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アクアマリンの章
1. Ep-16.番(つがい)とは
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それからはアリシアは話しっぱなしだった。何処にそんな話題があるのかと思える程アリシアは良く話しルゼリアは聞きながらコクコクと頷いている。
「それで、その時、ジャストワが何と言ったか分かりますか?あの方ったら“弱い雌の分際で雄より口を開くのが早いとは恥じらいを持てばどうか”等と言われますの、差別でございますでしょ?ですので私言ってやりましたの“その弱い雌を守れもしない雄など、それこそ番になったら不安でございましょ?私そんな番は必要ありません”と言ってやりましたわ。あの方のその時の顔ったら姫君に見せてやりたかったですわ」
言い終えてカップに手を伸ばしてお茶を飲んでいく。
『ですが結局ジャストワとアリシアは婚約したのでしょう??』
「ええ、その時はきっぱりお断りしたのですがあの方が毎日毎日鬱陶しいぐらいに贈り物を贈られてきましたの。花は毎日でしたわ。ですが、私は日に日に鬱憤が溜まっていきましたの」
え?っとルゼリアは首を傾げた。毎日贈り物を送られ花も送られるのに何故鬱憤が溜まったのか、聞けばアリシアは嫌いな花だったんですっと答えた。
「あの方毎日毎日嫌がらせのように私の嫌いな花を贈ってきましたのよ、贈らないで下さいとお断りしたにも関わらず毎日毎日と…………嫌がらせにしか思えず鬱憤が溜まり、とうとう私我慢できずにある日、あの方のお宅に殴りこみに行ってまいりましたの」
過激な発言にルゼリアは驚いている。
「我慢の限界だったのですわ、それで殴りこみに行ってあの方をボコボコにしてやりましたの、この拳で鬱憤が晴れるまでね」
ぐっと拳を作るアリシアにルゼリアは真っ青になっている。
「殴りすぎて途中で気を失ったあの方を蹴り起してもう、金輪際関わらないで下さいましって言ったんですが…………あの方、その場で土下座されましたのよ」
意味が分からないっとお茶を飲みながら首を傾げるルゼリアにアリシアは私も最初は分かりませんでしたっと同意を示す。
「どうもあの方叩かれたりするのがお好きな方のようですの、幼い頃にも何度か殴った事はあったのですがどうやらその時に目覚めてしまわれたらしいのです。ですから私を怒らせて殴られようと嫌がらせのように嫌いな花を贈ってきたわけですわ」
『…………面白い方なのですね』
「さあ?ただそれ以降は良好なお友達関係を続けれましたのであの方が土下座して番になって欲しいと頼んできた時は、まあいいかなっと受け入れる事にしましたの」
二人はとても仲が良い………………と言うよりもジャストワはアリシアに殴られる事を常に望んでいてアリシアの後ろに控えていたりする。
アリシアも何だかんだ言いながらもジャストワを受け入れているようだった。
「まあ…………今の私では番は難しいと思っていましたので、こんな私でも良いと仰ってくださるあの方と番になる事を承諾したのですわ」
お転婆な雌でもあるアリシアは見た目だけに関して言えばモテルのだがその性格に直面すると多くの雄が逃げ出してしまうのだ。
はっきりと物を言うアリシアに雄達は最初は興味本位で近づくのだがその内たどたどしくなり、さっさと離れる、それの繰り返しなのだ、
アリシアの言葉にルゼリアは何か言おうとしたがその前にアリシアはお茶を飲むと、で?っとルゼリアに問いかけた。
「姫君はどうなんですの?番は見つけられそうですの?」
急に聞かれたルゼリアは僅かに体を強張らせた。
『アリシア…………僕はその…………王家の者なのでお父様が番を選ぶと思います……でも、番になってくださる方は…………恐らくはいないでしょう』
