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9歳の記す者。
ゴノドンがやってきた。
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「リョウ様、ゴノドンって……あの、でっかい草食の魔獣ですか?」
フォンブイヨン村の広場で、元貧民街の長老レナトが僕の話に目を丸くした。彼はひげの白い、穏やかな人間のお爺さんだ。
「そう。牛くらいの大きさで、穏やかで、人の手から草も食べるんだ。完全に飼えるとはまだ言えないけど…挑戦してみたい」
「そんなことを、わしらに?」
「うん。ここはみんな、工夫する力がある。ブイヨン作りだって、一から覚えたでしょ?」
「ま、まあ、それは…でも、リョウ様のおかげじゃ」
「僕はレシピを出しただけ。手を動かしたのはみんなだよ」
「…へへ。嬉しいことを言ってくださる」
レナトが背中をさすりながら笑うと、後ろから若い青年や娘たちも集まってきた。彼らはみんな、王都から流れてきた貧しい出身だったが、今では立派に働いている。
「ゴノドンって、美味しいんですか?」
「いや、肉は筋張ってて固い。でも、血はすごいんだ。ゴムみたいに伸びて、ドワーフがタイヤに使ってる」
「血をタイヤに!?」
村の男たちがどよめく。僕は頷いた。
「ドワーヴンベースでは、すごく重要な素材なんだ。だから、上手く飼えたら…きっと村の新しい産業になるよ」
すると青年の一人が言った。
「やってみます、リョウ様。あんたがくれたブイヨンの技術で、家族も食えるようになった。恩は返したい」
「ありがとう。でも恩じゃなくて、一緒に未来を作るために、って考えてほしいな」
「はいっ!」
彼らは真剣な目で頷いた。
それから数日後。ドワーヴンベースでは、技術者ドワーフたちが興奮していた。
「フォンブイヨン村でゴノドン飼ってるって!? 成功したらしいぞ!」
「それは行くしかねぇ!!」
かくして、30頭のゴノドンが、巨大な台車に載せられ、どごんどごんと音を立てて村に運ばれてきた。
「お、おいおい!?なんかすっごいの来たぞ!」
「な、何頭いるんだよ!?え、30頭!?一頭だけの予定じゃなかったの!?」
村中がパニックになったが、ドワーフたちは陽気に笑う。
「いいか、お前ら!ゴノドンは草食だ!臆するな!これから一緒に研究だ!」
「勝手にプロジェクトが始まってるんだけど!?」
…こうして、フォンブイヨン村の静かな日常は、突如として“巨大な草食魔獣”の育成で賑やかになった。
「よーし、ゴノドン、こっちこっち~! よしよし、いい子だ!」
「って、でかっ! 舐められたら顔ごと草になるぞ、これ!」
フォンブイヨン村の一角、草原に設けられた仮囲いの中では、若者たちが奮闘していた。30頭のゴノドンは、意外にも穏やかで、のっそりした草食動物だ。
「もう、エサを覚えて自分から来るようになったわよ。昼間は寝てばっかりだけど」
「水もちゃんと飲むし、便も穏やかだ。牛と似てるわね」
ドワーフ技術者のボリビエが頷いた。
「うん。環境と食事の記録、あと体温と鼓動の変化…全部記録してるわ。これで繁殖計画も立てられる」
レナトじいさんが目を丸くした。
「は、繁殖…?」
「うん。すでに2頭が身ごもってるの。ゴノドンは成獣になれば年間1~2頭の出産が見込めるわ。条件が揃えば、ね」
「それ、うちの村でやるのかい…?」
「うん!この村はゴノドン研究の聖地になるわ!リョウエストの名があるからこそ、私たちも本腰を入れられるの!」
「ちょっと待ってください!」
若者の一人が手を挙げる。
「最初は1~2頭のはずだったんですけど! 30頭っておかしくないですか!?」
「30頭でちょうど『実験可能な分母』でしょ? 少なすぎると誤差が出るわよ」
「この人たち、科学って名の暴走をしてない…?」
そのころ、ルステイン城のマックスさんの執務室では、マックスさんとエメイラが報告書を読んでいた。
「…30頭…」
「ドワーフ、またやらかしたわね」
「でも、村のみんなが楽しそうで、僕は嬉しいよ」
僕はエメイラに言う。
「しかも、もうゴノドンの繁殖に成功したって。次の産業の柱になりそうだね」
「村のブイヨンも好評だし、もうひとつの顔として『ゴノドン村』になりそうだな」
「…うん。でも、それも全部、村の人たちが一生懸命だからだよ。僕はきっかけを出しただけ」
僕は言葉を選びながら、書類にサインした。
『フォンブイヨン村を王国認定の実験動物育成区域とすることを申請。併せてゴノドン製品の第一次加工権を村に付与する』
この村に、しっかりとした未来を根付かせるために。
魔獣の世話を通じて、人は誇りを手にする。
「すごいね…こんなに立派に育てるなんて」
僕は久しぶりにフォンブイヨン村を訪れ、目を丸くしていた。目の前に広がるのは、きれいに整備された放牧地。そこをのっそり歩く30頭以上のゴノドンたち。
「いやはや、最初は驚いたが……今じゃこの村の『顔』だよ」
レナトじいさんが、手を背中に組んで笑った。
「こいつら、大人しいだけじゃなくて、言葉のリズムまで覚えるんだ。朝のエサやりの歌を聞くと、全員で集まってくる」
「ゴノドンの朝の歌…聞いてみたいなあ」
僕が笑うと、後ろから若者たちが小さく歌い始めた。
♪ ゴ~ノ~ドン~ 朝ごはん~ モシャモシャ草食べ~ おなかふくれ~ば~ ぽてんと寝る~
ドワーフのブルッグがうなった。
「…ほわほわしすぎて、逆に最強だな」
「本当に飼い慣らせたんだ…」
「繁殖も、すでに6頭が生まれたよ」
青年の一人が誇らしげに言った。
「もう、ちゃんと世代交代のサイクルも見えてきてる。それに、ゴノドンの血液は毎週、ドワーヴンベースに送ってる。高温で液体、冷やせば弾性が増すって特性はやっぱすごいよな」
「しかも、肉も少しずつ食べ方が見つかってきてて、スープにすると案外いけるらしいわ」
ボリビエが料理人のような顔で頷いた。
「筋張ってて固い肉も、ブイヨンにすれば『深み』になる。フォンブイヨン村が、ほんとの『フォン・ブイヨン(出汁)』の村になってきたわ!」
「…名前負けしてなくて、嬉しい」
僕はぽつりと呟いた。
かつて、貧民街と呼ばれたこの土地が、今は王国でも有数の産業村に変わった。ゴノドンの放牧と加工。そして、元からあったブイヨン製造。
「リョウ様、これ、新商品です」
村の少女が手渡してくれたのは、ゴノドン出汁缶。
「牛骨とゴノドンの出汁を合わせて、コクと粘度を高めてあります。輸送中も固まらないように、封入加工もしてあります」
「すごい…すっごい工夫だね!」
「へへっ、全部リョウ様が『やってみたら?』って言ったことから始まったんですよ!」
「…僕は、やってみてって言っただけだよ。動いたのは、みんなだ」
その言葉に、村中の人々がうなずいた。
ルステインに戻る馬車の中、僕はそっと日記に書いた。
『フォンブイヨン村、ゴノドン飼育成功。魔獣と暮らすことは、人を強く、優しくする』
『産業は命の集まり。レシピや技術じゃなく、人の努力と心が柱になる』
この村はもう、ただの元貧民街じゃない。
僕の仲間が育てた、ゴノドンとブイヨンの村…未来を耕す村になったのだ。
フォンブイヨン村の広場で、元貧民街の長老レナトが僕の話に目を丸くした。彼はひげの白い、穏やかな人間のお爺さんだ。
「そう。牛くらいの大きさで、穏やかで、人の手から草も食べるんだ。完全に飼えるとはまだ言えないけど…挑戦してみたい」
「そんなことを、わしらに?」
「うん。ここはみんな、工夫する力がある。ブイヨン作りだって、一から覚えたでしょ?」
「ま、まあ、それは…でも、リョウ様のおかげじゃ」
「僕はレシピを出しただけ。手を動かしたのはみんなだよ」
「…へへ。嬉しいことを言ってくださる」
レナトが背中をさすりながら笑うと、後ろから若い青年や娘たちも集まってきた。彼らはみんな、王都から流れてきた貧しい出身だったが、今では立派に働いている。
「ゴノドンって、美味しいんですか?」
「いや、肉は筋張ってて固い。でも、血はすごいんだ。ゴムみたいに伸びて、ドワーフがタイヤに使ってる」
「血をタイヤに!?」
村の男たちがどよめく。僕は頷いた。
「ドワーヴンベースでは、すごく重要な素材なんだ。だから、上手く飼えたら…きっと村の新しい産業になるよ」
すると青年の一人が言った。
「やってみます、リョウ様。あんたがくれたブイヨンの技術で、家族も食えるようになった。恩は返したい」
「ありがとう。でも恩じゃなくて、一緒に未来を作るために、って考えてほしいな」
「はいっ!」
彼らは真剣な目で頷いた。
それから数日後。ドワーヴンベースでは、技術者ドワーフたちが興奮していた。
「フォンブイヨン村でゴノドン飼ってるって!? 成功したらしいぞ!」
「それは行くしかねぇ!!」
かくして、30頭のゴノドンが、巨大な台車に載せられ、どごんどごんと音を立てて村に運ばれてきた。
「お、おいおい!?なんかすっごいの来たぞ!」
「な、何頭いるんだよ!?え、30頭!?一頭だけの予定じゃなかったの!?」
村中がパニックになったが、ドワーフたちは陽気に笑う。
「いいか、お前ら!ゴノドンは草食だ!臆するな!これから一緒に研究だ!」
「勝手にプロジェクトが始まってるんだけど!?」
…こうして、フォンブイヨン村の静かな日常は、突如として“巨大な草食魔獣”の育成で賑やかになった。
「よーし、ゴノドン、こっちこっち~! よしよし、いい子だ!」
「って、でかっ! 舐められたら顔ごと草になるぞ、これ!」
フォンブイヨン村の一角、草原に設けられた仮囲いの中では、若者たちが奮闘していた。30頭のゴノドンは、意外にも穏やかで、のっそりした草食動物だ。
「もう、エサを覚えて自分から来るようになったわよ。昼間は寝てばっかりだけど」
「水もちゃんと飲むし、便も穏やかだ。牛と似てるわね」
ドワーフ技術者のボリビエが頷いた。
「うん。環境と食事の記録、あと体温と鼓動の変化…全部記録してるわ。これで繁殖計画も立てられる」
レナトじいさんが目を丸くした。
「は、繁殖…?」
「うん。すでに2頭が身ごもってるの。ゴノドンは成獣になれば年間1~2頭の出産が見込めるわ。条件が揃えば、ね」
「それ、うちの村でやるのかい…?」
「うん!この村はゴノドン研究の聖地になるわ!リョウエストの名があるからこそ、私たちも本腰を入れられるの!」
「ちょっと待ってください!」
若者の一人が手を挙げる。
「最初は1~2頭のはずだったんですけど! 30頭っておかしくないですか!?」
「30頭でちょうど『実験可能な分母』でしょ? 少なすぎると誤差が出るわよ」
「この人たち、科学って名の暴走をしてない…?」
そのころ、ルステイン城のマックスさんの執務室では、マックスさんとエメイラが報告書を読んでいた。
「…30頭…」
「ドワーフ、またやらかしたわね」
「でも、村のみんなが楽しそうで、僕は嬉しいよ」
僕はエメイラに言う。
「しかも、もうゴノドンの繁殖に成功したって。次の産業の柱になりそうだね」
「村のブイヨンも好評だし、もうひとつの顔として『ゴノドン村』になりそうだな」
「…うん。でも、それも全部、村の人たちが一生懸命だからだよ。僕はきっかけを出しただけ」
僕は言葉を選びながら、書類にサインした。
『フォンブイヨン村を王国認定の実験動物育成区域とすることを申請。併せてゴノドン製品の第一次加工権を村に付与する』
この村に、しっかりとした未来を根付かせるために。
魔獣の世話を通じて、人は誇りを手にする。
「すごいね…こんなに立派に育てるなんて」
僕は久しぶりにフォンブイヨン村を訪れ、目を丸くしていた。目の前に広がるのは、きれいに整備された放牧地。そこをのっそり歩く30頭以上のゴノドンたち。
「いやはや、最初は驚いたが……今じゃこの村の『顔』だよ」
レナトじいさんが、手を背中に組んで笑った。
「こいつら、大人しいだけじゃなくて、言葉のリズムまで覚えるんだ。朝のエサやりの歌を聞くと、全員で集まってくる」
「ゴノドンの朝の歌…聞いてみたいなあ」
僕が笑うと、後ろから若者たちが小さく歌い始めた。
♪ ゴ~ノ~ドン~ 朝ごはん~ モシャモシャ草食べ~ おなかふくれ~ば~ ぽてんと寝る~
ドワーフのブルッグがうなった。
「…ほわほわしすぎて、逆に最強だな」
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「繁殖も、すでに6頭が生まれたよ」
青年の一人が誇らしげに言った。
「もう、ちゃんと世代交代のサイクルも見えてきてる。それに、ゴノドンの血液は毎週、ドワーヴンベースに送ってる。高温で液体、冷やせば弾性が増すって特性はやっぱすごいよな」
「しかも、肉も少しずつ食べ方が見つかってきてて、スープにすると案外いけるらしいわ」
ボリビエが料理人のような顔で頷いた。
「筋張ってて固い肉も、ブイヨンにすれば『深み』になる。フォンブイヨン村が、ほんとの『フォン・ブイヨン(出汁)』の村になってきたわ!」
「…名前負けしてなくて、嬉しい」
僕はぽつりと呟いた。
かつて、貧民街と呼ばれたこの土地が、今は王国でも有数の産業村に変わった。ゴノドンの放牧と加工。そして、元からあったブイヨン製造。
「リョウ様、これ、新商品です」
村の少女が手渡してくれたのは、ゴノドン出汁缶。
「牛骨とゴノドンの出汁を合わせて、コクと粘度を高めてあります。輸送中も固まらないように、封入加工もしてあります」
「すごい…すっごい工夫だね!」
「へへっ、全部リョウ様が『やってみたら?』って言ったことから始まったんですよ!」
「…僕は、やってみてって言っただけだよ。動いたのは、みんなだ」
その言葉に、村中の人々がうなずいた。
ルステインに戻る馬車の中、僕はそっと日記に書いた。
『フォンブイヨン村、ゴノドン飼育成功。魔獣と暮らすことは、人を強く、優しくする』
『産業は命の集まり。レシピや技術じゃなく、人の努力と心が柱になる』
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