変わる女買って連れ込んでだとか……向こうそんな場所あるし」
「未成年が行けるかぁ!?」
「……因みに覗いたりとか、通りかかったりは?」
「何……興味あるの?やめときなよ破滅するから」
確かにあるけど!?そんな店にはタイには!!失礼にも程があるなと立ち上がりながら叫び、僕ははぁとため息を吐いた。
「けど……そうだよね、最後の最後は僕が選んでしまった……アドバイス貰っておきながら……ごめん」
「いや謝るなよ、確かに目指した場所とは違うが、しっかり着地はできたからいいだろ?お前は関係を清算できたところか、普通じゃあり得ない関係を築いてチェリー卒業して、ハッピーハッピーというやつだ、寧ろ男的には大勝利だろ?羨ましく無いが」
アドバイスの果てがこの結末、謝罪する僕に中村くんは苦笑を見せながら、これもまた解決の一つの形でいいだろとフォローはしてくれた。
「まぁあれだ、夏の間にやらかして取り返しつかない事はするなよ?それだけは言っとくよ……じゃ、あとは頑張れよー」
「……うん」
その間違った関係が、いつまで続くかは知らないが、さらに"間違いは起こすなよ"と、最後通告を宮本くんがして、彼は松葉杖をついて教室に戻った。
僕は……スマホのメッセージアプリを開き、消したはずの比嘉出さんと、宮本さんの名前を確認して……それから写真のアプリを起動した。
「……いや本当、この辺りはしっかり自制と理性をしっかりしよう……」
写真に収められた、絶対に他人には見せられない、二人の姿を見て……僕はしっかり非表示でロックをかけて、間違いをこれ以上起こさない様に戒めた。
夏休みが間近に迫る中……僕こと久島秀忠は……彼女が二人で来てしまったのであった。
「はい……」
「おうよく言ったよ、待ってくれも無しにしっかり断った……で?帰さないとばかりに体を押さえ込まれて?二人に色々感謝されていっぱいいっぱいになって?」
「……はい……」
「そのまま?二人に抱きしめられて?抗うこともできず?」
「……できませんでした」
「…………ヤッたと?」
「………………………」
「……えっ?マジ?久島くん初めてを……3人で?」
「ここから健全な関係への修正方法、教えてくれない?中村くん?」
「大変申し訳ありませんが……そのようなトラブルへの対処法は当社の管轄外になりますねぇ……」
翌日、ちゃんと断ったのか、中村くんに呼び出された僕は、昨日同様渡り廊下にて報告をする事になり……顛末を語った。
何がいけなかったんだ……断り方をちゃんと最初の通り格闘技が大変だからにしなかったからか?日を改めるべきだったか?そもそも宮本さん乱入から無理矢理話をしたのがいけなかったのか……。
断って、関係を断つつもりだったのに……。
あの後、僕は宮本さんに比嘉出さん共々手を引かれ、辿り着いたのが煌びやかなホテルで……。
しばらく覚えがないくらいの事があり……。
二人は息を切らして、素肌を晒しベッドの上で赤らみ顔になりながら身体を震わせていた……。
散乱した避妊具が、幾つもあって……ひたすらに僕と比嘉出さんと宮本さんは、熱が冷めるまでぶつかり合った。
つまり……僕は、比嘉出さんと宮本さんと関係を断つつもりが……二人して間違った関係を築いてしまったのである。
おかしいな、僕……窓際陰キャぼっちだったはずなのに、いつの間にヤリ◯ンになったんだろ……。
待った、そもそもヤ◯チンというのは、不特定多数の女性と遊びで肉体関係を持っている事を指す筈だ。まだ僕は二人しかそういった関係になってないし、以後増やしたいという不埒な考えは無い。
むしろ、あの二人にはしっかり、間違えているけど、それでも間違えたなりに真摯に向き合おうとは決めたから……僕はヤリチ◯では無い筈だと、まだなってない!大丈夫だと頭の中で言い訳をしてーー。
「おめでとう!お前は立派な"◯リチン"になった…"性行為"を目的とする、ど腐れヤ◯チンクソ野郎の名に相応しい男になった……」
「ぐぅっはぁああ!?」
許されると思っているのか、嘲笑いながら拍手して罵る中村くんの暴言は事実であるが故に、言い返す事もできず……僕は廊下へうつ伏せに倒れた。
「いやすげーよお前、見習いたく無い意味で、4月まで窓際だったやつがいきなりクラスメイトと、別のクラスから二人も肉体関係築いて?しかもどっちも彼氏居たとこを略奪とか……そういうのって金髪日焼け肌のチャラ男がやるんじゃね?久島、今から金髪にして袖もまくって肌焼いてジョブチェンジしてこいよ、多分似合うぞ?マジでブレイキングケイジに出てくるやべーやつと同じだよ」
「どうしてこうなるかなぁ……選択肢を間違うかなぁ……何が悪かったのかなぁ……はぁ……」
お前はもう陰キャぼっちだなんて言えねぇよ、竿役金髪チャラ男に今すぐジョブチェンジしてこいと促される始末であった。本当、何を間違えたのかな……と嘆く僕に、中村くんは容赦無く畳み掛ける。
「テメーが欲望のままに崩れてなぁなぁで選んだんだろうが、まぁ……幸いなのは?二人して同じ対等な?彼氏彼女で関係ができた事と、テメーがそれに対応できる体力があった事だろうな……お前マジで童貞……だったんだよな?」
「何さ……そうだよ?疑ってる?」
「いや、実はタイに旅行した時に歓楽街で毎日変わる変わる女買って連れ込んでだとか……向こうそんな場所あるし」
「未成年が行けるかぁ!?」
「……因みに覗いたりとか、通りかかったりは?」
「何……興味あるの?やめときなよ破滅するから」
確かにあるけど!?そんな店にはタイには!!失礼にも程があるなと立ち上がりながら叫び、僕ははぁとため息を吐いた。
「けど……そうだよね、最後の最後は僕が選んでしまった……アドバイス貰っておきながら……ごめん」
「いや謝るなよ、確かに目指した場所とは違うが、しっかり着地はできたからいいだろ?お前は関係を清算できたところか、普通じゃあり得ない関係を築いてチェリー卒業して、ハッピーハッピーというやつだ、寧ろ男的には大勝利だろ?羨ましく無いが」
アドバイスの果てがこの結末、謝罪する僕に中村くんは苦笑を見せながら、これもまた解決の一つの形でいいだろとフォローはしてくれた。
「まぁあれだ、夏の間にやらかして取り返しつかない事はするなよ?それだけは言っとくよ……じゃ、あとは頑張れよー」
「……うん」
その間違った関係が、いつまで続くかは知らないが、さらに"間違いは起こすなよ"と、最後通告を宮本くんがして、彼は松葉杖をついて教室に戻った。
僕は……スマホのメッセージアプリを開き、消したはずの比嘉出さんと、宮本さんの名前を確認して……それから写真のアプリを起動した。
「……いや本当、この辺りはしっかり自制と理性をしっかりしよう……」
写真に収められた、絶対に他人には見せられない、二人の姿を見て……僕はしっかり非表示でロックをかけて、間違いをこれ以上起こさない様に戒めた。
夏休みが間近に迫る中……僕こと久島秀忠は……彼女が二人で来てしまったのであった。
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