【詩集】冴えない日々の真ん中で

椿英-syun_ei-

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2024年10月12日(土)KSJ西東京大会

訣別

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怒りに任せてはダメだ
奴はいつだって
恩を仇で返すことしかしないのだから
私に忠実なフリをして
余計な一言で私を窮地に立たせてしまう

そのクセ
私が後生大事に仕舞っておいた
取っておきの暴言をもって
胸が梳くような別れを演出したりもする

なんということだ
私はあの時のお前を絶対に許さないと決めていたのに
私の尊厳を傷付け
不用意に立ち入るものあらば
すかさずお前に助けを求めてしまう

なんということだ
私はお前の力を借りなければ
言いたいことを言うこともできないのだ

私は依存している
私の中にある感情に

私は依存している
あれは本来の自分ではないと言いながら
もっとも醜い自分を
さらけ出しているというのに

私は依存している
免罪符となった正義感で
罪悪感を覆ってしまった

覆ったところで
隠せる場所など、どこにもないだろうに

お前は私に似ている
どんな感情よりも、私に似ている

だからこそみっともなくて
だからこそ押し込んでしまいたい

お前は私をどう思うんだ
それが聞きたいと思っていた

自分では気付けない弱点を
お前は守ってくれている

繊細すぎて触れてはならぬ
心の根っこというものがあるだろう
どうしたらそれを知ることができる?
できれば、それを取り除けたらと思うが
秘密主義のお前は
何度問うても答えてはくれぬのだ

まぁいい。
今日でお前と、さよならしよう
どうせ長くは続かぬと
お前に笑われようとも
私は覚悟を決めている
お前に引け目を、感じたくはないんだ
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