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第3章 私はただ静かに研究したいだけなのに!
9 職分①
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私は今、学園長室で学園長と向かい合ってお茶を飲んでいる。
学園長からの突然の呼び出しを受けて、大急ぎで慌てて学園長室へと駆けつけた。
呼び出しの理由には全く心当たりが無い。
研究室を調えてからは、あまり外へ出ていない。他人と関わりを持ってもいない。
ライラと二人でのんびりと平和に研究三昧の幸せな日々を過ごしていただけだ。
何の問題も起こしていないし、何の騒動にも巻き込まれてはいない……はずだ。
突然の呼び出しに緊張して現れた私を見た学園長は、その常と変わらない優しげな微笑を浮かべた顔のままで私にお茶を勧めてくれた。
私はそんなことよりも本題の方が気になったが、辞退することも拒否して本題を促すことも出来ずに勧められるがままに大人しくお茶を飲んでいる。
学園長室にある立派なソファーに座り、とても高級だとしか分からない茶葉で淹れられた香り高いお茶を居心地悪そうに静かに飲んでいる。
学園長が当たり障りの無い内容の話を投げ掛けてくれるが、私は気もそぞろで短くてつまらない受け答えしかできない。
ティーカップに入っているお茶の4分の3ほどを飲み終えた頃、私にはとてつもなく長い時間に感じたが、実際には10分も経っていない、学園長の纏う空気が変わった。
優しげで静かな微笑はそのままだが、学園長室の空気が重くなったような錯覚に陥った。部屋全体の空気がいきなり緊張感を孕んだ空気にがらりと変わった。
何も言われなくても、これから本題に入るということが分かり、私は手に持っていたティーカップをテーブルの上に戻して姿勢を正した。
「そういえば、ルリエラは助手を雇っていませんでしたね」
「助手……ですか?」
助手とは講師や認定師の研究の補佐役のことだ。
講師も認定師も常に研究をしている。
講師は講義を行うことで学園から研究費の支援を受けられる。認定師は講義をするかしないかは個人の自由で、ほとんどは自分の研究時間が削られるために講義はしていない。
代わりに認定師は弟子をとる。弟子をとって直接指導する。
認定師の助手はその弟子が務めることがほとんどだ。
私は今現在弟子をとっていない。弟子をとる予定も無い。そもそも弟子をとることもできない。
今はまだ私には弟子に教えられることが何も無い。まだ試行錯誤している段階であり、人に教えられる段階には遠く及ばない。
私が学園長に呼び出しを受けた本題は助手の件らしいが、理由が分からない。私が弟子をとれる段階ではないことは学園長も分かっているはずだ。
私が助手を雇わないことに何か問題でもあるのだろうか?
私は学園長の思惑も読み取れず、真意も測りかねてしまった。どうやっても適切な返答が浮かんでこなかったので、正直に現状を答えるしかない。
「はい、助手は雇っていません。私はまだまだ未熟ですので、自分の理術の研究がもう少し安定するまでは弟子をとる予定もありません。ですから助手を雇うのはまだまだ先になりそうです」
私の馬鹿正直な返答に学園長はいつも浮かべている微笑を少しだけ深めた。
「助手は別に弟子でなければいけないという決まりはありませんよ。本人同士が納得して雇用関係を結ぶのであれば誰でも助手として雇うことはできます。学園の人間でなくても、別の学部の人間でも構いません」
助手という立場は私が考えていたものと少々違っていたようだ。
弟子とは違い、助手はそこまで決まったものではなく、もっと軽い扱いだった。
苦学生への援助のように、ちょっとした実験の手伝いや細々とした研究の雑用や調査の手伝いを頼むような、臨時のアルバイトを雇うような気軽な感じで学園の学生を雇っても良いし、学園外から優秀な人材にお金を払って来て貰って研究に協力してもらうというギブアンドテイクの関係というのも有りのようだ。
基本的に助手は雇用契約を結んで互いに雇用関係しか存在しない。
弟子のように互いに重い義務と責任を負う関係ではない。
だから、そのように気負わずに、難しく考えずに研究に必要なら人を雇いなさい、という忠告のようなものをやんわりと受けた。
そのように説明されて忠告を受けても、私には助手の必要性が理解できない。
助手などいなくても何の問題も無い。ライラがいれば簡単な実験の手伝いや協力はこと足りている。
寧ろ、信用できない他人を研究室に入れて、緊張したり警戒しなければならない方が面倒が増えるだけだ。
助手は研究の手伝いをしてもらうだけで、生活を一緒に送るわけではない。
メイドほど生活に密着した関係ではないので、雇う際にそれ程相手の信用性を重視する必要はない。
有用か有能かだけで判断すればいい。
それ程難しく考える必要は無い。
それでも私はわざわざ助手を雇いたくないと思った。そんな必要はどこにも無いと感じた。
私は今のライラと2人だけの居心地のよい空間と時間を気に入っている。
そこに他人を入れて今の環境を壊されたり、邪魔されたくはないという気持ちの方が強い。
そんな私の心情を汲み取ったのか、学園長が更に言葉を重ねる。
「ルリエラ、あなたは先日、メイドを連れて街に装飾品を買いに出掛けたそうね」
私は突然の内容転換とその学園長の言葉に狼狽した。
学園長の言葉はまるで私が研究費を私的に流用しているのを示唆しているかのように受け取れたからだ。
「ガラス玉を何種類か買いましたが、それは理術の実験の為です!媒体として使うために購入したのであって、決して装飾品として自分の身を飾る為に買ったわけではありません!!」
私は大慌てで否定した。
実験のために研究データも取っているので、資料を提出して証拠を示すことはできる。
媒体についてもう少し研究して、データを整理して、結論が出たら、まとめて論文にして発表しようと考えている。
私の空を飛ぶ理術とは直接関係がないので、大々的に公表しても何の問題も無いからだ。
慌てている私を見ても学園長の微笑は揺るがない。責めるでも怒るでもなく、普段と変わらない落ち着いた佇まいのままで私を見つめている。
「研究で使用する物を購入するのであれば、助手を伴う必要があります。助手は研究の補助のためにいます。メイドは自分の日常生活や私生活の世話をしてもらうための人間です。そういった場にメイドを連れて行けば、それは実験用ではなく、日常生活に使うための品を購入に行ったのだと他人に見なされてしまいます。自分を飾るためだと思われるでしょう」
それなら一人で買い物に行けば良い、というものでもない。
ある程度の立場のある人間は直接お金を触らない。荷物を持たないし財布も持たない。財布を持っていても、財布を使用人に渡して会計をさせる。
雑事は全部使用人にさせる。
認定理術師のケープを纏って行動するならば、その立場に合った行動をする義務が生じる。
その義務を軽んじることは、認定理術師を軽んじていることになる。
自分で自分を貶めることになる。
それで他人からもそのように貶められることになる。
自分だけでなく、全ての認定理術師が、全ての認定師が貶められることになる。
だから、そんな軽率なことはできない。してはいけない。
「メイドに研究の手伝いをさせることはメイドの職分を超えています。図書館にメイドを行かせることもメイドの職分を超えた行いです。ここの図書館の本は全て研究書であり、大切な学園の財産です。決して日常生活に使う物ではありません。そういった物をメイドに扱わせるということは、研究資料を、他人の研究を軽んじていると他者には受け取られかねません」
私は学園長の柔らかな声でありながらも、真剣ではっきりとした声を聞きながら自分がやらかしてしまったことを徐々に理解していくにつれて自分の血の気が引いていくのを感じた。
学園長からの突然の呼び出しを受けて、大急ぎで慌てて学園長室へと駆けつけた。
呼び出しの理由には全く心当たりが無い。
研究室を調えてからは、あまり外へ出ていない。他人と関わりを持ってもいない。
ライラと二人でのんびりと平和に研究三昧の幸せな日々を過ごしていただけだ。
何の問題も起こしていないし、何の騒動にも巻き込まれてはいない……はずだ。
突然の呼び出しに緊張して現れた私を見た学園長は、その常と変わらない優しげな微笑を浮かべた顔のままで私にお茶を勧めてくれた。
私はそんなことよりも本題の方が気になったが、辞退することも拒否して本題を促すことも出来ずに勧められるがままに大人しくお茶を飲んでいる。
学園長室にある立派なソファーに座り、とても高級だとしか分からない茶葉で淹れられた香り高いお茶を居心地悪そうに静かに飲んでいる。
学園長が当たり障りの無い内容の話を投げ掛けてくれるが、私は気もそぞろで短くてつまらない受け答えしかできない。
ティーカップに入っているお茶の4分の3ほどを飲み終えた頃、私にはとてつもなく長い時間に感じたが、実際には10分も経っていない、学園長の纏う空気が変わった。
優しげで静かな微笑はそのままだが、学園長室の空気が重くなったような錯覚に陥った。部屋全体の空気がいきなり緊張感を孕んだ空気にがらりと変わった。
何も言われなくても、これから本題に入るということが分かり、私は手に持っていたティーカップをテーブルの上に戻して姿勢を正した。
「そういえば、ルリエラは助手を雇っていませんでしたね」
「助手……ですか?」
助手とは講師や認定師の研究の補佐役のことだ。
講師も認定師も常に研究をしている。
講師は講義を行うことで学園から研究費の支援を受けられる。認定師は講義をするかしないかは個人の自由で、ほとんどは自分の研究時間が削られるために講義はしていない。
代わりに認定師は弟子をとる。弟子をとって直接指導する。
認定師の助手はその弟子が務めることがほとんどだ。
私は今現在弟子をとっていない。弟子をとる予定も無い。そもそも弟子をとることもできない。
今はまだ私には弟子に教えられることが何も無い。まだ試行錯誤している段階であり、人に教えられる段階には遠く及ばない。
私が学園長に呼び出しを受けた本題は助手の件らしいが、理由が分からない。私が弟子をとれる段階ではないことは学園長も分かっているはずだ。
私が助手を雇わないことに何か問題でもあるのだろうか?
私は学園長の思惑も読み取れず、真意も測りかねてしまった。どうやっても適切な返答が浮かんでこなかったので、正直に現状を答えるしかない。
「はい、助手は雇っていません。私はまだまだ未熟ですので、自分の理術の研究がもう少し安定するまでは弟子をとる予定もありません。ですから助手を雇うのはまだまだ先になりそうです」
私の馬鹿正直な返答に学園長はいつも浮かべている微笑を少しだけ深めた。
「助手は別に弟子でなければいけないという決まりはありませんよ。本人同士が納得して雇用関係を結ぶのであれば誰でも助手として雇うことはできます。学園の人間でなくても、別の学部の人間でも構いません」
助手という立場は私が考えていたものと少々違っていたようだ。
弟子とは違い、助手はそこまで決まったものではなく、もっと軽い扱いだった。
苦学生への援助のように、ちょっとした実験の手伝いや細々とした研究の雑用や調査の手伝いを頼むような、臨時のアルバイトを雇うような気軽な感じで学園の学生を雇っても良いし、学園外から優秀な人材にお金を払って来て貰って研究に協力してもらうというギブアンドテイクの関係というのも有りのようだ。
基本的に助手は雇用契約を結んで互いに雇用関係しか存在しない。
弟子のように互いに重い義務と責任を負う関係ではない。
だから、そのように気負わずに、難しく考えずに研究に必要なら人を雇いなさい、という忠告のようなものをやんわりと受けた。
そのように説明されて忠告を受けても、私には助手の必要性が理解できない。
助手などいなくても何の問題も無い。ライラがいれば簡単な実験の手伝いや協力はこと足りている。
寧ろ、信用できない他人を研究室に入れて、緊張したり警戒しなければならない方が面倒が増えるだけだ。
助手は研究の手伝いをしてもらうだけで、生活を一緒に送るわけではない。
メイドほど生活に密着した関係ではないので、雇う際にそれ程相手の信用性を重視する必要はない。
有用か有能かだけで判断すればいい。
それ程難しく考える必要は無い。
それでも私はわざわざ助手を雇いたくないと思った。そんな必要はどこにも無いと感じた。
私は今のライラと2人だけの居心地のよい空間と時間を気に入っている。
そこに他人を入れて今の環境を壊されたり、邪魔されたくはないという気持ちの方が強い。
そんな私の心情を汲み取ったのか、学園長が更に言葉を重ねる。
「ルリエラ、あなたは先日、メイドを連れて街に装飾品を買いに出掛けたそうね」
私は突然の内容転換とその学園長の言葉に狼狽した。
学園長の言葉はまるで私が研究費を私的に流用しているのを示唆しているかのように受け取れたからだ。
「ガラス玉を何種類か買いましたが、それは理術の実験の為です!媒体として使うために購入したのであって、決して装飾品として自分の身を飾る為に買ったわけではありません!!」
私は大慌てで否定した。
実験のために研究データも取っているので、資料を提出して証拠を示すことはできる。
媒体についてもう少し研究して、データを整理して、結論が出たら、まとめて論文にして発表しようと考えている。
私の空を飛ぶ理術とは直接関係がないので、大々的に公表しても何の問題も無いからだ。
慌てている私を見ても学園長の微笑は揺るがない。責めるでも怒るでもなく、普段と変わらない落ち着いた佇まいのままで私を見つめている。
「研究で使用する物を購入するのであれば、助手を伴う必要があります。助手は研究の補助のためにいます。メイドは自分の日常生活や私生活の世話をしてもらうための人間です。そういった場にメイドを連れて行けば、それは実験用ではなく、日常生活に使うための品を購入に行ったのだと他人に見なされてしまいます。自分を飾るためだと思われるでしょう」
それなら一人で買い物に行けば良い、というものでもない。
ある程度の立場のある人間は直接お金を触らない。荷物を持たないし財布も持たない。財布を持っていても、財布を使用人に渡して会計をさせる。
雑事は全部使用人にさせる。
認定理術師のケープを纏って行動するならば、その立場に合った行動をする義務が生じる。
その義務を軽んじることは、認定理術師を軽んじていることになる。
自分で自分を貶めることになる。
それで他人からもそのように貶められることになる。
自分だけでなく、全ての認定理術師が、全ての認定師が貶められることになる。
だから、そんな軽率なことはできない。してはいけない。
「メイドに研究の手伝いをさせることはメイドの職分を超えています。図書館にメイドを行かせることもメイドの職分を超えた行いです。ここの図書館の本は全て研究書であり、大切な学園の財産です。決して日常生活に使う物ではありません。そういった物をメイドに扱わせるということは、研究資料を、他人の研究を軽んじていると他者には受け取られかねません」
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