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ひのま

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蓮野 苺 Renno Ichigo 彼氏の家で

第3話

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「えっ?」
「俺でフェラすればいいじゃん」
「だめです!」
「なんで?コツとか教えてあげるよ??」

 そんなことできるわけがない。
 いくらお兄ちゃんとはいえ、そんなことをしたら浮気と同じだ。

「周人を喜ばせたいのは俺もだから」
「えっ?」
「な、利害一致したっしょ?
 俺は周人を喜ばせるために練習台になってやってるの」
「健人さん………」
「じゃ、」

 そう言って健人さんはじじじ、ズボンのチャックを下げて、自分のものを出した。

「ほら、ここ触って」

 健人さんに導かれるがままに、私は手を伸ばした。

「あ、あつい」
「ちょっと興奮しちゃってさ、だからここいじればすぐ勃つよ」

 手を使って健人さんのモノをいじる。
 だんだん硬くなって、勃ってきたのが私にもわかる。

「んで、ここで軽く息を吹きかけてみて?」

 ふぅー、と息をかけると、健人さんのものがびくびくっと痙攣した。

「咥えて」
「うむぅ」

 無理やり咥えさせられて、喉の奥まで熱いのがくる。
 苦しい。

「もっと舌を使って、裏筋舐めて?」
「うっはぅ」
「そーそ、もっと、唾液だして、なめらかに動かす」
「んっ」

 じゅるじゅると卑猥な音がなる。
 健人さんのものを咥えているので私はお尻を突き出しているような感じになる。
 やっぱりこんなところ周人くんに見られたくない!

「やめれす!しゅうとふんが、きちゃ」
「まーだ、ほら、吸いあげながら上下に舐めて?」
「やらっ、も、あっんん」

 頭を無理くり押さえつけられる。

「上手!気持ちよくなってきた」
「んんっ、んん」

 だんだん健人さんのモノがあつく、かたく、大きくなってきたのがわかる。

「いいよ。いいよ、イっちゃいそうだわ」
「んん、やだっ、ん!」

 ガチャ   びゅるるるるる

 扉が開いたのと健人さんがイッたのはほとんど同じだった。
 口の中が健人さんの精子でいっぱいで私はむせてしまった。

「おい、何してんだよ」
「なにって、フェラ?」
「なんで、アニキがしてんだよ」
「あ、苺ちゃん、周人にフェラするときはちゃんと精子ごっくんしないとだめだよ」
「おい!」

 周人くんが声を荒げた。
 ごめんなさい、私がこんなことしたから…

「あのな、周人」

 そういってさっきのエロ本を周人くんに投げた。

「こんなもん、部屋に置いてたらな、不安になるだろーがよ。
 オクテなくせに、こんなんあったら、私にはなにも求めてないのかなって不安にさせるに決まってるだろ?」

 確かにそうですけど…
 でも、私は悪いことしちゃったのは事実だし…

「そうだったのか、苺ちゃん」

 首を縦にも横にも振れない。
 どうすればいいんだろう。
 
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