竜と人間の混血児、生まれる筈のない異端の娘、そんな娘を番にと望む雄はいないとルゼリアは思うのだ。
純粋に竜のみの血であれば貴族や他国からもそんな話は出てきた筈だが今までルゼリアには一度も番にという話は出ていない。
それに…………
『それにアリシア、僕はこのような姿なので…………そのお相手など考えられませんよ』
幼児体系のルゼリアを番にっと言うのであればそれこそ幼児趣味の雄になるだろう。
アリシアのような美女で成熟した体を持っていないルゼリアには縁がない事だと感じるのだ。
「あら、姫君はとても愛らしいですわ、フリルとレースたっぷりのドレスを着てチョコチョコ歩いている姿は可愛いですわよ」
グサグサっとルゼリアの心にアリシアの悪意のない言葉が突き刺さる。
10歳児程度であれば可愛いねと言われれば嬉しいと思うだろうがルゼリアはこの幼い姿をしているが21歳だ、21歳に可愛いは余り嬉しくない言葉でもある。
「姫君はご自分に自信を持つことですわ、私がもし雄でしたら、真っ先に求婚しておりました」
同性に言われてもと思いながらもルゼリアはありがとうっと笑っていた。
「そてにしても、私達ももうそろそろ番を得て家族を作る年齢なのですわねって、姫君、あれはレザリック様の転移クリスタルですの?」
アリシアの視線が別の場所に向く、そこには叔父から届けられた転移クリスタルが置かれている。
珍しい物の為にアリシアは立ち上がると少し触れても?っと尋ねている、ルゼリアが頷けばアリシアは興味深そうにクリスタルに近づくとツンツンっと指先で突いている。
「壊れそうで怖いですわね」
数度突いてもう興味を失ったのか、アリシアは再び戻ってくると椅子に座り直しまた先程の話を続けながら気になる殿方はいませんのと問いかけてくる。
「姫君が出会うのはこの離宮付近にいる騎士か視察先の竜限定になってしまいますが、気になった雄はいませんの?例えば第七師団長のトリノとか、第八師団長のレクターとか……後は第九師団長のネスとか…………東西南北の騎士団長とか…………後は…………副司令官殿とか」
アリシアの言葉にルゼリアは苦笑した。南方の七、八、九の師団長はルゼリアと歳は近いがどちらかと言えば兄弟のような存在だ。東西南北にはそれぞれ騎士団長が一人ずついるが年齢的にルゼリアより一回り以上上だろう、副司令官にいたっては父親であるラザードよりも年上なのだ。
『アリシアは面白い事を言いますね…………ですが僕は今までそう思う事がなかったのでよくわかりません。それに…………この体は成長を止めているのか……まだ幼いですから……』
成長しないルゼリアの体は見た目と同じように中身も成長を止めている、月のものさえ未だに来ていない。
こんな自分を思ってくれる誰かはいるのだろうか、そう考えた時ふと幼い頃の記憶が蘇る、だがそれも一瞬の事でアリシアがルゼリアに再び話しかけた。
「やはり私としましては強い雄を多く囲いたいですわ!後私の我侭を笑顔で許してくれる、そんな竜を希望しております」
『ではジャストワはアリシアにはぴったりですね。ジャストワはいつもニコニコされているようですし……それにアリシアなら何人もの雄が側にいても不思議ではありません』
今竜種自体で雌の数は減りつつあった。
昔は雄も雌も同等数いたらしいが今は雄に比べると雌は圧倒的に少ない、とある理由から竜の雌達は激減してしまった。
その為か昔とは違って竜の婚姻は様々な条件があったりする。
その一つが“一妻多夫”だ、雌の数が多かった時代は一人の雄に何人かの雌がハーレムを作り暮らす事が当たり前だったらしい。
強い雄程多くの雌を番に選ぶ事が出来たとか、だが雌の数が激減し、その立場は逆転した。
今は一人の雌に複数の雄が番となるのが主流だ、
そうする事で卵の数を確保する事を竜達は本能的にわかっているようだ、元々竜が卵を産むのはとても少ない、
力が強い種族は子が生まれる確率が下がるのは世界の理でもあった。
出生率を上げる為、強い力を持つ雌は多くの雄を従える、だが強い雌と言うのは早々生まれるわけではないので一人の雌に二、三人の雄というのが一般的だ。
そんな中でアリシアはかなり高い力を持っている事は周囲の事実だった、恐らくは片手を超える程の雄を番に選ぶ事が出来るだろう。
性格にさえ問題がなければアリシアは今の段階で多くの番を得ている筈なのだ。
『アリシアの性格を好きだと思ってくださる人がいると良いですね』
「ジャストワのような変わった性格の竜は滅多にいませんから、私の番は一人だけになりそうですけどね」
楽しげに笑うアリシアにルゼリアは羨ましいなと思いながらまったくですと頷いておく。
更にアリシアが話そうとした時扉がコンコンっとノックされた。
「姫様、シュネです、入っても宜しいですか」
ふと時計を見れば大分時間が経っていた。
シュネが帰って来た事で話していたアリシアは慌てて立ち上がっていた。
「シュネ様に怒られますわ!!」
そう言うとアリシアは扉ではなく窓の方へと走って行く。
「姫君、お茶おいしかったですわ。また伺いますね」
窓を開けるとそのままアリシアは飛び出していく、どうやら飛び降りて逃げる気のようだ。
チリンっと鈴が鳴ればシュネが扉を開けて中に入ってくるのが見える。
テーブルに置かれたお茶とお菓子を見て首を傾げたもののシュネはまさかっと言う様子でいつもとは違い足早に窓に近づいていった。
丁度飛び降りようとしているアリシアの姿を見つけたのかシュネはアリシアの名を呼ぶ。
「アリシア!!お待ちなさい!!!」
「見つかりましたわ!!!」
ごめんなさ~い、そう言ってピョンっと飛び降りるアリシアにシュネはアリシア!!っと声を荒げている、
騒がしいですねと思いながらもルゼリアは胸に手を充てて先程のアリシアとの会話を思い出し、番かっと表情を曇らせた。
「それで、その時、ジャストワが何と言ったか分かりますか?あの方ったら“弱い雌の分際で雄より口を開くのが早いとは恥じらいを持てばどうか”等と言われますの、差別でございますでしょ?ですので私言ってやりましたの“その弱い雌を守れもしない雄など、それこそ番になったら不安でございましょ?私そんな番は必要ありません”と言ってやりましたわ。あの方のその時の顔ったら姫君に見せてやりたかったですわ」
言い終えてカップに手を伸ばしてお茶を飲んでいく。
『ですが結局ジャストワとアリシアは婚約したのでしょう??』
「ええ、その時はきっぱりお断りしたのですがあの方が毎日毎日鬱陶しいぐらいに贈り物を贈られてきましたの。花は毎日でしたわ。ですが、私は日に日に鬱憤が溜まっていきましたの」
え?っとルゼリアは首を傾げた。毎日贈り物を送られ花も送られるのに何故鬱憤が溜まったのか、聞けばアリシアは嫌いな花だったんですっと答えた。
「あの方毎日毎日嫌がらせのように私の嫌いな花を贈ってきましたのよ、贈らないで下さいとお断りしたにも関わらず毎日毎日と…………嫌がらせにしか思えず鬱憤が溜まり、とうとう私我慢できずにある日、あの方のお宅に殴りこみに行ってまいりましたの」
過激な発言にルゼリアは驚いている。
「我慢の限界だったのですわ、それで殴りこみに行ってあの方をボコボコにしてやりましたの、この拳で鬱憤が晴れるまでね」
ぐっと拳を作るアリシアにルゼリアは真っ青になっている。
「殴りすぎて途中で気を失ったあの方を蹴り起してもう、金輪際関わらないで下さいましって言ったんですが…………あの方、その場で土下座されましたのよ」
