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10章 ~ひさめんとこの来客~
その2
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『………この大うつけがぁぁぁぁ!!!!』
「…」キーン
突然の大声に耳が痛くなる。
『お前警官なのじゃろ?なんじゃこの街の犯罪率は!?ここに来るまでにたくさんの犯罪を見かけたぞ!』
「…あー、やっぱりあれやったのあなたですか?」
『当たり前じゃ!私を誰だと思っとる?』
「…それは…」
『それにじゃ!』
「聞けよ」
『途中とんでもない変態にも襲われたぞ!突然家に来ないかと話しかけてきた!なんじゃこの街の治安の悪さは!』
「普段はこんなんじゃないし運が悪かったと思ってください!それに変態に襲われるのはその見た目のせいで…」
『誰が淫乱ボディーじゃぁぁぁぁ!!!!』
「そんなことは言ってない!」
『もうよい!こっちにお前もこい!直接あって話してやる!』
「いや、こっちにも都合が…」
ブツッ
切れた。
「…相変わらず自分勝手な…」
と、言いつつも移動を開始する大沢であった。
「ふぅ、文句を言ったら少しだけスッキリしたわい」
「そりゃああれだけ好き勝手言えばスッキリするだろうね」
「それもそうじゃな。気が向いたら謝らねばならぬな。それはそうと和馬。お前背が伸びたのぅ」
「はは、ありがとう。先生は変わらないよね」
「そうか?」
「うん。…俺が高校の時からずっと同じ」
「身長がちっちゃいままだ」
「なんじゃ、文句でもあるのか?」
銀髪の少女こと
結衣(62歳、身長115cm)
「そりゃあまあロリコンにも襲われるよね」
「全く…外面よりも内面を見て判断すればよかろうに…」
「ただいま」
玄関の方から音が聞こえた。
「お、紫園が帰ってきたかな」
「紫園?お前の弟か?」
「そう」
「………」
「今そこにいる子」
「なんだ、駅で道案内してくれた子供ではないか」
「…どうも」
和馬に歩み寄って、
「…この人誰?」
小声で尋ねる。
「俺の高校の時の担任の先生」
「ふーん。ちっさいね」
「でしょ?」
「なんか失礼なことを言われたような気がするのじゃが…」
「…」キーン
突然の大声に耳が痛くなる。
『お前警官なのじゃろ?なんじゃこの街の犯罪率は!?ここに来るまでにたくさんの犯罪を見かけたぞ!』
「…あー、やっぱりあれやったのあなたですか?」
『当たり前じゃ!私を誰だと思っとる?』
「…それは…」
『それにじゃ!』
「聞けよ」
『途中とんでもない変態にも襲われたぞ!突然家に来ないかと話しかけてきた!なんじゃこの街の治安の悪さは!』
「普段はこんなんじゃないし運が悪かったと思ってください!それに変態に襲われるのはその見た目のせいで…」
『誰が淫乱ボディーじゃぁぁぁぁ!!!!』
「そんなことは言ってない!」
『もうよい!こっちにお前もこい!直接あって話してやる!』
「いや、こっちにも都合が…」
ブツッ
切れた。
「…相変わらず自分勝手な…」
と、言いつつも移動を開始する大沢であった。
「ふぅ、文句を言ったら少しだけスッキリしたわい」
「そりゃああれだけ好き勝手言えばスッキリするだろうね」
「それもそうじゃな。気が向いたら謝らねばならぬな。それはそうと和馬。お前背が伸びたのぅ」
「はは、ありがとう。先生は変わらないよね」
「そうか?」
「うん。…俺が高校の時からずっと同じ」
「身長がちっちゃいままだ」
「なんじゃ、文句でもあるのか?」
銀髪の少女こと
結衣(62歳、身長115cm)
「そりゃあまあロリコンにも襲われるよね」
「全く…外面よりも内面を見て判断すればよかろうに…」
「ただいま」
玄関の方から音が聞こえた。
「お、紫園が帰ってきたかな」
「紫園?お前の弟か?」
「そう」
「………」
「今そこにいる子」
「なんだ、駅で道案内してくれた子供ではないか」
「…どうも」
和馬に歩み寄って、
「…この人誰?」
小声で尋ねる。
「俺の高校の時の担任の先生」
「ふーん。ちっさいね」
「でしょ?」
「なんか失礼なことを言われたような気がするのじゃが…」
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