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第7章 私はただ自由に空が飛びたいだけなのに
47 監禁② 罪悪感
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物音が聞こえた瞬間、私はベッドに急いで体を起こして身構えて扉の方を見据えた。
すぐに鍵が解錠されて扉が開く。
扉が開いて階段と扉を開けた人間が持っている明かりが部屋に差し込んできたが、暗闇に慣れた目には逆光で立っている人物の輪郭しか分からない。
「時間になったら開けに来る。それまでに全て済ませておけ」
「……わかりました」
男の高圧的で一方的な命令と女の控え目な了承の声がしたと思ったら、すぐに扉が閉められて再び鍵が掛けられた。
そして部屋の中に明かりを持った女が一人だけ取り残された。
扉は閉まっているが、女が持っている小さな頼りない明かりが辛うじて女の顔を照らし出している。
逆光ではなくなり、明るさに少し目が慣れてきたので、やっとその女の顔が見えた。
なんとなくシルエットと声だけで誰かは予測がついていたが、部屋に入ってきた女はやはりマルグリットだった。
マルグリットは客室で接していたときの表情とは全く違う表情を浮かべている。
それまではお客様対応の愛想が良さそうな笑顔を浮かべて丁寧に接していた。
しかし、今は表情が硬く、態度もお客様に対する恭しさが無くなっている。お客様に失礼の無いようにしないといけないという緊張感も消えている。
代わりに明かりに照らされるマルグリットの瞳には警戒心や恐怖心のようなものが見え隠れしている。
一体リース男爵夫妻に何を吹き込まれてきたのだろうか。
しかし、マルグリットは彼等に余程信用されているようだ。
マルグリットが自分たちを裏切るはずがないとリース男爵夫妻は信じている。いや、逆らえないと舐めている。
私には彼等がマルグリットを軽んじているとしか思えない。
マルグリットが手に持っていた明かりを私の方へ向けて私を照らしたので、私は眩しさに目を細めた。
明かりに照らされた私の顔を見たマルグリットは警戒心も恐怖心も吹き飛ばして息を呑んだ。
「──大丈夫ですか!?腫れが酷い……。早く冷やしましょう」
マルグリットは持っていた篭と明かりを壁際の机に置き、そこから水が入っている瓶と白い布を取り出して手際よく私の怪我の手当てを始めた。
マルグリットは怪我の手当てに慣れていた。他人に服を着せたり、髪を結ったり、化粧をしたりという侍女の仕事よりもずっと手際が良い。
マルグリットの手当ては的確で丁寧で無駄がなく、何の心配もする必要が無かったので、私は一言も喋らずマルグリットにされるがままに任せて、私はマルグリットを観察する。
可能であるならばマルグリットを味方につけたい。
しかし、それ以上にマルグリットが望むならマルグリットを助けたい。
マルグリットはリース男爵夫妻に赤子の頃に孤児院から引き取られて育てられた。
リース男爵夫妻はマルグリットが幼い頃は愛玩動物を愛でるように甘やかして大切に過保護に育てていたが、なぜかマルグリットが成長して大きくなると可愛く思えなくなったのか、娘ではなく使用人としてこき使うようになった。
マルグリットはリース男爵夫妻に正式に養女として孤児院から引き取られており、名実共に正式なリース男爵夫妻の娘だ。
それなのに、リース男爵夫妻はマルグリットを病弱だと周囲に偽り、外には出さずに家の中だけで飼い殺しのように育て、貴族の義務である貴族学院への入学まで病弱であることを理由に辞退させて、代わりに家で使用人として働かせている。
そして今現在マルグリットは悪事の片棒を担がせられている。
私はマルグリットの境遇に同情している。そして、罪悪感も抱いている。
マルグリットは私の身代わりになってしまったという的外れな罪悪感とマルグリットの存在を知ってもこれまで何もせず無関心でいたことに対する罪悪感。
私は自分でも気付かなかったが、これまでは心のどこかで生みの親に対しての期待が捨てきれず、遠慮があったようだ。
生みの親が自分を愛していないことも、愛することがないことも頭では理解していたが、心のどこかではその期待を完全には捨てきれていなかった。
私自身も生みの親を愛していなかったが、いつか生みの親を愛せたらという期待を微かに抱いていた。
口では生みの親のことなど何も気にしていない、無関係だと言いながら、本当に他人として切り捨てることができていなかった。本当に嫌うことも憎むことも怒ることも出来ていなかった。
だから、無関心を装い、平静さを維持し、どこか他人事のように距離を置いて冷静なふりをして、嫌わないように、憎まないように、恨まないように、怒らないように必死に自分を偽っていた。
捨てきれない生みの親への期待から、心から彼らのことを嫌悪も憎悪も出来ずにいた。
ここに閉じ込められるに至ってやっとなけなしの期待が全て打ち砕かれて、私の中から綺麗さっぱり生みの親に対する遠慮が消えて、心から嫌悪して憎悪することが出来るようになった。
