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涙の再会
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ガタガタン!!
音が激しくったと思ったら
伯爵夫婦と公爵殿の突然の爆笑にその場はおかしな程和やかな雰囲気になった
何もわからず呆気に捕らわれる伯爵令嬢は涙を流しながらも目を白黒とさせていた
執事も堪えられずと言わんばかりに吹き出した
「あぁごめんなさいイブ」
伯爵夫人は笑ったが為に出てきた目元の涙を拭いながら肩で笑いながら娘へ誤りの言葉を発した
「こらえきれなかった・・・。いや、うんイブレクト嬢は本当にエルヴィス殿を愛しているのだな」
公爵が笑いを堪えきれず震える声で呟く
「え?え?何?私はエルヴィス様を愛しているわ」
もう何がないやらわららないのに周りが笑い続けるのを不快な気分で見つめていた時
バターンと思いっきり音を立て部屋の扉が開いた
そして、扉から入ってきた人を見ては伯爵令嬢は目をこれでもかと見開いた
「「イブ」」
「「エルヴィス様」」
タイミングはばっちりだった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
数名が自分の部屋へ侵入している・・・。
凄く気になるが見えるのはセバスの背中・・・邪魔だな
静寂の後聞き覚えのある声が悲鳴を上げた
イブ!!
まさか彼女が我が邸へきてくれているなんて!
急ぎ立ち上がった為椅子が倒れてしまった
その瞬間セバスがチラリと此方を見た気がしたが気のせいだろうか
声はそれほどしっかり聞こえないが自分を呼ぶイブの声が聞こえた
セバスが自分はイブを愛していると伝えたが聞こえ耳が赤くなる
色々と暴露されていく居た堪れない・・・。
手紙を読んで泣いた事を言われた瞬間恥ずかしさで頭が真っ白になった。
あ・・・・情けない男だと思われただろう。
もういい!!隠れて居てやるものか!!
イブの悲鳴も気になる
後で覚えていろよセバスの奴め!
大急ぎ部屋を出て自分の部屋の扉を開けると
ベットの近くにイブと寄り添うように公爵が見えた
「「イブ」」
咄嗟にイブを自分へ引き寄せた!!
◇◇◇◇◇◇◇◇
目の前に彼が現れたと思ったら抱き寄せられた!
「エルヴィス様!!?」
彼を見上げると、今までとは違うとても優しい笑みを湛え見つめ返してくれた
「イブ、どうしたの?なぜ泣いてるの?」
「・・・・だってエルヴィス様が倒れたって聞いたから」
「僕が?倒れた?」
とても優しい声色で私を安心させるようにお話してくれている
そんな姿を見て驚いたのとうれしいのと感情が入り交ざり涙はさらにでてきた
「あぁ、泣かないで・・・・どうしたらいい?どうしてほしい?」
凄く子供をあやすように優しく頭を撫でながら言われたが嫌ではない
「説明してほしいです」
「僕もよくわからないが・・・先にイブ、今までごめんね。僕は君に素敵な男性と思われたくお門違いな態度をとっていたみたいだ、君を傷つけるつもりはなかった。嫌ってなどいないよ、幼き頃より君は僕のお姫様だよ」
エルヴィス様が昔よくお話していた頃の一人称で僕と言っている
嬉しくて嬉しくて自分からも抱きしていた
「・・・・でも此方へ足を運ばなくなったのに手紙一つくださらなかったわ」
エルヴィス様が体を少し硬くした
「・・・あれは、男性からは手紙は出すものではないと・・・。」
「そんな事で私は放置されていたのですか?」
「後悔している、だからイブが聞きたいことは全部話すよ、もし許されないのなら・・・・」
二人の世界に入っていた状態で公爵殿から声がかかった
「さて、二人での話もあるだろうけど再会も済んだしきちんと説明始めよう、ここでするかい?それとも部屋を移動する?」
実際何も私は解決できていない、それに・・・・この部屋にはエルヴィス様の亡骸もどきがある
「別のお部屋がうれしいです」
伝えると彼の執事が部屋へと案内をしてくれた。
音が激しくったと思ったら
伯爵夫婦と公爵殿の突然の爆笑にその場はおかしな程和やかな雰囲気になった
何もわからず呆気に捕らわれる伯爵令嬢は涙を流しながらも目を白黒とさせていた
執事も堪えられずと言わんばかりに吹き出した
「あぁごめんなさいイブ」
伯爵夫人は笑ったが為に出てきた目元の涙を拭いながら肩で笑いながら娘へ誤りの言葉を発した
「こらえきれなかった・・・。いや、うんイブレクト嬢は本当にエルヴィス殿を愛しているのだな」
公爵が笑いを堪えきれず震える声で呟く
「え?え?何?私はエルヴィス様を愛しているわ」
もう何がないやらわららないのに周りが笑い続けるのを不快な気分で見つめていた時
バターンと思いっきり音を立て部屋の扉が開いた
そして、扉から入ってきた人を見ては伯爵令嬢は目をこれでもかと見開いた
「「イブ」」
「「エルヴィス様」」
タイミングはばっちりだった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
数名が自分の部屋へ侵入している・・・。
凄く気になるが見えるのはセバスの背中・・・邪魔だな
静寂の後聞き覚えのある声が悲鳴を上げた
イブ!!
まさか彼女が我が邸へきてくれているなんて!
急ぎ立ち上がった為椅子が倒れてしまった
その瞬間セバスがチラリと此方を見た気がしたが気のせいだろうか
声はそれほどしっかり聞こえないが自分を呼ぶイブの声が聞こえた
セバスが自分はイブを愛していると伝えたが聞こえ耳が赤くなる
色々と暴露されていく居た堪れない・・・。
手紙を読んで泣いた事を言われた瞬間恥ずかしさで頭が真っ白になった。
あ・・・・情けない男だと思われただろう。
もういい!!隠れて居てやるものか!!
イブの悲鳴も気になる
後で覚えていろよセバスの奴め!
大急ぎ部屋を出て自分の部屋の扉を開けると
ベットの近くにイブと寄り添うように公爵が見えた
「「イブ」」
咄嗟にイブを自分へ引き寄せた!!
◇◇◇◇◇◇◇◇
目の前に彼が現れたと思ったら抱き寄せられた!
「エルヴィス様!!?」
彼を見上げると、今までとは違うとても優しい笑みを湛え見つめ返してくれた
「イブ、どうしたの?なぜ泣いてるの?」
「・・・・だってエルヴィス様が倒れたって聞いたから」
「僕が?倒れた?」
とても優しい声色で私を安心させるようにお話してくれている
そんな姿を見て驚いたのとうれしいのと感情が入り交ざり涙はさらにでてきた
「あぁ、泣かないで・・・・どうしたらいい?どうしてほしい?」
凄く子供をあやすように優しく頭を撫でながら言われたが嫌ではない
「説明してほしいです」
「僕もよくわからないが・・・先にイブ、今までごめんね。僕は君に素敵な男性と思われたくお門違いな態度をとっていたみたいだ、君を傷つけるつもりはなかった。嫌ってなどいないよ、幼き頃より君は僕のお姫様だよ」
エルヴィス様が昔よくお話していた頃の一人称で僕と言っている
嬉しくて嬉しくて自分からも抱きしていた
「・・・・でも此方へ足を運ばなくなったのに手紙一つくださらなかったわ」
エルヴィス様が体を少し硬くした
「・・・あれは、男性からは手紙は出すものではないと・・・。」
「そんな事で私は放置されていたのですか?」
「後悔している、だからイブが聞きたいことは全部話すよ、もし許されないのなら・・・・」
二人の世界に入っていた状態で公爵殿から声がかかった
「さて、二人での話もあるだろうけど再会も済んだしきちんと説明始めよう、ここでするかい?それとも部屋を移動する?」
実際何も私は解決できていない、それに・・・・この部屋にはエルヴィス様の亡骸もどきがある
「別のお部屋がうれしいです」
伝えると彼の執事が部屋へと案内をしてくれた。
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