19 / 33
第19話:限界勇者と公共事業
しおりを挟む
とりあえず、マイサに説明をした。
俺が本当に勇者クウトであること。エンネが元魔王軍参謀で、二代目魔王であること。
二人して、仕事が嫌になって、この田舎町でのんびりした暮らしを試みていること。
時間にして三十分ほどだろうか。マイサは質問もせず、ただ頷いて聞いてくれた。
「というわけなんだ。黙っていてごめん……というかとても話せなかったんだ」
「いきなりクウトは勇者でワシが魔王とか自己紹介はできんからな」
そう話すと、マイサはようやく顔をほころばせて笑ってくれた。
「そうだね。いきなりそんな話をされても困っちゃう。女王様が言ってたからさすがに信じるけれど」
俺とエンネよりもヴィフレアの話の方が説得力がある。複雑な気分になる事実だけど、理解はできる。第三者の証言は強い。
「なんだか、おとぎ話の中に入ったみたい。勇者とか魔王とか言われても、ボクには二人はいつも通りにしか見えないよ」
「そう言ってくれると助かるよ」
「うむ。ワシらは今まで通りじゃからな」
「でも、納得はできたかな。すごい魔法が使えたり、何日も働き続けたり。ありえないくらい強かったから」
「そういうものか……」
「気をつけておったつもりなんじゃがのう」
案外、そのうち自分達から正体を明かす展開になっていたかもしれない。
「マイサ、もし嫌になったならいつでも言ってくれ」
「言うわけないよ! むしろずっと居たくなったよ! だって、二人の側なら絶対に安心だもん!」
「そうか……ありがとう」
「これは頑張らないとならんのう」
俺もエンネも守るべきものを守れなかった経験がある。素直に安心しろとは言えなかった。
せめて、マイサが大人になるまではしっかり守ってあげたい。
「俺達の話は終わりにして、今後の話をしよう。水路を作って欲しいらしいんだけど」
領主のワービンさんが置いていった書類の中に、水路計画の説明書きがあった。詳細な土木計画ではなく、「この辺りに水を引いてね。そうしたら追加工事をしますから」という素人にもわかる図だ。
「ここに書いてある川って、北の方を流れてるのだよね? ちょっと遠くから人力で掘れってこと?」
「あの領主、結構やり手じゃのう。きっと、クウトやワシの行動をしっかり調べておるぞ。ワシら二人にやらせて、工期と工費を浮かせるつもりじゃ」
突然の公共事業の受注は、人件費削減のアイデアでもあったらしい。
計画は北の川から畑の方へと水路を作成。途中に貯水池も設けるよう指示がある。また、水は常に流れているので川に戻す形にする必要がある。
「水路と言っても地面を掘り返して水を通すだけでいいみたいだな。できると言えばできる」
同時に草刈りも依頼されているけど、そちらも可能だ。
「さっそく明日からやろう。冒険者組合の方はどうしようか?」
「ワシと交代でやるのはどうじゃ? 期間の指定はないじゃろう」
「ボクは何を手伝ったらいいかな?」
マイサの無邪気な問いかけに、俺とエンネが固まる。二人して想定していたのは四十八時間連続労働だ。俺達基準では人道的だが、マイサにとってはそうではない。
「ここはちゃんと話し合おう。マイサ、水路作りの手伝いはさすがに諦めてくれ」
「うむ。冒険者組合の依頼も採取くらいに控えておかねばな」
そうすると、マイサを一人家においておくことになる。どうしたものか、エンネに待機して貰って魔法の勉強でもしてもらうか?
少し悩んでから、ある疑問が浮かんだ。
「マイサ。孤児院では普段何をしていたんだ? 学校とか、勉強のようなものはないのか?」
冷静に考えれば、子供は学校に行くものだった。この世界でも、家の手伝いの合間に神殿や行政が提供する学校に行く仕組みはあるはずだ。
「あるよ。色んな神殿が開いてる教室とか。孤児院でも行ってた。あと、奉仕活動のお手伝いとかもあったかな?」
「日中はそこに行って貰った方が良いんじゃないか?」
「そうじゃのう。世間との関わりも教育も大切じゃ」
「ボク……役に立てないの?」
不安げな顔で聞くマイサに、俺達がそれぞれ首を横に振る。
「単に役割の問題だよ。俺とエンネが働いている間に、マイサは大人になるための準備をする。それだけだ」
「読み書きや計算も魔法に負けないくらい大切な知識じゃ。できれば学んでおくべきじゃろう」
前世があるわけでもないのに、俺に近い考え方のエンネが居てくれて助かる。さすがは休まず魔王を続けてきただけある。
「わかった。じゃあ、ボク。運命神様の神殿にいきたいな。……それと、欲しいものがあるんだけど」
運命神様とは、また縁の深いところを選んできたな。更に、遠慮がちとはいえ、マイサが何かを要求するのも新鮮だ。
「なんじゃ? 余程のものではない限り、購入を前向きに検討するぞい」
政治家らしい言い回しをしたエンネに、マイサが笑顔で言う。
「運命神様のちっちゃい祭壇がほしいんだ。昔の家に住んでる時、毎日祈ってたの。運命神様は、戦争を起こした魔族のための世界を用意してくれた神様だから。恩人だって」
「うっ……。そ、そうじゃったか」
「戦争を起こした」の辺りにエンネがダメージを受けているようだった。当事者である俺としては「そういう考え方もあるのか」と新たな解釈に驚きだ。
「この家、女神様が作ってくれたのに祭壇がないんだよね」
「そりゃあそうだ。自分で用意した家に、これみよがしに信仰しろとばかりに祭壇を作るような神様じゃあ……」
ふと気づいた。もしかしたら、運命神の祭壇、俺が真っ先に設置するべきだったんじゃないだろうか。
加護を貰ってる使徒だし。なんなら従属神になるらしいし、将来。
「クウトさん、顔色悪いけどどうしたの?」
「不都合な事実に気づいてしまった顔じゃのう」
エンネの方は察している。大丈夫。運命神ユーネルマはこの程度で怒るほど器は小さくない。多分。
「お金は出すから祭壇はお願いしていいかな。大きいものなら俺が運ぶから」
「うん。大丈夫、家に置くのは簡単に運べるから! 普通あるから気になってたんだ!」
そうか。そういうものか。言われてみれば、この世界で産まれた家にも祭壇があったな。前世でいう神棚感覚なんだろう。
「ワシら、そういう常識に疎いからのう。マイサに色々と教わらねば」
「そうだな。何か気付いたことがあったら教えて欲しい」
「わかった! じゃあね、町に行ったらお昼ご飯どうしたらいいかな?」
とりあえず、エンネが全員分の弁当を作ることになった。
俺が本当に勇者クウトであること。エンネが元魔王軍参謀で、二代目魔王であること。
二人して、仕事が嫌になって、この田舎町でのんびりした暮らしを試みていること。
時間にして三十分ほどだろうか。マイサは質問もせず、ただ頷いて聞いてくれた。
「というわけなんだ。黙っていてごめん……というかとても話せなかったんだ」
「いきなりクウトは勇者でワシが魔王とか自己紹介はできんからな」
そう話すと、マイサはようやく顔をほころばせて笑ってくれた。
「そうだね。いきなりそんな話をされても困っちゃう。女王様が言ってたからさすがに信じるけれど」
俺とエンネよりもヴィフレアの話の方が説得力がある。複雑な気分になる事実だけど、理解はできる。第三者の証言は強い。
「なんだか、おとぎ話の中に入ったみたい。勇者とか魔王とか言われても、ボクには二人はいつも通りにしか見えないよ」
「そう言ってくれると助かるよ」
「うむ。ワシらは今まで通りじゃからな」
「でも、納得はできたかな。すごい魔法が使えたり、何日も働き続けたり。ありえないくらい強かったから」
「そういうものか……」
「気をつけておったつもりなんじゃがのう」
案外、そのうち自分達から正体を明かす展開になっていたかもしれない。
「マイサ、もし嫌になったならいつでも言ってくれ」
「言うわけないよ! むしろずっと居たくなったよ! だって、二人の側なら絶対に安心だもん!」
「そうか……ありがとう」
「これは頑張らないとならんのう」
俺もエンネも守るべきものを守れなかった経験がある。素直に安心しろとは言えなかった。
せめて、マイサが大人になるまではしっかり守ってあげたい。
「俺達の話は終わりにして、今後の話をしよう。水路を作って欲しいらしいんだけど」
領主のワービンさんが置いていった書類の中に、水路計画の説明書きがあった。詳細な土木計画ではなく、「この辺りに水を引いてね。そうしたら追加工事をしますから」という素人にもわかる図だ。
「ここに書いてある川って、北の方を流れてるのだよね? ちょっと遠くから人力で掘れってこと?」
「あの領主、結構やり手じゃのう。きっと、クウトやワシの行動をしっかり調べておるぞ。ワシら二人にやらせて、工期と工費を浮かせるつもりじゃ」
突然の公共事業の受注は、人件費削減のアイデアでもあったらしい。
計画は北の川から畑の方へと水路を作成。途中に貯水池も設けるよう指示がある。また、水は常に流れているので川に戻す形にする必要がある。
「水路と言っても地面を掘り返して水を通すだけでいいみたいだな。できると言えばできる」
同時に草刈りも依頼されているけど、そちらも可能だ。
「さっそく明日からやろう。冒険者組合の方はどうしようか?」
「ワシと交代でやるのはどうじゃ? 期間の指定はないじゃろう」
「ボクは何を手伝ったらいいかな?」
マイサの無邪気な問いかけに、俺とエンネが固まる。二人して想定していたのは四十八時間連続労働だ。俺達基準では人道的だが、マイサにとってはそうではない。
「ここはちゃんと話し合おう。マイサ、水路作りの手伝いはさすがに諦めてくれ」
「うむ。冒険者組合の依頼も採取くらいに控えておかねばな」
そうすると、マイサを一人家においておくことになる。どうしたものか、エンネに待機して貰って魔法の勉強でもしてもらうか?
