ひさめんとこ

zausu

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11章 ~ひさめんとこの旅行~

その6

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「到着ー!」
「おー!ここが京都!」
「何て言うか…凄く…」
「「「暖かい」」」
「それな」
(道民的感想)
「とりあえずホテル行くから…荷物忘れないようにー。忘れ物したら大変なことになるぞー」
「穂香さん…いい加減起きてくださいよ…出来れば自分の荷物は自分で持ってください…」
「…森(木木木)。荷物寄越せ」
「え?だ、大丈夫ですよ隼輝さん…これぐらい俺一人で…」
「良いから。持ってくぞ」
「あ…有難う御座います…」
「隼輝くーん。俺のもよろしくー」
「お前は自分で持て和馬」
「ヒドイ!お兄ちゃんなのに!」
「関係ない。さっさと行くぞ」
「…穂香さん…息子さん物凄いおとこですね…」
「でしょ?自慢の息子なの」
「…さてはずっと起きてましたね?」
「…」
「運ばれて楽しようとしてましたね?」
「Zzz…」
「…」

「ホテル到着ー」
「おぉー思ってたよりデカイ」
「じゃあ鍵もらってくるから」
「ここか!?こことまるのか!?」
「そうよ」
「これ現実で考えたらどれくらいお金かかってるんだろうね~」
「気にするな」

それぞれの部屋 
隼輝・綾香・穂香・林ちゃん部屋
「Zzz…」
「ふぅ…ようやく肩が軽くなった…」
「森、お疲れ様」
「いえ…一応僕の仕事なので大丈夫ですよ。っていうか僕この部屋で良いんですか?」
「良いのよ。和馬お兄さんが一番お母さんの扱いが上手っていってたもの。何かあったらよろしくね」
「あ、はい。任せてください」
「それにしても…旅行のいいところはなにもしなくても料理が出てくるところだな」
「そうねぇ…普段は働き続けているのだしこんな時ぐらいゆっくりと羽を伸ばしましょ」
「そうだな…」
「そうですよ。お二方はいつも働き詰めなんですから…」
「…あら、サッシにほこりが…」
「…」
「…」
「…」
数分後… 
「隼輝ー。コンビニでいろいろ買ってきたからおすそわけに…」
「掃除を!この部屋をわたしに掃除させて!5分で終わらせるから!」
「綾香!落ち着け!気持ちはわかるが抑えろ!」
「隼輝さん!そのハンディモップを離してから言ってください!」
「Zzz…」
「…何やってんのあんた達」

紫園部屋
「…」
「紫園、ほら、お裾分け」
「ありがとう。和馬お兄ちゃん」
「それにしても一人部屋ってなぁ…寂しくないのかい?」
「静かで良い」
「…そうかー…」
「うん」
「でもこの静かさ…いつまで続くのやら…」
「多分あと3分ぐらいで来る」
「そこまで読めるのかい」

アリス・萌・那由多・メグ部屋
「…準備は…できてる?」
「バッチリっすよ」
「ハイ!大丈夫デス!」
「あ…あの…本当にやるんですか…?」
「当然っすよ!」
「何の相談してんのあんたたちは」
「あ!和馬さんこんちゃっす!」
「当然紫園の部屋への特攻!」
「皆で遊びに行きマス!」
「え…えっと…3分後…だそうです…」
「3分後…ねぇ…」

たかし・あきら・あんず部屋
「ベッドだー!すっげー!」
「…ふかふか…」
「明良よ、ベッドで跳ねるのは止めろ。他人に迷惑をかけるし、危険であるぞ」
「えー!だってたのしいぞ?」
「いいか、よく聞くがよい。ベッドで跳ねているとな…闇の魔王が混沌から目を覚まし…あー、あれだ。刺さる」
「刺さる!?それはたいへんだな!」
「そうだ!大変だ!だから跳ねるのは止めるのだ!」
「わかったぞ!やめる!」
「…」スヤァ…

閑柯部屋 
「はぁ…飛行機ってあんなに五月蝿いんだ…」
コンコン
「閑柯ー?入って良い?」
「え…か、カズ兄!?ちょ、ちょっと待って!」
「おっけー」
数秒後
「お、おまたせ…」
「なにやってたの?」
「ちょ、ちょっと片付けを…」
「ふーん。ま、いいや。コンビニでいろいろ買ってきたから。お菓子とか持っていって」
「あ、ありがとう…」
「あとこれは持っていった方がいいよ」
「…なにこれ?ミネラルウォーター?」
「うん」
「こんなの要らないじゃん。水道水で十分」
「んー…まぁ向こうではそうだけどさ…」
「とりあえずお菓子だけもらってく。ありがとうカズ兄」
「おっけー。欲しくなったらいつでも部屋に来て」
「わかった」
「あと夜更かしはしすぎないように」
「わかってる」
「あと…」
「しつこい!」
「だって俺、家族の中で一番気にしてるの閑柯だから」
「…は、はぁ!?なにいってんの!?もういいからさっさとどっか行って!」
「おーこわいこわい。退散退散っと…」
「…あー!もう、なんなの!あの子供扱いみたいな態度!過保護すぎ!」
『一番気にしてるの閑柯だもの』
「…あーもう…ほんと…最悪…なんで素直になれないのかなぁ…」

和馬・オッサン・拓実・蘭部屋 
「オッサンっていうな!」
「いきなりなんだヨ」
「なんとなくオッサンって呼ばれた気がした」
「うん。気のせいだけど気のせいじゃないね~」
「ただいまー」
「お、和馬。遅かったナ」
「お前らがいろいろ頼みすぎなんだよ」
「それにしても遅かったよね~。まるで他にも色々なものを買ってお裾分けしてきた位の遅さだったよ~?」
「お前どっかで見てたの?」
「それより、俺が頼んだの買ってきてくれたか?」
「買ってきたって。ほらオッサン」
「オッサンっていうな!あと投げるな!」
「あれ~お酒入ってないぞ~」
「それは悪いけど自分で買ってきて。俺は酒ほんと無理なんだよ。ぶっちゃけパッケージ見るのもヤバい」
「どんだけ嫌いなんだヨ」
「え~このあいだ無理やり飲ませたとき平気だったじゃ~ん」
「あればウォッカだった。アルコール度数強すぎて一口飲まされた瞬間意識が吹っ飛んだ」
コンコン
「…カズ兄…居る?」
「あれ?閑柯」
「ごめん、やっぱりミネラルウォーター頂戴」
「あ、やっぱり必要だった?」
「うん…」
(北海道と比べるとすこし変な味というか風味というか…がする。分かる人には分かっちゃうんだなこれが)
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