【完】左手だけの婚約者~Hanamun Life~一緒にワープした婚約者は、左手だけなのに最強です!?

国府知里

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22、初めての注力

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「ごめん、わたし部屋に戻る」
「はい……。あ、待ってください、誰かに送らせますから」

 丁度薬房にゼンジさんが戻ってきた。
 ゼンジさんに送ってもらい、わたしは部屋に戻った。

「大丈夫ですか? なにか温かいものをお持ちしましょうか」
「う、うん……。ううん、大丈夫、ありがとう」
「その感じだと、薬湯が必要になりそうですね」
「うわっ!?」

 ゼンジさんが、にまっと笑った。
 わたしはどうにか否定しようとしたみたけど、心のもやもやを隠し通すことはできないと悟って、白状した。

「マローでのこと、たくさんの人に被害があったって聞きました。中央からお金が払われて解決済みだってクランはいっていたけど、わたし考えようともせずに今日まで……。旬さんとも相談してみるつもりですけど、亡くなった方のことを考えると、どうしたらいいのか……」
「浮者が思い悩む必要はないと思いますよ。ただ、美波浮者は普通の浮者と違うので、思い悩んでしまうのも無理はないと思いますけど」
「普通の浮者だったら?」
「浮と流の違いを、美波浮者はわかっていません。どちらも、すごい力、と思っているんじゃないですか?」
「……はい」
「僕にいわせると、流はすごい力、浮はものっすごい力です。こどもと大人の違いどころじゃないです。個人の力と大自然の力。人の意志と天地創造。一滴の水と大海原。一匹の羽虫と大草原に吹く風。そんな感じです」
「……」
「わからないですね、それもわかります」
「すみません……」
「おそらく、この世界をまだ見てない旬浮者にも、そのすごさがよくわかっていないと思います。ハナムンにおける浮の力は、命の循環の力です。浮の力がなすものは、この世界のあらゆる人々、物体を通じて働き、また巡ります。あなたには、亡くなった人たちは被害者に写っているかもしれませんが、浮流を学ぶものから見れば、新しい命の循環に送られただけです」
「……でも、ご遺族は悲しみます」
「まあ、悲しみは人にはつきものですから」
「わたしだっておなじ人だし、旬さんも人です……! わたしたちは、そんな神様みたいな存在じゃないし、自分や大切な人に置き換えたら悲しいです。謝って済むことじゃないけど、ちゃんと謝りたいです」

 ゼンジさんが首を左右に振る。

「浮者にみえるのは、もっと大きな力の流れです。普通の浮者ならなにをすべきか教えてあげましょうか? ユーファオーの樹のもとで、浮の力を天地に注ぎます。それが、浮者の役目であり、弔いです」
「……それが、普通の浮者、ですか? 浮の力を注げば、亡くなったからの魂は、安らかになりますか? ご遺族の方たちは、癒されますか?」
「流の小我、浮の大河の前に散りて、巡りくる花匂い高し」

 ゼンジさんがことわざの意味を教えてくれた。
 わが身のいかなる願望も、大きな流れの前に流れ去るもの。そののちに巡るってくる、春の花の匂いの気高きことこの上なし。
「散っていくものには、それだけの理由があるんですよ。ハナムン人はそれを受け入れて過ごし、またそうならば、どう生きるべきかを心に問い続けなければいけないのです。あなたと一緒ですね、美波浮者」
「え?」
「浮のない浮者だからこそ、あなたは、ハナムン人と同じような感性が備わっている。誰かのためになにかしたい、感謝を返したい、役立ちたい。あなたは普通の浮者とちがうけれど、今まで見てきた浮者のなかで一番親しみが持てます」

 浮者としての役目。
 この世界に来たことの意味。
 そうか、わたしも旬さんも、まだそれがわかっていないんだ。
 まだまだ知らなきゃいけないことがたくさんある。

「わたしたち、ユーファオーの樹に行きます。亡くなった人たちの魂が、ちゃんとめぐって、花になるように」
「ありがとうございます。ちなみには、春の花というのはクランですよ」
「えっ、そうなんですか!」
「寺の中庭にあるクランの木も、もうすぐ花をつけます。楽しみですね」

 そうだったんだ。
 なんだか、急に納得してしまった。
 クランの頑な自負。
 気の強い性格の中に、凛とすじが通っているのは、気高さだ。
 ハナムンの人たちに親しまれる花。
 日本人の桜に置き替えたら、すんなりと心に沁み込んでくる。

 戸の奥に人影が写った。

「美波……、お茶を入れたんだけど、一緒に飲まない?」
「あ、クラン」
「ちょっと、やだ! ゼンジ、美波を泣かせたの!?」
「僕が? 違うよ、泣かせたのはクランだ」
「ええっ、なんでわたしなのよ!」
「ゼンジさん、言い方! 違うよ、クラン。クランってすごくいい名前だと思って、感動してたの」

 その晩、わたしは旬さんと相談した。

「一度、ユーファオーの樹で浮を捧げたいの、わたしも微力だけと旬さんと一緒にやりたいと思ってる」
「正直、俺も気になってたんだ。行こう。コルグさんにも浮の注力を約束していたしな。どうやるのかはわからないが」
「ただお祈りすればいいのかなあ?」
「明日、コルグさんに相談して誰か詳しい人をつけてもらおう」
「……あっ、そうだせっかく森に行くんだから、なにかアクセサリーの材料になるものも探してこよう」
「クランに贈るアクセサリーか。いいけど、森を歩き回るのは大変だぞ。誰かに手伝ってもらったらどうだ」
「うん、マシンくんにお願いしてみる」

 翌日、コルグさんの流術の鞍を乗せたケトーに乗って、わたしたちはユーファオーの樹に向かって出発した。

「浮の注力にお供させていただけるなんて、感激です!」
 
 馬を引くマシンくんの鼻息は荒い。よっぽどうれしかったらしい。

「マシンくん、材料集めも忘れないでね」
「はいっ、もちろんです!」

 わたしたちの前を進むのは、コルグさんの乗った馬を引くのはローワンさんだ。
 コルグさんによると、決まったやり方はなく、ただその場に行って浮の流れに自分の力を流すだけだという。
 でも、コルグさんが旬さんの力の使い方をぜひ見てみたいというので、同行することになったのだ。

 朝出て、昼前には樹の元へ到着した。
 久しぶりにみても、やっぱり立派な大木だ。
 枝には春の柔らかな葉がきらきらと瞬いている。

「えっと、旬さんが、樹から上下に流れが見えるけど、これに力を込めればいいのかって聞いています」
「はい、天と地に力を注いでください」

 わたしと旬さんはそっと樹の幹に触れた。
 わたしにはなんの変哲もない木の皮の感触。

「旬さんどんなかんじ?」
「けっかんみたいだな」
「血管って、血の?」
「うん、ほそくてながれがはやい。こうけつあつだな」
「お医者さんみたい。もう力を流してるの?」
「ううん、まだ」
「じゃあ、一緒に」

 わたしはそっと目をとじて、旬さんの手と手を重ねた。
 森林の中の心地よさ、すがすがしい香り、旬さんの手のぬくもり、ごつごつした幹の肌。
 鳥の声、虫の羽音、ゆらゆら落ちてくる光の欠片。
 しっとりとほほをなでていくやわらかな風。
 呼吸が深くなる。

 旬さんの手がとんとんとわたしをおこした。
 あれ、立ったまま、眠ってたのかな……。

「旬さんお疲れ様」
「みなみ、つかれてないか」
「ううん、わたしなんか寝ちゃってたみたい。旬さんは?」
「べつになんとも。まだいける」
 
 振り向いてびっくりした。
 コルグさんたちがそろって頭を下げていたからだ。
 一緒にお祈りしていたんだろうか。
 そうだよね、それくらい神聖な樹だもんね。
 それに比べてわたしたち、ちょっと気安すぎたのかも。

「旬浮者、美波浮者、多大な浮を賜りましたことを、サイシュエンの民一同に代わって、深く深く御礼申し上げます」
 
 コルグさんの言葉にあわせて、ローワンさんとマシンくんも一緒に深いく頭をさげた。
 わたしも礼を返した。
 これで亡くなった人たちもちゃんと次の季節に巡れるかな。
 浮の力で、ちゃんと見届けられたらいいのになぁ。
 旬さんに聞いてみようかな。

 戻ろうと踏み出すと、ローワンさんとマシンくんが一緒にびくっと顔をこわばらせた。
 えっ、なに?
 わたしのうしろになにかいる?
 あたりを見わたしたけど、蛇とか蜘蛛とかはいなかった。
 三人の元にもどると、コルグさんまでもがどこか緊張した顔をしている。

「あの……、すみません、なんかありましたか?」
「いえ……」

 コルグさんがため息をついた後、ゆっくりと立ち上がった。
 続いてローワンさんが立ち上がったけれど、マシンくんはなぜか立てないみたいだった。

「大丈夫、足がしびれたの?」
 
 手を差し伸べたら、マシンくんの顔が引きつった。

「だ、大丈夫です……」
「そ、そう?」

 なんだろう、怖いものでも見たみたいな態度。
 もう一度、樹の方を向いた。
 わたしにはなにも感じられないけど、みんなには何か見えているのかな。
 あれ、でも?

