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「はじめまして。サリー・ナシェルカと申します。フレッド様、本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
そうしてエスコートされ、馬車に乗り込み、王宮へ向かいます。王宮までは半刻くらいです。ロディ様のようにまた無言だろうかと思っていましたが、色々と話しを振ってくださり、初めてとは思えないほど会話が弾みます。長いと思っていた時間はあっという間に過ぎていきました。
特に今日のドレスのことを質問されると話しが弾み、話過ぎてしまったのではと恥ずかしくなりましたわ。
「このドレスは不思議な生地で作られていますね。」
「はい、ナシェルカ領の特産の織物で作ったドレスです。特殊な糸を使って織りあげているのですが、色の部分は野菜で糸を染め上げ、その糸で織っているのです。」
「野菜で染める?ですか?」
「はい。例えばこのドレスならオニオンの皮で染め上げております。我が領では野菜の収穫も多いのですが、野菜は捨てる部分も多く、その処分にも頭を悩ませていました。その時に野菜から色が出ると知り、試してみたところとても綺麗な色で、ドレスを作ることにしたのです。」
こんな話を力説してしまってから男性がドレスの話など興味があるのだろうかと思いました。特に野菜なんて…急に恥ずかしくなってしまい「なんだか申し訳ございません」というと、「謝る必要はありません。自分が知らない知識をとても興味深く聞かせて頂いております」と言って頂けます。
きっと高位貴族のこの男性。さりげない所作がとても綺麗で、その心配りも素晴らしい。高位貴族は人格者であるべきだと思うけど、こういう方のことですね。
そんな話しをしながら王宮に到着すると、パーティ会場ではなく、サロンに通されましたわ。まだパーティまでは時間があるのでここで少しお茶をするんだそう。
高位貴族の方はこんな風に時間の前から来て準備をしなければいけないなんて大変。そう思いながらも馬車の中と同じように会話は弾み、時間はあっという間に過ぎていきました。
次の婚約者はこんな風に仕事のことでもなんでもいいからお話が弾む方だと嬉しいのになんて願望を持ったことは心の中にしまっておきましょう。
そろそろ時間とのことで入口に案内されると、ピンクのドレスを着て、髪の毛を結い上げた綺麗なアイシャとデイヴがいましたわ。フレッド様は最初少し用があるからと、わざわざアイシャたちのところに送ってくださったそう。アイシャたちと挨拶を交わされるとすぐに会場を出て行ってしまわれました。
そうしてエスコートされ、馬車に乗り込み、王宮へ向かいます。王宮までは半刻くらいです。ロディ様のようにまた無言だろうかと思っていましたが、色々と話しを振ってくださり、初めてとは思えないほど会話が弾みます。長いと思っていた時間はあっという間に過ぎていきました。
特に今日のドレスのことを質問されると話しが弾み、話過ぎてしまったのではと恥ずかしくなりましたわ。
「このドレスは不思議な生地で作られていますね。」
「はい、ナシェルカ領の特産の織物で作ったドレスです。特殊な糸を使って織りあげているのですが、色の部分は野菜で糸を染め上げ、その糸で織っているのです。」
「野菜で染める?ですか?」
「はい。例えばこのドレスならオニオンの皮で染め上げております。我が領では野菜の収穫も多いのですが、野菜は捨てる部分も多く、その処分にも頭を悩ませていました。その時に野菜から色が出ると知り、試してみたところとても綺麗な色で、ドレスを作ることにしたのです。」
こんな話を力説してしまってから男性がドレスの話など興味があるのだろうかと思いました。特に野菜なんて…急に恥ずかしくなってしまい「なんだか申し訳ございません」というと、「謝る必要はありません。自分が知らない知識をとても興味深く聞かせて頂いております」と言って頂けます。
きっと高位貴族のこの男性。さりげない所作がとても綺麗で、その心配りも素晴らしい。高位貴族は人格者であるべきだと思うけど、こういう方のことですね。
そんな話しをしながら王宮に到着すると、パーティ会場ではなく、サロンに通されましたわ。まだパーティまでは時間があるのでここで少しお茶をするんだそう。
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次の婚約者はこんな風に仕事のことでもなんでもいいからお話が弾む方だと嬉しいのになんて願望を持ったことは心の中にしまっておきましょう。
そろそろ時間とのことで入口に案内されると、ピンクのドレスを着て、髪の毛を結い上げた綺麗なアイシャとデイヴがいましたわ。フレッド様は最初少し用があるからと、わざわざアイシャたちのところに送ってくださったそう。アイシャたちと挨拶を交わされるとすぐに会場を出て行ってしまわれました。
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