56 / 545
第一部 幼年期
第五十六話 姉様とぼく③
しおりを挟む
いつものように、父様の書庫へ入り浸っていたら、小さな侵入者が入ってきた。
数日前にこの屋敷にやってきた弟のような存在。
将来は、もしかしたら結婚することになるかもしれない相手。
シュリ、という名の小さな男の子は、リュミスにとって珍しく気になる相手だった。
小さくて可愛くて、なんだか愛おしい。
見ているとなんだか鼻の奥の方がむずむずする。
人付き合いが苦手なリュミスは、家族以外にそれほど親しい相手も無く過ごしてきた。
はっきり言って他人にそれほど興味はないし、人と話すより本を読んでいる時間の方が余程有意義だし楽しかった。
そんな彼女が、シュリと出会って少しだけ変わった。
どんなに面白い本が手元にあっても、何故かシュリの方が気になるのだ。
気が付くとついついシュリの動きを目で追っている自分がいる。そんなことは初めてだった。
そして、今日もやはりシュリが気になって仕方がない。
リュミスが通り抜けた書庫のドアの隙間から、よちよちと上手に歩いて入ってきたシュリは、文句なしに可愛かった。
リュミスは、それまで夢中で呼んでいた高等魔法の応用について論じている書物を閉じて、シュリの様子をじっと伺う。
シュリは目の前の本棚を見上げて目を輝かせ、それから何を考えたのか、本を引っ張り出しては積み重ね始めた。
しかも重たい本ばかり。
まだ赤ちゃんなのにものすごい力である。
(すごい。さすが私の未来のお婿さん)
ぽっと頬を赤らめて、リュミスは音もなくシュリに近づいていく。
そして後ろから声をかけた。
「本で遊んじゃ、ダメ」
びっくりしたように振り向いて、まん丸な目でこちらを見上げるシュリがたまらなく可愛くて、リュミスは持っていた本を傍らに置くと、いそいそとしゃがみ込んでシュリの銀色の髪を思う存分撫でた。
シュリの髪は柔らかくさらさらで、指の隙間を通る感触がなんとも気持ちいい。
(ああ。いけない。癖になりそう……)
そんなことを思いつつ、怒られたと思ったのか、ちょっと不安そうにこちらを見上げるシュリを安心させるように、
「本で遊んじゃダメ、だけど、シュリは可愛いから許す」
さっきの言葉を速攻で訂正する。
本をおもちゃにしていたのが、アリスやミリシアなら許しはしないが、シュリの可愛さは正義だった。
怒ることなど、出来そうにない。
むしろ、もっともっとなで回して、シュリの手触りを余すことなく感じたかった。
それに、シュリが本を積み上げたのにはきっと理由があるはず、とリュミスは確信していた。
故に問いかける。何か見たい本はあったのか、と。
頷くシュリに、やっぱり、とそんな思いが浮かび上がる。
きっとその本はシュリの背が届かない高いところにあるのだろう。
シュリは、届かない分の高さを積み上げた本で補おうとしていたのだ。
(私の未来のお婿さんは、頭も良い)
うんうんと頷き、リュミスはシュリの体を抱き上げた。
8歳のリュミスにはちょっぴり重いが、腕の中のシュリの抱き心地が最高なので、むしろ役得だろう。
どれ?と問いかければ、打てば響くようにシュリの可愛らしい指が一冊の本を指し示す。
それは昔、リュミスがもう少し小さかった頃に読んだことのある本だった。
『誰でも簡単!初級魔法の基礎』という本をリュミスが初めて手に取ったのは、3歳の誕生日を過ぎた頃だったと思う。
魔法を覚えるとっかかりとしては、中々に分かりやすい内容の本だった。
魔法の天才児と呼ばれるリュミスが魔法に興味を持った年よりも更に早い、シュリの魔法への興味の発露に驚愕しつつも、思わず口元に笑みが浮かぶ。
それでこそ、魔女の婿にふさわしいとそんな思いと共に。
シュリを床へそっと下ろし、本を抜き出して手渡すと、シュリが天使のように笑った。
雷に打たれたように体が硬直し、鼻の奥のむずむずが最高潮になる。
いけない、と反射的に鼻を押さえた。
つつぅ~っと生温かい液体が鼻からこぼれ落ちる。
「いけない、鼻血が」
そう呟いて、何か押さえるものをと片手でスカートのポケットを探っていると、
「りゅみ?じょーぶ??」
そんな可愛い声としぐさで心配してくれる天使の姿。
煩悩が揺さぶられ、鼻血の勢いが増しそうなのを察知したリュミスは、
「ありがとう、シュリ。私は大丈夫。変態な私のことは気にせず、ささ、早く本を」
冷静にそう促した。
シュリに構ってもらえるのは嬉しいが、今はまずい。
下手をしたら、鼻血で出血多量に陥る危険性すらある、とリュミスはどこまでも真面目にそう考えた。
ばかげた可能性だが、まるでない訳ではないという事が恐ろしい。
リュミスの言葉に素直に従ったシュリが本を開くのを横目で確認し、急いで止血作業へ移る。
早く止血を終えて、シュリと一緒に本を読むのだと、そんな一心で。
驚異のスピードで止血し、やっとシュリに目を戻せば、開いた本を目の前になんだかがっくりと肩を落とすちっちゃな後ろ姿。
(本が、気に入らなかったのかな?)
きゅうっと首を傾げながら、その後ろ姿に見入る。
丸っこい頭のてっぺんのつむじが見えて、それが何とも可愛い。
思わずきゅんとして、気が付けば指を伸ばしていた。
そして指先をつむじに押し当てて、そうっと力を入れてみる。
「う?」
頭を前に押されたシュリが、そんな声を上げる。
くすりと笑って更に力を込めてみた。
「う??おぉ???」
前に倒れないように頑張るシュリが可愛くて、ついつい指先に力が入った。
だが、思いの外シュリは力強く、流石に疲れてきたリュミスはぱっと手を離した。
それが悲劇を呼ぶとも知らないままに。
「うおっ??あうっ!」
後頭部からの圧力に必死に抵抗していたシュリは、その圧力がぱっと消えた瞬間、勢いよく後ろに倒れた。
それはもう、豪快に。
ごんっ、と何とも痛そうな音がして仰向けに寝ころんだシュリが目をまん丸くするのをリュミスはじっと見守った。
その大きな目にじわじわと涙がたまっていき、そしてついには泣きだすところも。
(……泣いてるシュリ、可愛い)
仰向けのまま、えぐえぐと泣くシュリのほっぺを恍惚とした表情でつつく。
ふくふくしたほっぺたの感触は、病みつきになりそうで危険だった。
しばらくそうしていたが、不意にはっとする。
(いけない。このままではシュリに嫌われる!)
それだけはどうあっても避けなければならなかった。
なぜなら未来のシュリのお嫁さんになるには、シュリから一番に好かれなければいけないのだから。
リュミスは慌ててシュリを抱き上げて、膝の上であやすように揺らす。
それから最近修得した浮遊魔法で、小さい子にも分かりやすく、男の子も好きそうな英雄譚を自分の手元に引き寄せた。
「ごめんね?シュリ。痛かった」
言いながら、シュリの後頭部を優しく撫でる。
すべすべのほっぺにもキスを落とし、涙を綺麗に舐めとると、シュリがくすぐったそうに笑った。
(良かった。泣きやんだ)
ほっとしながら、シュリの背中を自分の胸にぴったりくっつけるように座り直させて、本を開く。
「これ、私の好きな英雄の話。読んであげる」
「あう!」
リュミスの言葉に、シュリが元気よく返事を返す。そんなシュリの様子に口元を優しく微笑ませ、リュミスはゆっくりと物語を読み始めた。
きれいな声で、丁寧に、時間をかけて。
少しでも長く、シュリと二人の時間を過ごせるように。
そんな彼女の願いのまま、誰の邪魔が入ることもなく、本が読み終わるまでのしばしの時間、リュミスはシュリとの触れ合いを思う存分堪能したのだった。