「樹が大きくなってる?」
 
 確かに始め見たときより、幹の太さ、枝の広さ、明かに一回り以上大きい。
 ええっ、この短い時間で? 
 ……これは確かに、ちょっと怖いかもね。
 
 まじまじ樹を見ていると、根のくぼみになにか白っぽいものが見えた。

「あれっ、うそ! わたしのバッグ!」

 思わず駆け寄って拾い上げると、ここへ連れてこられたその日に持っていた鞄が中身もそのままにあった。

「あっ、スマホ! ……あー、やっぱり充電切れてる……。あっ、電子辞書。こっちは使える……。でもどうして……? ここに来たそのときには鞄は見つからなかったのに」
「枝に絡んでいたのが落ちてきたのですよ。樹が大きくなったので、それで揺さぶられたのでしょう」
 
 ローワンさんがまぶしそうに樹を見上げている。

「なんだあ、絡まってたんだあ。全然気がつかなかった。でもうれしい。読みかけの小説の続きも読める」

 戻ると、マシンくんはまだこわばっていた。
 わたしから数歩後ずさりした。

「マシンくん、顔色悪いけど大丈夫?」
「美波浮者はなぜ平気なのですか?」
「え?」

 マシンくんは畏怖の対象を見つめるように、わたしの手元を見た。
 マシンくんが見ているのは、旬さんだった。

「旬浮者の力がこれほどまでとは思っていませんでした。僕には怖くてとても近寄れません。どうして美波浮者はこのような浮の中にいて、平気なのですか?」
「怖い……、どうして?」

 コルグさんが口を開いた。

「マシンが驚くのも無理はありません。彼が生まれたころにはもうこの土地に住まう浮者はいませんでした。中央から派遣されてくる浮者は、必要を満たすだけの力しかありません。旬浮者の浮の量と術の圧。わたしでもまだ身が震えるほどです」
 
 見ると、コルグさんの手が小さく震えていた。

「美波浮者、あなたに浮の力がなくてよかった。もしあれば、きっとあなたは旬浮者の左手を触ることすらできなかったでしょう。ユーファオーの樹が、あなたと、旬浮者の左手だけを導いてきたのは、そうしなければならなかったからだったのかもしれません」

 ローワンさんも唇を結んで、怖い顔をしている。

「美波浮者にはみえないと思いますが、わたしからみえるものをお伝えしましょう。ここへついたばかりのとき、ユーファオーの樹には無数の糸の光が天と地をつなぐように光っていました。しかし、あなたが旬浮者ととも樹に近づくたびに、光は脈を打つように躍動していました。そして、浮の注力が始まると、光の糸は一気に膨れ上がり爆発したかと思うと、今度は嵐のように天と地に向かって激しく光が巡り出しました。今は樹全体を光が包んでいます。大地からはまぶしい光の粒子が沸き上がり、空からは幾重もの光の帯がらせんを描くように降りてきています」
 
 みんなにはそんな幻想的な景色が見えているんだ……。
 わたしも見てみたいけど、でも、どうしてそんなに怖がるんだろう。

 コルグさんが口を開いた。

「圧倒的な力を前に、己の小ささを思い知らされたのです。偉大なる自然の摂理、強大な力、命の源。わしたちは、その前にただひれ伏すことしかできない。正直、わしはこの場で命を終えてもおかしくないと思いました。ローワンとマシンならばなおさらでしょう」
「浮の力がすごいってことはわかりました。でも、旬さんはコルグさんやローアンさんやマシンくんの命を取ったりしません。マローのときは事態が事態だったし、旬さんも初めてだったので、わたしを助けるのに必死だったんだと思います」
「その通りでしょう。しかし、ハナムンの大局に関わる神聖なる荒波は、いついかなるとき、わしら小さき民を押し流すかはわかりません。ただ、その敬遠なる御心に従うまででございます。願わくばどうか、我々の小さき魂を慈しみ、温かいお心でお見守りくださいますよう、お願い申し上げます」

 なんか、思っていたのと違う。
 でも、はっきりわかったことがある。
 浮の力は、流よりもはるかに大きくて、きっと台風とか津波とか、自然災害みたいなものなんだ。
 ハナムンの人にはコントロールできない、災害にも祝福にもなる大いなる力。
 旬さん、なんか、旬さんの力、とんでもないらしいよ……。
 
「旬さん、聞こえてる?」
「ああ、おれにもわかったことがある。ユーフォオーのきにふれると、じゅつのそうさせいが、かくだんにあがるみたいだ」
「操作性?」
「あたまのなかで、こうしたいとかんがえていることが、じっさいどうやればいいか、わかるようになる」
「そうなんだ」
「みてろよ」

 旬さんがふいっと人差し指を立てた。
 その瞬間、三人が一様に強ばったので、わたしは慌てて旬さんの手の動きを止めた。
 
「待って、怖がられちゃってるから今はやめて!」
「べつにわるいことをするわけじゃない」
「そうだと思うけど、あとにしよう?」
「でも、たぶん、これがふつうのフーシャとハナムンじんの、かんけいせいだとおもうぞ」
「……」

 そうだね、それはわかった。
 わたしたち、本当はこんなに怖がられる存在だったんだね。
 正直、戸惑っている。
 今まで浮にまつわるお金や権力に振り回されたくないと思っていたけど、これじゃあ、振り回すのはわたしたちのほうだ。

「旬さん、この力暴走したりしないよね? 旬さんがちゃんとコントロールできるんだよね?」
「だいじょうぶだ」
「じゃあ、みんなにそう伝えるよ?」
「みなみになにかあったらわからないぞ」
「それは……」
「ちゃんといっておけ。でなきゃ、たがいにそんちょうできなくなるだろ」
「尊重……」

 そうかもしれない。
 わたしはこれまでの関係性を壊したくなくて、なんなとくあいまいにしておきたいと思ってしまった。
 でも、この力はそういうことをはるかに超えてる。
 はっきりいっておけという旬さんの指摘は、多分正しい。

「コルグさん。わたしたちはトラントランに要求します」
「なんなりと」
「これまで通りの、ここでの安全と生活です。わたしになにかあれば、旬さんはなにをするかわからないといっています。わたしも、旬さんになにかあったり、離れ離れになるのは嫌です。ですから、そうならないように助けてもらえますか?」
「御心のままに」
「それ以外のことは、できるだけみなさんの慣習や要望に則していきたいと思います。そうはいっても、こちらのことをわたしも旬さんもまだわかっていないことが多いので、互いのことを尊重できるように、いろいろと教えていただけると助かります」
「願ってもないことでございます」
「えーと、あとは……。あ、そうだ、ユーファオーの樹へ浮を注力するのは、どれくらいおきにすればいいんでしょうか? できれば、旬さんはここに定期的に来たいそうです」
「ときに、これだけ満ちていれば十分かと存じます。こちらへお越しになりたいということであらば、いつでも共のものを同行させましょう」
「ありがとうございます」

 わたしたちは帰る支度を始めた。
 無事に浮の注力を終えられたのはいいけど、この空気じゃ材料集めのこと、口に出せないなあ。
 マシンくんはさっきから、こちらと目をあわせようともしてくれない。
 さすがに、ローワンさんやコルグさんには頼めないし。
 次回の持ち越しかな……。
 ふいにユーファオーの樹を見上げた。

「うわあっ!?」

 見上げた瞬間に、上から枝が降って来たのだ。
 枯れ枝かと思ったら、葉っぱは青々している。
 折れたはずの小口も、なぜかすっぱりとしてきれいだ。
 び、びっくりしたー……。

「ユーファオーの樹のご意志を賜ります」
 
 コルグさんが樹に向かって頭を下げた。
 後ろの二人もそれに習う。
 あ……、そういえば、印帳や師筆はユーファオーの樹が原料だっていってたよね。
 それでかな。
 あっ、じゃあ、これでクランのアクセサリーをつくったらどうだろう?

 ローワンさんがきて、枝を受け取ろうと手を差し出した。

「あっ、これ、わたしがもらってもいいですか?」
「はい、御心のままに。わたしが寺まで運びましょう」
「わたしが持っていきます」
「は……、では、そのように……」
 
 わたしたちは無言で帰路についた。
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