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飯を食わせろ!
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大きな脚長テーブルに3つの椅子……
その上にあのデフォルメとなった青年あり。
ダンダンッ!
「……らい!俺は腹が減ったぞ!」
「はいはい、何が欲しいんだ~?」
机の上に色とりどりと並べられた食べ物に目を輝かせながら徠の方を見る青年。
さっきまで殺気をだだ漏れにしていた時と大違いの態度に少し困惑しながらもそれを平然を装っていく徠。
「アレだ!」「あの赤いのはなんだ?」「それ美味いか!?」
と、結構なペースで飯を要求する。
徠は逆にその様子に少し引き気味だ。
だが、そんなデフォルメ風の人形の様子にまったくビビることない母は
「あらあら、この子は大食いなのかしら?」と嬉しそうに言い、
父は「食べろ食べろ!沢山食え!そして大きくなれ!」と青年に貢ぎ始めた。
やり取りを遠目に眺めていた徠。
「ふふ」
いつの間にか自分でも無意識に笑っていた。
「!!ら、徠が………」
「「「笑った!!」」」
「ん?」
急に3人が声を揃えたかと思い「なんだなんだ?」というような視線を向けた徠に青年はぺちぺちと徠の頬を優しく叩き始めた
「ここが、みょいーって!!わらったな!らい!!やっとわらったな!」
嬉しそうな顔をしながらぺちぺちと頬を叩く青年に対し、徠は
すぐにムスッとした表情に変わって「笑ってねぇし……」
と、ひねくれた。
だが、そんな2人のコントを眺めていた父と母は盛大に笑って幸せそうに二人を見ていた。
そのときだった
「(あれ、そーいや……)」
まだ食事の途中だが、徠の箸が止まった
すると徠は青年の方を見てなにかに気づいたかと思うと、急に血相を変えてリビングを飛び出した。
「え、ちょ徠!?」
「おい!どこに行くんだ!?」
ドタドタドタバタンッ!!!
「へ、部屋に行ったのか?」
「そ、そう見たいねぇ……急にどうしたのかしら…………」
父と母はまた心配そうな顔になったが「まぁ、いっか」と言ってご飯を食べ始めた
青年は徠が言った方に視線をやると、青年もまた急に立ち上がって机から飛び降り、軽々と着地した。
父と母がこちらに気がついていないことを確認すると、テトテトと廊下をかけて行った
-------一方その頃徠は-------
「ないっ、ないないないっ!!」
どうしてどこにもないんだ!?
と、独り言をブツブツと言いながら何かを探していた
「あのままじゃ……あのままじゃ………名前が無い上に色も無いなんて可哀想だ………」
彼に名前をつけてあげなかったことを悔やんでいるだろうか、"彼を描いた紙"をずっと探していた。
「………俺を描いた紙ならここだぞ」
突然背後から声がかかり徠の肩がビクッと跳ねた。
後ろを振り向くとドアの隙間からさっきまで下で両親とご飯を楽しんでいた青年がチラッと顔をのぞかせていた。
「ッ!?そ、それをこっちに渡して貰えないだろうか」
徠は青年に近づき、手を差し出すと、
「嫌だ」
と言って青年は部屋に入りドアを閉めた。
また、この部屋に重い空気の2人きりになった
「ど、どうしてなんだ?」
なぜ渡さないのだろうか、青年は紙をギュッと掴んだかと思うとボフンッと周りに煙がまい、あの大きくなった青年に戻った
そして、徠をキッと睨みつけ
「破るだろ」
と、一言そう言い放った。
その上にあのデフォルメとなった青年あり。
ダンダンッ!
「……らい!俺は腹が減ったぞ!」
「はいはい、何が欲しいんだ~?」
机の上に色とりどりと並べられた食べ物に目を輝かせながら徠の方を見る青年。
さっきまで殺気をだだ漏れにしていた時と大違いの態度に少し困惑しながらもそれを平然を装っていく徠。
「アレだ!」「あの赤いのはなんだ?」「それ美味いか!?」
と、結構なペースで飯を要求する。
徠は逆にその様子に少し引き気味だ。
だが、そんなデフォルメ風の人形の様子にまったくビビることない母は
「あらあら、この子は大食いなのかしら?」と嬉しそうに言い、
父は「食べろ食べろ!沢山食え!そして大きくなれ!」と青年に貢ぎ始めた。
やり取りを遠目に眺めていた徠。
「ふふ」
いつの間にか自分でも無意識に笑っていた。
「!!ら、徠が………」
「「「笑った!!」」」
「ん?」
急に3人が声を揃えたかと思い「なんだなんだ?」というような視線を向けた徠に青年はぺちぺちと徠の頬を優しく叩き始めた
「ここが、みょいーって!!わらったな!らい!!やっとわらったな!」
嬉しそうな顔をしながらぺちぺちと頬を叩く青年に対し、徠は
すぐにムスッとした表情に変わって「笑ってねぇし……」
と、ひねくれた。
だが、そんな2人のコントを眺めていた父と母は盛大に笑って幸せそうに二人を見ていた。
そのときだった
「(あれ、そーいや……)」
まだ食事の途中だが、徠の箸が止まった
すると徠は青年の方を見てなにかに気づいたかと思うと、急に血相を変えてリビングを飛び出した。
「え、ちょ徠!?」
「おい!どこに行くんだ!?」
ドタドタドタバタンッ!!!
「へ、部屋に行ったのか?」
「そ、そう見たいねぇ……急にどうしたのかしら…………」
父と母はまた心配そうな顔になったが「まぁ、いっか」と言ってご飯を食べ始めた
青年は徠が言った方に視線をやると、青年もまた急に立ち上がって机から飛び降り、軽々と着地した。
父と母がこちらに気がついていないことを確認すると、テトテトと廊下をかけて行った
-------一方その頃徠は-------
「ないっ、ないないないっ!!」
どうしてどこにもないんだ!?
と、独り言をブツブツと言いながら何かを探していた
「あのままじゃ……あのままじゃ………名前が無い上に色も無いなんて可哀想だ………」
彼に名前をつけてあげなかったことを悔やんでいるだろうか、"彼を描いた紙"をずっと探していた。
「………俺を描いた紙ならここだぞ」
突然背後から声がかかり徠の肩がビクッと跳ねた。
後ろを振り向くとドアの隙間からさっきまで下で両親とご飯を楽しんでいた青年がチラッと顔をのぞかせていた。
「ッ!?そ、それをこっちに渡して貰えないだろうか」
徠は青年に近づき、手を差し出すと、
「嫌だ」
と言って青年は部屋に入りドアを閉めた。
また、この部屋に重い空気の2人きりになった
「ど、どうしてなんだ?」
なぜ渡さないのだろうか、青年は紙をギュッと掴んだかと思うとボフンッと周りに煙がまい、あの大きくなった青年に戻った
そして、徠をキッと睨みつけ
「破るだろ」
と、一言そう言い放った。
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