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ひのま

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神内 唯 Jinnai Yui 秘密

第2話

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「待ってたよ、唯ちゃん?」

 ああ、この声。私はこの声が好き。

「会長・・・」

 生徒会長の橘啓介(たちばなけいすけ)先輩。

「ここに来たってことは、答え出したってことだよね?」
「・・・はい」
「昨日の約束、覚えてる?」
「はい」


 『ねえ、唯ちゃん?』
 『な、なんですか?』
 『僕はそろそろしたいんだけど?』
 『したいって?』
 『セックス』
 『で、でも私たち付き合ってないですよ?』
 『でも君は、生徒会の活動がない日もここに来て、僕とキスをしたり、それ以上のこともする』
 『そ、それは』
 『君は、僕のこと好きなの?』
 『え、えっと・・・』
 『もう、いいよ、じゃあ。』
 『ま、待ってください!明日まで、明日まで待ってください!』
 『・・・じゃあ、明日答え出すまでここで待ってるから。こなかったらもう、2度と君とこんなことはしない』


 私が生徒会長と関係を持ったのはいつのことかもう覚えていない。けれど、私たちはもう何度も愛のない触れ合いを繰り返してきたことは確かだ。
 私は本当はもっと先のことまでしたい。
 けれど、私にはそれをためらう理由がある。
 1つ目は、先輩が女たらしらしいこと。
 私は最後までやって、捨てられるのが怖かった。だからためらっていた。
 そして、もう1つの理由は・・・

「先輩。1つだけ聞いてもいいですか?」
「なに?」
「私とセックスしたら、私のこと捨てますか?」
「どうして?」
「先輩は、私のこと本当に好きですか?」
「好きだよ」
「私、愛のないセックスはしたくありません」
「へえ、そう。じゃあ、してみよ?」

 先輩は強引に私の腕を引っ張る。

「きゃっ」

 そして私は壁へと追いやられる。

「唯ちゃん。僕はね、愛のあるセックスをしたことがないんだよ?
 今までしてきた子は簡単にイッちゃうからつまんなかった。ただキスに舌を絡めてすこし愛撫しただけなのにさ」
「せ、先輩?」

 先輩の顔が怖い。しかし、私には逃げ場がない。

「でも、君は違う。いつまで経っても僕に本心を見せてくれない。ねえ、何か隠してるの?」
「か、隠してなんかないでっん!」

 先輩にキスをされ、服を脱がされる。

「んー、隠してるよね?」

 そしてブラジャーの中に手を入れる。

「どうして正直に言ってくれないのかな?」
「せ、せんぱっ」
「悪い子にはオシオキ、しなきゃね?」

 そう言うと先輩は、私のブラジャーを素早く外し、窓ガラスに私の胸を押し付けるように、強く押される。
 私の胸が外にも見えているかもしれないと思うと、とても恥ずかしい。

「せんぱいっ!恥ずかしいっ」
「じゃあ、隠してること言ってよ?」
「それは、言えないです」
「へえ、まだ言えないの?」

 そういうと先輩は私のスカートを下げた。
 お尻を後ろに突き出していて、この格好はとても恥ずかしい。

「じゃあ、なんとしても言わせるね?」
「んんっ!!」

 先輩は私のパンツを力強く引っ張る。私のあそこにパンツが強く食い込む。
 痛い、とても痛い。
 自分でも濡れてきているのがわかる。

「せんぱいっいたいっ」
「君が素直に言ってくれればこんなことしないよ?」

 濡れてきているあそこのラインを先輩が指でなぞる。
 なぞりながら耳を舐められる。

「んふっ、もう、もうだめっ」

 そして先輩の指が穴に入ってくる。ねちねちといやらしい音を立てながら抜いたり差したりを繰り返している。

「やあ、やだっ、んん、せんぱいっ」
「言う気になった?」
「いいますっ、いうから!だからっ」
「だから?」
「イクときは、いっしょが、いいですっ」

 そういうと先輩が動かす手を止めた。
 そして、私の体液で濡れた手を舐めた。

「だめです、汚いからっ」
「好きな子の体液は全部おいしいから」
「うう・・・」
「んで、秘密ってなに?」
「わ、私・・・」

 遂に、私のこと秘密を打ち明ける日がやってきてしまった。

「興奮すると・・・胸から、ミルクが・・・」
「ちゃんと言ってくれないとわかんないなあ」
「イクときに母乳が出ちゃうんです!」

 ああ、言っちゃった・・・。
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