意味が分からないっとお茶を飲みながら首を傾げるルゼリアにアリシアは私も最初は分かりませんでしたっと同意を示す。
「どうもあの方叩かれたりするのがお好きな方のようですの、幼い頃にも何度か殴った事はあったのですがどうやらその時に目覚めてしまわれたらしいのです。ですから私を怒らせて殴られようと嫌がらせのように嫌いな花を贈ってきたわけですわ」
『…………面白い方なのですね』
「さあ?ただそれ以降は良好なお友達関係を続けれましたのであの方が土下座して番になって欲しいと頼んできた時は、まあいいかなっと受け入れる事にしましたの」
二人はとても仲が良い………………と言うよりもジャストワはアリシアに殴られる事を常に望んでいてアリシアの後ろに控えていたりする。
アリシアも何だかんだ言いながらもジャストワを受け入れているようだった。
「まあ…………今の私では番は難しいと思っていましたので、こんな私でも良いと仰ってくださるあの方と番になる事を承諾したのですわ」
お転婆な雌でもあるアリシアは見た目だけに関して言えばモテルのだがその性格に直面すると多くの雄が逃げ出してしまうのだ。
はっきりと物を言うアリシアに雄達は最初は興味本位で近づくのだがその内たどたどしくなり、さっさと離れる、それの繰り返しなのだ、
アリシアの言葉にルゼリアは何か言おうとしたがその前にアリシアはお茶を飲むと、で?っとルゼリアに問いかけた。
「姫君はどうなんですの?番は見つけられそうですの?」
急に聞かれたルゼリアは僅かに体を強張らせた。
『アリシア…………僕はその…………王家の者なのでお父様が番を選ぶと思います……でも、番になってくださる方は…………恐らくはいないでしょう』
竜と人間の混血児、生まれる筈のない異端の娘、そんな娘を番にと望む雄はいないとルゼリアは思うのだ。
純粋に竜のみの血であれば貴族や他国からもそんな話は出てきた筈だが今までルゼリアには一度も番にという話は出ていない。
それに…………
『それにアリシア、僕はこのような姿なので…………そのお相手など考えられませんよ』
幼児体系のルゼリアを番にっと言うのであればそれこそ幼児趣味の雄になるだろう。
アリシアのような美女で成熟した体を持っていないルゼリアには縁がない事だと感じるのだ。
「あら、姫君はとても愛らしいですわ、フリルとレースたっぷりのドレスを着てチョコチョコ歩いている姿は可愛いですわよ」
グサグサっとルゼリアの心にアリシアの悪意のない言葉が突き刺さる。
10歳児程度であれば可愛いねと言われれば嬉しいと思うだろうがルゼリアはこの幼い姿をしているが21歳だ、21歳に可愛いは余り嬉しくない言葉でもある。
「姫君はご自分に自信を持つことですわ、私がもし雄でしたら、真っ先に求婚しておりました」
同性に言われてもと思いながらもルゼリアはありがとうっと笑っていた。
「そてにしても、私達ももうそろそろ番を得て家族を作る年齢なのですわねって、姫君、あれはレザリック様の転移クリスタルですの?」
アリシアの視線が別の場所に向く、そこには叔父から届けられた転移クリスタルが置かれている。
珍しい物の為にアリシアは立ち上がると少し触れても?っと尋ねている、ルゼリアが頷けばアリシアは興味深そうにクリスタルに近づくとツンツンっと指先で突いている。
「壊れそうで怖いですわね」
数度突いてもう興味を失ったのか、アリシアは再び戻ってくると椅子に座り直しまた先程の話を続けながら気になる殿方はいませんのと問いかけてくる。
「姫君が出会うのはこの離宮付近にいる騎士か視察先の竜限定になってしまいますが、気になった雄はいませんの?例えば第七師団長のトリノとか、第八師団長のレクターとか……後は第九師団長のネスとか…………東西南北の騎士団長とか…………後は…………副司令官殿とか」
アリシアの言葉にルゼリアは苦笑した。南方の七、八、九の師団長はルゼリアと歳は近いがどちらかと言えば兄弟のような存在だ。東西南北にはそれぞれ騎士団長が一人ずついるが年齢的にルゼリアより一回り以上上だろう、副司令官にいたっては父親であるラザードよりも年上なのだ。
『アリシアは面白い事を言いますね…………ですが僕は今までそう思う事がなかったのでよくわかりません。それに…………この体は成長を止めているのか……まだ幼いですから……』
成長しないルゼリアの体は見た目と同じように中身も成長を止めている、月のものさえ未だに来ていない。
こんな自分を思ってくれる誰かはいるのだろうか、そう考えた時ふと幼い頃の記憶が蘇る、だがそれも一瞬の事でアリシアがルゼリアに再び話しかけた。
「やはり私としましては強い雄を多く囲いたいですわ!後私の我侭を笑顔で許してくれる、そんな竜を希望しております」
『ではジャストワはアリシアにはぴったりですね。ジャストワはいつもニコニコされているようですし……それにアリシアなら何人もの雄が側にいても不思議ではありません』
今竜種自体で雌の数は減りつつあった。
昔は雄も雌も同等数いたらしいが今は雄に比べると雌は圧倒的に少ない、とある理由から竜の雌達は激減してしまった。
その為か昔とは違って竜の婚姻は様々な条件があったりする。
その一つが“一妻多夫”だ、雌の数が多かった時代は一人の雄に何人かの雌がハーレムを作り暮らす事が当たり前だったらしい。
強い雄程多くの雌を番に選ぶ事が出来たとか、だが雌の数が激減し、その立場は逆転した。
今は一人の雌に複数の雄が番となるのが主流だ、
そうする事で卵の数を確保する事を竜達は本能的にわかっているようだ、元々竜が卵を産むのはとても少ない、
力が強い種族は子が生まれる確率が下がるのは世界の理でもあった。
出生率を上げる為、強い力を持つ雌は多くの雄を従える、だが強い雌と言うのは早々生まれるわけではないので一人の雌に二、三人の雄というのが一般的だ。
そんな中でアリシアはかなり高い力を持っている事は周囲の事実だった、恐らくは片手を超える程の雄を番に選ぶ事が出来るだろう。
性格にさえ問題がなければアリシアは今の段階で多くの番を得ている筈なのだ。
『アリシアの性格を好きだと思ってくださる人がいると良いですね』
「ジャストワのような変わった性格の竜は滅多にいませんから、私の番は一人だけになりそうですけどね」
楽しげに笑うアリシアにルゼリアは羨ましいなと思いながらまったくですと頷いておく。
更にアリシアが話そうとした時扉がコンコンっとノックされた。
「姫様、シュネです、入っても宜しいですか」
ふと時計を見れば大分時間が経っていた。
シュネが帰って来た事で話していたアリシアは慌てて立ち上がっていた。
「シュネ様に怒られますわ!!」
そう言うとアリシアは扉ではなく窓の方へと走って行く。
「姫君、お茶おいしかったですわ。また伺いますね」
窓を開けるとそのままアリシアは飛び出していく、どうやら飛び降りて逃げる気のようだ。
チリンっと鈴が鳴ればシュネが扉を開けて中に入ってくるのが見える。
テーブルに置かれたお茶とお菓子を見て首を傾げたもののシュネはまさかっと言う様子でいつもとは違い足早に窓に近づいていった。
丁度飛び降りようとしているアリシアの姿を見つけたのかシュネはアリシアの名を呼ぶ。
「アリシア!!お待ちなさい!!!」
「見つかりましたわ!!!」
ごめんなさ~い、そう言ってピョンっと飛び降りるアリシアにシュネはアリシア!!っと声を荒げている、
騒がしいですねと思いながらもルゼリアは胸に手を充てて先程のアリシアとの会話を思い出し、番かっと表情を曇らせた。
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