196 / 545
第二部 少年期のはじまり
SS 注文の多い○○……?②
しおりを挟む
※2017/11/1 内容を一部変更しました。
・ジュディスの場合
放課後の屋内プール。
泳ぎの苦手なシュリは、居残り練習を申し渡されて、一人プールへやってきた。
そこには、心優しく知的な美人で、とってもスタイルが良いと評判のジュディス先生が、シュリに泳ぎを教える為に待っていてくれた。
先生を待たせてしまったと慌てたシュリは、ジュディス先生に駆け寄る。
「ジュディス先生っ!待たせちゃってごめんなさい!!」
「大丈夫よ、シュリ君。先生、そんなに待ってないから」
先生はきれいな笑顔でにっこりと微笑む。
シュリはそんな先生の顔に一瞬ぽっと見とれて足を止めかけたが、これ以上先生を待たせてはいけないと、走るスピードを上げた。そんなシュリを見て、先生は慌てて声をかける。
「シュリ君、足下が濡れていて危ないわ。気をつけ……」
その言葉を最後まで聞かないうちに、シュリの足がつるっと滑り、前に勢いよくつんのめっていた。
小さな体が勢いよく宙に舞う。
「危ないっ!シュリ君!!」
それを受け止めようと進み出るジュディス先生。
転びそうになったシュリは、奇跡のような正確さで、ジュディス先生の胸の谷間に顔をつっこんだ。
いわゆるラッキースケベというやつである。
その胸のあまりの柔らかさに、思わず顔を真っ赤にするシュリ。
なんだか変な気分にもなってきて、シュリはもじもじと内ももをすり寄せた。
だが、ジュディス先生はそんな生徒の様子に気づくことなく、更に追い打ちをかけるようにシュリをぎゅっと抱きしめる。シュリの顔を、胸に押しつけるようにして。
「よかったわ、転ばないですんで。シュリ君、けがはないかしら?」
「せっ、せんせぇ。ぼ、ぼく。ぼく……」
「どうしたの??」
「なんだか、その、おかしいんです」
「おかしいって、なにが?ちょっと見せてくれる??やっぱりけがをしたのかもしれないわね??」
先生はそう言いながら、立たせたシュリの体を両手で撫で回しながら確認していく。
その優しい手のひらが与えてくれる、まるで愛撫のような刺激に、シュリは幼い頬を更に赤くした。呼吸が徐々に荒くなり、幼い身体がぴくん、ぴくんと震える。
だが、先生はそんなこと気づかない。
「あら?」
「なっ、なんですか??先生……」
「シュリ君の胸のそこ、ちょっと腫れてないかしら」
「そっ、そんなこと……ないと思いますけど。普通、ですよ?」
「そうかしら?でも、ほら」
言いながら、ジュディス先生は、柔らかな手の平でシュリの幼い胸板を優しくさすった。
途端に、シュリの身体がびくんと跳ねる。
「んっ!?」
「あら?痛かったのかしら??心配だわ……」
「あ、あのあの。その、だいじょうぶ、ですから」
シュリは主張するが、先生はきっぱりと首を横に振った。
「だめよ?こう言うのは、ちゃんと治療しないと!せめて、応急処置だけさせてもらわなくちゃ」
「おうきゅう、しょち?」
潤んだ瞳で、シュリが先生を見上げる。ちょっと不安そうな顔で。
そんなシュリを安心させるように、ジュディス先生が微笑む。
「大丈夫よ。痛く、しないからね??」
ジュディス先生はそう言って治療を開始した。
正直そんなの治療なんて言わない。言わないけど、つっこんじゃいけないんだろうから我慢する。
うん、まだ許容範囲だし。
シュリが内心そんな事を思っていることなどいざ知らず、先生は艶っぽく笑う。 そして、微笑みながら彼女はシュリの身体の上で指先を滑らせた。
下へ向かって。
そして、半ズボン型の水着のところでその指先を止めて、
「先生の治療で、ここをこんなに固くしちゃうなんて……」
唇の端をきゅうっとつり上げた。
シュリはそんな先生の顔を困ったように見上げて、そして……
「いやいや?固くはなってないでしょ?」
素でそう返した。
「いえいえ、シュリ様、そこは固くなった設定で返してもらえませんと。ジュディス先生としても困ってしまいます」
「え~??もう良いでしょ??流石にここから先は覚えきれてないし。ジュディスのシナリオ、ちょっと長すぎるんだもん」
「むぅ……ですが、仕方ありません。後もつかえていることですし。続きは、次の機会にとっておきます」
「とっておくんだ……」
「もちろんです。熟考した、秀逸で理想的なシナリオですので」
「そ、そう……じゃあ、また、いつか……機会があったら、ね?」
シュリの返事に、ジュディスはにっこりと微笑む。
ジュディスが作ったシナリオの、この先のとんでもない展開をすでに知っているシュリは、その機会が出来れば来ないといいんだけどなぁ、とこっそり苦笑いをするのだった。
・ジュディスの場合
放課後の屋内プール。
泳ぎの苦手なシュリは、居残り練習を申し渡されて、一人プールへやってきた。
そこには、心優しく知的な美人で、とってもスタイルが良いと評判のジュディス先生が、シュリに泳ぎを教える為に待っていてくれた。
