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3、わたし、助かったんだ……!
しおりを挟む……あ……はあっ、はあっ……。
く……、くるし……。
目がかすんで、見えない……。
熱くて、頭がぼんやりして……。
……わ、わからない……。
だれ……、誰なの……?
旬さん、助けて……。
***
「しゅん……さん……!」
……どこ、ここ……?
見たことのない古い木の天井が見える……。
目やにで固まった目をこすった。
知らない部屋。
和室……じゃない……けど、洋室でもなくて……、こういうのなんだっけ……。
よく見ようと頭を傾けたら、熱冷ましに置かれていた手拭いが額から滑り落ちた。
はっとして、自分の胸や腕を見ると、浴衣みたいな綿の着物を着せられていた。
なにこれ……。
どこ、ここ……。
手の感触と視覚で、わたしは空間をさまよった。
浴衣みたいだと思ったけど、上下が分かれている。
作務衣……でもない……。
下はズボンではなく、巻きスカートだった。
掛け布団の上に載っているのは、アジア風の織物のベッドカバー。
けっこうザクッとした手触りで、民族っぽい柄が織り込まれている。
けど、織物の柄ではどこの名に民族かまではわからない。
日本じゃないとわかるだけだった。
天井だと思ったものは、ベッドの天蓋の内側だったとすぐにわかった。
風通しに開けられた窓。
壁は木板と、一部は漆喰だろうか?
窓は障子みたいな格子になっていて、紙が貼られている。
その向こうには、滝が見えた。
え、外国……?
その景色が日本ぽくなくて、いつだったかテレビで見た中国の世界遺産の武陵源みたいだとぼんやりと思った。
部屋の雰囲気はどことなくバリ風……いや、でも、東南アジアっていうよりも、もっと、なんだろう、昔風の韓流か華流ドラマで見るようなちょっと時代めいた感じで……。
でも豪華とか派手という感じじゃない。
ベッドカバーを含め、調度品も簡素で素朴なものが感じられた。
とにかく、自宅でも病院でもないことははっきりしている。
知らないうちに、誰かにこの部屋に寝かされたことは間違いない。
そこまで把握できて、ようやく起き上がる決心がついた。
体を起こしたそのとたん、強いめまいに襲われた。
カシャーン!
大きな金属音が響く。
ベッド横の黒檀のサイドテーブルにあった金属の洗面器のようなものをひっかけてしまった。
大きな音が頭にわんわんと響いて、まためまいがする。
方向を失ったみたいに、頭がぐらぐらする。
大時化の船に乗っているみたいで、まるで振り落とされそうだ。
思わずベッドの縁にしがみついた。
……だ、だめ……、起きられない……。
「リシャウアウシャ?」
突然触れられた肩に驚いて顔を上げると、見知らぬ男性がいた。
えっ、なに……、その華流ドラマみたいな恰好……?
でも、ドラマのような小奇麗な漢服衣裳というより、もっと質素で素朴な感じだった。
それはそうと、なに、この美男子……。
誰なの……?
何て言ってるの……?
「リシャウ?」
北京語は台湾を旅行した時に少し習ったけれど、わたしの知っている言葉ではなかった。
響きはそれっぽく聞こえるから、きっと中国のどこかだ。
一言に中国語といっても地域によっていろいろな言葉があったはず。
中華圏の一体どこだろう。
でも、どうして海外に……?
どうやって……?
それに、昔みたいな恰好をしてるのはどうして?
頭の中が混乱して、たくさんの疑問が急激に膨れ上がった。
喉が渇いて、声が出ない。
起き上がりたくても、力が出ない……。
「アルアウシュウ。リシャウシャ……」
男性が体を支え、布団を掛け直してくれた。
優しい手つきに、ほっとする。
急に、あの森の中を彷徨った記憶が、わたしの胸を突き上げた。
そうか……。……わたし、助かったんだ……。
その途端、目が熱くなって、男性の顔が見えなくなった。
「う……、うわぁん……!」
自分でもびっくりした。
子どもみたいな泣き声だった。
喉はカラカラなのに、涙が止まらない。
よかった、わたし、助かったんだ……!
旬さん、わたし、帰れるよ……!
