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6歳の力走。
上級貴族が集まっちゃった。
その後お茶会、イベント、パーティーが続いた。毎日のように準備して、着替えて出ていく。社交スキル上がってないか、と思うほど色んな人と会ったり会話したりする。本当にイサリナさんと役割を演じる事を練習してきて良かったと思う。いずれの場面でも役立つからだ。ストレスなのか乳歯が三本抜けた。そろそろ永久歯に変わる時期がやってきたんだな。
そんなある日ストークから報告があった。僕主催の昼食会にとんでもない数の応募があった事だ。とてもじゃないがタウンハウスで収まる数ではないのでどうするか聞く。王城のホールを借りるそうだ。そのかわり先王様ご夫妻、ウルリッヒ様もご参加することになったみたいだ。それでも数を減らさなければならないですけど、とストークはカラ笑いしていた。
マックスさんが帰ってきて報告したら大笑いして、こんなことになるんじゃないかと思ったわ、と言っていた。
幸いマックスさんは上級貴族にしか招待状を送ってないのでその人達と上級貴族の皆様が会場に入れることになった。ていうか、この国の上級貴族の当主夫妻が集結してしまった。珍しいのは自治領を運営している各種族が全部集まる事だ。これほど珍しい事はないとマックスさんは言っていた。早速僕はストークに目利きを呼んでもらい、材料を手配した。ストークが言うには金貨100枚はいかなかったそうだ。
前日の夜パーティーが終わってからタウンハウスのシェフに仕込みを手伝ってもらい、次の日の朝早くから王城に行き料理をする。とんでもない料理の数だが、最後まで見栄えを重視し、料理を終えた。
ホールに入ると70人を超える人がいた。ちょっとびびる。ステージに上がって挨拶をする。
「今日は、僕の昼食会に集まっていただき、ありがとうございます。一生懸命、作りました。お楽しみ、下さい」
拍手される。さあ、スタートだ。
名司会者に司会をお願いした。よろしくお願いします。
「最初は食前酒と前菜でございます。食前酒は白ワイン、前菜はナスの餡掛けという料理です。地精族の方とご要望の方、エールがございますのでお申し付け下さい」
廊下で次の料理の仕上げをしながら耳をそばだてる。嘆息が聞こえ、歓声が聞こえた。
「次の料理はマメのスープです。マメをすりつぶしてスープにしてあります。爽やかな風味をお楽しみ下さい。ご要望の方はお酒のおかわりをお持ちいたします。ご用命下さい」
侍従や給仕がきびきびと動く。なお、今日の給料は僕持ちだ。仕方ないね。
「次は魚のムニエルです。ルマーニソースをベースにしたジュレがかかっております。こちらも白ワインかエールでお楽しみ下さい」
ムニエルも登録したよ!なかったんだもの。淡白な魚に醤油は抜群に合うのね。
「次の料理は合い挽き肉の葉包み。ロイックソース茹でです。こちらは赤ワイン、お好みでエールでどうぞ」
ロールキャベツ。少しボリュームがあるかなと思ったが入れた。どうよ。
うん。歓声がすごい。やったね!
「ここで口直しといたしまして氷菓でございます。本日は桃の氷菓です」
ここで1回目の顔見せだ。マックスさんとストークが言うには途中で顔を見せた方が安心して食べられるのではないかと言う。だからメインの前のこの機会に顔を見せた。
拍手や歓声に包まれる。そんな中ステージに上がってお辞儀して、各テーブルを回る。
「リョウ、腕を上げたな」
「相変わらず美味しいぞ」
「一生懸命がんばってるわね」
「また新たな美食に目覚めそうだ」
「これ、スサンの天使で出るかい?」
「今度のパーティー、楽しみにしているよ」
「リョウ、見事だ」
「美味しいわ。このあともあるのよね」
「あなたこそ『料理番』に相応しい人はいないわ」
「エールが美味しいぞ」
などと感想をもらった。
ステージに上がってみなさんに言う。
「次の料理は、メイン料理、スペアリブのソテー。サラダはパスタサラダ、ストラソースです。赤ワインでどうぞ」
スペアリブは生姜、にんにくのすりおろしに醤油、砂糖、酒を混ぜたタレに漬け込み焼いた一品。パスタサラダは茹でた豚肉、きゅうり、にんじんを細切りにしてマヨネーズ、牛乳、醤油、胡椒を混ぜたソースでパスタと和えたものだ。
歓声が凄い。70人もいると圧巻である。焼肉のタレにつけて焼いたんだけど成功したみたいね。パスタサラダはハズレがない。だってマヨネーズなんだもの。後ろにさがってデザートの最終チェックに向かったけど、エフェルト公爵様が親指を立ててくれた。やったね!
この後普通のフルコースではチーズが出るんだけど、この世界チーズあんまり美味しくないんだよね。とろけるチーズがあるだけマシか。
用意できたのでサイスさんにお願いをする。
「皆様、最後はルディスの時間をお楽しみ下さい。ルディスの時間とは、お腹を落ち着かせる甘いものを食べながらお茶をゆっくり楽しむ時間でございます。本日はいちごのロールルディスというお菓子をお楽しみ下さい」
全部出し終えてヘタリそうになる。だけど最後は挨拶に回らないと。ロールケーキ、成功して良かった。
「どうでした?良い時間を、過ごせましたか?」
と聞きながら各テーブルを回る。みな満足したとか、またやって欲しいと言っていたが、一部でもうちょっと早く次の料理が欲しかったとか、もうちょっと遅くても良いよ、とか意見が出た。でもみな美味しかったと言ってくれて嬉しかった。皆さんが食べ終わったあと、僕はステージに上がる。
「本日は、ありがとう、ございました。僕の料理、まだまだです。これからも頑張ります。応援して、くれたら嬉しいです。今度は、大舞踏会で、お料理出します。よろしく、お願いします」
会場は万雷の拍手に包まれた。
そんなある日ストークから報告があった。僕主催の昼食会にとんでもない数の応募があった事だ。とてもじゃないがタウンハウスで収まる数ではないのでどうするか聞く。王城のホールを借りるそうだ。そのかわり先王様ご夫妻、ウルリッヒ様もご参加することになったみたいだ。それでも数を減らさなければならないですけど、とストークはカラ笑いしていた。
マックスさんが帰ってきて報告したら大笑いして、こんなことになるんじゃないかと思ったわ、と言っていた。
幸いマックスさんは上級貴族にしか招待状を送ってないのでその人達と上級貴族の皆様が会場に入れることになった。ていうか、この国の上級貴族の当主夫妻が集結してしまった。珍しいのは自治領を運営している各種族が全部集まる事だ。これほど珍しい事はないとマックスさんは言っていた。早速僕はストークに目利きを呼んでもらい、材料を手配した。ストークが言うには金貨100枚はいかなかったそうだ。
前日の夜パーティーが終わってからタウンハウスのシェフに仕込みを手伝ってもらい、次の日の朝早くから王城に行き料理をする。とんでもない料理の数だが、最後まで見栄えを重視し、料理を終えた。
ホールに入ると70人を超える人がいた。ちょっとびびる。ステージに上がって挨拶をする。
「今日は、僕の昼食会に集まっていただき、ありがとうございます。一生懸命、作りました。お楽しみ、下さい」
拍手される。さあ、スタートだ。
名司会者に司会をお願いした。よろしくお願いします。
「最初は食前酒と前菜でございます。食前酒は白ワイン、前菜はナスの餡掛けという料理です。地精族の方とご要望の方、エールがございますのでお申し付け下さい」
廊下で次の料理の仕上げをしながら耳をそばだてる。嘆息が聞こえ、歓声が聞こえた。
「次の料理はマメのスープです。マメをすりつぶしてスープにしてあります。爽やかな風味をお楽しみ下さい。ご要望の方はお酒のおかわりをお持ちいたします。ご用命下さい」
侍従や給仕がきびきびと動く。なお、今日の給料は僕持ちだ。仕方ないね。
「次は魚のムニエルです。ルマーニソースをベースにしたジュレがかかっております。こちらも白ワインかエールでお楽しみ下さい」
ムニエルも登録したよ!なかったんだもの。淡白な魚に醤油は抜群に合うのね。
「次の料理は合い挽き肉の葉包み。ロイックソース茹でです。こちらは赤ワイン、お好みでエールでどうぞ」
ロールキャベツ。少しボリュームがあるかなと思ったが入れた。どうよ。
うん。歓声がすごい。やったね!
「ここで口直しといたしまして氷菓でございます。本日は桃の氷菓です」
ここで1回目の顔見せだ。マックスさんとストークが言うには途中で顔を見せた方が安心して食べられるのではないかと言う。だからメインの前のこの機会に顔を見せた。
拍手や歓声に包まれる。そんな中ステージに上がってお辞儀して、各テーブルを回る。
「リョウ、腕を上げたな」
「相変わらず美味しいぞ」
「一生懸命がんばってるわね」
「また新たな美食に目覚めそうだ」
「これ、スサンの天使で出るかい?」
「今度のパーティー、楽しみにしているよ」
「リョウ、見事だ」
「美味しいわ。このあともあるのよね」
「あなたこそ『料理番』に相応しい人はいないわ」
「エールが美味しいぞ」
などと感想をもらった。
ステージに上がってみなさんに言う。
「次の料理は、メイン料理、スペアリブのソテー。サラダはパスタサラダ、ストラソースです。赤ワインでどうぞ」
スペアリブは生姜、にんにくのすりおろしに醤油、砂糖、酒を混ぜたタレに漬け込み焼いた一品。パスタサラダは茹でた豚肉、きゅうり、にんじんを細切りにしてマヨネーズ、牛乳、醤油、胡椒を混ぜたソースでパスタと和えたものだ。
歓声が凄い。70人もいると圧巻である。焼肉のタレにつけて焼いたんだけど成功したみたいね。パスタサラダはハズレがない。だってマヨネーズなんだもの。後ろにさがってデザートの最終チェックに向かったけど、エフェルト公爵様が親指を立ててくれた。やったね!
この後普通のフルコースではチーズが出るんだけど、この世界チーズあんまり美味しくないんだよね。とろけるチーズがあるだけマシか。
用意できたのでサイスさんにお願いをする。
「皆様、最後はルディスの時間をお楽しみ下さい。ルディスの時間とは、お腹を落ち着かせる甘いものを食べながらお茶をゆっくり楽しむ時間でございます。本日はいちごのロールルディスというお菓子をお楽しみ下さい」
全部出し終えてヘタリそうになる。だけど最後は挨拶に回らないと。ロールケーキ、成功して良かった。
「どうでした?良い時間を、過ごせましたか?」
と聞きながら各テーブルを回る。みな満足したとか、またやって欲しいと言っていたが、一部でもうちょっと早く次の料理が欲しかったとか、もうちょっと遅くても良いよ、とか意見が出た。でもみな美味しかったと言ってくれて嬉しかった。皆さんが食べ終わったあと、僕はステージに上がる。
「本日は、ありがとう、ございました。僕の料理、まだまだです。これからも頑張ります。応援して、くれたら嬉しいです。今度は、大舞踏会で、お料理出します。よろしく、お願いします」
会場は万雷の拍手に包まれた。
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