これまでは生みの親のへの期待を失いたくなくて、必要以上に知ろうとしなかった。関わろうとしなかった。考えようとしなかった。
だから、マルグリットのことも考えなかった。関心を持とうとしなかった。
マルグリットのことを考えたら、自分の生みの親への非難が自分の中に生まれることは免れなかったから。
私はマルグリットの存在を見て見ぬ振りをして、マルグリットのことを見捨てていた。
だから、突然マルグリットに出会って私は何も反応が出来なかった。
怪我の手当ての手慣れ具合からマルグリットはリース男爵夫妻から日常的に暴力を振るわれて怪我をしていたのかもしれない。
私は罪悪感に苛まれて結局手当ての間中マルグリットに何も声を掛けられなかった。
マルグリットも黙ったまま手だけを動かして私の怪我の手当てをしていた。
その手は優しい手つきで労るようであり、慰めるようであり、心配しているようでもある。
最後に湿布のような布を私の頬に張り付けて手当ては完了した。
「……これで手当ては終わりです。鼻血は出なかったようですが、気分が悪いとか吐き気がするとかはありませんか?他に怪我や痛いところはありますか?」
マルグリットはしっかりと私の目を見て心配そうに問いかけてきた。
その目はどこか親しげで暖かみがあり、心の底から私の心配をしているようにしか見えない。
客室での他人行儀な様子はない。口調はまだ固いがなぜか一気に距離が縮んでいる。
「いいえ、大丈夫よ。ありがとう、マルグリット」
私がお礼を口にしてマルグリットの名を呼ぶと、マルグリットはとても辛そうな泣きそうな表情を浮かべた。
「……あなたが本物のマルグリット様なのですね。申し訳ありませんでした!」
私はマルグリットの言葉に驚愕の表情を浮かべて頭を下げて謝罪しているマルグリットを見返した。
マルグリットの口から「本物のマルグリット」という言葉が出てきて驚いた。
それはマルグリットは自分のことを偽物と言っているのと同じことだ。
自分で自分を「偽物」だと思うなんてあり得ない。
誰かに「お前は偽物だ」と言われたから自分のことを偽物だと思い込むようになってしまったに違いない。
そして、それをマルグリットに思い込ませることができた人間はリース男爵夫妻だけだ。
なんて残酷なことが出来るのだろう。
マルグリットからも私に対して強い罪悪感を抱いていることが感じられる。
マルグリットは偽物である自分が本物である私から両親や居場所を奪ったと罪悪感に苛まれているのだろう。
それは完全に的外れな罪悪感だ。
そんなものを感じる必要は無い。マルグリットが自分を責めて苦しむことなんてない。
私はリース男爵夫妻への怒りを心の内で燃やしながら、マルグリットにかける適切な言葉を慎重に選んだ。
すぐに鍵が解錠されて扉が開く。
扉が開いて階段と扉を開けた人間が持っている明かりが部屋に差し込んできたが、暗闇に慣れた目には逆光で立っている人物の輪郭しか分からない。
「時間になったら開けに来る。それまでに全て済ませておけ」
「……わかりました」
男の高圧的で一方的な命令と女の控え目な了承の声がしたと思ったら、すぐに扉が閉められて再び鍵が掛けられた。
そして部屋の中に明かりを持った女が一人だけ取り残された。
扉は閉まっているが、女が持っている小さな頼りない明かりが辛うじて女の顔を照らし出している。
逆光ではなくなり、明るさに少し目が慣れてきたので、やっとその女の顔が見えた。
なんとなくシルエットと声だけで誰かは予測がついていたが、部屋に入ってきた女はやはりマルグリットだった。
マルグリットは客室で接していたときの表情とは全く違う表情を浮かべている。
それまではお客様対応の愛想が良さそうな笑顔を浮かべて丁寧に接していた。
しかし、今は表情が硬く、態度もお客様に対する恭しさが無くなっている。お客様に失礼の無いようにしないといけないという緊張感も消えている。
代わりに明かりに照らされるマルグリットの瞳には警戒心や恐怖心のようなものが見え隠れしている。
一体リース男爵夫妻に何を吹き込まれてきたのだろうか。
しかし、マルグリットは彼等に余程信用されているようだ。
マルグリットが自分たちを裏切るはずがないとリース男爵夫妻は信じている。いや、逆らえないと舐めている。
私には彼等がマルグリットを軽んじているとしか思えない。
マルグリットが手に持っていた明かりを私の方へ向けて私を照らしたので、私は眩しさに目を細めた。
明かりに照らされた私の顔を見たマルグリットは警戒心も恐怖心も吹き飛ばして息を呑んだ。
「──大丈夫ですか!?腫れが酷い……。早く冷やしましょう」
マルグリットは持っていた篭と明かりを壁際の机に置き、そこから水が入っている瓶と白い布を取り出して手際よく私の怪我の手当てを始めた。
マルグリットは怪我の手当てに慣れていた。他人に服を着せたり、髪を結ったり、化粧をしたりという侍女の仕事よりもずっと手際が良い。
マルグリットの手当ては的確で丁寧で無駄がなく、何の心配もする必要が無かったので、私は一言も喋らずマルグリットにされるがままに任せて、私はマルグリットを観察する。
可能であるならばマルグリットを味方につけたい。
しかし、それ以上にマルグリットが望むならマルグリットを助けたい。
マルグリットはリース男爵夫妻に赤子の頃に孤児院から引き取られて育てられた。
リース男爵夫妻はマルグリットが幼い頃は愛玩動物を愛でるように甘やかして大切に過保護に育てていたが、なぜかマルグリットが成長して大きくなると可愛く思えなくなったのか、娘ではなく使用人としてこき使うようになった。
マルグリットはリース男爵夫妻に正式に養女として孤児院から引き取られており、名実共に正式なリース男爵夫妻の娘だ。
それなのに、リース男爵夫妻はマルグリットを病弱だと周囲に偽り、外には出さずに家の中だけで飼い殺しのように育て、貴族の義務である貴族学院への入学まで病弱であることを理由に辞退させて、代わりに家で使用人として働かせている。
そして今現在マルグリットは悪事の片棒を担がせられている。
私はマルグリットの境遇に同情している。そして、罪悪感も抱いている。
マルグリットは私の身代わりになってしまったという的外れな罪悪感とマルグリットの存在を知ってもこれまで何もせず無関心でいたことに対する罪悪感。
私は自分でも気付かなかったが、これまでは心のどこかで生みの親に対しての期待が捨てきれず、遠慮があったようだ。
生みの親が自分を愛していないことも、愛することがないことも頭では理解していたが、心のどこかではその期待を完全には捨てきれていなかった。
私自身も生みの親を愛していなかったが、いつか生みの親を愛せたらという期待を微かに抱いていた。
口では生みの親のことなど何も気にしていない、無関係だと言いながら、本当に他人として切り捨てることができていなかった。本当に嫌うことも憎むことも怒ることも出来ていなかった。
だから、無関心を装い、平静さを維持し、どこか他人事のように距離を置いて冷静なふりをして、嫌わないように、憎まないように、恨まないように、怒らないように必死に自分を偽っていた。
捨てきれない生みの親への期待から、心から彼らのことを嫌悪も憎悪も出来ずにいた。
ここに閉じ込められるに至ってやっとなけなしの期待が全て打ち砕かれて、私の中から綺麗さっぱり生みの親に対する遠慮が消えて、心から嫌悪して憎悪することが出来るようになった。
これまでは生みの親のへの期待を失いたくなくて、必要以上に知ろうとしなかった。関わろうとしなかった。考えようとしなかった。
だから、マルグリットのことも考えなかった。関心を持とうとしなかった。
マルグリットのことを考えたら、自分の生みの親への非難が自分の中に生まれることは免れなかったから。
私はマルグリットの存在を見て見ぬ振りをして、マルグリットのことを見捨てていた。
だから、突然マルグリットに出会って私は何も反応が出来なかった。
怪我の手当ての手慣れ具合からマルグリットはリース男爵夫妻から日常的に暴力を振るわれて怪我をしていたのかもしれない。
私は罪悪感に苛まれて結局手当ての間中マルグリットに何も声を掛けられなかった。
マルグリットも黙ったまま手だけを動かして私の怪我の手当てをしていた。
その手は優しい手つきで労るようであり、慰めるようであり、心配しているようでもある。
最後に湿布のような布を私の頬に張り付けて手当ては完了した。
「……これで手当ては終わりです。鼻血は出なかったようですが、気分が悪いとか吐き気がするとかはありませんか?他に怪我や痛いところはありますか?」
マルグリットはしっかりと私の目を見て心配そうに問いかけてきた。
その目はどこか親しげで暖かみがあり、心の底から私の心配をしているようにしか見えない。
客室での他人行儀な様子はない。口調はまだ固いがなぜか一気に距離が縮んでいる。
「いいえ、大丈夫よ。ありがとう、マルグリット」
私がお礼を口にしてマルグリットの名を呼ぶと、マルグリットはとても辛そうな泣きそうな表情を浮かべた。
「……あなたが本物のマルグリット様なのですね。申し訳ありませんでした!」
私はマルグリットの言葉に驚愕の表情を浮かべて頭を下げて謝罪しているマルグリットを見返した。
マルグリットの口から「本物のマルグリット」という言葉が出てきて驚いた。
それはマルグリットは自分のことを偽物と言っているのと同じことだ。
自分で自分を「偽物」だと思うなんてあり得ない。
誰かに「お前は偽物だ」と言われたから自分のことを偽物だと思い込むようになってしまったに違いない。
そして、それをマルグリットに思い込ませることができた人間はリース男爵夫妻だけだ。
なんて残酷なことが出来るのだろう。
マルグリットからも私に対して強い罪悪感を抱いていることが感じられる。
マルグリットは偽物である自分が本物である私から両親や居場所を奪ったと罪悪感に苛まれているのだろう。
それは完全に的外れな罪悪感だ。
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