龍は暁に啼く

高嶺 蒼

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第二部 旅のはじまり~小さな娼婦編~

小さな娼婦編 第十話

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 朝早く目を覚まし、床で眠る自分の傍らに寄り添うように横になるアレサを見て首を傾げながら、彼女を柔らかな寝台に横たえた雷砂は、店頭に立つ用心棒にまた来ると伝えて、急ぎ宿へと戻った。

 やらなければならないことはたくさんある。
 時間は無駄には出来なかった。

 宿に戻った雷砂は、まずイルサーダの部屋を尋ねた。
 まだ眠っていたのか、寝乱れた寝間着姿のまま、目をこすりながら出てきたイルサーダに向かって単刀直入に問う。


 「金貨を50枚ほど手っ取り早く稼ぎたいんだけど、いい方法ってないかな?」

 「金貨50枚~?随分な大金ですねぇ。地道に稼いでも中々貯まらないでしょうし・・・・・・ああ。冒険者ギルドはどうですか?」

 「冒険者ギルド?」


 小首を傾げる雷砂に、イルサーダが説明を付け加える。


 「登録制の自由組合です。草原にもたまに来たでしょう?商人とかの護衛を請け負った冒険者や、珍しい薬草の採取の依頼を受けた冒険者が」


 そう言われて、雷砂はぽんと手を打ち合わせる。
 草原を訪れる人達のほとんどは護衛を連れていて、その護衛のほとんどは冒険者だと聞いたことがあった。
 雷砂自身、薬草を採取に来た集団を案内したことがある。
 彼らは、草原の依頼はBランク以上じゃないと受けれられないんだと教えてくれた事があったが、あれは冒険者のランクのことだったのかと今更ながらに気づいた。


 「ああ。確かに。何人か、案内したことがあるな」

 「高ランクの冒険者になれば、報奨金の高い依頼も受けられますし、雷砂ならそこそこ稼げると思いますよ?」

 「冒険者か。なるほどな」

 「冒険者ギルドの事務所は町の中央部にあるはずですよ。まあ、町の人に聞けば誰でも知ってると思いますけど」


 あくびをかみ殺しながら、イルサーダが教えてくれる。


 「ありがとう、イルサーダ。早速行ってみる。朝早くから悪かったな」


 雷砂はイルサーダに礼を言って、彼の部屋を後にした。
 その冒険者ギルドにすぐ向かいたいところだったが、なんと言ってもまだ早朝だ。
 まだ開いていないかもしれないし、セイラの顔を見てから出かけたい気もした。

 たった一晩、一緒に居なかっただけなのに、セイラを恋しく思う自分の想いに気づいて雷砂は困ったように笑う。
 旅の間、いつも一緒に居るから癖になってしまったに違いない。
 常に彼女の気配が側にある事に。

 もうすぐ、ここで補給を終えて次に向かう場所が旅の分岐点。
 そこで、雷砂は一座とは別の場所を目指すのだ。
 一生の別れとは思わないが、しばらくの間セイラの元へ行くことは叶わなくなる。


 (少しずつ、慣らしておかないとな。セイラと会わなくても、我慢できるように)


 そんなことを考えながら、雷砂はそうっと自分とセイラの部屋のドアを開けた。彼女は眠っているだろうと、そう配慮して。
 だが、その配慮は必要なかったとすぐに分かる。
 ドアを開けた瞬間、雷砂は待ちかまえていたセイラの腕に抱きしめられていた。

 すごい力で抱きしめられて、苦しくはないがちょっと驚いて目を白黒させている雷砂の横をすり抜けるように、ロウが部屋を出ていく。
 なんでロウがここに?と不思議に思いながら忠実な僕の姿を目で追うと、その視線を感じたロウが後ろめたそうにちらりと雷砂を見た。
 その顔は、なんだか妙に疲れているように見えた。


 「マスター。ロウは頑張った。ロウは、悪くない。・・・・・・多分」


 そんな言葉を残して、ロウはフラフラと部屋を出ていく。
 雷砂の後ろでパタンと扉が閉まる音がした。


 「セイラ?どうしたの??」


 そろそろと両手をあげて、自分にしがみつくように抱きついている恋人の背中に回す。
 宥めるようにその背中を撫で、しがみついたまま離れず、返事も返してくれないセイラに困り、仕方がないから抱きついたままのセイラの太股の下に手を差し入れて持ち上げると、そのまま運んでベッドの上に座らせた。

 やっと腕がゆるんで彼女の顔を見た雷砂は、セイラの瞳が泣きそうに潤んでいるのを見てぎょっとする。
 彼女を泣かせるような事をしたつもりはないが、知らないうちに何かしてしまったのか、何かあったのか。
 雷砂は静かにうろたえながら、手を伸ばして一筋こぼれた涙をそっと指先でぬぐった。


 「セイラ?何かあった?」


 瞳をのぞき込み、再び尋ねる。
 どこまでも優しく、愛情を込めて彼女の腕や背中をさすりながら。
 その優しい仕草に、声音に、セイラは瞳を揺らし、再び涙を落とす。
 そして震える声で驚くような質問を投げかけた。


 「・・・・・・雷砂は、もう私に飽きちゃったの?」


 その質問に、雷砂は驚きのあまり目を丸くして固まった。
 一体全体、何がどうしてそんな質問が出てくるのか、訳が分からなかった。
 故に問い返す。


 「飽きる?なんで??」


 本当に訳が分からないという声音に、セイラは少し拗ねたような目で雷砂を見た。
 本当に分からないのか、と。
 だが、本当に分からないのだ。自分の何が、セイラを泣かせてしまったのか。


 「昨日、帰って来なかったくせに」


 そう言われ、雷砂は首を傾げる。
 確かに昨日は外泊をした。
 だが、ロウに頼んで伝言して貰ったはずだが、伝わらなかったのだろうか。


 「えっと、その事はごめん。でも、ロウに伝言を頼んだんだけど、伝わらなかった?」


 素直に謝って問うと、セイラはぷいっと雷砂から顔を背けてしまう。


 「雷砂の伝言は聞いたわ。用事があって帰れないって」

 「じゃあ、どうして?」


 怒ってるのはなんで?と言外に尋ねる雷砂に、セイラはちらりと愛しい少女の顔を見る。
 雷砂は本当に困った顔をしていた。特に後ろめたそうな顔はしていない。
 自分の疑いはただの誤解かもしれないと思いつつも、糾弾せずにはいられなかった。


 「昨日、どこにいたの?」

 「ん?ああ。ちょっと娼館に泊まらせて貰ってた」


 思い切って口に出した問いに、あっさりと答えを返されて唖然とするセイラ。
 てっきりごまかしてくるかと思ったのに、雷砂の表情にはなんの曇りもない。
 怒って拗ねている自分がバカみたいだと思いつつ、後に引けない思いでセイラは言葉を続けた。


 「他の女のところに泊まったんでしょ?私を1人寝させておいて」

 「他の女っていっても相手は・・・・・・」


 言い掛けてやっと、セイラが何に怒っているのか分かった気がした。
 いや、怒っているというよりも、悲しんでいるのかもしれない。
 雷砂の気持ちが自分から離れてしまったのではないかと、勘違いして。


 「相手は、誰なのよ。私より、好きになっちゃったの?」


 セイラの唇が震える。こみ上げる感情を、涙をこらえるように。
 雷砂は思わず彼女に抱きついて頬をすり寄せた。甘えるように、自分の思いを伝えるように。
 反射的に雷砂を抱き返しながら、セイラは唇を尖らせる。


 「そ、そうやってごまかすつもりね。そ、そんなんじゃ、ごまかされないんだから」


 そんな彼女の声すら愛おしい。
 雷砂は間近からセイラの瞳を見つめて微笑んだ。


 「ごまかすつもりなんかない。大好きだよ、セイラ。他の人に、目移りする余地がないくらいに」


 そんな真っ直ぐな告白に、セイラの顔が更に赤く色づいた。


 「だ、だから、そんなんじゃごまかされな・・・・・・」


 セイラの言葉を飲み込むように、雷砂は彼女の唇を奪った。
 唇を割って彼女の舌をからめ取り、優しく蹂躙する。
 そうして思う存分彼女の唇を味わった後、鼻と鼻をそっと触れあわせたまま、


 「これでも分からない?オレは、結構セイラに夢中なんだけどな」


 分かって貰えなくて悲しいと、眉尻を下げてみせれば、セイラは慌てたように、


 「そ、そんなことない!その、疑ってごめんなさい・・・・・・」


 しょぼんとして謝ってきた。
 無事に疑いは晴れたようだ。
 それはそれとして、しょんぼりしつつも熱のこもった潤んだ瞳でこちらを見つめるセイラは何とも可愛くて。その唇が、雷砂を誘うように艶っぽく濡れて光っていた。


 「いいよ。わかってくれれば、それでいい」


 そう言いながら雷砂は再び吸い寄せられるようにセイラの唇に唇を寄せた。
 待ったましたとばかりに絡みついてくるセイラの熱い舌を優しく愛撫し、雷砂は長いキスを堪能する。

 セイラに初めてキスを教えられてから大分たつ。
 今では雷砂もすっかりこの唇と唇のコミュニケーションの虜だった。


 「大好きだよ、セイラ」


 唇を離し、瞳をのぞき込んでささやけば、


 「私も、大好き」


 セイラも答えてくれる。幸せそうに、微笑んで。
 そんなセイラを見つめながら、再び雷砂は自問する。
 もうすぐくる、この人と会えない時間を、自分は耐えることができるのか、と。
 答えはでない。まだ。
 その時が来ても、きっと迷いも未練も残るだろう。
 それでも、守りきる自信がないなら彼女と離れるべきなのだ。それもこれも、全ては自分が弱いせい。


 「強く、なりたいな」


 ぽつりと呟く。
 その声を聞き、セイラがびっくりしたような顔をする。
 そして可笑しそうに笑った。


 「強く?雷砂は十分強いじゃない。それだけ強くてまだ足りないの?」

 「うん、足りない。まだ全然。もっと、強くならないと」

 「ふうん。もっと、か。雷砂は欲張りね」


 セイラの笑みを含んだ声。その響きが耳に優しい。


 「うん。欲張りなんだ」


 答えながら、セイラの肩に頬を寄せ鼻先を彼女の首筋に押し当てる。
 甘やかな彼女の匂いを吸い込んで、雷砂は満足そうな吐息を漏らした。

 そう、自分は欲張りだ。
 もっともっと強くなって、大切なものをみんな守りたい。
 大切な人の側にいても、その人が安心して過ごせるくらい、強い自分を手に入れたかった。


 「セイラ、大好き」


 口元に柔らかな笑みを浮かべて、再びささやく。
 耳朶を震わせる甘い響きにセイラはとろけるように微笑んで、雷砂を抱きしめる腕に力を込める。
 雷砂もまた、セイラの想いに答えるように、彼女の体に身をすり寄せた。
 そうして2人はしばし、甘すぎるほどに甘い時間を共に過ごすのだった。

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