島の少女(海女編)

きさらぎ ゆき

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15)絡み合う舌と舌

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15)絡み合う舌と舌

夜。
ある島のはずれに、室内灯が明々と点いたままの家があった。部屋は一つだけ。
そしてそこでは、男女2人の全裸の肉体が重なっていた。
下になっているのは10代の少年に見える若者。細身だが引き締まった筋肉に覆われたなかなかの身体だ。
上に乗っているのは、小柄でぽっちゃりしたおばさんだ。身長差はあるけれど肉付きの良い身体の重さを利用して、少年を押さえ込んでいる。まるで獲物を捕らえたカマキリの様に見える。かなり太めのカマキリではあるが…

上に乗っているおばさんの顔は、少年の唇をむさぼっているからよく見えないが、40代半ばから後半ぐらいであろうか… 先程までの若くてきれいな顔立ちが、少年に襲い掛かってからは、歳相応に崩れながらいやらしく歪んで見える。

「 ぷはっ! 」

おばさんは少年の唇から舌を引き抜くと、激しい息遣いで数回喘いでから、また舌を少年の口に突っ込んでいく。

 ぬちゅ… ぬちゅ… にゅちゅ… じゅっ… 

 ぷはっ! はあっはあっ はむっ! ずちゅっ…

少年の口の中で、2つの舌が透明な液体をまといながら絡み合う。
軟らかいモノ同士が粘液をくねらせる音がしつこく続いてから、時々、息苦しそうな呼吸が漏れる。

上に乗っているおばさんの両腕が、少年の腋の下から肩へと回されて、しっかりと捕まえているみたいだ。
かなり大きな胸の膨らみが少年の筋肉質な胸に押し付けられているが、少し押し広げられただけで、まだ残っている弾力で簡単にはつぶされていない。
身長の低いおばさんの腰は少年のウェストラインに跨る形になっていて、太腿が少年の脇腹を挟み込んで、ここでもしっかりと捕まえている。それは両腕と両脚、そして胸の圧も使って、まるで少年を逃すまいと必死に確保している様にも見える。

しかし、少年の肉体もただ押さえ付けられているだけでは無い様だ。おばさんが跨っている箇所の少し下から、何か太くて長いモノが反り返るように斜め上に向かって突き立っている。
それは少年の股間から生えている様なのだが、一般的に男性のそこから生えているモノだとすれば、かなりの大きさだった。股間から自分の上半身の方に向かって反り返る様にカーブを描きながら、太く、しかししなやかそうに立ち上がり、その先端は亀の頭の様な形で立派に存在感を主張している。
見るからに逞しく、太くて硬そうなのだが、しなり具合から柔軟さも兼ね備えた雰囲気が伝わってくる。かなり場数を踏んで鍛えられている様だ。

おばさんの舌の動きを、少年の舌が絡め返す。タイミングを見て少年がおばさんの舌を軽く吸う。

 ちゅるっ!

思わず、おばさんが舌を引っ込めると、そのまま少年の舌も一緒におばさんの口の中に吸い込まれていく。

 ぬちゃっ… ぬちゃっ… ねちゃっ… ねちゃあっ…

今度は、おばさんの口の中で2つの舌が絡み合い、唾液が混ざり合っていく。

 ちゅっ… ちゅるっ… じゅるっ…

おばさんの口が少年の唾液を吸い込み こくっ! と喉が動く。
少年から更に送り込まれる唾液を、おばさんが必死に吸い込んで、喉に詰まらせる。

「 うぐえっ! かはっ! かはっ! 」

思わず少年の唇を放して少し咳き込んだが、それでも直ぐに抑え込んで少年の唇に舌を差し入れていく。まるで少しでも離すと、このキスが終わってしまうと考えているみたいだ。
しかし、一見、おばさんの方が無理やり少年の唇を奪っている様に見えるが、実は余裕があるのは少年の方だった。おばさんは少年の身体も唇も離すまいと必死なのだが、少しずつ、少年の方がおばさんの攻撃を受け流せるようになっていた。必死になって少年の身体を捕まえて、唇の方も一瞬でも離さないようにしている事が、少年に少しずつ伝わってしまい、やがて少年の方には精神的な余裕が生まれてきた。そう気が付くと、突っ込まれてくるおばさんの舌の動きに合わせてわざと絡め取らせてあげたり、時々隙をついて反撃したり、唾液を飲ませてあげたりして、攻めさせるペースを少年の方から作っていける様になった。おばさんがしっかりと肩に抱き着いているから少年が動かせるのは僅かに唇と舌だけなのだが、その動きだけで簡単におばさんを操縦出来る様になっていく。

気が付くと、もう何十分もキスをし続けている。少年の体感では30分以上は過ぎている感じだった。
そこで少年は、おばさんが息苦しくなったタイミングで、わざと舌がもっと深く絡まる様に仕掛けていく。舌が今まで以上に口の奥でくねり合って唾液を吸い合う。少年としては駆け引きの様な気持ちもあるのだが、単純にキスの気持ち良さも最高になっている。それに伴い、下半身のアノ部分にも最高レベルの力がみなぎっていく。

しかし、心身ともに余裕のないおばさんに、この最高に長くて深いキスは、最高の快感と息苦しさをもたらした。もう限界である。

「 うぷふぁああっ! はああっ! はああっ! はあっ! はあっ! はあっ! はあっ!… 」

ついに、おばさんの首が上にエビ反って勢いよく唇を放すと、そのまま少年の細いけれど頑丈な胸に顔を埋(うず)めて呼吸を荒げていた。それでもまだ、少年の肩に回された腕と、少年の脇腹を挟み込む太ももはしがみついたままだ。
そのままの姿勢で、おばさんの荒い呼吸はしばらく続いている。

やがて、やっと少しおばさんが落ち着いてくると、今度は少年の方から顔を抱き寄せて舌をおばさんの口に差し入れていった。そして、今度は甘くやさしく、舌を絡ませていく。

 ぞくうっ!

つい先程まで、力ずくで必死になって絡ませていたキスとは全然違う感触が、40代後半の、アラフィフおばさんの背筋を痺れさせながら全身に拡がっていく。甘い。気持ち良い。

 だめ… とろけちゃう… 気が遠くなりそう…

あまりの気持ち良さに、意識が ふわ~ っと遠くに行ってしまいそうだ。
手足の力が抜けていき、少年を押さえていた力も引いていく。それに従って、全身の体重が少年に ずっしり と圧し掛かってくる。でもそれは、少年にとっては苦痛では無くて、益々の心の余裕と、それから アラフィフのおばさんとセックスをしている という実感を生み出していった。
今朝までは、自分が47歳の… もう50が見えてきているおばさんとセックスをするなんて想像もしていなかったし、もしもそんな状況になっても、する気になるとは考えもしなかったはずだ。しかし、この ゆうこ という50前のおばさんに会ってからは、そんな事は全然気にならなくなっていた。反対に、こんなおばさんの『崩れかけた』肉体だからこその興奮という物を実感してしまっていた。そうなってしまうと、この『ずっしり』も、むしろ新しい興奮の元になってくる。

 オレの自慢の おちんちん で、この47歳の欲求不満のおばさんに、天国と地獄を同時に味わわせてやる!

今までのアラサーアラフォー相手には感じた事の無い闘志が心の底から湧き上がる。
下半身が人生で最高級に勃起している事を感じる。

その『欲求不満の』おばさんは、今、少年の目の前で甘いキスに溺れながら、目を瞑ったままとろけそうな表情を浮かべて、鼻の吐息で呼吸しながら舌を柔らかく絡め続けていた。すっかり飲まれて溺れている様だ。
少年は、そのままキスを続けながら、両手の指先を軽く、おばさんの両方の腰に、

 さわっ…

と這わせてみた。

 びくっ!

一瞬、おばさんの全身が力んだが、直ぐに脱力して舌を絡め続けてくる。このおばさんは、本当にキスが好きみたいだ。
少年は、また同じ様に指を這わせる。アラサーの腰に比べるとかなり軟らかくて少し たるみ があるが、この ふっくら とした感触は、もっと触りたくなってくる。

 さわっ… さわっ…

 びくっ! びくっ!

その都度、一瞬、中断するけれど、それでもおばさんはキスを止(や)めない。それどころか、積極的に唾液を吸いにくる。

 ぢゅるっ!

2人の繋がった口の中でだけ聞こえる音がする。甘い舌の感触のまま唾液を吸ってくる。

少年は、しばらくこの動きを続けていった。
それは、もちろん、このアラフィフのおばさんが喜んでいるのが分かるからだったけれど、自分自身もこんなにいやらしくて、気持ちの良いキスは初めてだったからだ。
初体験の時のアラサーとの初キスよりも、最近よく相手をしてあげているアラフォーの一番いやらしいおばさんとのキスよりも、その何倍も興奮している。理由は全く分からない…

そして、少年の手は、やがて、おばさんの横腹を撫でながら少しずつ上がっていった。
あの、Fカップの巨乳が、今、自分の胸で半分押しつぶされながら、残りの弾力を使って押し返してきている。つぶれる軟らかさと、押し返してくる弾力が、両方同時に少年の胸に当たっている。

 ついに、これを俺の手でつかむ時が来たのか…

少年は両手を、手の平を天井の方に向けて、2人の胸と胸が押し合っている肌の隙間に滑り込ませた。そして、そのまま指を大きく開いて、圧力の固まりをしっかりと握った。

 ふわっ…

無抵抗な軟らかさが一瞬くる。そして、その直後、

 むにゅうっ…

軟らかいのに握り応えのある抵抗感が、少年の手の平を覆った。
そして、その約1秒後…

「 あんっ💛 」

思わず首を跳ね上げて、舌を引き抜いたおばさんの口元からは、歳不相応な、少女の様な声が漏れていた。
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