【詩集】冴えない日々の真ん中で

椿英-syun_ei-

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習作2

君の痛み

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力強い言葉を聴いた
使命を帯びてやってきたそれは
簡単に誰かの心に入り込んで
今までそこにはなかった価値観を植え付け
そこにあったはずの笑顔を怒りに変えてしまった

君とよく行ったあのレストランで
美味しいステーキを食べることは
きっと、もう、ない

優しい言葉を聴いた
取り繕うでもなく悲しみの横に居たいと願ったそれは
触れるよりも早く振り払われ
また一つ、悲しみを増やしていった

有給取って、電車に乗って
君の街まで来たけれど
ここから先の道を、僕は知らない

メールも電話もSNSも
厄介やくせに役に立たない

口約束じゃ意味がない
想い出だけじゃ癒えやしない
知ってることが全てじゃない

世界はいつも優しくない
君は君に優しくない
それでも君はいつも優しい

否定しないでほしい
一晩中考えて、君と同じ夜を過ごしたかった

正しくありたいと願った理由
いい加減な僕はヘナヘナと笑う
君の中には理想が生きてる

過ちだって人生のスパイス
明日になれば僕は笑える
だけど君は砕け散ったそれを
丁寧に直そうとする

指先が切れても何も言わない
だから僕は目が離せない

今日がダメなら明日でもいい
君は君の痛みを知るべきだ
その痛みは君のせいじゃない
君のせいだったとしても
それは永遠じゃない

誰もそこまで求めてない
ごめんなさいで終わりにしようよ
子供の頃に習ったはずだよ

君は君を許せるはずだ
いつも君は許してるじゃないか
こんな僕を、どんな時も

一晩中考えて疲れ切った君と
同じ夜を過ごしたかった
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