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side 侍女 & 御者
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私がお仕えするお嬢様はとても可愛らしい方なのだが、好意を持っておられる殿方がよろしくない!
幼馴染と聞いているのに愛想が悪いわ、態度がでかいわ
本当にお嬢様には不釣り合いだわ!
いつも御者のベレに私は愚痴っていた。
ベレは幼い頃から伯爵邸に住込しているため幼い頃のお嬢様を知っている、お話などはされた事無いらしい
ベレが言うには「父さんが知ってる幼馴染と侯爵は違うのかな?お嬢様の幼馴染は相手側のが凄く好いていて旦那様や執事さんたちは心配だったらしいよ」
何に心配してたのかしら?愛されすぎるのが心配?でも侯爵は違う幼馴染に違いないわ!だって素っ気なさすぎる
そんな愚痴を色々聞いて貰っている間にもお嬢様は心が折れてしまわれないか心配でしかたなかった。
ある日を境にお嬢様は侯爵邸からの訪問時間が短くなり、しまいには部屋から出て来られなくなってしまわれた
「お嬢様、良いのですか?」
「ロゼ、あなたはいつも私の味方でいれくれて・・・本当にありがとう。」
「当たり前ではありませんか!私はお嬢様がとても大好きです」
クスクスと笑いながら他愛無いお話をしてくれているお嬢様、侍女の私達にいつも優しいお方なので皆から愛されている
そんなお嬢様がある日手紙を置いて消えてしまわれた。
「グズッ、お、おじょう、さまが居なくなってしまわ、れた、わたしが、ふがいないがため・・に」
「違うだろ・・・・。」
お嬢様からの私宛の手紙を読みながらベレに話を聞いて貰っている
「・・・あの方が・・・どうしても好きなん・・だって」
「あぁ・・・。」
「そして・・・あのかた・・がお嬢様を・・きらっている・・・から・・・自分さえ・・・自分さえ消えれば・・・って、なんで!?]
「あぁ・・・。」
「わたしには・・・幸せになって・・・ね・・って」
「あぁ・・・。」
うわーーーんと泣き声を上げベレの胸の中で泣き続けた。
その間ベレは私の傍でずっと肩をポンポンとあやしながら一緒にいてくれた
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
ロゼッタ
いつも一緒に居てくれてあげりがとう
私が居なくなってもお父様やお母様の為に伯爵邸にて働いていてくれると嬉しいです
あなたの大切な彼と一緒になっている姿を見届けてあげれないとが悔やまれるけど
べレイグルならロゼと絶対大切にしてくれるわね
私の気持ちが落ち着いたら手紙を書きますね
その時は二人のその後を聞かせて欲しいです
あたなの幸せが私の幸せよ
笑顔の可愛い私のロゼッタ、元気で愛されて幸せになって
イブレクト
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・・・・・俺の胸の中で泣き疲れた彼女は寝てしまっている
昨日からずっとお屋敷内は静まり返り所々ではすすり泣く声が聞こえてくる
奥さんに至っては伏せられ一日中すすり泣く声が聞こえて来るほどだ
それほど屋敷内が静まり返っている状態なのだと目に見えて判る
ロゼはお嬢様付きの侍女だ、とてもお嬢様を大切にしていた
お嬢様の想い人小侯爵については良く愚痴っていて快くおもっていない事をしっている
ただ、オヤジが言ってたい幼馴染は小侯爵ではないのだろうか?
『あそこまでお嬢ちゃんへ執着されると旦那様も心配だろうに・・・目がマジだからな!ハハハハハ』
そんなことを使用人に言われるぐらい溺愛が激しかったらしいので違う幼馴染が居たのだろう
なぜお嬢様はそちらの方と恋仲にならなかったのか不思議だ
そして明日は侯爵邸へ手紙を届けるように旦那様から指示があった・・・。
それを聞いたロゼは小侯爵を一発殴ってこいとか、罵ってこいとか言ってくる
いやいや・・・・ただの馬車を扱う御者にすぎないのに
可愛いロゼが泣いている姿を見るのは辛い
いつもお嬢様と侯爵邸へ向かうとき馬車に乗り込むが時間まで伯爵邸に戻る道すがら一緒に横に座り話などをして時を一緒に過ごした
お互いお嬢様を大切に思って居る為、お嬢様が結婚するまでは一線を越えず恋仲でいるが・・・・
ため息しか出ない
・・・・・・・最悪だ。
・・・・・・・頭が痛い。
お嬢様が消え、彼女の幸せも消えた・・・・そして俺と彼女の幸せも・・・・消えるのかもしれない
はぁ・・・・話を聞いてあげるしかできない不甲斐ない俺はどうしたらいいのだ
お嬢様・・・・彼女の幸せを願うのなら戻ってきてくださいよ・・・・。
この週十日後、怒涛の逆転劇を侯爵邸で繰り広げられ自分たちの幸せも取り戻せる事を二人はまだ知らない
幼馴染と聞いているのに愛想が悪いわ、態度がでかいわ
本当にお嬢様には不釣り合いだわ!
いつも御者のベレに私は愚痴っていた。
ベレは幼い頃から伯爵邸に住込しているため幼い頃のお嬢様を知っている、お話などはされた事無いらしい
ベレが言うには「父さんが知ってる幼馴染と侯爵は違うのかな?お嬢様の幼馴染は相手側のが凄く好いていて旦那様や執事さんたちは心配だったらしいよ」
何に心配してたのかしら?愛されすぎるのが心配?でも侯爵は違う幼馴染に違いないわ!だって素っ気なさすぎる
そんな愚痴を色々聞いて貰っている間にもお嬢様は心が折れてしまわれないか心配でしかたなかった。
ある日を境にお嬢様は侯爵邸からの訪問時間が短くなり、しまいには部屋から出て来られなくなってしまわれた
「お嬢様、良いのですか?」
「ロゼ、あなたはいつも私の味方でいれくれて・・・本当にありがとう。」
「当たり前ではありませんか!私はお嬢様がとても大好きです」
クスクスと笑いながら他愛無いお話をしてくれているお嬢様、侍女の私達にいつも優しいお方なので皆から愛されている
そんなお嬢様がある日手紙を置いて消えてしまわれた。
「グズッ、お、おじょう、さまが居なくなってしまわ、れた、わたしが、ふがいないがため・・に」
「違うだろ・・・・。」
お嬢様からの私宛の手紙を読みながらベレに話を聞いて貰っている
「・・・あの方が・・・どうしても好きなん・・だって」
「あぁ・・・。」
「そして・・・あのかた・・がお嬢様を・・きらっている・・・から・・・自分さえ・・・自分さえ消えれば・・・って、なんで!?]
「あぁ・・・。」
「わたしには・・・幸せになって・・・ね・・って」
「あぁ・・・。」
うわーーーんと泣き声を上げベレの胸の中で泣き続けた。
その間ベレは私の傍でずっと肩をポンポンとあやしながら一緒にいてくれた
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
ロゼッタ
いつも一緒に居てくれてあげりがとう
私が居なくなってもお父様やお母様の為に伯爵邸にて働いていてくれると嬉しいです
あなたの大切な彼と一緒になっている姿を見届けてあげれないとが悔やまれるけど
べレイグルならロゼと絶対大切にしてくれるわね
私の気持ちが落ち着いたら手紙を書きますね
その時は二人のその後を聞かせて欲しいです
あたなの幸せが私の幸せよ
笑顔の可愛い私のロゼッタ、元気で愛されて幸せになって
イブレクト
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・・・・・俺の胸の中で泣き疲れた彼女は寝てしまっている
昨日からずっとお屋敷内は静まり返り所々ではすすり泣く声が聞こえてくる
奥さんに至っては伏せられ一日中すすり泣く声が聞こえて来るほどだ
それほど屋敷内が静まり返っている状態なのだと目に見えて判る
ロゼはお嬢様付きの侍女だ、とてもお嬢様を大切にしていた
お嬢様の想い人小侯爵については良く愚痴っていて快くおもっていない事をしっている
ただ、オヤジが言ってたい幼馴染は小侯爵ではないのだろうか?
『あそこまでお嬢ちゃんへ執着されると旦那様も心配だろうに・・・目がマジだからな!ハハハハハ』
そんなことを使用人に言われるぐらい溺愛が激しかったらしいので違う幼馴染が居たのだろう
なぜお嬢様はそちらの方と恋仲にならなかったのか不思議だ
そして明日は侯爵邸へ手紙を届けるように旦那様から指示があった・・・。
それを聞いたロゼは小侯爵を一発殴ってこいとか、罵ってこいとか言ってくる
いやいや・・・・ただの馬車を扱う御者にすぎないのに
可愛いロゼが泣いている姿を見るのは辛い
いつもお嬢様と侯爵邸へ向かうとき馬車に乗り込むが時間まで伯爵邸に戻る道すがら一緒に横に座り話などをして時を一緒に過ごした
お互いお嬢様を大切に思って居る為、お嬢様が結婚するまでは一線を越えず恋仲でいるが・・・・
ため息しか出ない
・・・・・・・最悪だ。
・・・・・・・頭が痛い。
お嬢様が消え、彼女の幸せも消えた・・・・そして俺と彼女の幸せも・・・・消えるのかもしれない
はぁ・・・・話を聞いてあげるしかできない不甲斐ない俺はどうしたらいいのだ
お嬢様・・・・彼女の幸せを願うのなら戻ってきてくださいよ・・・・。
この週十日後、怒涛の逆転劇を侯爵邸で繰り広げられ自分たちの幸せも取り戻せる事を二人はまだ知らない
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