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先刻まで、支離滅裂な、ストーリーとも呼べないような夢を見ていたような気がするが、どうにもこうにも内容がよく思い出せない。高校時代、仲が良かった未希が出てきたのは覚えている。未希の他にも登場人物が多数いたが、はっきりと憶えているのは未希だけだ。未希は誰が見ても可愛い顔をしていて愛嬌も良くて、そして、茶色みがかった艶々のストレートのボブヘアが羨ましくて堪らなかった。私は今でも、未希に最初に掛けた言葉を鮮明に憶えている。
「ねえ、シャンプー何使っているの?」
私の質問に対して、未希はその可愛らしい口元に笑みを浮かべて、
「Aポン、だよ」
と答えた。もしかしたら、エイボンと答えたのかも知れないけれども、私にはA Aポンとしか聞こえなかった。あの頃、クラスには未希と同じ『加藤』という苗字の子が二人居て、出席番号の順番の都合で『加藤A』『加藤B』と呼ばれていて、未希は後者だったから、私は、
「じゃあ、加藤さんは、Bポンだね」
などと阿呆なことを口走ったのだが、未希とは、この会話がきっかけで仲良くなった。少し話が逸れてしまったから今朝見た私の夢の話に戻すけれども、私を含め複数人いたメンバーは多分、高校の時の同級生で、皆、五十路の爺婆なのだけれども、未希だけは、高校時代のあの頃の姿のままなのだ。そのくせして、二児の母親だと言って、あの頃と同様、誰からも愛される可愛らしいお顔に笑みを浮かべるのだ。もちろん髪も艶々のさらさら。嗚呼、美しい人、可愛らしい人は、歳を取らない妖怪か何かなのだろうか?
「ねえ、シャンプー何使っているの?」
私の質問に対して、未希はその可愛らしい口元に笑みを浮かべて、
「Aポン、だよ」
と答えた。もしかしたら、エイボンと答えたのかも知れないけれども、私にはA Aポンとしか聞こえなかった。あの頃、クラスには未希と同じ『加藤』という苗字の子が二人居て、出席番号の順番の都合で『加藤A』『加藤B』と呼ばれていて、未希は後者だったから、私は、
「じゃあ、加藤さんは、Bポンだね」
などと阿呆なことを口走ったのだが、未希とは、この会話がきっかけで仲良くなった。少し話が逸れてしまったから今朝見た私の夢の話に戻すけれども、私を含め複数人いたメンバーは多分、高校の時の同級生で、皆、五十路の爺婆なのだけれども、未希だけは、高校時代のあの頃の姿のままなのだ。そのくせして、二児の母親だと言って、あの頃と同様、誰からも愛される可愛らしいお顔に笑みを浮かべるのだ。もちろん髪も艶々のさらさら。嗚呼、美しい人、可愛らしい人は、歳を取らない妖怪か何かなのだろうか?
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