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ひのま

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沓澤 萌奈美 Kutsuzawa Monami 究極のひとりえっち

第5話

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 私たちのいる個室に先生の足音が近づいてくる。
 トイレの扉の下の隙間から、私たちの靴が見える。
 とっさに私はふたのしまったままの便器の上に座った。
 ミルクティーは扉の下の隙間から少しはみ出てしまっている。

『おい、誰かいるのか』

 何も答えずに、私はただ黙っている。

『誰もいないのか?』

 お願い!早く行って!

「俺入ってる」
「っ?!?!」

 ええええええ!!!
 なんで答えちゃうのーーーー!!!
 さっきから良太くん、単純すぎなんですけど!!!!
 単純バカ系不良なのかも。

『奥村か?腹の具合どうだ?』
「まあまあっす、てかなんで職員用トイレ使わないんすか」
『ちょっと、まあ、間に合わなそうだったんだよ』

 やばい…
 また妄想スイッチが………

「そうなんすか、てか先生」
『なんだ?』
「精子くせーっす」
『は?!』

 ちょ、ちょっと良太くん!!
 私は思わず良太くんの袖を引っ張った。
 必死に首を振って早く追い出すように目配せした。

『そんなわけないだろう、デマカセいうな!
 あと腹の具合大丈夫なら授業戻ってこい!』
「はーい。
 先生も早くイカないと、授業やべっすよ?」
『はいはい、わかったわかった。
 とにかく待ってるからな!
 来なかったら、無理くりにでもそこをこじ開けていくからな!』

 どうしよう…
 また、また…
 2人の会話がエロい方向にしか聞こえなくなってきちゃったよ…

「っっ………」

 私の顔が火照っているのがわかる。
 良太くんは私が顔を赤くしているのをみて少しにやりとした。
 どうしよう、良太くんも見てるのに……
 お願い、早く!

「わかったっすよ、こっちも用済ませてからイキますよ」
『わかったよ』

 ガチャン

 先生が出て行った。

「んんっ」
「ほら、これ、飲むんだろ?」

 そう言ってさっき倒したミルクティーを渡される。
 気を使ってか、きちんとズボンでトイレの床についた部分を拭いてから渡してくれた。

「いら、ないっ」
「『先生のミルク』ティーなのに?」
「ちがうっ」
「もっと声あげたら、『無理くりにでもここをこじ開け』てくれるってさ」

 そう言って良太くんは私のあそこを指差す。
 体全体がビクついた。

「やっ、やだっ」
「ほら、もっと欲しがれよ」

 そう言ってトイレの便座の上で身動きが取れない私の腕を片手で押さえつけ、空いた片手で冷えたミルクティーを頬へとつけた。

「ひゃぅ」

 冷たくてますますビクついてしまう。
 そしてそのまま冷えたペットボトルをつつつと体に沿わせてどんどん下へと降りてくる。
 そして太ももまでペットボトルが当てられる。

「やっやだあ…はなしてっ」
「こじ開けてほしいんだろ?」

 そのままペットボトルはスカートの中に入ってきて、直に冷たさが触れてきた。

「ひゃあっっ!!」
「お前、やっぱりノーパンじゃねえの?」

 そう言って器用にペットボトルを持っている手の小指ですっとスカートをめくった。
 私は必死に抵抗しようと足をジタバタさせたけど全然敵わない。

「ほら、やっぱノーパンじゃん」
 

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