10 / 15
第2章
悪役令嬢は勉強することの意味を知る。
しおりを挟む
――――この世界の魔法のようなものは、この世界の人々が長い年月をかけて生み出した技術。
昨晩、友梨の父親がエリザベスに教えてくれたことを思い出す。魔術が様々な知識の結晶であるのと同じく、そういった技術も先人の知識の結晶なのだということを、父親はエリザベスに丁寧に教えてくれた。そして、それを受け継ぐための授業が、学校で行われていると言われたのだが。
「きっと、エリザベスにとって無駄になることは無いと思うよ。」
その言葉の通り、エリザベスにとって学ぶことだらけだった。それは、授業の内容だけではない。———どちらかと言えば、授業の内容は全然頭に入らなかった。
朝、教えてもらった飛行機。馬車のような車。そして、たくさんの人を運ぶ電車。空を飛ぶための魔法は、向こうの世界では数名しか使えない魔法だし、転移は複雑な魔法陣が必要になる。全ての人がそんな技術を享受できる世界には、やはりそれだけの理由があったということ。
初めて電車に乗る時、お風呂のお湯を使う時、つきまとっていた不安も、こうしてその理由に繋がる何かを既に皆が学んでいるのだとしら、エリザベスのようにいちいち恐れることもないだろう。
(ということは、向こうの魔術師に対する偏見や差別のようなものも、そういったことを学ぶ場所さえあれば、もしかして…?)
向こうの世界で魔法陣について学ぶのは、魔力を持つ者に限られており、それはエリザベスの通う学園とは全く違う機関で行われているものだ。
そんなことを考えながら化学式を眺めていたエリザベスは、向こうの世界の学園を思い出す。ギスギスとした貴族社会の縮図。貴族の階級による差別。思わず、重い溜息が零れた。
そこで、ふと新たな考えが過る。これほどの教育を平民でも受けられるという事に感動はしたが、裏を返せば誰しもがこれほどのことを学ばなければいけないのか?ということだ。皆が、喜んでこれほどまでに高等な知識を求めているというのか…と。
「こちらでは、これほどの内容のものを皆様当たり前に受けられるのですか?」
「普通に高校に通っていたら、学ばなきゃいけないことではあるね。」
美知の答えに、エリザベスは驚きを隠せないでいた。あまりにも高すぎる教育の水準。それを本当に必要かどうか、わからないのに学ばされるということ。それに思い当たれば、自分のやってきたことは大した苦労ではないかもしれないと感じた。
(自分ばかりが、何でこんなに大変な思いをしなければならないのかと思っていたのに…。)
必死で書き写したノートを見ながら、「これらは全ての人に必要なものとお考えなのでしょうか。」とおずおずと質問してみれば、美知は「さあね。」とそっけなく答えただけだった。
必要かどうかわからないものを、学ばされるというのはどういう気持ちなのだろうか。自分にとってお妃教育は、必要だと思えたから頑張れた。
婚約破棄されて、それらが無駄になると思った時の絶望感を思い出し、美知に同情の目を向けると「でもね、」と言って美知が言葉を続けた。
「勉強した内容もいつ役に立つかわからないし、それにさ、勉強したっていう事実がくれる自信みたいなものが大事だったりするんじゃないかな。」
そう言われて、エリザベスの中で何か固い重しのようなものがスーッと消えていったような気がした。
「誰の受け売りだよ。」と、いつの間にか近くに来ていた健太郎の声がして、「はは、中学校の時の塾の先生。」と美知が答えている。そんな会話を聞きながら、エリザベスは下を向く。気を抜けば泣いてしまいそうだった。気を張って、少し疲れてもいたし、少し情緒不安定なのだと自分を鼓舞する。
すると、頭にそっと手が置かれた。
「エリたんは、自信を持って良いんだよ。そんでね、もうそんなに頑張らなくても良いんだよ。」
美知の声がして、いよいよエリザベスの目から涙が零れ落ちた。
「ああああ、エリたん泣かないで。ほら、これガンガン使っちゃっていいから!」