数日前にこの屋敷にやってきた弟のような存在。
将来は、もしかしたら結婚することになるかもしれない相手。
シュリ、という名の小さな男の子は、リュミスにとって珍しく気になる相手だった。
小さくて可愛くて、なんだか愛おしい。
見ているとなんだか鼻の奥の方がむずむずする。
人付き合いが苦手なリュミスは、家族以外にそれほど親しい相手も無く過ごしてきた。
はっきり言って他人にそれほど興味はないし、人と話すより本を読んでいる時間の方が余程有意義だし楽しかった。
そんな彼女が、シュリと出会って少しだけ変わった。
どんなに面白い本が手元にあっても、何故かシュリの方が気になるのだ。
気が付くとついついシュリの動きを目で追っている自分がいる。そんなことは初めてだった。
そして、今日もやはりシュリが気になって仕方がない。
リュミスが通り抜けた書庫のドアの隙間から、よちよちと上手に歩いて入ってきたシュリは、文句なしに可愛かった。
リュミスは、それまで夢中で呼んでいた高等魔法の応用について論じている書物を閉じて、シュリの様子をじっと伺う。
シュリは目の前の本棚を見上げて目を輝かせ、それから何を考えたのか、本を引っ張り出しては積み重ね始めた。
しかも重たい本ばかり。
まだ赤ちゃんなのにものすごい力である。
(すごい。さすが私の未来のお婿さん)
ぽっと頬を赤らめて、リュミスは音もなくシュリに近づいていく。
そして後ろから声をかけた。
「本で遊んじゃ、ダメ」
びっくりしたように振り向いて、まん丸な目でこちらを見上げるシュリがたまらなく可愛くて、リュミスは持っていた本を傍らに置くと、いそいそとしゃがみ込んでシュリの銀色の髪を思う存分撫でた。
シュリの髪は柔らかくさらさらで、指の隙間を通る感触がなんとも気持ちいい。
(ああ。いけない。癖になりそう……)
そんなことを思いつつ、怒られたと思ったのか、ちょっと不安そうにこちらを見上げるシュリを安心させるように、
「本で遊んじゃダメ、だけど、シュリは可愛いから許す」
さっきの言葉を速攻で訂正する。
本をおもちゃにしていたのが、アリスやミリシアなら許しはしないが、シュリの可愛さは正義だった。
怒ることなど、出来そうにない。
むしろ、もっともっとなで回して、シュリの手触りを余すことなく感じたかった。
それに、シュリが本を積み上げたのにはきっと理由があるはず、とリュミスは確信していた。
故に問いかける。何か見たい本はあったのか、と。
頷くシュリに、やっぱり、とそんな思いが浮かび上がる。
きっとその本はシュリの背が届かない高いところにあるのだろう。
シュリは、届かない分の高さを積み上げた本で補おうとしていたのだ。
(私の未来のお婿さんは、頭も良い)
うんうんと頷き、リュミスはシュリの体を抱き上げた。
8歳のリュミスにはちょっぴり重いが、腕の中のシュリの抱き心地が最高なので、むしろ役得だろう。
どれ?と問いかければ、打てば響くようにシュリの可愛らしい指が一冊の本を指し示す。
それは昔、リュミスがもう少し小さかった頃に読んだことのある本だった。
『誰でも簡単!初級魔法の基礎』という本をリュミスが初めて手に取ったのは、3歳の誕生日を過ぎた頃だったと思う。
魔法を覚えるとっかかりとしては、中々に分かりやすい内容の本だった。
魔法の天才児と呼ばれるリュミスが魔法に興味を持った年よりも更に早い、シュリの魔法への興味の発露に驚愕しつつも、思わず口元に笑みが浮かぶ。
それでこそ、魔女の婿にふさわしいとそんな思いと共に。
シュリを床へそっと下ろし、本を抜き出して手渡すと、シュリが天使のように笑った。
雷に打たれたように体が硬直し、鼻の奥のむずむずが最高潮になる。
いけない、と反射的に鼻を押さえた。
