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6歳の力走。
学校生活、疲れるね。
学校生活が始まった。まずは挨拶の仕方やカバンの片付け方、ノートの書き方、学校での過ごし方を教わる感じだった。授業じゃないんだね。ビッキーさんは新任の教師らしく初々しい感じで先生をやってるので温かい目で見てあげた。すごいのな6歳児って。静かに座ってる子もいるが勝手に出歩くやつもいる。その度その度副担任が連れ戻しているが、それが面白くなってさらに遊ぶ子が出始める。カオスすぎだろ。
何故かよく分からないんだが出歩く子からいきなりナミリアと僕に決闘を申し込まれた。意味が全くわからないので二人で放っておいたら泣いた。どうしたら良かったのだろうか。そしたら泣かしたーとか言ってはやしたてるバカが出た。そいつも放っておいたらやいやい言い始めた。あーあ。めんどくさい。相手をする必要すらないな。
と思ってたら後ろで特大の壁ドンがした。何かと思ってたらナミリアの侍女さんがキレていた。副担任と僕のお付きのミザーリがまあまあとやっていた。やいやい言ってたやつはドン引きしていた。それでようやく授業らしきものは再開した。ビッキーさんは再起動してまともな方向に授業は進み始めた。侍女さん、ナイス。
休み時間となり、さっきうろついてた子供が近づいてきた。
「お前、きぞくか?きぞくこわくないぞ」
とまとわりつこうとする。ああ、めんどくさい。
「どんな死に方したいんだ?首切りか?拷問で死ぬか?」
「しにかたってなんだ?」
「貴族に逆らったら殺していいんだ」
「うそだ」
「本当だよ。今逆らっただろ?」
「う、うそだ」
「本当だよ。ねえナミリア」
「きぞくにさからっちゃ、メーよ」
「う、うそだろ」
「次の時間ちゃんと、座ってたら、許してあげる」
「わ、わかった」
周りに聞こえるように言ってやった。ああ、めんどくさい。なんかミザーリとナミリアの侍女、笑ってるし。うわーって顔でみんな見ている。次の時間は静かなものだった。
というか、本当空気読んだな。ナミリアと僕だけお付きの人がいるの、明らかにおかしいって気づいたのだろうか。かくして僕は平穏を得たのだった。
学校は4時間で終了した。上級生になると5時間らしい。これが毎日続くのも辛い。時々公務だと言ってサボってやろう。学校から出ようとしてたらナミリアと僕に上級生が近づいてきた。
「閣下、ナミリア様、問題はありましたか?」
「特にないかな」
「うん」
「何かあれば言ってください。動きますので」
「ありがと」
「だれ?」
「生徒会です。よろしくお願いします」
「わかった」
「お父様に伝えとく」
「ありがとうございます」
上級生は去っていった。かなり上だったからもうすぐ成人か。それくらいになると分別がつくか。早くそれぐらいになりたいものだ。
学校を出るとナミリアは馬車の迎えが来ている。僕は見送って歩いて帰る。ロイック兄さんもストラ兄さんも歩いて通っていたからだ。あんまり絡まれるような事があったら馬車で通おうと決めている。
家に帰る前に工房に寄る。セルブロが足を引きずりながら外装の掃除をしている。セルブロは元馬車の御者で馬車に轢かれて足を痛め、人足をやっていた者だ。うちで屋敷の整備と庭の手入れをしながらキーカとサッチを親代わりとして育てている。
足の引きずり具合が重そう。多分また痛めたな。
「ただいま」
「あ!リョウ様!お帰りなさいませ」
「セルブロ、ちょっとついてきて」
「はい」
やっぱり痛めてるな。中のサロンのソファに座らせる。
「どうしたんですか?」
「内緒にして、欲しい話がある」
「はい」
「回復魔法、使える」
「ええ?本当ですか?」
「セルブロの足、実験いい?」
「はい。どうぞ」
「いくよ…識別」
なるほど。骨が変なふうにくっついてて神経を痛めてるのか。
「わかった。骨をちゃんとした、位置にしたら治る」
「そうですか。治るんですね。ありがとうございます」
「かなり痛いよ」
「今もかなり痛いですから大丈夫です」
「わかった。手拭いを、口に入れて、噛み締めてね」
「はい」
「骨を一度切り離して再度正しい位置で接合し神経と内出血を癒す。『治癒』」
「ぐわっ」
変なふうにくっついてた骨が一旦バラバラになる。パズルのように一つ一つ正しい位置に動かす。パーツが足りない部分は『治癒』で埋める。神経と圧迫してなっていた内出血を癒す。
その間15分間。麻酔もない状態でセルブロは耐えた。骨折を無理やり起こしているから痛いだろう。ぶるぶる震えながらセルブロはがんばった。ようやく癒えた時、ぐったりしていた。
「セルブロ、終わった」
「治ったんですか?」
「歩いてみて」
セルブロはゆっくりと歩き出す。そして早足で歩いて最後は駆けた。
「ありがとうございます。ありがとうございます。私の足が治りました。あれほど苦労していた足が」
「良かった。これはポーションで、治った。良いね?」
「はい。確かにポーションです」
セルブロは泣きながら言う。ずっと辛い思いしてたものね。
「早く娘達に、知らせてあげて」
「はい。リョウ様、ありがとうございます。今後私は身命を賭してお仕えさせてます」
「命は賭けなくて、良いよ」
その後3人が泣きながらお礼を言いにきた。どう答えて良いかわからず、良かったなあとしか言えなかったよ。
何故かよく分からないんだが出歩く子からいきなりナミリアと僕に決闘を申し込まれた。意味が全くわからないので二人で放っておいたら泣いた。どうしたら良かったのだろうか。そしたら泣かしたーとか言ってはやしたてるバカが出た。そいつも放っておいたらやいやい言い始めた。あーあ。めんどくさい。相手をする必要すらないな。
と思ってたら後ろで特大の壁ドンがした。何かと思ってたらナミリアの侍女さんがキレていた。副担任と僕のお付きのミザーリがまあまあとやっていた。やいやい言ってたやつはドン引きしていた。それでようやく授業らしきものは再開した。ビッキーさんは再起動してまともな方向に授業は進み始めた。侍女さん、ナイス。
休み時間となり、さっきうろついてた子供が近づいてきた。
「お前、きぞくか?きぞくこわくないぞ」
とまとわりつこうとする。ああ、めんどくさい。
「どんな死に方したいんだ?首切りか?拷問で死ぬか?」
「しにかたってなんだ?」
「貴族に逆らったら殺していいんだ」
「うそだ」
「本当だよ。今逆らっただろ?」
「う、うそだ」
「本当だよ。ねえナミリア」
「きぞくにさからっちゃ、メーよ」
「う、うそだろ」
「次の時間ちゃんと、座ってたら、許してあげる」
「わ、わかった」
周りに聞こえるように言ってやった。ああ、めんどくさい。なんかミザーリとナミリアの侍女、笑ってるし。うわーって顔でみんな見ている。次の時間は静かなものだった。
というか、本当空気読んだな。ナミリアと僕だけお付きの人がいるの、明らかにおかしいって気づいたのだろうか。かくして僕は平穏を得たのだった。
学校は4時間で終了した。上級生になると5時間らしい。これが毎日続くのも辛い。時々公務だと言ってサボってやろう。学校から出ようとしてたらナミリアと僕に上級生が近づいてきた。
「閣下、ナミリア様、問題はありましたか?」
「特にないかな」
「うん」
「何かあれば言ってください。動きますので」
「ありがと」
「だれ?」
「生徒会です。よろしくお願いします」
「わかった」
「お父様に伝えとく」
「ありがとうございます」
上級生は去っていった。かなり上だったからもうすぐ成人か。それくらいになると分別がつくか。早くそれぐらいになりたいものだ。
学校を出るとナミリアは馬車の迎えが来ている。僕は見送って歩いて帰る。ロイック兄さんもストラ兄さんも歩いて通っていたからだ。あんまり絡まれるような事があったら馬車で通おうと決めている。
家に帰る前に工房に寄る。セルブロが足を引きずりながら外装の掃除をしている。セルブロは元馬車の御者で馬車に轢かれて足を痛め、人足をやっていた者だ。うちで屋敷の整備と庭の手入れをしながらキーカとサッチを親代わりとして育てている。
足の引きずり具合が重そう。多分また痛めたな。
「ただいま」
「あ!リョウ様!お帰りなさいませ」
「セルブロ、ちょっとついてきて」
「はい」
やっぱり痛めてるな。中のサロンのソファに座らせる。
「どうしたんですか?」
「内緒にして、欲しい話がある」
「はい」
「回復魔法、使える」
「ええ?本当ですか?」
「セルブロの足、実験いい?」
「はい。どうぞ」
「いくよ…識別」
なるほど。骨が変なふうにくっついてて神経を痛めてるのか。
「わかった。骨をちゃんとした、位置にしたら治る」
「そうですか。治るんですね。ありがとうございます」
「かなり痛いよ」
「今もかなり痛いですから大丈夫です」
「わかった。手拭いを、口に入れて、噛み締めてね」
「はい」
「骨を一度切り離して再度正しい位置で接合し神経と内出血を癒す。『治癒』」
「ぐわっ」
変なふうにくっついてた骨が一旦バラバラになる。パズルのように一つ一つ正しい位置に動かす。パーツが足りない部分は『治癒』で埋める。神経と圧迫してなっていた内出血を癒す。
その間15分間。麻酔もない状態でセルブロは耐えた。骨折を無理やり起こしているから痛いだろう。ぶるぶる震えながらセルブロはがんばった。ようやく癒えた時、ぐったりしていた。
「セルブロ、終わった」
「治ったんですか?」
「歩いてみて」
セルブロはゆっくりと歩き出す。そして早足で歩いて最後は駆けた。
「ありがとうございます。ありがとうございます。私の足が治りました。あれほど苦労していた足が」
「良かった。これはポーションで、治った。良いね?」
「はい。確かにポーションです」
セルブロは泣きながら言う。ずっと辛い思いしてたものね。
「早く娘達に、知らせてあげて」
「はい。リョウ様、ありがとうございます。今後私は身命を賭してお仕えさせてます」
「命は賭けなくて、良いよ」
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