鼻を啜るエリザベスのために、美知がティッシュを差出した。しかし、そう言われても、向こうの世界で紙は高級品だ。エリザベスがおそるおそるそれを鼻に当てれば、少しだけ優しい香りがした気がした。
頬杖をついて心配そうに見ている美知と、優しく笑う健太郎に、エリザベスは背筋を伸ばすと、「ちょっと、目にゴミが入っただけですわ。」と、赤くなった目で言った。
お昼ご飯は、美知とエリザベスが向かい合ってそれぞれ持って来たお弁当を広げた。隣の席では健太郎と数名の男子が、ビニール袋からパンを取り出して食べている。厨房も無いのに食事が簡単にとれてしまうような状況に、エリザベスは――今日は本当に驚く事ばかりだ。——と思った。
「午後の最初は体育だから、体育着に着替えないとだね。」
「たいいくとは、どんな授業でございますか?」
「ああ、運動。外で身体動かすの。」
もぐもぐと口を動かしながら話すことははしたないと教わってきたが、こちらの世界ではそんなことも無いらしい。せっかくだから、少しお行儀の悪いことをしてみても良いかもしれないと、エリザベスは口許を押さえて美知に質問をした。
「剣術といったようなものでございますか? それとも、馬術とか?」
「そんな小難しいことはしないよ。でも、エリたん。剣振れるの?」
首を傾げる美知に、エリザベスはふふんと胸を張る。
「当然ですわ。少しは身を守れるようにと、幼少のころから教師がついておりましたから。」
「じゃあ、健太郎と対決してみる?」
得意げなエリザベスに、ちょっと意地悪してみたくなったらしい美知が言った。自分の名前が聞こえたのか、近くで既に食事を終えたらしい健太郎が振り向いた。
「馬鹿なこと、言ってんなよ。」
「こう見えて、やつ、剣道部。」
「ケン、ドーブ? ドーブとは、どういう意味なのでしょう?」
エリザベスの返答に、健太郎は吹き出し、美知は「ドーブはねぇ、そうだなぁ。何だろうなぁ。」とふざけたように言っている。また変なことを言ってしまったらしいと、エリザベスは頬を赤くして、「またからかいましたのね!」とそっぽを向いた。
そんなエリザベスを見て「ははは」と楽しそうに笑う健太郎の笑顔が、ふいに記憶と繋がる。絵梨の部屋。写真と呼ばれる本物のような絵姿。その中に父親以外で唯一映る男性が健太郎ではなかったか? それは、エリのスマホの中にもあった。
思わず繋がった記憶に、見てはいけないもの見てしまったような気持ちになって、赤くなった頬をますます赤くしてエリザベスが俯いていると、「今日、急遽保健に変更だってさ!」と、教室の前の扉から声がした。何やら騒がしくなる教室。
そして、ひとりの男子が、「5時間目は保健!」と黒板に大きくチョークで書いた。
昨晩、友梨の父親がエリザベスに教えてくれたことを思い出す。魔術が様々な知識の結晶であるのと同じく、そういった技術も先人の知識の結晶なのだということを、父親はエリザベスに丁寧に教えてくれた。そして、それを受け継ぐための授業が、学校で行われていると言われたのだが。
「きっと、エリザベスにとって無駄になることは無いと思うよ。」
その言葉の通り、エリザベスにとって学ぶことだらけだった。それは、授業の内容だけではない。———どちらかと言えば、授業の内容は全然頭に入らなかった。
朝、教えてもらった飛行機。馬車のような車。そして、たくさんの人を運ぶ電車。空を飛ぶための魔法は、向こうの世界では数名しか使えない魔法だし、転移は複雑な魔法陣が必要になる。全ての人がそんな技術を享受できる世界には、やはりそれだけの理由があったということ。
初めて電車に乗る時、お風呂のお湯を使う時、つきまとっていた不安も、こうしてその理由に繋がる何かを既に皆が学んでいるのだとしら、エリザベスのようにいちいち恐れることもないだろう。
(ということは、向こうの魔術師に対する偏見や差別のようなものも、そういったことを学ぶ場所さえあれば、もしかして…?)
