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サシ飲み
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ひなたが夢の国から帰った頃にはもう日が暮れていて、食べるものもなかったので近くのコンビニまで歩いて適当に食べるものを買うことにした。
「コンビニの弁当なんて久しぶりです!2年ぶりとかかも?」
「だいぶ久しぶりだな!めちゃくちゃ美味しくなってるよ」
ひなたは悩んだ挙句俺と同じ唐揚げ弁当をカゴに放り込んで、何かを思いついたようにドリンクコーナーまで歩いていき、いつも俺の飲んでるビールとチューハイを持ってきた。
「今日は私も飲みたい気分です」
「え、飲んだことあるの?」
「ないですけど!今日は飲みたいんです!私はチューハイで、大輔さんがビールです」
ひなたが帰ってくる前に一人で二本缶を飲んでいたが、ひなたと飲むのが初めてだったから、普段は飲まない三本目に手を出すことにした。
「じゃあなんかつまみでも買うか?」
「はい!じゃあ持ってきます」
適当にひなたが選んだつまみと弁当と酒を買い、ひなたの部屋に戻ってきた。
「はい!かんぱーい!」
「乾杯」
かん、と缶と缶がぶつかる音が響く。
「どう?美味しい?」
「なんか甘い?です」
「あはは、こっちも飲む?」
ビール缶をひなたに渡すと、恐る恐るといった感じで小さく一口口をつけて、すぐに顔をしかめた
「こっちは苦いです!」
「だろうな!」
ひなたの反応が面白くて自然と笑ってしまう。
ひなたはチューハイを飲みながら、あかりさんと夢の国での思い出を、慣れないアルコールに煽られながら楽しそうに話しはじめた。
「やっぱりジェットコースターが良かったです!三回乗っちゃいました!」
「それ胃の中身出てこなかった?大丈夫?」
「あはは、出るわけないじゃないですかー!本当に苦手なんですね」
お酒も飲んでいるからか、ひなたはいつもより興奮気味に、今日あった出来事を話す。
いつものしっかりとしているひなたとは違い、呂律もしっかりと回っていない早口で、子供が親に今日あったことを話すように話し、俺は相槌をうった。
それはテレビを見ながら飲む酒よりも、よっぽど楽しかった。
一通り話し終えたひなたはチューハイを一本飲み干し、ふらふらと酔っ払っていた。
「流石にまだアルコールには弱いね」
「ですねー……クラクラします」
「水持ってくるから待ってて」
台所に向かい水の入ったコップをひなたに渡した
「ありがとうございましゅ……ぷはー」
ひなたは水を飲んで、いきなりくすくすと笑い始めた
「どうした?」
「んー?いえ、なんか出会った時と逆だなぁって思ってー」
「……あー」
俺がひなたと出会ったのも、俺が酔いつぶれていた時だった
「なんでそんなに飲んでたんですかー?」
「うーん……なんだったかな……」
あの日は確かに飲みすぎていた
でも失恋したとか、上司に腹が立ったとか、腹は立つ事はよくあるがそれが暴飲には繋がらなかった。
「……まぁ、飲みたい時もあるんだよ」
「ですかー」
ひなたはうーんと伸びて、そのまま机に突っ伏した。
「ちょっと眠くなってきちゃいました」
「もう寝るか?」
「いやです!まだおきてるんですー……」
「でももう眠いだろ?」
「じゃあ大輔さんと一緒に寝ます……」
いつもと違い、言葉の内容も相まってひなたの声が妙に色っぽく聞こえる。
「大輔さんー、すきですー」
ひなたはいきなり顔を上げるとそんな言葉を漏らした
「なんだよいきなり」
「あはは、照れたんだー」
満足そうなため息をついて、ひなたはそのまま寝てしまった。
「コンビニの弁当なんて久しぶりです!2年ぶりとかかも?」
「だいぶ久しぶりだな!めちゃくちゃ美味しくなってるよ」
ひなたは悩んだ挙句俺と同じ唐揚げ弁当をカゴに放り込んで、何かを思いついたようにドリンクコーナーまで歩いていき、いつも俺の飲んでるビールとチューハイを持ってきた。
「今日は私も飲みたい気分です」
「え、飲んだことあるの?」
「ないですけど!今日は飲みたいんです!私はチューハイで、大輔さんがビールです」
ひなたが帰ってくる前に一人で二本缶を飲んでいたが、ひなたと飲むのが初めてだったから、普段は飲まない三本目に手を出すことにした。
「じゃあなんかつまみでも買うか?」
「はい!じゃあ持ってきます」
適当にひなたが選んだつまみと弁当と酒を買い、ひなたの部屋に戻ってきた。
「はい!かんぱーい!」
「乾杯」
かん、と缶と缶がぶつかる音が響く。
「どう?美味しい?」
「なんか甘い?です」
「あはは、こっちも飲む?」
ビール缶をひなたに渡すと、恐る恐るといった感じで小さく一口口をつけて、すぐに顔をしかめた
「こっちは苦いです!」
「だろうな!」
ひなたの反応が面白くて自然と笑ってしまう。
ひなたはチューハイを飲みながら、あかりさんと夢の国での思い出を、慣れないアルコールに煽られながら楽しそうに話しはじめた。
「やっぱりジェットコースターが良かったです!三回乗っちゃいました!」
「それ胃の中身出てこなかった?大丈夫?」
「あはは、出るわけないじゃないですかー!本当に苦手なんですね」
お酒も飲んでいるからか、ひなたはいつもより興奮気味に、今日あった出来事を話す。
いつものしっかりとしているひなたとは違い、呂律もしっかりと回っていない早口で、子供が親に今日あったことを話すように話し、俺は相槌をうった。
それはテレビを見ながら飲む酒よりも、よっぽど楽しかった。
一通り話し終えたひなたはチューハイを一本飲み干し、ふらふらと酔っ払っていた。
「流石にまだアルコールには弱いね」
「ですねー……クラクラします」
「水持ってくるから待ってて」
台所に向かい水の入ったコップをひなたに渡した
「ありがとうございましゅ……ぷはー」
ひなたは水を飲んで、いきなりくすくすと笑い始めた
「どうした?」
「んー?いえ、なんか出会った時と逆だなぁって思ってー」
「……あー」
俺がひなたと出会ったのも、俺が酔いつぶれていた時だった
「なんでそんなに飲んでたんですかー?」
「うーん……なんだったかな……」
あの日は確かに飲みすぎていた
でも失恋したとか、上司に腹が立ったとか、腹は立つ事はよくあるがそれが暴飲には繋がらなかった。
「……まぁ、飲みたい時もあるんだよ」
「ですかー」
ひなたはうーんと伸びて、そのまま机に突っ伏した。
「ちょっと眠くなってきちゃいました」
「もう寝るか?」
「いやです!まだおきてるんですー……」
「でももう眠いだろ?」
「じゃあ大輔さんと一緒に寝ます……」
いつもと違い、言葉の内容も相まってひなたの声が妙に色っぽく聞こえる。
「大輔さんー、すきですー」
ひなたはいきなり顔を上げるとそんな言葉を漏らした
「なんだよいきなり」
「あはは、照れたんだー」
満足そうなため息をついて、ひなたはそのまま寝てしまった。
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