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愛し子と樹海の王
乾きと忘却
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子供達の面倒を見るようになったレンは、毎日を楽しく過ごしているようだ。
仕事を終え、部屋に戻った後の会話も、子供達について話し合うことが増えた。
レンとエーグルには、子供たちの引き取り先の選定を任せていたが、これが思うように決まらないらしい。
先ず一番の問題が、子供達を引き取りたいと言って来るのが、商人ばかり、その殆どが働き手として、子供を貰い受けたいと言ってきている事だった。
そうなると世話をするばかりの、乳幼児は問題外となる。
子供達に愛情を注いでくれる相手を、希望しているレンとしては、子供達を奉公に出すのは、抵抗があるようだ。
そして今日は、10歳以上の子供達を引き取りたい、と申し出て来た者達の面談の日だったのだが、そこで問題があったらしい。
俺が部屋に戻った時も、レンは不機嫌そうに、クッションを抱き抱えたままだった。
「俺の姫はどうしたんだ?」
「おかえり・・・」
頭を撫でる手に、頬を擦り寄せたレンは、今日の面談の様子を話し始めた。
今日の面談に訪れた商人達は、皆身なりの良い人族ばかりだったのだが、やはり働き手として、子供達を求めて来た者達ばかりだった。
帝国でも貧しい家の子供や、孤児などが商家に住み込みの働き手として、引き取られることはあるが、それにしてはどうにも様子がおかしい。
レンと世話係の者が相手の商いを聞くと、手広くやって居る為、何とは言えないとか、宿屋を何件も経営している、等と言うのだそうだ。
実際に身なりからは、羽振りがよさそうに見えるし、ゴトフリーの役所からの営業許可証もある。
しかし、子供達が将来自立する為に、どのような教育を施すのかを聞くと、商売は見て覚えるものだ。と言って具体的な話が出てこない。
子供たちの様子を見学したいと言う商人達を、子供たちの所へ案内した処で、この日、訪れていた全員を、レンは追い返したのだという。
そしてすぐに、モーガンと連絡を取り、この商人達を調べてほしい、と頼んだのだそうだ。
「何か気に障る事でもあったのか?」
「だって、あの人たち、子供達を物凄く厭らしい目で見てたのよ?あんなのおかしい!商売の手伝いをさせたいなら、利発そうだな。とか、素直そうだな。とか計算は出来るか、読み書きは出来るか?ってそういう事を気にするのじゃないの?それなのにあの人達、髪と瞳の色とか目鼻立ちとか、体つきとかそんな事ばかり気にしていて、絶対子供達を娼館とかに売るつもりなんだと思うの!」
“もしかしたら、子供達を奴隷として売る積もりかもしれない”
そう思ったレンは、モーガンに頼んで、今日王城を訪れた商人達を、人身売買の疑いあり、とモーガンに告発し、調べるように頼んだのだ。
プリプリと怒る姿は、とても愛らしいが、怒りの内容が内容だけに、笑う気にはなれんな。
「うむ。確かにおかしいな」
「募集要項に、子供達の自立支援の為に責任をもって育てられる人物、って記載が有るのに、教育についての計画も何もないなんて、馬鹿にしてるのかしら?」
獣人の子供は、これまで物の様に売り買いされて来た。
この国の商人達は、依然同じ感覚で、獣人の子供が、ただで手に入れば、楽に儲けられると考えたのかもしれない。
「本当は、あの子達を産んだ人と、暮らせればいいのだろうけど、それは難しそうだし。この国の獣人はとても貧しい暮らしをしているから、獣人に引き取られるのは無理だと思う。赤ちゃん達だって、ちゃんとした人の所へ養子に出したいし。お兄ちゃん達も、養子に貰ってくれる人がいるなら、まだ子供なんだもん、働きに出さなくたっていいじゃない。里親制度も無いし、あの子達は、ゴトフリー以外の場所で、養子に貰ってくれる人を探した方がいいと思う」
「養子か・・・全員は難しいかも知れんぞ?」
「それじゃあ、孤児院に入れるの? 帝国の孤児院だって、劣悪とは言わないけど、貴族の寄付頼みで、あまり良い環境じゃないですよね?」
「そうだな・・・10歳以下なら養子の先は探し易いだろうが、大きい子供は難しいだろうな。だが一応軍部で教育を受けているから、大きい子供達は騎士団で見習いとして、引き取ることは出来る。本人たちの希望もあるが、そういう方向で話を進めて行ったらどうだ?」
「そっか。騎士団でも引き取れるのよね?私、引き取り先が見つからなかったら、全員養子にしちゃおうか、って考えてた」
「それは・・・剛毅だな。だが、まぁそれも良いのじゃないか?」
「えっ?養子にしても良いの?」
途端に目をキラキラと輝かせる番は、すっかり子供たちに情が移ってしまったのだろう。
「いや、養子はまた別の話しだな」
そう言うと、途端にガックリを肩を落とした番の頭をポンポンと撫でて、慰めた。
「取り敢えず26名の子供達は、俺とレンの預かりという形にして置いて、今と同じ様に世話をしていくのだ。その上で、素質が有り本人が希望するなら、各騎士団へ見習いとして入団させる。赤ん坊については、生みの親の回復が見込めて、親が希望するなら引き取らせればいいし、そうでなければ信頼できる相手が見つかるまで、俺達が面倒を見て教育も受けさせてやれば良い、養子に貰われなければ、騎士になる以外に、ローガンとセルジュに預けて、侍従として教育させてもいいと思うぞ?」
「宮で面倒を見ていいの?」
「それは駄目だ。俺達とは一定の距離を保ち、線引きをしないと子供たちの為にならん」
そんなにしょんぼりして。
本当に情が移ってしまったのだな。
「どうして?」
「あの子供達は俺達の子ではないが、距離が近くなれば、周囲は普通の子供として扱えなくなる。そうなれば養子に出す相手も限られてしまうだろう?俺達が支援している子供。と言う肩書ぐらいが、丁度良いのではないか?」
「なるほど・・・・・じゃあついでに、侍従の養成学校とか作って・・・いっその事、ラノベの聖地アカデミーを作っちゃう?」
ぶつぶつ言いながら、レンは何事かを真剣に考えている。
「レン?」
「はっ! あっごめんなさい。アレクの考えはすごく良いと思う。エーグル卿にも、アレクの考えを伝えるね」
「そうか? 褒めてくれるのは嬉しいが、子供ばかりでなく、俺の事も構ってくれないか?」
腰を抱き手の平に口づけを落とすと、レンは恥ずかしそうに頬を染めた。
いつまでも初心で可愛らしい。
手の平から手首、手首からひじの内側に唇を滑らせると、番の頬は熟した果実の様に真っ赤だ。
「クククッ」
「もう!どうして笑うの?」
「俺の姫が、初心でいじらしくて、可愛いから」
何か言い返そうとする唇を、食いつくようにして塞ぎ、舌を絡ませ上顎を舌で撫でると、番の吐息が甘く溶け、瞳がキラキラと潤んでくる。
そのままベットに運んでそっと下ろすと、甘えたように見上げる瞳に、ゾクゾクと興奮が体中を這いあがった。
「それじゃあ姫? ここからは大人の時間だ」
「お・・・お手柔らかにお願いします」
「・・・善処はする」
まあ、無理なんだが・・・・。
番の上に跨り、シャツを脱いだ俺の腹を、番の指先がそっと滑った。
それだけで、俺のオレが、存在を主張してくる。
「いたずらか?」
「ふふっ。綺麗な腹筋だなって」
「俺の身体は好きか?」
「向こうにいる時は意識したことが無かったんだけど、私、ゴリマッチョが好きだったみたい」
「ごり?ま? えっ?」
「うふふ・・アレクみたいな、筋肉質の人の事」
話す間もレンの指は、腹の上を撫で続け、時折オレの先を手首が掠めていく。
いつの間にこんな技を覚えたんだ?
そんなに煽っていいのか?
「気に入って貰えたなら、鍛えた甲斐が有ったな?」
俺を迎える様に伸ばされた腕を、掴んで首に絡ませ、番の身体から香る花の香りに酔いしれれば、二人きりの時間が甘く溶けていく。
殺伐とした日々の渇きを、番の甘い身体を貪り尽くす事で、癒されることに夢中になって居た俺は、非常に重要な事を忘れ去っていたのだ。
仕事を終え、部屋に戻った後の会話も、子供達について話し合うことが増えた。
レンとエーグルには、子供たちの引き取り先の選定を任せていたが、これが思うように決まらないらしい。
先ず一番の問題が、子供達を引き取りたいと言って来るのが、商人ばかり、その殆どが働き手として、子供を貰い受けたいと言ってきている事だった。
そうなると世話をするばかりの、乳幼児は問題外となる。
子供達に愛情を注いでくれる相手を、希望しているレンとしては、子供達を奉公に出すのは、抵抗があるようだ。
そして今日は、10歳以上の子供達を引き取りたい、と申し出て来た者達の面談の日だったのだが、そこで問題があったらしい。
俺が部屋に戻った時も、レンは不機嫌そうに、クッションを抱き抱えたままだった。
「俺の姫はどうしたんだ?」
「おかえり・・・」
頭を撫でる手に、頬を擦り寄せたレンは、今日の面談の様子を話し始めた。
今日の面談に訪れた商人達は、皆身なりの良い人族ばかりだったのだが、やはり働き手として、子供達を求めて来た者達ばかりだった。
帝国でも貧しい家の子供や、孤児などが商家に住み込みの働き手として、引き取られることはあるが、それにしてはどうにも様子がおかしい。
レンと世話係の者が相手の商いを聞くと、手広くやって居る為、何とは言えないとか、宿屋を何件も経営している、等と言うのだそうだ。
実際に身なりからは、羽振りがよさそうに見えるし、ゴトフリーの役所からの営業許可証もある。
しかし、子供達が将来自立する為に、どのような教育を施すのかを聞くと、商売は見て覚えるものだ。と言って具体的な話が出てこない。
子供たちの様子を見学したいと言う商人達を、子供たちの所へ案内した処で、この日、訪れていた全員を、レンは追い返したのだという。
そしてすぐに、モーガンと連絡を取り、この商人達を調べてほしい、と頼んだのだそうだ。
「何か気に障る事でもあったのか?」
「だって、あの人たち、子供達を物凄く厭らしい目で見てたのよ?あんなのおかしい!商売の手伝いをさせたいなら、利発そうだな。とか、素直そうだな。とか計算は出来るか、読み書きは出来るか?ってそういう事を気にするのじゃないの?それなのにあの人達、髪と瞳の色とか目鼻立ちとか、体つきとかそんな事ばかり気にしていて、絶対子供達を娼館とかに売るつもりなんだと思うの!」
“もしかしたら、子供達を奴隷として売る積もりかもしれない”
そう思ったレンは、モーガンに頼んで、今日王城を訪れた商人達を、人身売買の疑いあり、とモーガンに告発し、調べるように頼んだのだ。
プリプリと怒る姿は、とても愛らしいが、怒りの内容が内容だけに、笑う気にはなれんな。
「うむ。確かにおかしいな」
「募集要項に、子供達の自立支援の為に責任をもって育てられる人物、って記載が有るのに、教育についての計画も何もないなんて、馬鹿にしてるのかしら?」
獣人の子供は、これまで物の様に売り買いされて来た。
この国の商人達は、依然同じ感覚で、獣人の子供が、ただで手に入れば、楽に儲けられると考えたのかもしれない。
「本当は、あの子達を産んだ人と、暮らせればいいのだろうけど、それは難しそうだし。この国の獣人はとても貧しい暮らしをしているから、獣人に引き取られるのは無理だと思う。赤ちゃん達だって、ちゃんとした人の所へ養子に出したいし。お兄ちゃん達も、養子に貰ってくれる人がいるなら、まだ子供なんだもん、働きに出さなくたっていいじゃない。里親制度も無いし、あの子達は、ゴトフリー以外の場所で、養子に貰ってくれる人を探した方がいいと思う」
「養子か・・・全員は難しいかも知れんぞ?」
「それじゃあ、孤児院に入れるの? 帝国の孤児院だって、劣悪とは言わないけど、貴族の寄付頼みで、あまり良い環境じゃないですよね?」
「そうだな・・・10歳以下なら養子の先は探し易いだろうが、大きい子供は難しいだろうな。だが一応軍部で教育を受けているから、大きい子供達は騎士団で見習いとして、引き取ることは出来る。本人たちの希望もあるが、そういう方向で話を進めて行ったらどうだ?」
「そっか。騎士団でも引き取れるのよね?私、引き取り先が見つからなかったら、全員養子にしちゃおうか、って考えてた」
「それは・・・剛毅だな。だが、まぁそれも良いのじゃないか?」
「えっ?養子にしても良いの?」
途端に目をキラキラと輝かせる番は、すっかり子供たちに情が移ってしまったのだろう。
「いや、養子はまた別の話しだな」
そう言うと、途端にガックリを肩を落とした番の頭をポンポンと撫でて、慰めた。
「取り敢えず26名の子供達は、俺とレンの預かりという形にして置いて、今と同じ様に世話をしていくのだ。その上で、素質が有り本人が希望するなら、各騎士団へ見習いとして入団させる。赤ん坊については、生みの親の回復が見込めて、親が希望するなら引き取らせればいいし、そうでなければ信頼できる相手が見つかるまで、俺達が面倒を見て教育も受けさせてやれば良い、養子に貰われなければ、騎士になる以外に、ローガンとセルジュに預けて、侍従として教育させてもいいと思うぞ?」
「宮で面倒を見ていいの?」
「それは駄目だ。俺達とは一定の距離を保ち、線引きをしないと子供たちの為にならん」
そんなにしょんぼりして。
本当に情が移ってしまったのだな。
「どうして?」
「あの子供達は俺達の子ではないが、距離が近くなれば、周囲は普通の子供として扱えなくなる。そうなれば養子に出す相手も限られてしまうだろう?俺達が支援している子供。と言う肩書ぐらいが、丁度良いのではないか?」
「なるほど・・・・・じゃあついでに、侍従の養成学校とか作って・・・いっその事、ラノベの聖地アカデミーを作っちゃう?」
ぶつぶつ言いながら、レンは何事かを真剣に考えている。
「レン?」
「はっ! あっごめんなさい。アレクの考えはすごく良いと思う。エーグル卿にも、アレクの考えを伝えるね」
「そうか? 褒めてくれるのは嬉しいが、子供ばかりでなく、俺の事も構ってくれないか?」
腰を抱き手の平に口づけを落とすと、レンは恥ずかしそうに頬を染めた。
いつまでも初心で可愛らしい。
手の平から手首、手首からひじの内側に唇を滑らせると、番の頬は熟した果実の様に真っ赤だ。
「クククッ」
「もう!どうして笑うの?」
「俺の姫が、初心でいじらしくて、可愛いから」
何か言い返そうとする唇を、食いつくようにして塞ぎ、舌を絡ませ上顎を舌で撫でると、番の吐息が甘く溶け、瞳がキラキラと潤んでくる。
そのままベットに運んでそっと下ろすと、甘えたように見上げる瞳に、ゾクゾクと興奮が体中を這いあがった。
「それじゃあ姫? ここからは大人の時間だ」
「お・・・お手柔らかにお願いします」
「・・・善処はする」
まあ、無理なんだが・・・・。
番の上に跨り、シャツを脱いだ俺の腹を、番の指先がそっと滑った。
それだけで、俺のオレが、存在を主張してくる。
「いたずらか?」
「ふふっ。綺麗な腹筋だなって」
「俺の身体は好きか?」
「向こうにいる時は意識したことが無かったんだけど、私、ゴリマッチョが好きだったみたい」
「ごり?ま? えっ?」
「うふふ・・アレクみたいな、筋肉質の人の事」
話す間もレンの指は、腹の上を撫で続け、時折オレの先を手首が掠めていく。
いつの間にこんな技を覚えたんだ?
そんなに煽っていいのか?
「気に入って貰えたなら、鍛えた甲斐が有ったな?」
俺を迎える様に伸ばされた腕を、掴んで首に絡ませ、番の身体から香る花の香りに酔いしれれば、二人きりの時間が甘く溶けていく。
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