【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~

暖夢 由

文字の大きさ
22 / 39

22

しおりを挟む
「「はぁ??」」

父も母もびっくり。そうですよね。つい先ほど私もそれやりました。

「伯爵にしておくには問題が生じるほどの財力。それによって議会の一部からは伯爵領の一部没収などということまで案に上がってしまったほど。そして今回ドレスを国の国産品と定めることによりさらなる混乱が生じるでしょう。しかし私が臣籍降下し、ナシェルカ伯爵家に入る。そうすることで誰も口を出せなくなります。それだけでなく、婚約さえ公表してしまえば陞爵することさえ問題はなくなる。

まぁ、婚約に関してはこれだけではなく単純に私がサリー嬢と婚約したいと思ったからでもあります。領地の現状を正確に把握し、その問題点さえ改善しようとする着眼点に手腕。パーティでは自分で商品を着飾り売り込みすらやってのけました。こんな女性きっともう出会うことはないでしょう。どうか私とサリー嬢を婚約させて頂けないでしょうか」

………………

もうなんとも不思議な空気が流れております。
誰も口を開くことが出来ず、ただただ沈黙が流れています。

そんな沈黙を破ったのはお父様でした。

「第二王子殿下、大変魅力的なご提案ではございますが、、お断りさせて頂きます」

………………お父様……


なんで?どうしてなの?

こんなに魅力的な提案はきっとないのに、どうしてなの?


あんな馬鹿な婚約者を婚約者にしといて、、どうしてなの??



「ナシェルカ伯爵、なぜでしょうか」

「サリーは先日婚約破棄されております。それは私が結んでしまったが為の婚約でした。娘にはなんの落ち度もないのに娘に『婚約破棄された娘』のレッテルを貼ってしまった。だから私は娘に、もうそういう婚約を望みたくないのです…」

お父様…………




ほんとに空気が読めない!
その気遣いは今ではないでしょう!!!

あれ?でも、私が婚約破棄された事フレッド様はご存知なのかしら?



「んんっ!第二王子殿下、失礼いたします。私から一つよろしいでしょうか」



私がふとそんなことを思っていると、お母様が声を上げられ、「サリーは先日婚約破棄されております。それはご存じですか?」と私の心を呼んだかのような質問をしてくれます。それに対しフレッド様は「はい。存じておりますが、サリー嬢に非はないと考えております」と応えております。やはりデイヴから聞いてますわよね。

「そうですか。なら安心いたしました。サリー、あなたはこのお話どう考えているの?」

お母様が私に意見を求めてくれます。
そうですね。私がここでしっかりと意思表示しなければ。
しおりを挟む
感想 118

あなたにおすすめの小説

【完結】実兄の嘘で悪女にされた気の毒な令嬢は、王子に捨てられました

恋せよ恋
恋愛
「お前が泣いて縋ったから、この婚約を結んでやったんだ」 婚約者である第一王子エイドリアンから放たれたのは、 身に覚えのない侮蔑の言葉だった。 10歳のあの日、彼が私に一目惚れして跪いたはずの婚約。 だが、兄ヘンリーは、隣国の魔性の王女フローレンスに毒され、 妹の私を「嘘つきの悪女」だと切り捨てた。 婚約者も、兄も、居場所も、すべてを奪われた私、ティファニー16歳。 学園中で嘲笑われ、絶望の淵に立たされた私の手を取ったのは、 フローレンス王女の影に隠れていた隣国の孤高な騎士チャールズだった。 「私は知っています。あなたが誰よりも気高く、美しいことを」 彼だけは、私の掌に刻まれた「真実の傷」を見てくれた。 捨てられた侯爵令嬢は、裏切った男たちをどん底へ叩き落とす! 痛快ラブ×復讐劇、ティファニーの逆襲が始まる! 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!

婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。

黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」 豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。 しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。

聖女の座を奪われてしまったけど、私が真の聖女だと思うので、第二の人生を始めたい! P.S.逆ハーがついてきました。

三月べに
恋愛
 聖女の座を奪われてしまったけど、私が真の聖女だと思う。だって、高校時代まで若返っているのだもの。  帰れないだって? じゃあ、このまま第二の人生スタートしよう!  衣食住を確保してもらっている城で、魔法の勉強をしていたら、あらら?  何故、逆ハーが出来上がったの?

わたくし、何の取り柄もない悪役令嬢ですが。

小梅りこ
恋愛
「お前には華がない! 婚約を破棄する!」 公爵令嬢ヴェールは、夜会の中心でアシュレイ王子から断罪を突きつけられる。しかし、悲しむ暇はなかった。なぜなら、王子の冤罪がいかにもガバガバで、聖女リリアンの言動があまりに支離滅裂だったから。

復縁は絶対に受け入れません ~婚約破棄された有能令嬢は、幸せな日々を満喫しています~

水空 葵
恋愛
伯爵令嬢のクラリスは、婚約者のネイサンを支えるため、幼い頃から血の滲むような努力を重ねてきた。社交はもちろん、本来ならしなくても良い執務の補佐まで。 ネイサンは跡継ぎとして期待されているが、そこには必ずと言っていいほどクラリスの尽力があった。 しかし、クラリスはネイサンから婚約破棄を告げられてしまう。 彼の隣には妹エリノアが寄り添っていて、潔く離縁した方が良いと思える状況だった。 「俺は真実の愛を見つけた。だから邪魔しないで欲しい」 「分かりました。二度と貴方には関わりません」 何もかもを諦めて自由になったクラリスは、その時間を満喫することにする。 そんな中、彼女を見つめる者が居て―― ◇5/2 HOTランキング1位になりました。お読みいただきありがとうございます。 ※他サイトでも連載しています

お前との婚約は、ここで破棄する!

ねむたん
恋愛
「公爵令嬢レティシア・フォン・エーデルシュタイン! お前との婚約は、ここで破棄する!」  華やかな舞踏会の中心で、第三王子アレクシス・ローゼンベルクがそう高らかに宣言した。  一瞬の静寂の後、会場がどよめく。  私は心の中でため息をついた。

どうでもいいですけどね

志位斗 茂家波
恋愛
「ミラージュ令嬢!!貴女との婚約を破棄する!!」 ‥‥と、かつての婚約者に婚約破棄されてから数年が経ちました。 まぁ、あの方がどうなったのかは別にどうでもいいですけれどね。過去は過去ですから、変えようがないです。 思いついたよくある婚約破棄テンプレ(?)もの。気になる方は是非どうぞ。

婚約破棄!?なんですって??その後ろでほくそ笑む女をナデてやりたい位には感謝してる!

まと
恋愛
私、イヴリンは第一王子に婚約破棄された。 笑ってはダメ、喜んでは駄目なのよイヴリン! でも後ろでほくそ笑むあなたは私の救世主!

処理中です...