大好きな貴方への手紙

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手紙

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イブが消えてから数日がたった。

街から街へ探したが手掛かりすら掴めないでいた

伯爵邸に手紙を書きイブがいつから居ないのか質問したが返事は貰えていない

イブの知人にも話を聞きに直接会いに出向いた

皆が皆、今さら心配する振りして意味はあるのか?と逆に聞かれた。

自分の知人からは哀れな目でみられ、あれ程歩み寄れと伝えていたのにと失望された。

そんなある日、隣国の公爵殿から手紙が届いた。




∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

エルヴィス.アルベル侯爵殿

貴殿が探されている宝は我が公爵家にて預かっています。

ただ、余りにも良くない状態の為御返し致しかねます。

何がありこの様な状態へしてしまわれたのか貴殿の考えが理解できずにおります上

もし、返して欲しいのなら貴殿の宝への気持ちと手元に戻ったらどの様に大切にされるのかお教え願いたい

宝を幸せに出来ねと解釈する内容ならば貴殿の元へは二度と宝は戻らぬと思われよ


                                  ジルバルト  オルエクタ公爵


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


この宝はイブの事なのだろう

ジルバルト殿とはたまにパーティーで挨拶を交わすぐらいの間柄だ

まさかベルベッツ伯爵と繋がりがあったとは想像もしていなかった。

イブが話題にした事も無かった。

イブともう一度会える最後のチャンスかも知れない

急ぎ手紙を認める

イブをどれ程愛しているか
イブへ行った自分勝手な行動へ悔やんで反省していること
イブが戻ったのなら誠心誠意大切にする事
イブの意見を必ず尊重する事
イブとの出会いからの全て

書いても書いても終わらない位次から次へ言葉が降って湧いてきた。
その全てを余すことなく丁寧に書き綴り公爵へ送った

セバスには書きすぎだと苦言されたが、もう後悔したくない、もし躊躇い書かなかった事による幸せに出来ないと思われたら二度とイブに逢えないと怖かった

もしイブが許してくれるのならば甘やかし大切にしたい

だが、イブが拒否するのであれば彼女の意見を尊重しようとも思っていた。

それだけの事を自分はイブにしていたのだから

ただ、イブが無事だと知り心から天に感謝した。

気になるのは「良くない状態」と記載されている

体調が良くないのか、ケガをしているのか、心配でしかない

気になる事も手紙に書いた

そして数日後、返事が届いた。


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

エルヴィス.アルベル侯爵殿

手紙を拝見致しました。

まず、長い!読む身にもなってほしかった。

貴殿の心配を先に解決致しましょう。

宝は傷もなく至って通常の毎日を我が家にておくっています。
良くない状態とは後日お伝えするとして

貴殿も良くない状態なのを手紙にて理解致しました。

結論は、宝は貴殿へ返したいが箱から出せない状態の為貴殿に協力を願いたい。

まず、貴殿には宝の所有者との仲を早急に改善せよ

改善後連絡頂きたい

                              ジルバルト  オルエクタ公爵



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


・・・イブの親との改善を求められている

ベルベッツ伯爵には相当嫌われて、いや憎まれているはず

頭を抱えるがイブに逢いたい気持ちに負ける訳がなく急ぎ伯爵邸に手紙を書きだした
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