つつぅ~っと生温かい液体が鼻からこぼれ落ちる。
「いけない、鼻血が」
そう呟いて、何か押さえるものをと片手でスカートのポケットを探っていると、
「りゅみ?じょーぶ??」
そんな可愛い声としぐさで心配してくれる天使の姿。
煩悩が揺さぶられ、鼻血の勢いが増しそうなのを察知したリュミスは、
「ありがとう、シュリ。私は大丈夫。変態な私のことは気にせず、ささ、早く本を」
冷静にそう促した。
シュリに構ってもらえるのは嬉しいが、今はまずい。
下手をしたら、鼻血で出血多量に陥る危険性すらある、とリュミスはどこまでも真面目にそう考えた。
ばかげた可能性だが、まるでない訳ではないという事が恐ろしい。
リュミスの言葉に素直に従ったシュリが本を開くのを横目で確認し、急いで止血作業へ移る。
早く止血を終えて、シュリと一緒に本を読むのだと、そんな一心で。
驚異のスピードで止血し、やっとシュリに目を戻せば、開いた本を目の前になんだかがっくりと肩を落とすちっちゃな後ろ姿。
(本が、気に入らなかったのかな?)
きゅうっと首を傾げながら、その後ろ姿に見入る。
丸っこい頭のてっぺんのつむじが見えて、それが何とも可愛い。
思わずきゅんとして、気が付けば指を伸ばしていた。
そして指先をつむじに押し当てて、そうっと力を入れてみる。
「う?」
頭を前に押されたシュリが、そんな声を上げる。
くすりと笑って更に力を込めてみた。
「う??おぉ???」
前に倒れないように頑張るシュリが可愛くて、ついつい指先に力が入った。
だが、思いの外シュリは力強く、流石に疲れてきたリュミスはぱっと手を離した。
それが悲劇を呼ぶとも知らないままに。
「うおっ??あうっ!」
後頭部からの圧力に必死に抵抗していたシュリは、その圧力がぱっと消えた瞬間、勢いよく後ろに倒れた。
それはもう、豪快に。
ごんっ、と何とも痛そうな音がして仰向けに寝ころんだシュリが目をまん丸くするのをリュミスはじっと見守った。
その大きな目にじわじわと涙がたまっていき、そしてついには泣きだすところも。
(……泣いてるシュリ、可愛い)
仰向けのまま、えぐえぐと泣くシュリのほっぺを恍惚とした表情でつつく。
ふくふくしたほっぺたの感触は、病みつきになりそうで危険だった。
しばらくそうしていたが、不意にはっとする。
(いけない。このままではシュリに嫌われる!)
それだけはどうあっても避けなければならなかった。
なぜなら未来のシュリのお嫁さんになるには、シュリから一番に好かれなければいけないのだから。
リュミスは慌ててシュリを抱き上げて、膝の上であやすように揺らす。
それから最近修得した浮遊魔法で、小さい子にも分かりやすく、男の子も好きそうな英雄譚を自分の手元に引き寄せた。
「ごめんね?シュリ。痛かった」
言いながら、シュリの後頭部を優しく撫でる。
すべすべのほっぺにもキスを落とし、涙を綺麗に舐めとると、シュリがくすぐったそうに笑った。
(良かった。泣きやんだ)
ほっとしながら、シュリの背中を自分の胸にぴったりくっつけるように座り直させて、本を開く。
「これ、私の好きな英雄の話。読んであげる」
「あう!」
リュミスの言葉に、シュリが元気よく返事を返す。そんなシュリの様子に口元を優しく微笑ませ、リュミスはゆっくりと物語を読み始めた。
きれいな声で、丁寧に、時間をかけて。
少しでも長く、シュリと二人の時間を過ごせるように。
そんな彼女の願いのまま、誰の邪魔が入ることもなく、本が読み終わるまでのしばしの時間、リュミスはシュリとの触れ合いを思う存分堪能したのだった。
10
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる