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千年王国
閣下は上機嫌 *
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大会議終了後。
俺とレンは、件の貴族の面々を宮へ招いた。
それとは別件で、元々約束の合ったアーチャー伯とメリオネス侯爵も、宮へ同道している。
物資の取引の為に宮へ呼んだ貴族達には、先に食事を摂ってもらう事にし、その間アーチャー伯と、メリオネス侯爵との会談を持った。
会談の内容は、当然マークとロロシュ、そしてエーグルの話しだ。
伯爵と公爵は、其々の息子から、エーグルの存在と、複数婚になるだろうとの報告を受けていた。
後継が他に居るアーチャー伯はともかく、メリオネス侯としては、問題のイスメラルダ・エーグルが如何様な人物なのか、俺とレンからも、確かめたかったのだろう。
そこで俺とレンは、エーグルは、ゴトフリーの元軍人だが、人柄も優れ、騎士としても見所のある、将来有望な人物だと保証した。
それでも、メリオネス候は自分の身内が、巷では滅多に聞かない複数婚の対象となる事に、戸惑いを隠せない様だ。
「エーグルさんは、とっても良い人です。私が見る限り、3人は仲良く過ごしているようですよ?」
「左様ですか・・・」
「・・・侯爵。もしエーグル卿の爵位や家柄が気にくわないと仰るなら、私の養子にしても構いませんが」
「はっ!? 愛し子様が養子に取られるのですか?」
「エーグル卿は、苦労人ですが、本当に人柄が良くて、マークさんの事も良く支えてくれています。私は必要なら彼への支援を、惜しむつもりは無いのです」
「閣下も同じご意見ですか?」
「うむ・・・近々エーグルは叙爵される。最低伯爵は固いが、更に後ろ盾が必要だと言うなら、養子も考えよう」
「伯爵・・・ですか」
「なあ、余りうるさい事を言うと、マークに愛想を尽かされるかもしれんぞ?」
「捨てられるのは、ロロシュの方だと?」
「アーチャー伯の前で、こんな事を言うのはなんだが、あいつは悪い奴ではないが、理想的な番とは言い難い。その点エーグル卿は・・・な?」
「ねぇ」
頷き合う俺達にメリオネス侯は、3人の事は当事者たちに任せる事にする、と溜息を吐いた。
メリオネス候としては、納得は出来ないが、人族に獣人の感覚は理解できないと、諦めたように見える。その点アーチャー伯は、ロロシュのマークへの冷たい態度に気付いていただけに、もう一人の相手が、同じ様に息子を傷つける様な輩でなく、楽しく過ごせる相手ならば、身分その他は気にしなていない様子だった。
ただ、最近の息子達の様子を聞きたがるアーチャー伯に、3人の様子を話して聞かせると、ニコニコと嬉しそうにしていたので、ロロシュとの関係では、かなり気を揉んでいたのだろうと、推察できた。
アーチャー伯が満足した処で、二人は帰って行ったのだが、帰りしな二人は、本当にウジュカを助ける必要があるのか。
レンが全てを引き受ける程の価値が、ウジュカには有るのか?と問うてきた。
それに対しレンは「魔物の殲滅を、アウラ様から頼まれたのは本当の事ですし。私の故郷では、国際支援は当たり前の事だったので。みんながお金が無いって言うなら、私が出せばいいだけの話しです」と無欲な事を言い、二人を呆気に取らせていた。
「閣下も宜しいのですか?」
「第二騎士団は、魔物の討伐に特化しているから、問題ないだろ?」
「いや。そういう事では無く。愛し子様のされたい事を、全てお許しに為るのですか?」
「本当に危険なら止めるが、そうでないなら基本は、レンの好きにさせてやりたいと思っている。そうでなければ、アウラ神がレンを招来した意味が無いだろう?」
「・・・・そうですか・・・・成る程」
俺達の考えの全てに納得したわけではないが、ある程度の理解を示した伯爵と侯爵は、ウジュカへの支援を約束して宮を後にした。
2人の支援は、ウジュカの為と言うよりも、彼の国へ赴く息子たちの為、と言った色合いが強いだろう。
それでも支援は支援だ。
ロイド様が言ったように、この二人の行いが、レンの考え方を規範として、帝国貴族に浸透させるきっかけになればよいと思う。
レンの言うノブレス・オブリージュという考え方は、帝国貴族の中にも無かったわけではない。まともな感覚の持ち主なら、規範としてきた考え方に似ているだろう。
ただ悲しいかな。そんな貴族ばかりでないのが現状だ。
ゴトフリーの貴族達には、帝国の方が優れている、とハッタリをカマさなければならないが、偉そうなことを言った割りに、帝国貴族もゴトフリーの貴族達と、考え方はさして変わらない。
両者を比べると、洗練され狡猾な分、帝国貴族の方がもっと厄介なのだ。
そして、やる気に満ちた年若い貴族達は、待っている間に出させた食事に、大感激だった。
宮の食事は、異界の料理をアレンジしたものが殆どだ。
レン手ずから、料理長に伝授した料理も数多い。
俺達は全く知らなかったのだが、柘榴宮の食事は、食べた事のある者からの口伝えで、食べてみたい料理を出す場所として、下手なレストランよりも、憧れの場所の上位になって居るのだそうだ。
その憧れの料理を、存分に堪能できることが出来て、しかも噂以上の美味さと来れば。もう感動するしかない、と招いた者達に口々に感謝されてしまった。
興奮冷めやらぬ彼らを宥め、本来の目的である物資の買い付けについて話を進めた。
大まかな部分については、俺の判断だけでも問題ないが、細かな部分については、同席させたミュラーに、詰めて貰う事にした。
「また、家に帰れなくなりそうですね」
と溜息を吐くミュラーに、レンは自分も出来るだけ手伝うから、と励まし。俺は、遠征に出発したら、その間ミュラーに休みをやると約束をする羽目になった。
最近のミュラーは、補佐官として事務方に注力すると言う、あるべき姿に戻りつつあるが、事務方の仕事も、それはそれで戦場だ。
ミュラーを楽にしてやる為には、手放すより他なく。
とてもではないが、そんなことは出来ない。
ならば、適度に飴を用意するしかない、と俺は思っている。
ヨーナムからも今ウジュカが必要としている物や、遠征隊が必要になりそうな物も聞き取り済み。
後は物資の輸送と、ゴトフリー側の受け入れ状態が整うのを待つだけだ。
明日は早朝に、宮を発つ手筈を整え、俺とレンは、この数日の忙しさから、漸くほんの一時逃れる事ができた。
2人でのんびりと手足を伸ばして、湯につかると、心も体も解されて行く様だ。
ゴトフリーの王宮にも、風呂は有るにはあるが、のんびりするには風情が無く。
だが何時まで滞在するか分からぬ状態で、わざわざ風呂の改装を行う気にもなれないでいた。
しかしこうして、ゆっくりのんびりと寛ぎながら、番の甘い肌を味わえる場所と言うのは貴重だし、とても大事だと思ってしまう。
まだ繋がっても居ないのに、湯の中でも分かるほど、溢れる蜜でレンの秘所が潤っている。
湯で温められ、薄く染まっていた肌が、ゆっくり高みに押し上げる程に、緋色に変わって行くのは、何度見ても感動する。
紅く熟れた果実の唇から漏れる喘ぎを、甘い息と一緒に飲み込めば。番の全てが自分の物になった気がするから不思議だ。
だが、まだだ。
もっとレンが欲しい。
ドロドロになるまで、熱く溶け合い、全てを俺のものにしたい。
堪え性の無い俺を、番の秘所に押し当てると、甘えたように見上げて来る、番の濡れた瞳に、理性も何もかもがぐらぐらと揺さぶられ、今この一瞬の為なら、全てを失っても構わないとさえ思えてしまう。
ゆっくりと番の身体を味わいながら押し開き、最奥にたどり着いただけで、達してしまう敏感な躰が愛しくてたまらない。
ピッタリと一分の隙間もなく重ねた体が、快感にフルフルと震えている。
体を繋げたまま立ち上がり、ゆっくりベット迄歩いて行く間、俺の首に縋りつくレンを、時々軽くゆすってみる。
強すぎる刺激に、細い背中がそらされて、突き出された胸の尖りが、食べてほしいと誘っている様だ。
レンの身体は正直で、本人よりもおねだりが上手だ。
レンは明日は早いからちょっとだけなら良い、と言っていたが。
俺がちょっとで満足できると、本気で思っているのだろうか?
どうせ明日は移動がメインなのだ、少しくらい無理をさせても、俺が抱いて移動するのだから問題ないよな?
翌朝寝ぼけ眼で、レンは立ち上がれず。それを見たローガンに、ネチネチと小言を言われてしまった。
しかし、たっぷり番を味わえた俺は、ここ一月の中で最高に上機嫌だ。
そんな俺を、カルはジトッとした目で見て来たが、番無し。引きこもりの龍には刺激が強すぎたのかも知れん。
俺とレンは、件の貴族の面々を宮へ招いた。
それとは別件で、元々約束の合ったアーチャー伯とメリオネス侯爵も、宮へ同道している。
物資の取引の為に宮へ呼んだ貴族達には、先に食事を摂ってもらう事にし、その間アーチャー伯と、メリオネス侯爵との会談を持った。
会談の内容は、当然マークとロロシュ、そしてエーグルの話しだ。
伯爵と公爵は、其々の息子から、エーグルの存在と、複数婚になるだろうとの報告を受けていた。
後継が他に居るアーチャー伯はともかく、メリオネス侯としては、問題のイスメラルダ・エーグルが如何様な人物なのか、俺とレンからも、確かめたかったのだろう。
そこで俺とレンは、エーグルは、ゴトフリーの元軍人だが、人柄も優れ、騎士としても見所のある、将来有望な人物だと保証した。
それでも、メリオネス候は自分の身内が、巷では滅多に聞かない複数婚の対象となる事に、戸惑いを隠せない様だ。
「エーグルさんは、とっても良い人です。私が見る限り、3人は仲良く過ごしているようですよ?」
「左様ですか・・・」
「・・・侯爵。もしエーグル卿の爵位や家柄が気にくわないと仰るなら、私の養子にしても構いませんが」
「はっ!? 愛し子様が養子に取られるのですか?」
「エーグル卿は、苦労人ですが、本当に人柄が良くて、マークさんの事も良く支えてくれています。私は必要なら彼への支援を、惜しむつもりは無いのです」
「閣下も同じご意見ですか?」
「うむ・・・近々エーグルは叙爵される。最低伯爵は固いが、更に後ろ盾が必要だと言うなら、養子も考えよう」
「伯爵・・・ですか」
「なあ、余りうるさい事を言うと、マークに愛想を尽かされるかもしれんぞ?」
「捨てられるのは、ロロシュの方だと?」
「アーチャー伯の前で、こんな事を言うのはなんだが、あいつは悪い奴ではないが、理想的な番とは言い難い。その点エーグル卿は・・・な?」
「ねぇ」
頷き合う俺達にメリオネス侯は、3人の事は当事者たちに任せる事にする、と溜息を吐いた。
メリオネス候としては、納得は出来ないが、人族に獣人の感覚は理解できないと、諦めたように見える。その点アーチャー伯は、ロロシュのマークへの冷たい態度に気付いていただけに、もう一人の相手が、同じ様に息子を傷つける様な輩でなく、楽しく過ごせる相手ならば、身分その他は気にしなていない様子だった。
ただ、最近の息子達の様子を聞きたがるアーチャー伯に、3人の様子を話して聞かせると、ニコニコと嬉しそうにしていたので、ロロシュとの関係では、かなり気を揉んでいたのだろうと、推察できた。
アーチャー伯が満足した処で、二人は帰って行ったのだが、帰りしな二人は、本当にウジュカを助ける必要があるのか。
レンが全てを引き受ける程の価値が、ウジュカには有るのか?と問うてきた。
それに対しレンは「魔物の殲滅を、アウラ様から頼まれたのは本当の事ですし。私の故郷では、国際支援は当たり前の事だったので。みんながお金が無いって言うなら、私が出せばいいだけの話しです」と無欲な事を言い、二人を呆気に取らせていた。
「閣下も宜しいのですか?」
「第二騎士団は、魔物の討伐に特化しているから、問題ないだろ?」
「いや。そういう事では無く。愛し子様のされたい事を、全てお許しに為るのですか?」
「本当に危険なら止めるが、そうでないなら基本は、レンの好きにさせてやりたいと思っている。そうでなければ、アウラ神がレンを招来した意味が無いだろう?」
「・・・・そうですか・・・・成る程」
俺達の考えの全てに納得したわけではないが、ある程度の理解を示した伯爵と侯爵は、ウジュカへの支援を約束して宮を後にした。
2人の支援は、ウジュカの為と言うよりも、彼の国へ赴く息子たちの為、と言った色合いが強いだろう。
それでも支援は支援だ。
ロイド様が言ったように、この二人の行いが、レンの考え方を規範として、帝国貴族に浸透させるきっかけになればよいと思う。
レンの言うノブレス・オブリージュという考え方は、帝国貴族の中にも無かったわけではない。まともな感覚の持ち主なら、規範としてきた考え方に似ているだろう。
ただ悲しいかな。そんな貴族ばかりでないのが現状だ。
ゴトフリーの貴族達には、帝国の方が優れている、とハッタリをカマさなければならないが、偉そうなことを言った割りに、帝国貴族もゴトフリーの貴族達と、考え方はさして変わらない。
両者を比べると、洗練され狡猾な分、帝国貴族の方がもっと厄介なのだ。
そして、やる気に満ちた年若い貴族達は、待っている間に出させた食事に、大感激だった。
宮の食事は、異界の料理をアレンジしたものが殆どだ。
レン手ずから、料理長に伝授した料理も数多い。
俺達は全く知らなかったのだが、柘榴宮の食事は、食べた事のある者からの口伝えで、食べてみたい料理を出す場所として、下手なレストランよりも、憧れの場所の上位になって居るのだそうだ。
その憧れの料理を、存分に堪能できることが出来て、しかも噂以上の美味さと来れば。もう感動するしかない、と招いた者達に口々に感謝されてしまった。
興奮冷めやらぬ彼らを宥め、本来の目的である物資の買い付けについて話を進めた。
大まかな部分については、俺の判断だけでも問題ないが、細かな部分については、同席させたミュラーに、詰めて貰う事にした。
「また、家に帰れなくなりそうですね」
と溜息を吐くミュラーに、レンは自分も出来るだけ手伝うから、と励まし。俺は、遠征に出発したら、その間ミュラーに休みをやると約束をする羽目になった。
最近のミュラーは、補佐官として事務方に注力すると言う、あるべき姿に戻りつつあるが、事務方の仕事も、それはそれで戦場だ。
ミュラーを楽にしてやる為には、手放すより他なく。
とてもではないが、そんなことは出来ない。
ならば、適度に飴を用意するしかない、と俺は思っている。
ヨーナムからも今ウジュカが必要としている物や、遠征隊が必要になりそうな物も聞き取り済み。
後は物資の輸送と、ゴトフリー側の受け入れ状態が整うのを待つだけだ。
明日は早朝に、宮を発つ手筈を整え、俺とレンは、この数日の忙しさから、漸くほんの一時逃れる事ができた。
2人でのんびりと手足を伸ばして、湯につかると、心も体も解されて行く様だ。
ゴトフリーの王宮にも、風呂は有るにはあるが、のんびりするには風情が無く。
だが何時まで滞在するか分からぬ状態で、わざわざ風呂の改装を行う気にもなれないでいた。
しかしこうして、ゆっくりのんびりと寛ぎながら、番の甘い肌を味わえる場所と言うのは貴重だし、とても大事だと思ってしまう。
まだ繋がっても居ないのに、湯の中でも分かるほど、溢れる蜜でレンの秘所が潤っている。
湯で温められ、薄く染まっていた肌が、ゆっくり高みに押し上げる程に、緋色に変わって行くのは、何度見ても感動する。
紅く熟れた果実の唇から漏れる喘ぎを、甘い息と一緒に飲み込めば。番の全てが自分の物になった気がするから不思議だ。
だが、まだだ。
もっとレンが欲しい。
ドロドロになるまで、熱く溶け合い、全てを俺のものにしたい。
堪え性の無い俺を、番の秘所に押し当てると、甘えたように見上げて来る、番の濡れた瞳に、理性も何もかもがぐらぐらと揺さぶられ、今この一瞬の為なら、全てを失っても構わないとさえ思えてしまう。
ゆっくりと番の身体を味わいながら押し開き、最奥にたどり着いただけで、達してしまう敏感な躰が愛しくてたまらない。
ピッタリと一分の隙間もなく重ねた体が、快感にフルフルと震えている。
体を繋げたまま立ち上がり、ゆっくりベット迄歩いて行く間、俺の首に縋りつくレンを、時々軽くゆすってみる。
強すぎる刺激に、細い背中がそらされて、突き出された胸の尖りが、食べてほしいと誘っている様だ。
レンの身体は正直で、本人よりもおねだりが上手だ。
レンは明日は早いからちょっとだけなら良い、と言っていたが。
俺がちょっとで満足できると、本気で思っているのだろうか?
どうせ明日は移動がメインなのだ、少しくらい無理をさせても、俺が抱いて移動するのだから問題ないよな?
翌朝寝ぼけ眼で、レンは立ち上がれず。それを見たローガンに、ネチネチと小言を言われてしまった。
しかし、たっぷり番を味わえた俺は、ここ一月の中で最高に上機嫌だ。
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