大好きな貴方への手紙

03

文字の大きさ
23 / 24

その後

しおりを挟む

バタバタバタっと小さな足音が二つ部屋に近づいて来た

ピタリと扉の前で止まり

コンコン

「おとーしゃまー、おかーしゃまー入っていいしゅかー?」
「おとーちゃあー、おかーちゃあーあいっていいしかぁー」

可愛い声が聞こえた

「入りなさい」

男性の優しい声に部屋の扉は開き

小さな男の子とさらに小さな女の子が部屋になだれ込む

バフっと音を立てて女性の居るベットにダイブした

「これこら、お母様のお腹には赤ちゃんが居るんだからベットに飛び乗ったらビックリしてしまうよ」

二人をゆっくりベットから引き離すと椅子に座り足に子供たちを座らた

「可愛い私の天使たち元気にしてた?」

「はい!」「あい!」

二人が元気よく返事をする

その手には何かを持って居ることに気が付き聞いてみる

「これにぇ、みつけたの!よんでおかーしゃま!」

「ん?手紙?何かしら?分厚いわね、拝啓オルエクタ公爵殿 この度私の大切な宝をとお話いただ「「「「ああああああああああああああ」」」」」

「おとーしゃまうるしゃい!!」

「いやいやいやいやいや!どこで見つけた!!」

「おとーしゃまのつくえの中」

「駄目だ!読んではだめだ!」

あー、なるほどあの日の手紙を大切に取っていたが為に息子に見つかったのね

クスクス笑いながら

「ごめんなさいね、これはどうしてもお父様が大切にしている物だから許しがないと読んであげれないわ」

「ええーーーーー!!」

詰まんないって俯いてしまった息子にいい子いい子してあげる

そしたら娘の方が「こっちぃは?」

と違う手紙を手にしていた

「これは?」

「セバツがおとーちゃあにって」

「セバスが?あー公爵からの手紙だ」

私の出産がもうじきなのだが、オルエクタ公爵の奥様も同じ時期に出産が重なり近状報告がてら手紙のやり取りをしている

嬉しい事に公爵様は跡取りとしてお兄様ではなくジルバルト様が選ばれたとの事

奥様とも私たちと同じく婚約し一年後に結婚を遂げている

今回生まれる子が同じ年になるので異性同士なのであれば婚約をと気の早い話が舞い込んでいる

とても我が侯爵家をごひいきしていただきありがたい存在だ

ふと見上げると優しい顔で私を見守る旦那様

「お手紙お返事書いていただけます?」

「あぁ、自分が返事をしておくから気にするな」

ポンポンと頭を撫でられる

優しい手の感触に幸せを感じている

「この子が産まれたら公爵家に遊びにいきましょうか?」

「そうだな、元気な子を産んでくれ」

「えぇ、愛してますわ旦那様」

「愛してるよイブ」

軽く口づけをし子供たちの頬にもキスをする

この幸せの橋渡しをしてくれた公爵様に感謝しつつ三人目の出産へ気合をいれるのであった


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

Lucia(ルシア)変容者たち

おまつり
恋愛
 人は、ときに自分の中に「もう一人の自分」を抱えて生きている。  それがもし、感情の揺らぎや、誰かとの触れ合いによって、男女の姿を入れ替える存在だったとしたら――。  カフェ『リベラ』を営むリアと、雑誌編集者の蓮。  二人は、特定の感情を抱くと性別が変わる「性別変容者」だった。  誰にも明かせない秘密を抱えながら生きてきた彼らは、互いの存在に出会い、初めて“同類”として心を通わせていく。  愛が深まるほど、境界は曖昧になる。  身体と心の輪郭は揺らぎ、「自分とは何者なのか」という問いが、静かに迫ってくる。  一方、過去に囚われ、自分自身を強く否定し続けてきたウェディングプランナー・景子と、まっすぐすぎるほど不器用な看護学生・ユウ。  彼らもまた、変容者として「変わること」と「失うこと」の狭間で、避けられない選択を迫られていく。  これは、誰の記憶にも残らないかもしれない“もう一人の自分”と共に生きながら、 それでも確かに残る愛を探し続けた人々の、静かなヒューマンドラマ。 ※毎日20時に1章ずつ更新していく予定です。

【完結】ルースの祈り ~笑顔も涙もすべて~

ねるねわかば
恋愛
悪路に閉ざされた貧しい辺境ルースライン領。 兄を支えたい子爵令嬢リゼは、視察に来た調査官のずさんな仕事に思わず異議を唱える。 異議を唱えた相手は、侯爵家の子息で冷静沈着な官吏ギルベルト。 最悪の出会いだった二人だが、領の問題に向き合う中で互いの誠実さを知り、次第に理解し合っていく。 やがてリゼが王都で働き始めたことを機に距離を縮める二人。しかし立ちはだかるのは身分差と政略結婚という現実。自分では彼の未来を縛れないと、リゼは想いを押し込めようとする。 そんな中、故郷の川で拾われる“名もなき石”が思わぬ縁を呼び、リゼの選択と領の未来を動かしていく――。 想いと責務の狭間で揺れる青年と、自分を後回しにしがちな少女。 すれ違いと葛藤の先で、二人は互いを選び取れるのか。 辺境令嬢の小さな勇気が恋と運命を変えていく。 ※作中の仕事や災害、病、小物の知識などは全てフィクションです。史実や事実に基づいていないことをご理解ください。 ※8万字前後になる予定です。

【完結】無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない

ベル
恋愛
旦那様とは政略結婚。 公爵家の次期当主であった旦那様と、領地の経営が悪化し、没落寸前の伯爵令嬢だった私。 旦那様と結婚したおかげで私の家は安定し、今では昔よりも裕福な暮らしができるようになりました。 そんな私は旦那様に感謝しています。 無口で何を考えているか分かりにくい方ですが、とてもお優しい方なのです。 そんな二人の日常を書いてみました。 お読みいただき本当にありがとうございますm(_ _)m 無事完結しました!

愛する人は、貴方だけ

月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。 天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。 公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。 平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。 やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。

助けた騎士団になつかれました。

藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。 しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。 一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。 ☆本編完結しました。ありがとうございました!☆ 番外編①~2020.03.11 終了

優しすぎる王太子に妃は現れない

七宮叶歌
恋愛
『優しすぎる王太子』リュシアンは国民から慕われる一方、貴族からは優柔不断と見られていた。 没落しかけた伯爵家の令嬢エレナは、家を救うため王太子妃選定会に挑み、彼の心を射止めようと決意する。 だが、選定会の裏には思わぬ陰謀が渦巻いていた。翻弄されながらも、エレナは自分の想いを貫けるのか。 国が繁栄する時、青い鳥が現れる――そんな伝承のあるフェラデル国で、優しすぎる王太子と没落令嬢の行く末を、青い鳥は見守っている。

【完結】顔が良ければそれでいいと思っていたけれど、気づけば彼に本気で恋していました。

朝日みらい
恋愛
魔物を討伐し国を救った若き魔術師アリア・フェルディナンド。 国王から「望むものを何でも与える」と言われた彼女が選んだ褒美は―― 「国一番の美男子を、夫にください」 という前代未聞のひと言だった。 急遽開かれた婿候補サロンで、アリアが一目で心を奪われたのは、 “夜の街の帝王”と呼ばれる美貌の青年ルシアン・クロード。 女たらし、金遣いが荒い、家の恥―― そんな悪評だらけの彼を、アリアは迷わず指名する。 「顔が好きだからです」 直球すぎる理由に戸惑うルシアン。 だが彼には、誰にも言えない孤独と過去があった。 これは、 顔だけで選んだはずの英雄と、 誰にも本気で愛されたことのない美貌の青年が、 “契約婚”から始める恋の物語。

『君だから、恋を知った 』――冷徹殿下×天然令嬢のじれ甘ロマンス――

だって、これも愛なの。
恋愛
冷徹と呼ばれる殿下と、おっとり天然な令嬢。 恋をまだ知らない彼女は、ただ彼を「優しい人」と信じていた。 けれど殿下は――彼女が気になって、心配で、嫉妬して、もだもだが止まらない。 すれ違い、戸惑い、やがて気づく初めての恋心。 星空の下で結ばれる両想いから、正式な婚約、そして新婚の日常へ。 じれじれの甘やかしを、小さな出来事とともに。

処理中です...