48 / 82
夜
しおりを挟む
支部長とのいざこざがあったあと、シルとイオナを回収して宿に向かう。
借りたのは二部屋だ。その都合上、誰か俺と同じ部屋になる。シルかイオナが希望してくれるので、いつもはそうしているんだが……この日は、セフィラが手を挙げた。
「今日は私がロイ様と同じ部屋に。どうしても、ロイ様にお話したいことがあるんです」
「シルたちが一緒じゃ駄目なのか?」
「駄目ということはありませんが……先に、ロイ様に聞いていただきたいです」
セフィラが自己主張するのは珍しい。
「んー……ロイと一緒の部屋じゃないのは残念だけど、仕方ないね」
「あ、明日は代わりなさいよ!」
シルとイオナは納得してくれた。
というわけで今日の部屋割りは俺とセフィラ、シルとイオナという分け方になった。
……いや、何もしなければ問題ない。自然体でいこう。
夕食後、部屋に戻ってお互いのベッドに腰かける。
「……それでセフィラ、話って?」
「私のことです。黙っているのは、ロイ様に対して失礼な気がして」
セフィラは前髪を上げ、普段隠している目を見せてくる。
青の瞳と、緑の瞳。どちらも宝石のように綺麗だ。
「私はエルフの里で、十年以上軟禁されていました」
「軟禁?」
ずいぶん物騒な単語が出て聞たな。
「座敷牢に閉じ込められ、粗末な食事を与えられ、拷問まがいのことも毎日のようにされました。それはすべて、私が色違いの目を持つ忌み子だったからです」
セフィラは過去のことを話した。
エルフの里の中には共通認識がある。
それは『左右色違いの目を持つ者は災いをもたらす』ということだ。
なぜそんな常識があるのかはわからない。
しかし、エルフたちはその伝承を頑なに信じている。
「私は族長の娘として生まれましたが、それもよくありませんでした。私を次期族長とするため、里のエルフたちは私を『治療』しようとしました」
「治療って、目の色を変えるってことか?」
「そうです。具体的には――短剣で目を潰され、魔術で治されました」
「……は? な、何だよそれ」
どうしてそんなことが治療になるのかわからない。
「エルフの里では、色違いの目には罪があり、それをえぐり取ることで罪を洗い流すことができるとされていたんです」
何度やっても目の色は変わりませんでしたが、とセフィラは無感情に言う。
「私はやがて汚い存在として、両親によって人間の奴隷商人に売られました。里に置いておきたくなかったんでしょう。色違いの目を持つ娘なんて、風聞が悪くなりますから」
両親に売られた? そんな理由で?
「――ふざけてる」
俺は思わずつぶやいた。
セフィラは何も悪いことをしていない。なのにどうしてそこまでひどいことができるんだ。
腹が熱くなるほどの怒りを覚える。
「……ありがとうございます、ロイ様」
「何がだよ」
「私なんかのために怒ってくださって、とても嬉しいです。それに今は、もうそんなことはどうでもよくなってしまいました」
セフィラは笑っていた。
こんな境遇を語ったあとなのに。
「私は奴隷になり、色々なことがどうでもよくなっていました。そんな中、ロイ様に救われました」
足を治してくれた。
美味しいものを食べさせてくれた。
自分を庇ってくれた。
そんなふうにされたことはなかったと、セフィラは告げる。
「一番嬉しかったのは、ロイ様が『目の色が違うなんて大したことじゃない』と言ってくださったことです。私はずっと、誰かにそう言って欲しかったんです」
そういえば支部長に対してそう言ったとき、セフィラは驚いたように固まっていた。
あれはそういう理由だったのか。
俺からすれば当然の理屈でも、セフィラにとってはそうじゃなかったんだろう。
「なので、私はロイ様にお礼がしたいと考えています」
お礼?
セフィラはベッドから立ち上がり、服の裾に手をかける。そしてごく自然な仕草でそれを脱いでしまった。
ふるん、とセフィラの大きく形のいい胸が揺れた。
左右に揺れる二つの柔らかそうなかたまりに、俺は視線を吸い寄せられる。
さらにセフィラは自らの下衣にも手をかける。
「ちょっ、待て待て待て待て!」
俺は混乱して叫んだ。セフィラは一体なぜ服を脱いでるんだ!?