少し悩んでから、ある疑問が浮かんだ。
「マイサ。孤児院では普段何をしていたんだ? 学校とか、勉強のようなものはないのか?」
冷静に考えれば、子供は学校に行くものだった。この世界でも、家の手伝いの合間に神殿や行政が提供する学校に行く仕組みはあるはずだ。
「あるよ。色んな神殿が開いてる教室とか。孤児院でも行ってた。あと、奉仕活動のお手伝いとかもあったかな?」
「日中はそこに行って貰った方が良いんじゃないか?」
「そうじゃのう。世間との関わりも教育も大切じゃ」
「ボク……役に立てないの?」
不安げな顔で聞くマイサに、俺達がそれぞれ首を横に振る。
「単に役割の問題だよ。俺とエンネが働いている間に、マイサは大人になるための準備をする。それだけだ」
「読み書きや計算も魔法に負けないくらい大切な知識じゃ。できれば学んでおくべきじゃろう」
前世があるわけでもないのに、俺に近い考え方のエンネが居てくれて助かる。さすがは休まず魔王を続けてきただけある。
「わかった。じゃあ、ボク。運命神様の神殿にいきたいな。……それと、欲しいものがあるんだけど」
運命神様とは、また縁の深いところを選んできたな。更に、遠慮がちとはいえ、マイサが何かを要求するのも新鮮だ。
「なんじゃ? 余程のものではない限り、購入を前向きに検討するぞい」
政治家らしい言い回しをしたエンネに、マイサが笑顔で言う。
「運命神様のちっちゃい祭壇がほしいんだ。昔の家に住んでる時、毎日祈ってたの。運命神様は、戦争を起こした魔族のための世界を用意してくれた神様だから。恩人だって」
「うっ……。そ、そうじゃったか」
「戦争を起こした」の辺りにエンネがダメージを受けているようだった。当事者である俺としては「そういう考え方もあるのか」と新たな解釈に驚きだ。
「この家、女神様が作ってくれたのに祭壇がないんだよね」
「そりゃあそうだ。自分で用意した家に、これみよがしに信仰しろとばかりに祭壇を作るような神様じゃあ……」
ふと気づいた。もしかしたら、運命神の祭壇、俺が真っ先に設置するべきだったんじゃないだろうか。
加護を貰ってる使徒だし。なんなら従属神になるらしいし、将来。
「クウトさん、顔色悪いけどどうしたの?」
「不都合な事実に気づいてしまった顔じゃのう」
エンネの方は察している。大丈夫。運命神ユーネルマはこの程度で怒るほど器は小さくない。多分。
「お金は出すから祭壇はお願いしていいかな。大きいものなら俺が運ぶから」
「うん。大丈夫、家に置くのは簡単に運べるから! 普通あるから気になってたんだ!」
そうか。そういうものか。言われてみれば、この世界で産まれた家にも祭壇があったな。前世でいう神棚感覚なんだろう。
「ワシら、そういう常識に疎いからのう。マイサに色々と教わらねば」
「そうだな。何か気付いたことがあったら教えて欲しい」
「わかった! じゃあね、町に行ったらお昼ご飯どうしたらいいかな?」
とりあえず、エンネが全員分の弁当を作ることになった。
11
あなたにおすすめの小説
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
気づいたら美少女ゲーの悪役令息に転生していたのでサブヒロインを救うのに人生を賭けることにした
高坂ナツキ
ファンタジー
衝撃を受けた途端、俺は美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生していた!?
これは、自分が制作にかかわっていた美少女ゲームの中ボス悪役令息に転生した主人公が、報われないサブヒロインを救うために人生を賭ける話。
日常あり、恋愛あり、ダンジョンあり、戦闘あり、料理ありの何でもありの話となっています。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる