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第三部
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「ねえ、美希」
「ん?」
「遊びとはいえ、岡崎さんと若村沙織が、一時でも男女の関係にあったっていうのは、嘘じゃないわよね?」
美希は、唯香の目を射抜く勢いで真っ直ぐ見ながら、
「唯香の婚約者の悪口言うのは、さすがに気が引けたけど、これは、マジ、大マジ。本当、ごめんだけどぉ……でも、今は、岡崎さん、唯香一筋だと思うし……私が余計なことを唯香にチクったせいで、唯香と岡崎さんがギクシャクするとか、私、絶対いやだからぁ」
美希は、今にも泣きそうな顔をして言った。
「違うって! 私、美希に怒ってるわけじゃないから! 寧ろ、そういうこと知らないで結婚する方がヤバいからっ! 本当のこと教えてくれて感謝してるくらいよ」
「そっか……良かった……」
美希は安堵のため息を吐いた。
「私も、ちょっと気になることがあるから、若村さんに直接話訊いてみるわ」
「うん。それがいいと思う。っていうか、私の話題は絶対出さないでね。沙織、たぶん、私の名前きくのも嫌だと思うしぃ」
原因が自分にあるとはいえ、あれだけのことをされて、相手を恨むどころか思い遣るなんて、美希は案外お人好しなんだなあと感心しつつ、もしかしたら、これも“あざとさ”なのかなあ……と、唯香は、美希を少しだけ勘繰ってみた。
「ん?」
「遊びとはいえ、岡崎さんと若村沙織が、一時でも男女の関係にあったっていうのは、嘘じゃないわよね?」
美希は、唯香の目を射抜く勢いで真っ直ぐ見ながら、
「唯香の婚約者の悪口言うのは、さすがに気が引けたけど、これは、マジ、大マジ。本当、ごめんだけどぉ……でも、今は、岡崎さん、唯香一筋だと思うし……私が余計なことを唯香にチクったせいで、唯香と岡崎さんがギクシャクするとか、私、絶対いやだからぁ」
美希は、今にも泣きそうな顔をして言った。
「違うって! 私、美希に怒ってるわけじゃないから! 寧ろ、そういうこと知らないで結婚する方がヤバいからっ! 本当のこと教えてくれて感謝してるくらいよ」
「そっか……良かった……」
美希は安堵のため息を吐いた。
「私も、ちょっと気になることがあるから、若村さんに直接話訊いてみるわ」
「うん。それがいいと思う。っていうか、私の話題は絶対出さないでね。沙織、たぶん、私の名前きくのも嫌だと思うしぃ」
原因が自分にあるとはいえ、あれだけのことをされて、相手を恨むどころか思い遣るなんて、美希は案外お人好しなんだなあと感心しつつ、もしかしたら、これも“あざとさ”なのかなあ……と、唯香は、美希を少しだけ勘繰ってみた。
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