「ロイ様に、お礼がしたいんです」
セフィラはもう一度言った。
お礼。さすがにその意味はわかる。
まさか俺と相部屋になったのはこのためか!?
服を脱いだセフィラは俺のもとまでやってきて、ぎしり、と俺の足の横に膝を立てる。
セフィラの表情には赤みが差していて、セフィラのほうも羞恥心を感じていることがわかる。
それでも止まらずセフィラは俺の胸元を指でなぞった。
「……ッ」
セフィラの呼吸が聞こえるほど近くなった距離に、心臓が痛いくらい跳ねた。
「わ、私は経験はありませんが、手ほどきは受けています。ロイ様には、私で気持ちよくなってほしいです」
「き、気持ちよくって……」
「私はロイ様のものです。だから、好きにしてくださっていいんです」
耳元でささやかれる。
頭がくらくらする。
「俺は、気まぐれで助けただけだ」
「それでもいいんです。私はロイ様のことが大好きになりました。私は今、自分の意志でこうしています」
セフィラは不安そうに瞳を揺らし、こうつぶやいた。
「それとも……私は、ロイ様にとって魅力がありませんか?」
「そんなわけないだろ!」
だったらこんなに苦しい思いをしてない!
俺が言うと、セフィラはぱあっと表情を明るくした。
「嬉しいです」
そう言ってセフィラは体を寄せてくる。滑らかな肌と柔らかく弾力のある胸が押し付けられ、俺の胸板と触れ合う。
「――、」
ここで俺の理性が飛んだ。
これで耐えられるやつはもう男じゃない。
と。
「……ん?」
「「あ」」
なんか扉の向こうの誰かと視線が合った。
扉がゆっくり開いて覗きをしていた相手の姿が現れる。
シルとイオナだった。
どうやら鍵を閉め忘れ、そしてセフィラの「話」が気になったシルたちは聞き耳を立てていたらしい。
「わ、私たちのことは気にしなくていいよ?」
「するに決まってるだろうが!」
俺はシルにそう突っ込み、セフィラとの妙な空気は消滅するのだった。
借りたのは二部屋だ。その都合上、誰か俺と同じ部屋になる。シルかイオナが希望してくれるので、いつもはそうしているんだが……この日は、セフィラが手を挙げた。
「今日は私がロイ様と同じ部屋に。どうしても、ロイ様にお話したいことがあるんです」
「シルたちが一緒じゃ駄目なのか?」
「駄目ということはありませんが……先に、ロイ様に聞いていただきたいです」
セフィラが自己主張するのは珍しい。
「んー……ロイと一緒の部屋じゃないのは残念だけど、仕方ないね」
「あ、明日は代わりなさいよ!」
シルとイオナは納得してくれた。
というわけで今日の部屋割りは俺とセフィラ、シルとイオナという分け方になった。
……いや、何もしなければ問題ない。自然体でいこう。
夕食後、部屋に戻ってお互いのベッドに腰かける。
「……それでセフィラ、話って?」
「私のことです。黙っているのは、ロイ様に対して失礼な気がして」
セフィラは前髪を上げ、普段隠している目を見せてくる。
青の瞳と、緑の瞳。どちらも宝石のように綺麗だ。
「私はエルフの里で、十年以上軟禁されていました」
「軟禁?」
ずいぶん物騒な単語が出て聞たな。
「座敷牢に閉じ込められ、粗末な食事を与えられ、拷問まがいのことも毎日のようにされました。それはすべて、私が色違いの目を持つ忌み子だったからです」
セフィラは過去のことを話した。
エルフの里の中には共通認識がある。
それは『左右色違いの目を持つ者は災いをもたらす』ということだ。
なぜそんな常識があるのかはわからない。
しかし、エルフたちはその伝承を頑なに信じている。
「私は族長の娘として生まれましたが、それもよくありませんでした。私を次期族長とするため、里のエルフたちは私を『治療』しようとしました」
「治療って、目の色を変えるってことか?」
「そうです。具体的には――短剣で目を潰され、魔術で治されました」
「……は? な、何だよそれ」
どうしてそんなことが治療になるのかわからない。
「エルフの里では、色違いの目には罪があり、それをえぐり取ることで罪を洗い流すことができるとされていたんです」
何度やっても目の色は変わりませんでしたが、とセフィラは無感情に言う。
「私はやがて汚い存在として、両親によって人間の奴隷商人に売られました。里に置いておきたくなかったんでしょう。色違いの目を持つ娘なんて、風聞が悪くなりますから」
両親に売られた? そんな理由で?
