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6歳の力走。
リーサ師と会う。
ミシェ姉の結婚式が終わり、お爺さんとマリカさんが帰り、一人寝の生活も慣れた頃、僕はそろそろ社交シーズンに向けて頑張っていこうと思った。試してみたい調味料があった。光と調和の神ロスハーンさんに頼まれている味噌である。味噌といえば味噌汁が一番作りたいが、土手煮や味噌おでん、味噌うどん、味噌ラーメンも作りたいな。とくに味噌ラーメンはアネーシャさんに頼まれたこともあり、やらなきゃな、と思っている。
何はともあれロスハーン神殿に行って味噌を手に入れる事が大事だな、と思い避難民受け入れの時出会ったリーサ師とアポを取ってもらう。リーサ師は忙しい人だがわざわざ時間をとってくれたようだ。
「リョウエスト殿、先日の避難民受け入れでは大変世話になったのじゃ」
「うちで、元気に、働いてるよ」
「ロイックエン殿だけでなく、リョウエストの所でも受け入れたと聞いた。ありがたいことじゃ」
「二人だけ。少ない」
「して、今日の話はなんじゃ?大抵の話は聞くぞ」
「ロスハーン神、新しい調味料、ある聞いた。売って、欲しい」
「誰から聞いたんじゃ?」
「友達から」
「ほお。我らが秘密をバラすとは。その者の名はなんじゃ?」
「アネーシャ」
「神の名にあやかってその名がつけられたのじゃな。そんな者は腐るほどおるのじゃ。どこに住んでおる?」
「何故?」
「その者に天誅をくださねばならんのじゃ」
「何故?」
「我らが神が与えし神聖なものを他の者に安易に教えたのじゃ。天誅を下さねばならぬわ」
「そんな事は、言ってないと思う」
「お主にわかるはずもない。天意を汲み取るなど我らでも出来んのじゃ」
「神聖じゃない。ただの調味料」
だって元々は僕の知識と実験の結果だしねえ。
「なんと?お主は我々を馬鹿にするのじゃな」
「馬鹿にしてない。ロスハーンさん、そんな事、望んでいない」
「わかった。その方にも天罰をあたえなければならないのじゃ。よりにもよってロスハーン神様をロスハーンさん呼びとは」
「早く味噌ちょうだい」
「ミソという名前も知ってるとは。何者がその名を教えたのじゃ?答えよ!」
「僕」
「は?」
「僕が、ロスハーンさんに、教えたの」
「どういう事じゃ?」
「もう良いよ。自分で、作るの」
「自分で作れるのか?」
「だから、僕が、教えたの」
「たばかるな。守護兵を呼べ!」
「リーサ師、話を聞かない。ロスハーンさんに、言う」
守護兵に囲まれる。
「そちがロスハーン神様の何がわかると言うのじゃ」
「はい、これ」
ロスハーンさんにもらった聖印を出す。
「これが、わからない?」
「偽物じゃろ?そんな物は……どこにも…ない」
「わかった?」
「大変失礼したのじゃ。守護兵、下がるのじゃ」
「ありがと」
「神使様であったか」
「違う。ちょっとした、知り合い。内緒ね」
「わかったのじゃ。この事は神殿内部で固く口止めするのじゃ」
「あのね、ロスハーンさん、味噌のスープが好き。だから作り方、教えたの」
「そうであったか…あなたの料理の腕は知っておるのじゃ。あなたがロスハーン神様に教えたのじゃな」
「そう」
「代わりにこれ、もらったの」
「わかりました。ロスハーン神様の供物はそのスープを作るのじゃ」
「それが良い。あとは、ロスハーン、神殿で、レシピ登録して、売り出すと、いいよ」
「なんと。それも言っていらっしゃったか?」
「ロスハーンさん、独占、好きじゃないと思う」
「そうか。独占というのは、調和が取れない状態じゃったわ」
「だから、広めていけば、良い」
「これを教皇に伝えてもかまわんのじゃろうか?」
「良いよ。僕は、味噌料理を、広げる。それが広まったら、ロスハーン神殿、儲かる」
「おお。そこまで考えてくださるとは。ロスハーン神様、感謝いたします」
「今までは、出来た味噌を、供物に?」
「そうじゃな」
「ロスハーンさん、食べれないよ」
「はっ!そんなことも思い付かぬとは」
「急いで、スープに、変えるよう、言って。具沢山スープ」
「わかった。今速文を本山に送る。しばし待つのじゃ」
神官たちに恭しく歓待される。お茶はいただくけどそんな気を使わなくても大丈夫だよ。
「助かったのじゃ。あやうく神の神意を曲解するところじゃった」
「良かった」
「各地の神殿に今速文が言ってる事じゃろう」
神官が慌てて入ってくる。
「リーサ司教、教皇様より速文がまいりました。聖印を持つ者に感謝を。ルステインにある味噌はその方に譲るように、との事です」
「わかったのじゃ。了解と返事をするのじゃ」
「かしこまりました」
「というわけで、あなた様にはルステインの神殿で保管している味噌を譲るのじゃ」
「ありがと。全部は要らないよ」
「そうじゃな。確か三樽ある。二樽は渡して一樽はこちらで預かろう。必要な時に取りに来るのじゃ」
「うん」
「その他ロスハーン神様からはどんな事をお聞きしたのじゃ?」
「そうだな…治療は、ちゃんと、相手の状態を、見極めて行え、とか何かあれば恐れず、回復魔法を、使えとか、聞いたね」
「至言じゃ。神の言葉を聞いたな。各地に知らせるのじゃ。恐れず、か。回復魔法師ギルドの連中には良い薬になるじゃろう」
「なんで?」
「拝金主義になっておるからな。ロスハーン神様がそれを知ってこれらの言葉をあなたに伝えたのじゃろう」
神官が樽を二つ持ってくる。
「味噌でございます」
「じゃあ、いただくね。大舞踏会で味噌の料理、出すから、反響を、お楽しみに」
何はともあれロスハーン神殿に行って味噌を手に入れる事が大事だな、と思い避難民受け入れの時出会ったリーサ師とアポを取ってもらう。リーサ師は忙しい人だがわざわざ時間をとってくれたようだ。
「リョウエスト殿、先日の避難民受け入れでは大変世話になったのじゃ」
「うちで、元気に、働いてるよ」
「ロイックエン殿だけでなく、リョウエストの所でも受け入れたと聞いた。ありがたいことじゃ」
「二人だけ。少ない」
「して、今日の話はなんじゃ?大抵の話は聞くぞ」
「ロスハーン神、新しい調味料、ある聞いた。売って、欲しい」
「誰から聞いたんじゃ?」
「友達から」
「ほお。我らが秘密をバラすとは。その者の名はなんじゃ?」
「アネーシャ」
「神の名にあやかってその名がつけられたのじゃな。そんな者は腐るほどおるのじゃ。どこに住んでおる?」
「何故?」
「その者に天誅をくださねばならんのじゃ」
「何故?」
「我らが神が与えし神聖なものを他の者に安易に教えたのじゃ。天誅を下さねばならぬわ」
「そんな事は、言ってないと思う」
「お主にわかるはずもない。天意を汲み取るなど我らでも出来んのじゃ」
「神聖じゃない。ただの調味料」
だって元々は僕の知識と実験の結果だしねえ。
「なんと?お主は我々を馬鹿にするのじゃな」
「馬鹿にしてない。ロスハーンさん、そんな事、望んでいない」
「わかった。その方にも天罰をあたえなければならないのじゃ。よりにもよってロスハーン神様をロスハーンさん呼びとは」
「早く味噌ちょうだい」
「ミソという名前も知ってるとは。何者がその名を教えたのじゃ?答えよ!」
「僕」
「は?」
「僕が、ロスハーンさんに、教えたの」
「どういう事じゃ?」
「もう良いよ。自分で、作るの」
「自分で作れるのか?」
「だから、僕が、教えたの」
「たばかるな。守護兵を呼べ!」
「リーサ師、話を聞かない。ロスハーンさんに、言う」
守護兵に囲まれる。
「そちがロスハーン神様の何がわかると言うのじゃ」
「はい、これ」
ロスハーンさんにもらった聖印を出す。
「これが、わからない?」
「偽物じゃろ?そんな物は……どこにも…ない」
「わかった?」
「大変失礼したのじゃ。守護兵、下がるのじゃ」
「ありがと」
「神使様であったか」
「違う。ちょっとした、知り合い。内緒ね」
「わかったのじゃ。この事は神殿内部で固く口止めするのじゃ」
「あのね、ロスハーンさん、味噌のスープが好き。だから作り方、教えたの」
「そうであったか…あなたの料理の腕は知っておるのじゃ。あなたがロスハーン神様に教えたのじゃな」
「そう」
「代わりにこれ、もらったの」
「わかりました。ロスハーン神様の供物はそのスープを作るのじゃ」
「それが良い。あとは、ロスハーン、神殿で、レシピ登録して、売り出すと、いいよ」
「なんと。それも言っていらっしゃったか?」
「ロスハーンさん、独占、好きじゃないと思う」
「そうか。独占というのは、調和が取れない状態じゃったわ」
「だから、広めていけば、良い」
「これを教皇に伝えてもかまわんのじゃろうか?」
「良いよ。僕は、味噌料理を、広げる。それが広まったら、ロスハーン神殿、儲かる」
「おお。そこまで考えてくださるとは。ロスハーン神様、感謝いたします」
「今までは、出来た味噌を、供物に?」
「そうじゃな」
「ロスハーンさん、食べれないよ」
「はっ!そんなことも思い付かぬとは」
「急いで、スープに、変えるよう、言って。具沢山スープ」
「わかった。今速文を本山に送る。しばし待つのじゃ」
神官たちに恭しく歓待される。お茶はいただくけどそんな気を使わなくても大丈夫だよ。
「助かったのじゃ。あやうく神の神意を曲解するところじゃった」
「良かった」
「各地の神殿に今速文が言ってる事じゃろう」
神官が慌てて入ってくる。
「リーサ司教、教皇様より速文がまいりました。聖印を持つ者に感謝を。ルステインにある味噌はその方に譲るように、との事です」
「わかったのじゃ。了解と返事をするのじゃ」
「かしこまりました」
「というわけで、あなた様にはルステインの神殿で保管している味噌を譲るのじゃ」
「ありがと。全部は要らないよ」
「そうじゃな。確か三樽ある。二樽は渡して一樽はこちらで預かろう。必要な時に取りに来るのじゃ」
「うん」
「その他ロスハーン神様からはどんな事をお聞きしたのじゃ?」
「そうだな…治療は、ちゃんと、相手の状態を、見極めて行え、とか何かあれば恐れず、回復魔法を、使えとか、聞いたね」
「至言じゃ。神の言葉を聞いたな。各地に知らせるのじゃ。恐れず、か。回復魔法師ギルドの連中には良い薬になるじゃろう」
「なんで?」
「拝金主義になっておるからな。ロスハーン神様がそれを知ってこれらの言葉をあなたに伝えたのじゃろう」
神官が樽を二つ持ってくる。
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「じゃあ、いただくね。大舞踏会で味噌の料理、出すから、反響を、お楽しみに」
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