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伸びた髪
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あの再会から時は進み、俺は今、入浴を終えてシアに髪の毛を乾かしてもらっていた。二週間はタオルで頑張っていた俺だが今はシアの魔法である風が髪に吹く。
「本当に二週間よく生きていたな」
この短時間で俺が魔力なしとしっかり見て確認したであろうシアが感心と呆れが混ざったような声で言った。
「まあね」
俺の髪を乾かすシアの優しい手つきが心地いいが今の俺は髪が短いのですぐに終わってしまう。
「髪、前に戻してやろうか?」
最後の仕上げというように俺の髪を手櫛で撫でつけながら言うシアに俺は悩んだ。自分的には長い方が好きだが、今世の短めも周りの反応は悪くなかったと思う。
「どっちが似合うと思う?」
「どちらも似合うが長い方がやはりフィーには合っていると思う」
シアの答えを聞いて流石よく分かってるなと俺は頷き、彼に戻してほしいと頼んだ。彼は一度笑うと、俺の髪を戻した。
突然伸びたことになるので重みを感じたが視界に長くなった髪が入り、俺は手で触れた。
「おお、久しぶり!」
「ふふ、似合うよ」
自分の髪を片側に集めてみたり、片手でおさえ後ろにまとめてみるなどして俺ははしゃいでしまう。
「ありがとう。やっぱり落ち着くよ、俺な感じがして。はは、お礼にシアの方は俺がタオルで頑張って乾かそうか?」
「ああ、頼むよ」
「まかせて」
少し冗談が入っていた言葉だとシアの方も気付いているようだがのってきたので俺はタオルを借り、彼の髪を乾かした。もちろん魔法ではない為、時間がかかったがその間にいろいろと話した。その中に今日、母に贈った物の話をされ、俺の恥ずかしい思い出を知ったとシアの口から語られそうになったので彼の口を手で塞いでやった。この話は禁句だからだ。シアは俺の行動に笑いながら俺の手を口から剥がしていたがあの様子ではまたいつか言いそうだと思った。まあ、また塞いでやるつもりだ。
それから髪を乾かし終えた俺達は夕食が済んでいなかったが遅くなった為、諦めて今日はこのままここで寝ることにした。部屋は他にもあって俺一人で寝ることも出来たが俺が離れたくなかったのでシアに一緒に寝ようと誘い、二人で寝ることになった。
俺も今日は歩き疲れたし、シアの方も会った時の服装から外からの帰りで疲れているだろうなと思いながら俺は宿舎と比べ物にならない柔らかなベッドへ横になった。それから俺が心地のいい体勢を探していると明かりを消し、シアも同じベッドに入ってくる。
「おやすみ、シア」
返事がなく、俺はシアの方を向くと彼が心配そうにこちらを見ているのが外のわずかな光で薄らと分かった。
「……寝て起きたら、フィーが消えているとかはないだろうか」
「はは、ないよ。心配なら手でもつないでてあげようか?」
手をシアに差し出せば握り返し、抱きしめてもきた。俺はどうしようか悩んだが不安そうなら仕方ないかと思い、もう一度シアに言った。
「おやすみ、シア」
「おやすみ、フィー」
今度は返事があったことに俺は安心して、目を閉じた。
「本当に二週間よく生きていたな」
この短時間で俺が魔力なしとしっかり見て確認したであろうシアが感心と呆れが混ざったような声で言った。
「まあね」
俺の髪を乾かすシアの優しい手つきが心地いいが今の俺は髪が短いのですぐに終わってしまう。
「髪、前に戻してやろうか?」
最後の仕上げというように俺の髪を手櫛で撫でつけながら言うシアに俺は悩んだ。自分的には長い方が好きだが、今世の短めも周りの反応は悪くなかったと思う。
「どっちが似合うと思う?」
「どちらも似合うが長い方がやはりフィーには合っていると思う」
シアの答えを聞いて流石よく分かってるなと俺は頷き、彼に戻してほしいと頼んだ。彼は一度笑うと、俺の髪を戻した。
突然伸びたことになるので重みを感じたが視界に長くなった髪が入り、俺は手で触れた。
「おお、久しぶり!」
「ふふ、似合うよ」
自分の髪を片側に集めてみたり、片手でおさえ後ろにまとめてみるなどして俺ははしゃいでしまう。
「ありがとう。やっぱり落ち着くよ、俺な感じがして。はは、お礼にシアの方は俺がタオルで頑張って乾かそうか?」
「ああ、頼むよ」
「まかせて」
少し冗談が入っていた言葉だとシアの方も気付いているようだがのってきたので俺はタオルを借り、彼の髪を乾かした。もちろん魔法ではない為、時間がかかったがその間にいろいろと話した。その中に今日、母に贈った物の話をされ、俺の恥ずかしい思い出を知ったとシアの口から語られそうになったので彼の口を手で塞いでやった。この話は禁句だからだ。シアは俺の行動に笑いながら俺の手を口から剥がしていたがあの様子ではまたいつか言いそうだと思った。まあ、また塞いでやるつもりだ。
それから髪を乾かし終えた俺達は夕食が済んでいなかったが遅くなった為、諦めて今日はこのままここで寝ることにした。部屋は他にもあって俺一人で寝ることも出来たが俺が離れたくなかったのでシアに一緒に寝ようと誘い、二人で寝ることになった。
俺も今日は歩き疲れたし、シアの方も会った時の服装から外からの帰りで疲れているだろうなと思いながら俺は宿舎と比べ物にならない柔らかなベッドへ横になった。それから俺が心地のいい体勢を探していると明かりを消し、シアも同じベッドに入ってくる。
「おやすみ、シア」
返事がなく、俺はシアの方を向くと彼が心配そうにこちらを見ているのが外のわずかな光で薄らと分かった。
「……寝て起きたら、フィーが消えているとかはないだろうか」
「はは、ないよ。心配なら手でもつないでてあげようか?」
手をシアに差し出せば握り返し、抱きしめてもきた。俺はどうしようか悩んだが不安そうなら仕方ないかと思い、もう一度シアに言った。
「おやすみ、シア」
「おやすみ、フィー」
今度は返事があったことに俺は安心して、目を閉じた。
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