「――ふざけてる」
俺は思わずつぶやいた。
セフィラは何も悪いことをしていない。なのにどうしてそこまでひどいことができるんだ。
腹が熱くなるほどの怒りを覚える。
「……ありがとうございます、ロイ様」
「何がだよ」
「私なんかのために怒ってくださって、とても嬉しいです。それに今は、もうそんなことはどうでもよくなってしまいました」
セフィラは笑っていた。
こんな境遇を語ったあとなのに。
「私は奴隷になり、色々なことがどうでもよくなっていました。そんな中、ロイ様に救われました」
足を治してくれた。
美味しいものを食べさせてくれた。
自分を庇ってくれた。
そんなふうにされたことはなかったと、セフィラは告げる。
「一番嬉しかったのは、ロイ様が『目の色が違うなんて大したことじゃない』と言ってくださったことです。私はずっと、誰かにそう言って欲しかったんです」
そういえば支部長に対してそう言ったとき、セフィラは驚いたように固まっていた。
あれはそういう理由だったのか。
俺からすれば当然の理屈でも、セフィラにとってはそうじゃなかったんだろう。
「なので、私はロイ様にお礼がしたいと考えています」
お礼?
セフィラはベッドから立ち上がり、服の裾に手をかける。そしてごく自然な仕草でそれを脱いでしまった。
ふるん、とセフィラの大きく形のいい胸が揺れた。
左右に揺れる二つの柔らかそうなかたまりに、俺は視線を吸い寄せられる。
さらにセフィラは自らの下衣にも手をかける。
「ちょっ、待て待て待て待て!」
俺は混乱して叫んだ。セフィラは一体なぜ服を脱いでるんだ!?
「ロイ様に、お礼がしたいんです」
セフィラはもう一度言った。
お礼。さすがにその意味はわかる。
まさか俺と相部屋になったのはこのためか!?
服を脱いだセフィラは俺のもとまでやってきて、ぎしり、と俺の足の横に膝を立てる。
セフィラの表情には赤みが差していて、セフィラのほうも羞恥心を感じていることがわかる。
それでも止まらずセフィラは俺の胸元を指でなぞった。
「……ッ」
セフィラの呼吸が聞こえるほど近くなった距離に、心臓が痛いくらい跳ねた。
「わ、私は経験はありませんが、手ほどきは受けています。ロイ様には、私で気持ちよくなってほしいです」
「き、気持ちよくって……」
「私はロイ様のものです。だから、好きにしてくださっていいんです」
耳元でささやかれる。
頭がくらくらする。
「俺は、気まぐれで助けただけだ」
「それでもいいんです。私はロイ様のことが大好きになりました。私は今、自分の意志でこうしています」
セフィラは不安そうに瞳を揺らし、こうつぶやいた。
「それとも……私は、ロイ様にとって魅力がありませんか?」
「そんなわけないだろ!」
だったらこんなに苦しい思いをしてない!
俺が言うと、セフィラはぱあっと表情を明るくした。
「嬉しいです」
そう言ってセフィラは体を寄せてくる。滑らかな肌と柔らかく弾力のある胸が押し付けられ、俺の胸板と触れ合う。
「――、」
ここで俺の理性が飛んだ。
これで耐えられるやつはもう男じゃない。
と。
「……ん?」
「「あ」」
なんか扉の向こうの誰かと視線が合った。
扉がゆっくり開いて覗きをしていた相手の姿が現れる。
シルとイオナだった。
どうやら鍵を閉め忘れ、そしてセフィラの「話」が気になったシルたちは聞き耳を立てていたらしい。
「わ、私たちのことは気にしなくていいよ?」
「するに決まってるだろうが!」
俺はシルにそう突っ込み、セフィラとの妙な空気は消滅するのだった。
56
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。
絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。
辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。
一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」
これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる