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6歳の力走。
王様への到着の挨拶。
翌日朝ミザーリと庭で訓練して、のんびりと過ごし、朝ご飯を食べた後、宿屋に泊まっていたメンバーを迎えて僕達は王城に向かった。マックスさんは一人で馬車にのるが残りは相乗りだ。僕の馬車は6人乗りでストーク、ミザーリ、ラーモンさん、ミシェ姉さん、他一名という形になった。僕だけ家来である二人を連れているのはこの後お茶会があるからだ。帰りはミシェ姉さん達はマックスさんに乗せてもらうみたい。
ラーモンさんとミシェ姉さんは緊張している。
「緊張するなあ」
「ええ。どうしたら良いのかしら」
「ミシェ姉さん、向こうで、どうしたら良いか、教えてくれるよ」
「そうなの?王様に会うのよね?」
「そうだよ」
「何か質問されたら、はい、王様、って言ってから答えれば良いの」
「わかったわ。多分質問は来ないわね」
「わからないよ」
「やだ、脅さないで」
「なんか緊張とれたぞ」
「あ、私もだわ。リョウ、ありがと」
「どういたしまして?」
「そろそろ着きます。皆様、ご準備を」
「ストーク、ありがと」
馬車が止まってみんなで降りる。アレクとボルクに手を振ると彼らは頷いた。ずいぶん度胸が良くなったね。前はルステインの城でびびってたのにね。
「さて、みな、行こうか。ストークとそこの侍女はリョウと後ほど合流してくれ。謁見の作法をお互い確認するようにな」
案内の侍従を先頭にみなが続く。後ろでは謁見の作法を再確認しているようだ。今日は謁見室では無さそうだ。
小さいホールに通される。王様と王様一家が並んでいる。
マックスさんの後ろにマックスさんの家臣が並び、マックスさんの横に僕が並ぶ。マックスさんと僕は王様の直臣だからだ。全員揃うと男性は跪く。女性はカーテシーっぽい何かだった。でもカーテシーとは違う不思議なポーズだ。
「王様。ルステイン領主マクシミリアン・ラ・ルステイン、家臣と共にまかり越してございます」
「うむ」
「王様。『王国の料理番』、リョウエスト・スサン。まかりこして、ござい、ます」
「先日ぶりだな。元気か」
「はい、王様。元気です」
「マクシミリアン、また面白いものがそなたの家臣の一族に入ったようだな」
「はい。王様。ハッセルエン・スサンの娘が我が一門に入りました」
「ほう、誰だ?」
王様は探しているようだ。
「はい、王様。ミシェレル・ニメイジと申します。お初お目にかかります。よろしくお願いいたします」
おお、ミシェ姉さん頑張った。
「おお。ストラに聞いたぞ。なかなかの知恵者の姉がいると」
「はい、王子様。恐縮です」
「マクシミリアン、ルステインはまた面白いことになりそうだな」
「はい、王様」
「リョウはこの後ルディスのお茶会だったな」
「はい、王様。そうです」
「その後で良い、日程のわかるものを連れて執務室に来てくれ」
「はい、王様。わかりました」
「皆の者、マクシミリアン同様の忠勤を期待する。ご苦労であった」
「「「「はい、王様」」」」
みなでホールから下がった。
「ご苦労であった。とりあえず到着の挨拶は終わった。みなタウンハウスに一旦戻ろう。リョウ、それではな」
「はい!」
顔見知りの侍従さんが来て僕を案内してくれる。待合室に着くとストークとミザーリが待っていた。
「ご苦労様でした。リョウ様、皆様方は?」
「帰ったよ」
「左様でございますか。この後ですがどうなさいますか?」
「先に厨房に、行きたい」
「かしこまりました」
「あ、ルディス様の、お茶会が、終わったあと、王様がストークと、一緒に、執務室に来いって」
「かしこまりました。では、侍従を探して参ります。しばしお待ちを」
「お願い」
ストークが連れて来た侍従と一緒に厨房に行く。
「こんちは」
「おお」
「リョウエスト様」
「おーいリョウエスト様来たぞー。料理長呼んでくれー」
「呼んだか?おお、リョウエスト様。どうされました?」
「この後のお茶会、これ出して?」
「これは?新レシピですね。料理ギルドから知らされています。たしかルディスカスタードと…」
「タルトルディス」
「これはなんて名称です?」
「カスタードタルトルディス」
「わかりました。切って配ります」
「ルディスカスタード、味見してみる?」
僕はカスタードクリームを収納から出す。
「おい、皆集合!リョウエスト様の新型ルディスクリームを味見させてもらえるぞ!早く来い!」
かなりのスピードでみんな集まる。
「では、失礼します」
料理長を筆頭にクリームをスプーンにとって舐める。
「うめえ」
「甘ったるい甘さじゃない」
「これはルディスクリームと共に使いやすいな」
「パンに合いそうな感じだな」
「わかるわかる。ルディスクリームより合うみたいだな」
「どう?わかった?」
「「「「はい」」」」
「じゃあ、後よろしく」
ミザーリが不思議な顔で見ている。
「主よ、みなさん忠犬みたいな感じですね」
「リョウ様に心酔してるんだよ」
「なるほど。確かに料理も美味しいし、顔も良いし、性格も良い。度胸もある。心酔するのも無理ないですね」
「ありがと」
「あ、申し訳ありません」
「ううん」
「リョウ様、先程の部屋に戻って待ちましょう」
「そうだね」
部屋に戻るとお馴染みの顔がやって来た。侍従長のサイスさんだ。
「リョウエスト様、先程謁見が終わりました。ルディス様がもうまもなくこちらに参ります。今日は一緒にお茶会の会場に行くそうです」
「わかった」
「お供の方も今日は認められておりますので一緒にお入りを」
「「かしこまりました」」
ルディス様とルマーニ様がやってくる。
「リョウ、お待たせ」
「ルディス様、こんにちは」
「今日はお友達を紹介するわね」
「リョウー。今日もよろしくー」
「うん!」
「じゃあ行きましょう」
ラーモンさんとミシェ姉さんは緊張している。
「緊張するなあ」
「ええ。どうしたら良いのかしら」
「ミシェ姉さん、向こうで、どうしたら良いか、教えてくれるよ」
「そうなの?王様に会うのよね?」
「そうだよ」
「何か質問されたら、はい、王様、って言ってから答えれば良いの」
「わかったわ。多分質問は来ないわね」
「わからないよ」
「やだ、脅さないで」
「なんか緊張とれたぞ」
「あ、私もだわ。リョウ、ありがと」
「どういたしまして?」
「そろそろ着きます。皆様、ご準備を」
「ストーク、ありがと」
馬車が止まってみんなで降りる。アレクとボルクに手を振ると彼らは頷いた。ずいぶん度胸が良くなったね。前はルステインの城でびびってたのにね。
「さて、みな、行こうか。ストークとそこの侍女はリョウと後ほど合流してくれ。謁見の作法をお互い確認するようにな」
案内の侍従を先頭にみなが続く。後ろでは謁見の作法を再確認しているようだ。今日は謁見室では無さそうだ。
小さいホールに通される。王様と王様一家が並んでいる。
マックスさんの後ろにマックスさんの家臣が並び、マックスさんの横に僕が並ぶ。マックスさんと僕は王様の直臣だからだ。全員揃うと男性は跪く。女性はカーテシーっぽい何かだった。でもカーテシーとは違う不思議なポーズだ。
「王様。ルステイン領主マクシミリアン・ラ・ルステイン、家臣と共にまかり越してございます」
「うむ」
「王様。『王国の料理番』、リョウエスト・スサン。まかりこして、ござい、ます」
「先日ぶりだな。元気か」
「はい、王様。元気です」
「マクシミリアン、また面白いものがそなたの家臣の一族に入ったようだな」
「はい。王様。ハッセルエン・スサンの娘が我が一門に入りました」
「ほう、誰だ?」
王様は探しているようだ。
「はい、王様。ミシェレル・ニメイジと申します。お初お目にかかります。よろしくお願いいたします」
おお、ミシェ姉さん頑張った。
「おお。ストラに聞いたぞ。なかなかの知恵者の姉がいると」
「はい、王子様。恐縮です」
「マクシミリアン、ルステインはまた面白いことになりそうだな」
「はい、王様」
「リョウはこの後ルディスのお茶会だったな」
「はい、王様。そうです」
「その後で良い、日程のわかるものを連れて執務室に来てくれ」
「はい、王様。わかりました」
「皆の者、マクシミリアン同様の忠勤を期待する。ご苦労であった」
「「「「はい、王様」」」」
みなでホールから下がった。
「ご苦労であった。とりあえず到着の挨拶は終わった。みなタウンハウスに一旦戻ろう。リョウ、それではな」
「はい!」
顔見知りの侍従さんが来て僕を案内してくれる。待合室に着くとストークとミザーリが待っていた。
「ご苦労様でした。リョウ様、皆様方は?」
「帰ったよ」
「左様でございますか。この後ですがどうなさいますか?」
「先に厨房に、行きたい」
「かしこまりました」
「あ、ルディス様の、お茶会が、終わったあと、王様がストークと、一緒に、執務室に来いって」
「かしこまりました。では、侍従を探して参ります。しばしお待ちを」
「お願い」
ストークが連れて来た侍従と一緒に厨房に行く。
「こんちは」
「おお」
「リョウエスト様」
「おーいリョウエスト様来たぞー。料理長呼んでくれー」
「呼んだか?おお、リョウエスト様。どうされました?」
「この後のお茶会、これ出して?」
「これは?新レシピですね。料理ギルドから知らされています。たしかルディスカスタードと…」
「タルトルディス」
「これはなんて名称です?」
「カスタードタルトルディス」
「わかりました。切って配ります」
「ルディスカスタード、味見してみる?」
僕はカスタードクリームを収納から出す。
「おい、皆集合!リョウエスト様の新型ルディスクリームを味見させてもらえるぞ!早く来い!」
かなりのスピードでみんな集まる。
「では、失礼します」
料理長を筆頭にクリームをスプーンにとって舐める。
「うめえ」
「甘ったるい甘さじゃない」
「これはルディスクリームと共に使いやすいな」
「パンに合いそうな感じだな」
「わかるわかる。ルディスクリームより合うみたいだな」
「どう?わかった?」
「「「「はい」」」」
「じゃあ、後よろしく」
ミザーリが不思議な顔で見ている。
「主よ、みなさん忠犬みたいな感じですね」
「リョウ様に心酔してるんだよ」
「なるほど。確かに料理も美味しいし、顔も良いし、性格も良い。度胸もある。心酔するのも無理ないですね」
「ありがと」
「あ、申し訳ありません」
「ううん」
「リョウ様、先程の部屋に戻って待ちましょう」
「そうだね」
部屋に戻るとお馴染みの顔がやって来た。侍従長のサイスさんだ。
「リョウエスト様、先程謁見が終わりました。ルディス様がもうまもなくこちらに参ります。今日は一緒にお茶会の会場に行くそうです」
「わかった」
「お供の方も今日は認められておりますので一緒にお入りを」
「「かしこまりました」」
ルディス様とルマーニ様がやってくる。
「リョウ、お待たせ」
「ルディス様、こんにちは」
「今日はお友達を紹介するわね」
「リョウー。今日もよろしくー」
「うん!」
「じゃあ行きましょう」
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