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9章 ~ひさめんとこと京都からの使者、スパイ(ry~
その3
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「やっと会えたね…姉さん?」
入ってきたのは一人の少年。
「ゲ…」
「…」
少年はしばらく教室見回していたが、少したってたら、
「…アレ?」
といって、出ていった。
「一体何?あれ」
そのあと、
「やっと会えたね…姉さん?」
また来た。
「…」
またしばらく見回して、
「…おかしいなぁ…」
また出ていく。
そしてまた
「やっと会えたね…姉さ…」
「いい加減にしなさい!」
「痛い!」
流石に突っ込みが入った。
「いきなり蹴りを入れるなんて!どんな教育を受けてきたんだ!」
「うるさいの!さっきからガラガラカラガラ、ポケ◯ンか!?」
「ポケ◯ンなんかじゃない!僕の名前は土筆だ!」
アリスと少年が言い合っている間に、紫園が萌に小声で尋ねる。
「知ってる人?」
「例の癖の強い弟っすよ…」
「…それはわかりました…でも…」
「なにあのデカイぬいぐるみ」「なんですかあの大きな人形は」
土筆は胸に身長の半分くらいある熊のぬいぐるみを抱いている。
「それはっすね…」
「この教室に姉さんがいるはずなんだ!出せ!」
「姉さん?なまえは?」
「…和泉菫」
「あ」
「…そんなの居たっけ?」
「…あー、居なかったんじゃないっすか?」
「…ちょっとそこの人…」
土筆が萌に近づく。
「な、なんすか?」
「…まさか…姉さん…?」
「…」
「…信じられない…」
「姉さん!あなた、和泉の跡継ぎであるという自覚は!?その髪の色!しゃべり方!すべてがおかしい!」
「…おかしくなんてないじゃないっすか」
「いーや!これからあなたは和泉の正当なる跡継ぎとして京都へ帰って来てもらいます!髪も元の色へ戻してください!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「…なに、あんたは」
「あ、あの堂出さん…菫さんはこちらへ来て日も浅いですし…」
「そんなことは知らない!」
「此方は帰らないっすよ」
「…はぁ?」
「帰らないって言ってるっす」
「何を言って…」
「あんな家はお断りっすよ!堅苦しいしきたりも!全てがうんざりなんすよ!」
「…姉さん…」
「…此方はあの家は継がないっす。帰ってそれだけ伝えてほしいっす」
「…そうは行かない!父さんの病気が悪化してもう先は長くないんだ!だから姉さんに帰ってきてもらわないと…」
「そうっすか、建前はわかったっす。じゃあ…」
萌は土筆からぬいぐるみを取り上げた。
「本音を聞かせてほしいっす」
「…どういうこと?」
紫園が首をかしげるのとほぼ同時、土筆が急に涙目になった。
「…やだ」
震える声で土筆が呟く。
「…え?」「なに?」「どうしたんですか?」
三人は呆気にとられている。
「…お姉ちゃんと一緒じゃないとやだぁぁぁ!!」
といっていきなり萌に抱きついた。
「…」「…」「…」
ボーゼン、である。
入ってきたのは一人の少年。
「ゲ…」
「…」
少年はしばらく教室見回していたが、少したってたら、
「…アレ?」
といって、出ていった。
「一体何?あれ」
そのあと、
「やっと会えたね…姉さん?」
また来た。
「…」
またしばらく見回して、
「…おかしいなぁ…」
また出ていく。
そしてまた
「やっと会えたね…姉さ…」
「いい加減にしなさい!」
「痛い!」
流石に突っ込みが入った。
「いきなり蹴りを入れるなんて!どんな教育を受けてきたんだ!」
「うるさいの!さっきからガラガラカラガラ、ポケ◯ンか!?」
「ポケ◯ンなんかじゃない!僕の名前は土筆だ!」
アリスと少年が言い合っている間に、紫園が萌に小声で尋ねる。
「知ってる人?」
「例の癖の強い弟っすよ…」
「…それはわかりました…でも…」
「なにあのデカイぬいぐるみ」「なんですかあの大きな人形は」
土筆は胸に身長の半分くらいある熊のぬいぐるみを抱いている。
「それはっすね…」
「この教室に姉さんがいるはずなんだ!出せ!」
「姉さん?なまえは?」
「…和泉菫」
「あ」
「…そんなの居たっけ?」
「…あー、居なかったんじゃないっすか?」
「…ちょっとそこの人…」
土筆が萌に近づく。
「な、なんすか?」
「…まさか…姉さん…?」
「…」
「…信じられない…」
「姉さん!あなた、和泉の跡継ぎであるという自覚は!?その髪の色!しゃべり方!すべてがおかしい!」
「…おかしくなんてないじゃないっすか」
「いーや!これからあなたは和泉の正当なる跡継ぎとして京都へ帰って来てもらいます!髪も元の色へ戻してください!」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「…なに、あんたは」
「あ、あの堂出さん…菫さんはこちらへ来て日も浅いですし…」
「そんなことは知らない!」
「此方は帰らないっすよ」
「…はぁ?」
「帰らないって言ってるっす」
「何を言って…」
「あんな家はお断りっすよ!堅苦しいしきたりも!全てがうんざりなんすよ!」
「…姉さん…」
「…此方はあの家は継がないっす。帰ってそれだけ伝えてほしいっす」
「…そうは行かない!父さんの病気が悪化してもう先は長くないんだ!だから姉さんに帰ってきてもらわないと…」
「そうっすか、建前はわかったっす。じゃあ…」
萌は土筆からぬいぐるみを取り上げた。
「本音を聞かせてほしいっす」
「…どういうこと?」
紫園が首をかしげるのとほぼ同時、土筆が急に涙目になった。
「…やだ」
震える声で土筆が呟く。
「…え?」「なに?」「どうしたんですか?」
三人は呆気にとられている。
「…お姉ちゃんと一緒じゃないとやだぁぁぁ!!」
といっていきなり萌に抱きついた。
「…」「…」「…」
ボーゼン、である。
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