ひさめんとこ

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11章 ~ひさめんとこの旅行~

その5

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「そういえば蘭は?」
「あれ?いない?」
「見てないゾ」
「オッサン電話して」
「オッサンっていうな」
と言いつつも電話はするオッサン。
『もしもし~?』
「おい蘭。お前今何処に居るんだよ」
『今ね~…』ブツッ
「あ!切れた!」
「ここでした~!」
「うぉわ!?」
いきなり目の前に現れた。
「あはは~♪オッサンビビってる~♪」
「そりゃびびるに決まってるだろ!あとオッサンっていうな!」
「待ちくたびれちゃったよ~早くいこ~」 
「早く来すぎたお前が悪いんだろうが!」
「…まぁ全員揃ったし…」
行くぞ!(ジョジョ3部参照)

「それじゃあ飛行機のチケット渡すよー。なくしたら乗れないから気を付けてね」
「…和馬…お前こんだけのチケットどうやって手にいれた?」
「隼輝くん…この私を誰だと思っている?」
「和馬」
「いやそうだけどさ…」
「株式バカ」
「そう!それ!つまり株主優待券を使ったわけ」
「ふーん。こんなときは便利だな、お前」
「あとはご都合主義…」
「それ以上言うな」

飛行機に搭乗
「すっげー!ひこうき!ひこうき!とぶか!?とぶのか!?」
「はいはい。嬉しいのはわかるけど落ち着こうねー」
「…」プルプル
「大丈夫よ。お姉ちゃんがついているわ…怖がらなくて大丈夫よ…」  
「飛行機乗るの久しぶりっすねぇ…」
「そうですね…」
「そっか。二人は引っ越してきたもんね」
「僕らは初めて」
「Zzz…」
「すみません…和馬さん。運ぶの手伝ってもらえないですか…?」
「おっけー。意外と重いんだよね。ハハハ」
「殴り起こした方が早くないか?」
「わぁ~久しぶり~この感じ~」
「そうか。お前一回東京行ってるんだもんな」
「あぁ…憧れの京都の地がすぐそこデス…」
「メグ、心いくまで楽しもうな」
「フハハ!ボッチだ!」 

出発 
「うわー!すげー!おもってたよりうるさいー!やっほー!!」
「あんたの方がうるさいから。ほら静かにして」
「…かずまおにちゃん…」
「んんん?どうした杏子」
「…おちないよね?こわいの…」
「大丈夫だよ。飛行機って意外と飛ぶようにできてるから。理論上は羽の大きさが半分でも飛べるはず」
「…わかんない」
「ははは。ごめんごめん。まぁいざとなったら兄ちゃんが守ってやるから安心しなって」
「…」コクリ 
「うわー!みみがいたくなってきた!なんだこれ!なんだこれ!」
「他のお客さんの迷惑になるからやめなさい!」
「くも!くもこえた!すっげーたかい!すっげー!!」
「…いい加減にしなさい!」(デコピン)
「はう!」(ばたんきゅー)
「…あれ?」
「閑柯…力抜いてやれよ…」
「トシ兄…力の加減がうまく出来なくて…」
「まぁ静かになったからいいか」
「…トシ兄…ドライすぎるよ…」
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