向こうの世界で魔法陣について学ぶのは、魔力を持つ者に限られており、それはエリザベスの通う学園とは全く違う機関で行われているものだ。
そんなことを考えながら化学式を眺めていたエリザベスは、向こうの世界の学園を思い出す。ギスギスとした貴族社会の縮図。貴族の階級による差別。思わず、重い溜息が零れた。
そこで、ふと新たな考えが過る。これほどの教育を平民でも受けられるという事に感動はしたが、裏を返せば誰しもがこれほどのことを学ばなければいけないのか?ということだ。皆が、喜んでこれほどまでに高等な知識を求めているというのか…と。
「こちらでは、これほどの内容のものを皆様当たり前に受けられるのですか?」
「普通に高校に通っていたら、学ばなきゃいけないことではあるね。」
美知の答えに、エリザベスは驚きを隠せないでいた。あまりにも高すぎる教育の水準。それを本当に必要かどうか、わからないのに学ばされるということ。それに思い当たれば、自分のやってきたことは大した苦労ではないかもしれないと感じた。
(自分ばかりが、何でこんなに大変な思いをしなければならないのかと思っていたのに…。)
必死で書き写したノートを見ながら、「これらは全ての人に必要なものとお考えなのでしょうか。」とおずおずと質問してみれば、美知は「さあね。」とそっけなく答えただけだった。
必要かどうかわからないものを、学ばされるというのはどういう気持ちなのだろうか。自分にとってお妃教育は、必要だと思えたから頑張れた。
婚約破棄されて、それらが無駄になると思った時の絶望感を思い出し、美知に同情の目を向けると「でもね、」と言って美知が言葉を続けた。
「勉強した内容もいつ役に立つかわからないし、それにさ、勉強したっていう事実がくれる自信みたいなものが大事だったりするんじゃないかな。」
そう言われて、エリザベスの中で何か固い重しのようなものがスーッと消えていったような気がした。
「誰の受け売りだよ。」と、いつの間にか近くに来ていた健太郎の声がして、「はは、中学校の時の塾の先生。」と美知が答えている。そんな会話を聞きながら、エリザベスは下を向く。気を抜けば泣いてしまいそうだった。気を張って、少し疲れてもいたし、少し情緒不安定なのだと自分を鼓舞する。
すると、頭にそっと手が置かれた。
「エリたんは、自信を持って良いんだよ。そんでね、もうそんなに頑張らなくても良いんだよ。」
美知の声がして、いよいよエリザベスの目から涙が零れ落ちた。
「ああああ、エリたん泣かないで。ほら、これガンガン使っちゃっていいから!」
鼻を啜るエリザベスのために、美知がティッシュを差出した。しかし、そう言われても、向こうの世界で紙は高級品だ。エリザベスがおそるおそるそれを鼻に当てれば、少しだけ優しい香りがした気がした。
頬杖をついて心配そうに見ている美知と、優しく笑う健太郎に、エリザベスは背筋を伸ばすと、「ちょっと、目にゴミが入っただけですわ。」と、赤くなった目で言った。
お昼ご飯は、美知とエリザベスが向かい合ってそれぞれ持って来たお弁当を広げた。隣の席では健太郎と数名の男子が、ビニール袋からパンを取り出して食べている。厨房も無いのに食事が簡単にとれてしまうような状況に、エリザベスは――今日は本当に驚く事ばかりだ。——と思った。
「午後の最初は体育だから、体育着に着替えないとだね。」
「たいいくとは、どんな授業でございますか?」
「ああ、運動。外で身体動かすの。」
もぐもぐと口を動かしながら話すことははしたないと教わってきたが、こちらの世界ではそんなことも無いらしい。せっかくだから、少しお行儀の悪いことをしてみても良いかもしれないと、エリザベスは口許を押さえて美知に質問をした。
「剣術といったようなものでございますか? それとも、馬術とか?」
「そんな小難しいことはしないよ。でも、エリたん。剣振れるの?」
首を傾げる美知に、エリザベスはふふんと胸を張る。
「当然ですわ。少しは身を守れるようにと、幼少のころから教師がついておりましたから。」
「じゃあ、健太郎と対決してみる?」
得意げなエリザベスに、ちょっと意地悪してみたくなったらしい美知が言った。自分の名前が聞こえたのか、近くで既に食事を終えたらしい健太郎が振り向いた。
「馬鹿なこと、言ってんなよ。」
「こう見えて、やつ、剣道部。」
「ケン、ドーブ? ドーブとは、どういう意味なのでしょう?」
エリザベスの返答に、健太郎は吹き出し、美知は「ドーブはねぇ、そうだなぁ。何だろうなぁ。」とふざけたように言っている。また変なことを言ってしまったらしいと、エリザベスは頬を赤くして、「またからかいましたのね!」とそっぽを向いた。
そんなエリザベスを見て「ははは」と楽しそうに笑う健太郎の笑顔が、ふいに記憶と繋がる。絵梨の部屋。写真と呼ばれる本物のような絵姿。その中に父親以外で唯一映る男性が健太郎ではなかったか? それは、エリのスマホの中にもあった。
思わず繋がった記憶に、見てはいけないもの見てしまったような気持ちになって、赤くなった頬をますます赤くしてエリザベスが俯いていると、「今日、急遽保健に変更だってさ!」と、教室の前の扉から声がした。何やら騒がしくなる教室。
そして、ひとりの男子が、「5時間目は保健!」と黒板に大きくチョークで書いた。
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる