【完結保証】僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜

リョウ

文字の大きさ
198 / 629
旅立つ者。

ロイック兄さんは幸せ者。

しおりを挟む
「その話はこの前終わったじゃないか」
「でも。やっぱりそう思うの」
「そこまでロイックを買ってくれるのは嬉しい。だがそれで良いのかね?」
「はい。私はそれが良いと思っています。父母にも手紙を書きました。多分父は賛成してくれると思います」
「確かに兄貴の器はでかいけどマリカさんが不幸になることはないの?」
「私思うんです。この人はそんなことで私を捨てたり蔑むことは絶対しないと。むしろ複数の嫁を包み込む包容力があるんです」
「恋は盲目っていうのかしら、一時的にそう思うことはよくあるんじゃないかしら」
「エメイラヒルデさん、」
「エメイラで良いわ」
「はい。エメイラさん、そんなものではないのです。もう二人同じように体験している子がいるんです。ロイックさんも薄々気づいているけど私に遠慮してて」
「まあ。兄さんも隅におけないわね」
「でも僕は一人が良いと思ってるんだ」
「でも、私は…」
「ロイック、あなたちゃんと話を聞きなさい。頭ごなしで否定するのはあなたの悪いところよ」
「わかった。母さん。聞くよ」
「一人目は私とロイックさんが一緒に会った商会の娘さんです。彼女も話を聞いたら同じようにロイックさんじゃなきゃ嫌だって思ったみたいです。だから商会の仕事を頑張ってたって言ってました。会ってからもそう思うみたいで。私、彼女と文通しているんですが諦めたくない、と言ってます」
「ロイックは彼女の事、どう思ったんだね?」
「うん、初めて会った気はしなかったな。昔から知ってたみたいな」
「私に遠慮して断ってるってすぐにわかりました。順番が逆なら私が断られたと思ったんです」
「でも、僕は一人が良いなって思ってたから」
「氷菓、出そう」
「そうね。お茶にしましょうか」
「今日は葡萄の、氷菓。美味しいよ」
「キーカ、サッチも食べなさいね。もちろんギピアも」
「「ありがとうございます」」
「ありがとうございます」
「ミシェ姉さん、僕が言おうと、したの」
「あら、ごめんね」
「ストーク、フィグさんも、休ませてね」
「かしこまりました」
「美味いな」
「ほんと氷菓って美味しいわね」
「私大好き。マリカさんもどうぞ」
「はい。頂きます…んー。美味しい」
「あんまり冷たいものは好きではなかったがこれは良いな」
「リョウはいっぱい料理の種類増えたな」
「ムーヤさんと、ロマさんには、教えてるよー」
「ありがとう」
「さて、2人目だったな。3人目は誰かな?やっぱりお見合いの子かね?」
「私わかったわ、3人目」
「姉さんすごいね」
「あら、私もわかったわ」
「お母さんもやっぱりそう思う?」
「そうね」
「私は全然わからないわ」
「正解言っていい?」
「どうぞ」
「ジェンでしょ?」
「そうです、ジェンさんです。ジェンさんと劇的な出会い方していて、ジェンさんの気持ちになんとなく気づいているのに気持ちに蓋をしているんですよ、ロイックさん」
「だってジェンは商会員かぞくになったし、あれだけの金を手にしたからこれから自由になれば良いと思うし」
「うーん。俺もまだ全然わからないけど全員受け止めれば良いんじゃないかな。ストークさんはどう思うの?」
「私ですか?僭越ですがお答えさせていただきますと、それだけ思われているロイック様は幸せだと思うのです。あとは男の甲斐性ではないかと」
「そうよね。ロイックは幸せ者よね。マリカさんはそれで良いっていうし、その商会の娘さんもそうでしょ。ジェンもきっとそうよね」
「はい。ジェンさんにも確認しました。陰ながら守るつもりだったみたいです」
「ジェン、不憫な子」
「リョウが言うとおかしく聞こえるわね」
「えー」
「外見5歳だからな」
「うー」
「ともかくロイック、あなたはきちんと気持ちを受け止めてそれからどうするか考えなさい」
「そうだぞロイック。まずはもう一人の娘さんに手紙を書きなさい。それからマリカさんとジェンと話をしなさい」
「わかった」
「兄貴、男は甲斐性なんだって」
「ストラ、あなたもよ。甲斐性見せなさいね」
「母さん、なんで俺も言われるんだ?」
「あのね、もうちょっと女性の機微を二人とも考えた方が良いわね」
「ストラはこれから学園なんだし、ちゃんとしなさいね」
「ちゃんとしてるよ。試験免除だし」
「そうじゃなくて、友情だけじゃなくて愛情もちゃんとわかる男になりなさいって事」
「はーい」
「ストラ兄さん、頑張って」
「おお。頑張る」
「リョウも今はわからないと思うけど、ストラぐらいになったらしっかりしなさいね」
「わかった」
「家族で話すのもあとちょっとかぁ」
「たまには帰ってきても良いのよ」
「でも私決めたの。将来の男爵夫人てやる事がいっぱいあるの。こなせるようになるまで勉強する事が山ほどあるわ。だからしばらくは戻らないの」
「ミシェさんは男爵夫人に?」
「そうなの。嫁ぎ先が陞爵して男爵になるの。正式に貴族と認められるから社交もやっていかないと」
「そうなんですね。私のお友達をいずれご紹介いたしますわ。きっと仲良くなれると思います」
「ありがとう」
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~

黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト=グリモワール=シルベスタは偉大な師匠(神様)とその脇侍の教えを胸に自領を治める為の経済学を学ぶ為に隣国に留学。逸れを終えて国(自領)に戻ろうとした所、異世界の『勇者召喚』に巻き込まれ、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。 『異世界勇者巻き込まれ召喚』から数年、帰る事違わず、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。 勇者?そんな物ロベルトには関係無い。 魔王が居るようだが、倒されているのかいないのか、解らずとも世界はあいも変わらず巡っている。 とんでもなく普通じゃないお師匠様とその脇侍に薬師の業と、魔術とその他諸々とを仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。 はてさて一体どうなるの? と、言う話のパート2、ここに開幕! 【ご注意】 ・このお話はロベルトの一人称で進行していきますので、セリフよりト書きと言う名のロベルトの呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしりなので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。 なるべく読みやすいようには致しますが。 ・この物語には短編の1が存在します。出来れば其方を読んで頂き、作風が大丈夫でしたら此方へ来ていただければ幸いです。 勿論、此方だけでも読むに当たっての不都合は御座いません。 ・所々挿し絵画像が入ります。 大丈夫でしたらそのままお進みください。

異世界転生したので、文明レベルを21世紀まで引き上げてみた ~前世の膨大な知識を元手に、貧乏貴族から世界を変える“近代化の父”になります~

夏見ナイ
ファンタジー
過労死したプラントエンジニアの俺が転生したのは、剣と魔法の世界のド貧乏な貴族の三男、リオ。石鹸すらない不衛生な環境、飢える家族と領民……。こんな絶望的な状況、やってられるか! 前世の知識を総動員し、俺は快適な生活とスローライフを目指して領地改革を開始する! 農業革命で食料問題を解決し、衛生革命で疫病を撲滅。石鹸、ガラス、醤油もどきで次々と生活レベルを向上させると、寂れた領地はみるみる豊かになっていった。 逃げてきた伯爵令嬢や森のエルフ、ワケありの元騎士など、頼れる仲間も集まり、順風満帆かと思いきや……その成功が、強欲な隣領や王都の貴族たちの目に留まってしまう。 これは、ただ快適に暮らしたかっただけの男が、やがて“近代化の父”と呼ばれるようになるまでの物語。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活

怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。 スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。 何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。

最も嫌われている最凶の悪役に転生ー物語の主人公に殺されるエンドを回避するため善行を積みます!ー

灰色の鼠
ファンタジー
大人気ソシャゲの物語の主要人物に転生したフリーターの瀬戸有馬。しかし、転生した人物が冷酷非道の悪役”傲慢の魔術師ロベリア・クロウリー”だった。 全キャラの好感度が最低値の世界で、有馬はゲーム主人公であり勇者ラインハルに殺されるバッドエンドを回避するために奮闘する——— その軌跡が、大勢の人を幸せにするとは知らずに。

処理中です...