そう思った瞬間、はっと涙が止まった。
「旬さんの左手は……?」
男性が驚いたように目を見開いた。
どうしよう……。
言葉が通じない。
どうしたらわかってくれるだろう。
わたしは左手を男性につきだした。
「左手……! 左手がわたしのそばにいなかった? 左手、わかる?」
かすれ声しかでなかったけれど、一生懸命伝えた。
半分くらいはカスカスいっているだけだった。
けれど、他にどうしようもない。
必死さをわかってもらう他には。
けれど、男性は困ったような顔を見せると、くるりと背を向けて部屋を出て行ってしまった。
「ま、待って……!」
追いかけようと体に力を入れてみても、思うように動かない。
あ、やばい、頭がくらくらする。
「お願い、待って……」
がくん、とひざが落ちた。
と思ったら、ベッドから転げ落ちていた。
痛たー……。
頭がぼんやりするせいで、痛みも鈍い。
それでもしばらく動けなかった。
「ダイジョウブ、デスカ?」
片言みたいだったけれど、はっきり聞き取れた。
顔を上げると、さっきの男性のほかに、もう一人、華流ドラマのヒロインのような女性がいた。
ふんわり花の匂いのする手を差し伸べてくれた。
「イタイ、ナイデスカ?」
「あ……、あなた日本語がしゃべれるの……?」
「ハイ。アタシャ、シタマチコトバ、シャベレマス」
あ、あたしゃ……?
シタマチ……、下町ことば?
……意味がわからない。
わからないけれど、言葉が通じて、少し気持ちが落ち着いた。
「あの、わたし……」
「オチツイテ、クダサイ。カラダ、ナオス。ダイジデス」
ふたりの支えで、ベッドに戻った。
女性は手際よく洗面道具や櫛、鏡を準備すると、わたしの世話を焼いてくれた。
聞きたいことが山のようにあったけれど、ひとまずはありがたく素直に従うことにした。
こうして見ず知らずの遭難者の看病に当たってくれるなんて、本当に感謝しかない。
女性は安心させようとずっとわたしに微笑みかけてくれている。
できることなら、わたしがなりたかった憧れの姿、看護師みたいに。
「ありがとうございます……」
「アタシャ、クラン、イイマス」
「クランさん……。わたしは、美波です」
「ミナミ……。ミナミ・フーシャ。ヨウコソ、トラントランへ、オデマシクダサイマシタ」
フーシャ……?
トラントランって、ここの場所のこと?
お出ましって……、言葉遣いが丁寧すぎる気が……。
観光地? なのだろうか。
だけど、見知らぬ土地で日本語を話せる人に偶然会えるなんて、わたしは運が良い。
でも、どうして自分が外国にいるのか、理由が全然わからない。
地名らしき単語について尋ねようと口を開きかけると、さっきの男性と一緒に僧侶のような姿の壮年の男性が、部屋に入ってきた。
ふたりの手には足つきのお盆があり、いくつもの器がのっていた。
僧侶姿の男性が、ぺこりと首を垂れた。
わたしも倣ったけれど、頭を動かすとぐらぐらするので、あんまりうまく頭を下げられなかった。
「アラタナルフーシャ。ヨウコソ、トラントランヘ、オデマシクダサイマシタ。ワシハ、コルグ、トモウシマス」
この人も日本語をしゃべれるの?
わたしが知らないだけで、親日の地域なのかな。
トラントランはやっぱりこの土地の名前みたい。
「わたしは美波です。沢渡……、あ、本当は、大倉美波になるはずだったんですけど……」
「オオクラ・ミナミ……」
「い、いえ、パスポートの名前はまだ、沢渡美波です」
「サワタリ・ミナミ・フーシャ。ドウゾ、カラダヲ、ヤスメテクダサイ」
「お気遣いありがとうございます。コルグさん」
ベッドの上に、足つきのお盆が置かれた。
時代劇で見るような感じお膳を、もっと横に幅広くしたみたいなものだ。
真鍮っぽい金属の器が五つ並んでいる。
若い男性がなんどか視線をこちらに投げてくる。
クランさんが器のひとつをとって説明した。
「ハジメハ、コノ、ヤクトウヲ、ドウゾ。ヒトツズツ、スコシズツ、ノミマス」
お礼をいって、器の飲み物に口をつけた。
うっ、なにこの味……。
思わず顔をしかめたけれど、喉の渇きのまま、ごくごくと飲み干した。
男性を見ると、なんだか嬉しそうな顔をしている。
「クシュアラ、リシャウ?」
なんていってるんだろう……。
答えあぐねていると、コルグさんが通訳してくれた。
「オクチニ、アイマシタカ? ココニイルゼンジガ、コレラヲ、センジマシタ」
ゼンジさんは大柄なわりに、黒目がちなかわいい目をしていて、ジャニーズ系みたい。
それに動きというか、醸している雰囲気がどこか愛嬌がある。
クランさんは芙蓉の花に一筆朱を入れたような、一見ふんわりしているけど目元は真のありそうな美人。
とにかく、びっくりするくらいいい匂いがする。
ふたりとも、わたしと同じ二十代前半か、少し年下くらいだろうか。
コルグさんは目に力のこもった小柄なおじさんで、色黒な肌は張りがあり、見ただけで筋肉質なのがわかる。
よくわからないけど、五十代……くらいかな。
「ありがとうございます……。味はともかく、バケツいっぱい飲みたい気分です」
「バケツ……? フロガマ、デスカ?」
「ふ、風呂釜? さすがにそんなに飲めませんよ」
思わず笑ってしまった。
真顔で風呂釜だなんて。
冗談を言って和ませてくれたのかな……。
でも、バケツは通じないみたい。
そもそもバケツって、何語だっけ?
差し出されるままに、次々と薬湯を飲んだ。
一通り飲み干すと、急激に眠気が襲ってきた。
落ちてくる瞼が、逆らいがたいほど重い……。
き……、聞きたいことがたくさんあるのに……。
旬さんの手のこと……。
トラントランのこと……。
あの……、もう大使館に連絡はしてくれたんですよね……?
わたしの意識はそこで途切れた。
***
それからの数日、予想とは一転、わたしの体調は雪崩のごとく崩れた。
緊張が解けたせいなのか、安心したせいなのか……。
それとも疲れを自覚したせいなのか、酷い高熱がぶり返した。
だんだん良くなって、日本に帰る準備を進められると思っていたのに、自分でも予想外でショックだった。
朦朧とする日が何日か続いたあと、ようやく、クランさんやコルグさんとまともに話せるようになり、ゼンジさんのまずい薬湯を自力で飲めるようになった。
トラントランへやってきて一週間が過ぎていた。
「今日は気分がいいんです。起き上がってもいいですか?」
「コルグ・リューシャニ、カクニン、シマス」
空になった器を片付けて、クランさんが出ていった。
入れ替わるように、ゼンジさんが入ってきた。
「リシャウ? ミナミ・フーシャ」
何度もかけられたから、この言葉はもうわかる。
「ありがとうございます。リシャウ。大丈夫よ、ゼンジさん」
「リシャウ、リシャウ」
ゼンジさんが胸を張る。
まるで自分の薬湯のおかげだ、といっているみたいだ。
その通りだから、わたしもうなずく。
「ありがとうはなんていうの? ゼンジさん」
「ン?」
「ありがとう」
「ンー」
「わからないかな……」
そろそろこ日本へ帰るためのあれこれを知りたいわたしは、このトラントランの人たちとのコミュニケーションを深めたい。
日本にいたはずのわたしが、どうして外国にいるのかかが全くわからない。
そもそも……いや、そもそもが、わからないことだらけなのだ。
助けられた時の状況も知りたいし、旬さんの左手がどこへ行ってしまったのかも知りたい。
この指輪さえしていれば、旬さんには私の居る場所がわかるはずなのに、どうして姿を現さないんだろう……?
クランさんはそばでいろいろ世話をしていくれるけれど、詳しいことはわからないみたいだし、言葉も巧みで、いろいろ知っていそうなコルグさんは忙しいのか、頻繁に顔を合わせることができない。一日に何度も顔を見せてくれるゼンジさんは、残念ながら日本語が喋れない。
「……少しでもいろんなこと話したいんだけどな……」
「クラシュン」
「え?」
「クラシュン。アリガト」
「クラシュン?」
「クラシュン」
やった……!
通じた!
「クラシュン、ゼンジさん」
ゼンジさんも嬉しそうだ。
「じゃあ、えっと……。トラントラン!」
「トラントラン?」
「うん。ここ、トラントランね。ゼンジさん、トラントラン。わたし、日本。わかる?」
「ニホン?」
「うん、日本。わたしの国、日本。ゼンジさんの国、トラントラン」
トラントランは国ではなく、多分市町村とかの名称だと思うけれど、そこはニュアンスで伝わると思う。
「ミナミ・フーシャ、ニホン」
「そう。ゼンジはトラントラン。美波は日本」
「アー!」
ひらめきを顔に浮かべると、ゼンジさんは、ぱっと背を向けて部屋を駆け出していった。
よし、何かしらの手ごたえがあった!
しばらくして、戻ってきたゼンジの手には、一メートルに及ばないくらいの巻物があった。
「ミナミ・フーシャ。ユージュラヌン」
聞きなれない言葉に首をかしげている間に、ゼンジさんがベッドの上で巻物を広げた。
埃っぽい空気と共に開かれたのは、見たことのない地図だ。
複数の島が連なり、島には境界線が、その地名を囲うように編み目状に引かれていた。
海には海流か海域だろうか、その名称と思しき文字が並んでいる。
その一か所をゼンジさんが指した。
「クランクラン」
五つある島のうちのある一点。
小さな黒い点を指している。
その点の下に、細かな文字が書かれている。
きっと、クランクランと書かれているそれは、見たことのない文字だった。
中華圏ならきっと漢字だと思ったのに……。
字は、わたしの知っている何語の文字とも言えないような形をしていた。
上半分が直線と曲線で、下半分が牙みたいにギザギザしていて、時々エジプトの古代文字みたいな象形文字が出てくるみたいだ。
「クラシュン。随分年季の入った地図なのね。この地形に見覚えはないけれど、多分、東南アジアか南アジアのどこかの島一帯だよね。でも、どうせなら世界地図がよかったな。そうしたら、もっとよくわかるのに……」
地図を端から端まで良く見てみる。
頭の中にある世界地図のどこかと一致するヒントがあるかもしれない。
「こんなことならもっと地理の勉強しておくべきだったな……」
隣ではなぜだかゼンジさんが一緒になって首をかしげている。
とにかく、はっきりとした場所はわからないけれど、ゼンジさんたちの着ているものや顔立ちからして、ここがアジアのどこかの島ということは間違いなさそうなのだ。
多分、日本との直行便はないだろうなあ……。
トラントランなんて、聞いたことないもん。
しかしまあ、地図と言って、まさか巻物の地図が出てくるとは思わなかった。
あ、でも、観光地ならあえてそういう体にしているのかも。
昔ながらの暮らしをしている民族や団体もあるっていうし、観光地ならそれが売りになるわけだし……。
あれ、そういえば……。
チベットやマサイ族でも、今はもうスマホを使えるって聞いたことがあるような。
でも、ここではスマホどころか、電球も見ていない。
夜の灯り取りに使っているのは、ろうそくだ。
わたしはゼンジさんの顔を見て「スマートフォン、パーソナルコンピューター、インターネット」と言ってみた。
観光地なら当然英語が通じるだろうと思ったけれど、ゼンジさんはさらに首をかしげただけだった。
だとしたら、しかたない。
「ゼンジさん、もっと大きい、えーと、ユー……、ユーシュ……」
「ユージュラヌン」
「そう、ユージュラヌン。もっと、大きいの、ある?」
手を広げて、大きい、を表してみた。
「オーキイ」
「そう、大きいユージュラヌン」
伝わったらしく、ゼンジがうなずいた。
「見たいの、見せてくれる? 大きいユージュラヌン」
「アー、クテルン」
口元に指を立てて、ゼンジさんは静かにという仕草をした。
そっか、わたしはまだベッドから出てはいけないことになっているんだ……。
こくんとうなずき、静かにベッドを降りた。
揃えてくれた靴を履く。
ふたりで足音をさせないようにそろりそろりと部屋を出た。
廊下は、部屋の中と同じく時代めいた古い木造りで、飾りらしい飾りもなく質素だが、堅剛そうな雰囲気だった。
中庭らしい場所を通り抜け、本堂と思しき建物から身を隠して通り過ぎると、物置か書庫みたいなところへ案内された。
「ミナミ・フーシャ。オーキイ、ユージュラヌン」
ゼンジさんが指すほうを見ると、壁の一面に、大きな巻物が広げて飾られていた。
確かに、大きい……。
でも、図柄はさっきとおんなじだ。
「確かに大きいんだけど、縮尺のことじゃないのよね……」
「オーキイユージュラヌン、サラ?」
「ええと……、なんていったらいいのかな。……あれっ?」
頭を悩ませる前に、地球儀が目に飛び込んできた。
「なんだ、これがあるんだ!」
断りも入れずに、手に取っていた。
学校などでよく見た地球儀と違って、回るようにはできていなかった。
球体の下に支えの棒とお皿がついているだけで、色も茶色く古ぼけていた。
「ゼンジさん、ゼンジさん! 日本はね、ええと」
……ん? ……あれ?
地球儀なのに、世界地図がのってない。
その代わりに、巻物と同じ地図が書かれている……。
「え……、なに、これ……」
「ユージュラヌン」
わたしの戸惑いをよそに、ゼンジさんが当たり前のように言った。
その指で、小さな点を押さえた。
「トラントラン」
なに、いってるの……?
「ミナミ・フーシャ、ニホン、トラ?」
美波、日本はどこ? と、聞かれているのがわかった。
でも、答えられなかった。
この地球儀には……日本がない。
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