異世界で魔王になって人類を救ってもダメですか?

ノート

文字の大きさ
5 / 10

勇者として初仕事をしよう

しおりを挟む
 勇者育成委員会からギルド経由で勇者ジャスティン宛に巻物風の手紙が届いていた。

 ここの屋敷以外にアムル町に手紙や休憩場所として建物を借りており、そこに連絡が届くよう使用人を雇って連絡するのだった。

 何々、近くに大きな古城に住むダークプリーストのリッチー(きっと強さ的にB級だな)の影響でガイコツ兵士たちが周囲の農作物や家畜がだめになってるとの報告が来たがこれは勇者の仕事なのか?あっやす、報酬は3000クルらしいで他の戦士も参加し早い者勝ちらしいな。

「勇者としての評価も上がるのでしかたないな」とすこし顔を斜めにしてだるそうに呟く。

 怒ったアリアはこんな仕事はジャスティン様が出るレベルではございません。

 私が倒して来ますと懇願をしたが「まてまて、これは私の初仕事でこれをしないと他の戦士や勇者に遅れてしまう。お前は私の指示があるまで待機してくれ」と話す。

 あまり納得しないよう感じだったが「了解しました」納得してくれた。

 その魔物とこに行ってくるテレポーションと唱えた。

 あっ、しまった・・・ワープが古城の中のボス手前ではやく着いた。

 こういう古城の探索しながらワナの攻略と、こんな所にレアアイテムが入っている訳がないと思いつつ、ドキドキしながら宝箱に何が入ってるか楽しみだったが、「しかたがないボス戦に入るか」と残念そうに古い大きなドアを軽々に開けた。

 古城の王の間にダークプリーストのリッチーが座っている。

「良くぞ来た勇者?あれ魔王様?」言い方に歯切れが悪い。

 ジャスティンは「すまんな!おれは訳あって勇者になったんだ。

 これからお前はおれに倒されるか、おとなしく降伏して魔界に帰り、古城を明け渡すか5分以内に考えてくれ」と交渉を進めた。

 しばらく考えたリッチーは「これでも気高い魔族のダークプリーストのリッチーと言われ、畏怖された存在!高等なる魔族!!速やかに降伏します」呆気なく降伏し解決したと思ったら、まてまてと叫ぶある戦士の一行が入ってきた。

 その姿はアスレイと仲間達であった。

 仲間はレベルは80~90くらいのメガネをつけた緑の髪のハイウィザードと青髪のしたハイプリーストの女性で人間にしてはレベルが高い。

 折れた伝説の剣はなく、手に握ってたのは町で一番攻撃力が高いグレートソードを持ち、ここまで敵を倒してボスの間にたどり着いた。
「お前達!おれがいるからにはこの周辺の平和はおれが守る!」かっこよく決めゼリフを言った。

「いや、もう古城から魔界に帰るらしいのでアスレイ殿は帰ってくれないか?」と言うと「そんな話は信用できない!おまえも勇者として認めない!!おれが今度こそ倒す!!!」と戦線布告してきた。

 あっ、うざい奴と心の中で思ったジャスティン。

 飛び掛ったアスレイはリッチーに攻撃をした。

 しかし弱い武器ではレベルが高くても魔を極めたリッチーには普通の攻撃が効かない。せめて魔剣があったら一瞬で終わっただろう。リッチーは全員に魔の金縛りで動けなくした。

「己人間ども!せっかく古城を明け渡す話をしてたのに裏切りおってお前ともども倒してくれるわ!」と逆上した。

 ジャスティンは困った感じで「おれの意思ではない!この者とは関係はない!平和的に話し合おう!!」と交渉したがもう聞く耳が持たない様子みたいだ。「さあ、我が魔力で全員地獄を味わうがよい」と全力で魔法を唱えた。

 アスレイの仲間にも攻撃範囲がかかり彼女たちも苦痛を伴う。

 そんな金縛りはジャスティンに効くわけもなく動きだす。

 リッチーに近づき肩をポンと手で乗せて「もうやめてくれないか?」と睨みつけながら言うと一層魔力を放出し抵抗したが、そんな攻撃も空しく皆無だった。このままだとアスレイのパーティーが全滅するのでリッチーを倒す事にした。

 拳に魔力を込めた一撃は、リッチーを一瞬で体を粉砕。

「おのれ魔王ジャスティンよ・・・この屈辱おぼえ」っと言いかけたが頭部も砂のように消え去りダークプリーストのリッチーは消滅していった。

 そして、アスレイたちの魔の金縛りも解け、ガイコツ兵士たちもリッチーの魔の影響がなくなり活動しなくなった。

 アスレイはまたジャスティンに対する劣等感と救われた気持ちにより精神的ダメージがかなり負い方針状態になったので仲間達に足を引っ張ってもらって帰宅した。

 こうして初仕事は終了したジャスティンは勇者としての功績も増えたがアスレイに対するにがい思い出になった。

 お疲れ様ですジャスティンさまと単眼コウモリのガンスが話す。

「今日は疲れた。寝るので後を頼む」落胆した様子。側近や魔物たちも心配になった。

 ジャスティンはギルド経由により報酬をもらい所持金3000クルが増えたが心の傷も増えたのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!

雪奈 水無月
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。 ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。 観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中… ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。 それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。 帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく… さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

処理中です...