悪魔のかみさま【完結】

米派

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番外

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きらきら、にこにこ、良く笑う。

何がそんなに楽しいのか。痛いくせにデウスの膝に懐いてきて、小さなセシルは弾けるように笑った。

「かみさま」

セシルは何時も眩しい。見上げられている筈なのに、見上げている気になるのは何故なのか。

どうしたの、と問いかける自分の声がやけに甘ったるくて気持ちが悪い。そんな俺の気も知らず、セシルはふんわりと柔らかく微笑んだ。

小さいながらも仕事が見つかり、セシルは少しだけだが肉が付いてきた。歳相応の丸みを帯びた体と、元々良かった顔立ちは人目を引く。一度、欲に目が眩んだ男がセシルに触れようとしたので物陰に引き摺りこんで首を引き千切ってやったくらいだ。あのときの苛々は凄まじかった。俺のセシルを何て目で見るんだ。

「ん」

ちろりと舌を覗かせたセシルに、ぞわりと狂暴な欲が背を駆け上がる。押し倒して貪りたくなるのを堪えつつ、そっと唇を重ねて離してやるとセシルは小さく笑った。……人の気も知らないで呑気なものだ、と少しだけ恨めしく思ってしまうのは仕方がないことだろう。目の前の男が自分に欲情しているのだとも知らず、セシルは痛みに眉を寄せつつも頬を喜びで綻ばせた。

「かみさま、もっとして」

頬を上気させて潤んだ瞳で見上げてくるセシルを押し倒したとして、自分は責められるだろうか。そんな考えが湧き上がるものの、既のところで頭を振って追い出した。下手したら、痛みのあまりセシルが死んでしまう。今まで人間が泣き叫ぼうが何とも思わなかったが、セシルにあんなふうに拒絶されたらデウスは耐えられない。硝子細工に触れるように優しく、殊更に甘く接してあげたかった。

可愛い、俺のセシル。

可愛いからこそ、彼の成長を思うなら自分は要らない。セシルは俺が居ると強くなれない上に、自然と弱っていく。そうして苦しそうにするくせに、セシルは俺を見ると何時だって満面の笑みを浮かべて出迎えてくれる。

自分が人間であれたなら、本当はずっとその笑顔を隣で見ていたかった。






「かみさま」

間近でセシルの声がして、ビクリと肩が跳ねる。目を見開くと、セシルが不思議そうに俺を見下ろしていた。
きめ細やかな白い肌には、自分が付けた赤い所有痕が散らばっている。太腿や首筋、脇腹に至るまで、自分でもみっともなく思うほどの痕が刻まれていた。
今まで見つめていることしか出来なかったセシルに触れることができて、触れたら触れただけ苦痛の表情ではなく優しい笑みが返されることに、自分でもわかるほど浮かれている。今だって、セシルの黒い瞳に自分の姿が映っているだけで、泣きたいほどの嬉しさが込み上げてきた。

「セシル」
「はい、おはようございます」

名を呼べば、当たり前のようにセシルが笑う。俺を映して、今が幸福だと言わんばかりの笑みを浮かべてくれる。悪魔が幸せなんて可笑しな話しだが、セシルの笑顔を見ると胸の辺りが温かくなるのだ。これからは他の誰かではなく、俺の手でセシルを守れる。そのことに口の端がむずむずとして、自然と笑みが溢れた。

セシルの細い腕を掴んで、腕の中に引き寄せる。セシルは抵抗することなく、俺の腕の中にすっぽりと収まった。小さな体を潰してしまわないように、優しく大事に囲い込む。そうして唇を寄せると、セシルは応えるように目を閉じてくれた。
黒い睫毛が震えている。キスの合間もじっと見ていると、白い瞼が震えてゆっくりと瞳が顕になった。セシルは俺と目があって、驚いたように瞬かせる。その後、ぼっと頬を赤くした。

「……あの、そんなに見られると照れてしまいます」
「だって、こんなに間近で君を見られるなんて嬉しくて」

ラファエルは天使だから、痛みを与えることもなくセシルに触れていた。その手を何度も切り落としてやりたくなったものだが、セシルが心地良さそうに微笑むから我慢したのだ。
俺の手に熱はなく、触れる手に優しさはない。ラファエルには熱があり、触れる手に優しさを宿すことができた。あいつは俺を羨ましがっていたが、俺も当たり前のように隣に立てる奴の性質を羨んではいたのだ。

ずっとずっと、セシルに触れたかった。

同じ場所に堕としたから今があると分かってはいるが、罪悪感よりも喜びが勝ってしまう。このままずっと、この部屋でセシルのことだけ見て過ごしていたい。座の奴らは信用ならないし、セシルが視界に収まって居てくれないと胸は焦りでいっぱいになる。泣いていないか、寂しがっていないか。それだけに思考が埋め尽くされてしまって、他のことがまるで手につかなくなってしまう。

魔界も天界も人間界すら通り越して、二人きりになれる場所があれば良い。全てを無くしてしまって、セシルとだけ過ごしていたい。そんな場所はないと知ってはいるが、願うことくらいは許されるだろう。

「セシル、セシル」

毎日のように可愛がっているせいで、ぷくりと赤く腫れた胸を食むと、セシルは鼻から抜けるような甘い声を漏らした。乳輪をなぞる様に舌を這わせてから、健気にもぴんっと立ち上がる突起を軽く吸う。

「んっ……そんなに吸っても出ないですよ?」

笑いながらも項を擽るように撫でられて、腰の疼きが強く重たくなる。掌全体でなめらかな肌を堪能するように這わせて、背から尻へと下ろしていく。俺と同じ黒い羽の感触を指先に感じて、口の端がむず痒くなった。俺と同じ形になってくれたのだと実感すると、叫びたくなるほどの歓喜が胸を満たす。

「セシルの羽、綺麗だね」

付け根の部分を優しく擽ってあげると、嬉しそうに震えるのが伝わってきた。
真っ黒な翼とシルクのような肌のコントラストが綺麗で、どれだけ見ていても飽きることはない。綺麗で可愛い、俺だけのセシル。今まで沢山の目に触れさせてきたから、これからは自分だけがセシルの視界に映りたいし、誰の目にも触れさせたくはない。

けれど、魔界に来た以上は部屋に一人にするのも不安だった。座の奴らは欲に忠実で、気になれば見張りを立てていても殺して入ってくるし、ベルゼブブに至っては性的な意味でセシルを見ている。セシルが魅力的なのは認めるが、今の彼に触れていいのは俺だけだ。我慢に我慢を重ねて漸く手に入れたのに、横から攫われたら耐えられない。

「セシル」

黒耀の瞳が、俺だけを映す。そのことにゾクゾクとした痺れを感じた。

「今日は何かしたいことはない? セシルが行きたいところにいこう。セシルがしたいことをしようよ」

素肌のまま抱き合ってくっついているだけでも俺は満足だが、セシルは他にしたいことがあるかもしれない。魔界を案内したときも、セシルは楽しそうだった。
セシルは迷いながらも、おずおずと口を開いた。

「……それなら、一緒に朝ごはんを食べたいです」

食堂だと他の奴らが居るかもしれない。ルシファー様なら此方に全く意識を寄越さないので構わないが、他の奴にセシルを見られるのは気に入らなかった。
ベルゼブブに至っては論外だ。あいつは隙あらば摘み食いするような軽さで、セシルを連れて行こうとする。今のところは未遂だが、というより未遂でなければ魔界にベルゼブブの存在を許してはいない。

「それなら、ここで軽く食べようか」

他の奴らに会いたいなんて言われたらどうしよう。そう思ったが、セシルは頬を染めて嬉しそうに微笑んでくれた。

セシルを抱き上げてから、何か食べ物はあったかと部屋を探る。ウネウネする果物や喋る魚などをセシルに見せるが、ぶんぶんと勢いよく首を振られた。意外と美味しいのだが、食欲が沸かないらしい。

「……他に、何かあったかな」

そうして比較的大人しい果物を見つけて、取り敢えず床に叩きつけた。食べて欲しければ黙れと言う合図はきちんと伝わったようで、果物はブルブルと震えた後に静まる。
黄色の皮に顔は浮かんでおらず、魔界の植物にしては人間界に近いものだ。たまに「食べてください」とか細い声で喋りはするが、黙らせたので暫くは沈黙を守るだろう。

「これなら食べられそう?」
「はい、ありがとうございます」
「良いよ。割ってあげるね」

ベッドに戻ってから、そっとセシルを下ろしてあげる。そうして果物をぽいっと口に放り込んで小さく噛み砕いてから、セシルに唇に被せるようにして口づけた。舌に絡みつくような甘ったるい果汁を、セシルの咥内に移してあげる。

「ん……んっ……ぅ」
「セシル、舌を出して」
「ふぁい」

言われるままに舌を伸ばすセシルが可愛くて、甘噛みしつつも、ちゅうっと軽く吸ってしまった。長い睫毛がふるりと小さく震えて、頬に赤みが増していく。
咥内に果肉がなくなったのを舌で確かめてから、唇を離して頬を撫でる。セシルは熱に浮かされたような、とろんと蕩けた顔をして俺を見上げた。口の端から零れ落ちた雫が顎下に伝っていくのが見えて、べろりと舐め上げる。セシルは顎を反り、ぶるりと仄かに色づいた体を震わせた。

「ぁ……」

微かな喘ぎが鼓膜を揺らし、強く腰に響く。ああ、食べてしまいたい。強い衝動が湧き上がるものの、本当に歯を突き立てたりなんてしたらセシルは泣いてしまうだろう。

噛み付く代わりに、柔らかい肌に舌を這わせる。その甘さに舌先が痺れる感覚を覚えて、電流が走ったように背が震えた。気づいたらセシルを組み敷いて、胸と言わずに脇腹やへそにまで舌を伸ばしていた。

「ふぁ……っ」

かぷかぷと肉を挟むように食んでから舐めると、白い太腿が大きく震える。そうして、ゆるゆると勃ち上がってきた性器を含むと、セシルは背をのけぞらせた。

「ぁ、あ、やぁ、ぁ」
「……嫌かい?」

頬は上気して、瞳は快楽に蕩けている。嫌そうには見えないが、と思いつつも口から出して優しく擦ってあげる。すると、セシルは力なく首を振り、涙で潤みきった目を俺に向けた。そこには欲が滲んでいて、いつもよりも美味しそうに見える。

「ちがっ、違います……き、きもちいいです……」
「そう? 良かった」
「ひぅ……!」

小刻みに震える性器を擦りながら、小さな後孔に尖らせた舌を差し込んでゆっくりと抜き差しする。掌で性器を包んで時々亀頭を優しく擦ると、先端から蜜が溢れて俺の手を濡らした。

「あっ、ああ……ン、はぁ……っ」

後孔から舌を抜いて、ぷるりと震える睾丸を優しく舐めた。それだけで腰が大きく跳ねて、甘い喘ぎが聞こえてくる。

「我慢できないよ……挿れてもいい?」

懇願するように尻にキスすると、セシルはのろのろと頷いてくれた。そうして、恥ずかしそうにしつつも、そっと足を開いてくれる。勃ち上がった性器の後ろ、慎ましやかにあるピンク色の穴に視線が引き寄せられる。そこは物欲しそうにひくついていて、ごくりと唾を飲み込んだ。
セシルは目を伏せて、恥ずかしそうに唇を噛み締めてから自分で広げて見せてくれた。

「かみさまのが欲しい、です……」

ああ、と求められている喜びに自然と吐息が漏れる。そうして、歓喜に身を焼かれながら、ゆっくりと腰を沈めた。相変わらずセシルの中は熱くてきつかった。直ぐに動きたくなるのを堪えて、俺のものが馴染むまでキスや胸への愛撫で体から力を抜かせていく。
暫くすると、熱い粘膜が俺のものを包み、愛撫するように柔らかく絡みついてきた。きゅんきゅんと愛おしそうに懐いてくる内側に、痺れる様な心地良さを感じる。

「セシル、力を抜いて」
「は、はい……んっ、ふ……ぁっ」

痛みを与えないように、ゆったりと腰を揺らす。セシル反応を見つつ、徐々に動きを早めていった。あっ、あっ、と突くたびに上がる声に酔いながら、夢中でセシルの中を貪る。

一生、このままでいたい。繋ぎ止めて、誰にも見せないで、俺だけが触れていられる空間に居たい。でも、そんなことは叶わないから。

「んあっ、ぁっ! くるっ、かみさ、ま、おれ、もう……っ」

前立腺を抉りながら奥を穿つと、セシルは悲鳴染みた喘ぎ声を上げて喉を反らした。白い喉元に吸い寄せられるように噛み付いて、俺もまた腸壁の動きに誘われるまま細い腰を引き寄せる。遅れて理性が帰ってきて、白い肌に刻まれた赤い歯型に焦るものの、セシルは蕩けた顔のまま俺を見上げていた。それにほっとして、ぽやぽやとしているセシルの額に唇を押し付ける。
ぐりっと奥を抉ってから引き抜くと、ごぷりと白濁が溢れた。セシルは荒い呼吸をしながらも、ぼんやりとそれを見ている。

こんなセシルを見るのは俺だけでいい。そう強く思うから、俺は殊更に優しくセシルの頬を撫でた。

「……ねぇ、セシルは装飾品に興味ない?」
「ふぇ、そうしょくひん……?」
「うん、俺とセシルの手を繋いでしまおうよ。そうしたら何処に行くにも一緒だ」

熱に犯されているから、セシルは虚ろな眼差しで俺を見上げてくる。蕩けきった黒い瞳を笑みの形にして、彼はふにゃりと気の抜けるように笑った。

「うん、わかっ、た……?」
「本当!? 良かった。断られたらどうしようと思ったんだ」
「ぁう……っ」

嬉しくて抱き締めると、セシルは腕の中で震えた。達したばかりだから、少しの刺激も快感に取って代わるのかもしれない。
ふぅふぅと呼吸を整えているセシルの手を優しく握って、細い手首に唇を落とす。そうして、ガシャンと音を響かせて手錠を掛けた。

「人間って便利なものを作るよね。これを作った人間は尊敬するよ」

好きな人を傍に繋ぎ止める役目を果たしてくれる便利な鉄の塊だ。ただ、このままだと痛いので内側を柔らかい布で覆っている。

「セシル、君のことは俺が守るよ。絶対に誰にも傷つけさせたりしない」

可愛い、俺のセシル。

人間界にいた頃は思ったように傍に入れなくて、セシルは時々傷ついていた。その度に胸を掻きむしるような痛みを覚えたものだが、これからは俺の手でセシルを守ってあげられる。

腕の中の温もりに目を細めて、もう離すまいと強く抱き締めた。







魔界の空を飛びたいと言うセシルを抱っこして廊下を歩いていると、向かいからベルゼブブの奴が歩いてきた。思わず眉を寄せるが、ベルゼブブは構わずに此方に歩いてくる。けれど、セシルと俺の手を見ると、唇をひん曲げた。

「……何してんだ、手前」
「何って、セシルとお出かけするんだよ。ね、セシル」
「うん」

頬をあむあむと唇で挟んでやると、セシルはころころと笑った。可愛い笑顔に俺の頬も緩んでしまう。そうしてセシルだけを見ていたら、はあと深々とした溜め息が聞こえてくる。……不味い、普通に存在を忘れていた。

「……なんつぅか、手前やばいな」
「意味がわからないんだけど。それよりも、二度とセシルに手を出すなよ。次こそ消し炭にする」
「いや、物理的にもう出せねぇだろ」

ベルゼブブは物言いたげに鎖に視線を向けてくる。無骨な鎖で面白みがなかったので、花を咲かせたりして装飾品のようにしてみた。セシルは始め動きづらそうにはしていたものの、すっかり慣れたのか特に気にしていない。そもそも移動するときは抱き上げているので、あまり支障もないみたいだ。

「……コレに手前も言うことないのかよ」

ベルゼブブの目がセシルに向くのがわかって、苛々とした気持ちが湧き上がる。けれど、セシルが首を横に振ってくれたので、それもすぐに収まった。

「セシルも気に入ってくれたんだよね」

手を繋ぐよりも強固で、セシルが何処かに行こうとしても直ぐに俺に伝わるから目を離さないでいられる。これ以上に、素晴らしいものはない。

セシルが頷いてくれるのを見て、俺の胸に安堵が広がっていく。そうして衝動のままセシルの柔らかい唇にキスをすると、ベルゼブブは「はあぁぁぁ」とやけに長い溜め息をついた。そうして付き合って居られないとばかりに、ひらりと手を振ると踵を返す。

セシルは真っ赤な顔で震えていたが、俺が笑いかけるとむにゃむにゃと唇を不明瞭に動かした。

「セシル、好きだよ」
「……お、俺もです」

好きといえば好きと返ってくる。それだけのことに、左胸がじわりと熱くなったような気がした。



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