僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

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ブラッシュアップ開始。

試食会の準備。

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 公爵様を引き連れて厨房に戻った僕はイタヌさんとアスハ隊長を待った。二人が来たので料理を始める。材料は全部そろってる。さすがフィグさん。

「お料理、始めます。胡椒、香辛料、香草、細かくして、お願いします」
「「はい」」
「バンボの液よろしくお願いします」
「はい」
「エストバーグ、焼く人、来て」
「「「はい」」」
「このパンの、大きさで、焼いて」
「「「はい」」」
「ドウゾー、加工する人、来てー」
「「はい」」
「こうやって十字に切って、お湯で茹でる。茹でたら、皮を剥く。大丈夫?」
「「はい」」
「できたら、持ってくる、いい?」
「「はい」」
「全部細かく砕けました」
「バンボの液です」
「鍋にバンボの液、沸騰だめ、温めて」
「「はい」」
「温まったら、呼んで」
「一人は、ドウゾー輪切り、とこの野菜、パンに挟む、大きさ。加工」 
「はい」
「一人は溶ける、チーズ、細かく切って」
「フィグさん、オウトール、油多め、焼く、誰かに、お願いします。フィグさんは一緒に、味付け、みて」
「はい。わかりました!」

 料理が始まった。フィグさんには指示と味を見てくれと言われてるので周りを見ながら進めていく。公爵様がニコニコしながら見ている。フィグさんに分量を教えながらソースを作る。フィグさんはメモをとりながら味を確認する。イタヌさんも一緒にメモをとりながら作業を見る。

「イタヌさん、これ、基本のソース。これ、登録、お願いします」
「まかせとき」
「ドウゾー茹でて剥き終わりました!」
「ざるを用意!」
「はい。こちらで良いですか?」
「うん!こうやって、擦るの。裏ごしって作業」
「はい」
「終わったら、鍋に入れて、火にかけて。僕、呼んで」
「はい」

 ドウゾーに熱が入り、ペースト状にしていく。そこに基本ソースを混ぜてハンバーグソース完成。

「手の、空いてる人、パンを、こう切る」
「「「はい」」」
「10個残してね。10個は試食用に半分に切って」
「「「はい」」」

 そろそろ盛り付けだな。

「盛り付け、する人、こっちきてー」
「「「はい」」」

 エストバーガーの作り方を教える。これ、チーズエストバーガーか?

「大丈夫?」
「「「はい!」」」
「オウトール、できたら、吹風ドライで、乾かしてー!」
「「はい!」」
「オウトールできました!」
「うん。ざるにあけて、塩胡椒で味付け。こうやるの」

 均等に味を馴染ませる。

「できたら二十人分皿に載せて。そのままあと十人前ほど作ってー」
「「「はい」」」
「イタヌさん、これ、エストバーガーで登録お願いします!」
「了解や」
「イタヌさん、アスハさん、公爵様用に味見の、エストバーガー、用意してー」
「「「はい」」」
「フィグさん、何人分できた?」
「全部で35人前です」
「足りるかな?」
「余分に作った方が良いですかね?」
「あと10人前用意してくれる?」
「はい。追加でパン焼いたので大丈夫です。みんなー!あと10人前追加してー!」
「「「「「はいー」」」」」
「フィグさん、作り方は、オッケー?指示、大丈夫、だった?」
「バッチリです。経験がないとここまでできませんよ」
「良かった」
「盛り付け終わりました!」
「オウトールおわりました!」
「わかったー!フィグさん、最後の仕上げやる!」
「はい!」

 ソースで花びらを描く。これ、遊びでよくやってたんだよね。

「きれい。素晴らしいです」
「よし。大丈夫!」
「はい!侍従さん、手配お願いします!」
「はい!すでにワインは瓶に移し替えております!」
「ありがと」
「では料理を運びます」
「お願いします」

 侍従さんと侍女さんが料理を持っていく。横をみると公爵様とイタヌさんとアスハ隊長がエストバーガーを食べていた。

「大丈夫?」
「これはエクセレントだな。パンに物を挟む発想がなかったよ。新しい。実にエクセレントだ」
「素晴らしい出来やな。これ、『スサンの天使』で出すんか?」
「決まってない。持ち帰りメニュー、かな」
「是非出してくれ」
「わかった!」
「これは取締部隊が忙しくなりそうです」
「ごめんね」
「いえいえ。人員増加を言われてます。なんとか頑張ります!」
「はい」

 あ。やば。衣装汚れた。

「ごめんね、誰か清浄クリーン、お願いします!」

 調理人の一人に清浄クリーンをかけてもらう。

「ありがと」

 さて。僕の仕事終わりっと。ちょうどさっきの偉い侍従さんが来た。

「リョウエスト様、そろそろ移動お願いします」
「はい!あと、お願いします」
「「「はい」」」

 厨房に声をかけて侍従さんの後につく。公爵様がまた付いてくる。公爵様も試食会でるのかな?何回か角を曲がり、階段を登りまた角を曲がって扉の入り口に出る。

「エフェルト公爵様はこちらから中にどうぞ」
「ああ、わかった」
「リョウエスト様はしばらくお待ちを」
「はい」

 侍従さんがノックして中に入っていく。すぐに出てきて僕を呼ぶ。

「リョウエスト様をお連れしました」

 僕は一礼して中にはいる。王様御一家とさっき並んでいた大臣達と老夫婦が座っていた。お父さんとお兄さん達も座っている。

「リョウエスト・スサンです。よろしくお願いします」
「うむ。サイル、料理を並べてくれ」

 侍女さんたちがテーブルに料理を並べていく。侍従さん達がワインを注ぐ。

「ワシはこんな小僧が作った料理食べないぞ」

 とお爺ちゃんみたいな人が叫んだ。





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