先生を待たせてしまったと慌てたシュリは、ジュディス先生に駆け寄る。
「ジュディス先生っ!待たせちゃってごめんなさい!!」
「大丈夫よ、シュリ君。先生、そんなに待ってないから」
先生はきれいな笑顔でにっこりと微笑む。
シュリはそんな先生の顔に一瞬ぽっと見とれて足を止めかけたが、これ以上先生を待たせてはいけないと、走るスピードを上げた。そんなシュリを見て、先生は慌てて声をかける。
「シュリ君、足下が濡れていて危ないわ。気をつけ……」
その言葉を最後まで聞かないうちに、シュリの足がつるっと滑り、前に勢いよくつんのめっていた。
小さな体が勢いよく宙に舞う。
「危ないっ!シュリ君!!」
それを受け止めようと進み出るジュディス先生。
転びそうになったシュリは、奇跡のような正確さで、ジュディス先生の胸の谷間に顔をつっこんだ。
いわゆるラッキースケベというやつである。
その胸のあまりの柔らかさに、思わず顔を真っ赤にするシュリ。
なんだか変な気分にもなってきて、シュリはもじもじと内ももをすり寄せた。
だが、ジュディス先生はそんな生徒の様子に気づくことなく、更に追い打ちをかけるようにシュリをぎゅっと抱きしめる。シュリの顔を、胸に押しつけるようにして。
「よかったわ、転ばないですんで。シュリ君、けがはないかしら?」
「せっ、せんせぇ。ぼ、ぼく。ぼく……」
「どうしたの??」
「なんだか、その、おかしいんです」
「おかしいって、なにが?ちょっと見せてくれる??やっぱりけがをしたのかもしれないわね??」
先生はそう言いながら、立たせたシュリの体を両手で撫で回しながら確認していく。
その優しい手のひらが与えてくれる、まるで愛撫のような刺激に、シュリは幼い頬を更に赤くした。呼吸が徐々に荒くなり、幼い身体がぴくん、ぴくんと震える。
だが、先生はそんなこと気づかない。
「あら?」
「なっ、なんですか??先生……」
「シュリ君の胸のそこ、ちょっと腫れてないかしら」
「そっ、そんなこと……ないと思いますけど。普通、ですよ?」
「そうかしら?でも、ほら」
言いながら、ジュディス先生は、柔らかな手の平でシュリの幼い胸板を優しくさすった。
途端に、シュリの身体がびくんと跳ねる。
「んっ!?」
「あら?痛かったのかしら??心配だわ……」
「あ、あのあの。その、だいじょうぶ、ですから」
シュリは主張するが、先生はきっぱりと首を横に振った。
「だめよ?こう言うのは、ちゃんと治療しないと!せめて、応急処置だけさせてもらわなくちゃ」
「おうきゅう、しょち?」
潤んだ瞳で、シュリが先生を見上げる。ちょっと不安そうな顔で。
そんなシュリを安心させるように、ジュディス先生が微笑む。
「大丈夫よ。痛く、しないからね??」
ジュディス先生はそう言って治療を開始した。
正直そんなの治療なんて言わない。言わないけど、つっこんじゃいけないんだろうから我慢する。
うん、まだ許容範囲だし。
シュリが内心そんな事を思っていることなどいざ知らず、先生は艶っぽく笑う。 そして、微笑みながら彼女はシュリの身体の上で指先を滑らせた。
下へ向かって。
そして、半ズボン型の水着のところでその指先を止めて、
「先生の治療で、ここをこんなに固くしちゃうなんて……」
唇の端をきゅうっとつり上げた。
シュリはそんな先生の顔を困ったように見上げて、そして……
「いやいや?固くはなってないでしょ?」
素でそう返した。
「いえいえ、シュリ様、そこは固くなった設定で返してもらえませんと。ジュディス先生としても困ってしまいます」
「え~??もう良いでしょ??流石にここから先は覚えきれてないし。ジュディスのシナリオ、ちょっと長すぎるんだもん」
「むぅ……ですが、仕方ありません。後もつかえていることですし。続きは、次の機会にとっておきます」
「とっておくんだ……」
「もちろんです。熟考した、秀逸で理想的なシナリオですので」
「そ、そう……じゃあ、また、いつか……機会があったら、ね?」
シュリの返事に、ジュディスはにっこりと微笑む。
ジュディスが作ったシナリオの、この先のとんでもない展開をすでに知っているシュリは、その機会が出来れば来ないといいんだけどなぁ、とこっそり苦笑いをするのだった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
美醜逆転世界の学園に戻ったおっさんは気付かない
仙道
ファンタジー
柴田宏(しばたひろし)は学生時代から不細工といじめられ、ニートになった。
トラックにはねられ転移した先は美醜が逆転した現実世界。
しかも体は学生に戻っていたため、仕方なく学校に行くことに。
先輩、同級生、後輩でハーレムを作ってしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる