異世界で魔王になって人類を救ってもダメですか？

ギルドの依頼をしよう 謎の女性と作戦会議

　屋敷に帰ったジャスティン達は連れてきた女性をベットに寝かせつけた。
　
　その時、首にはめずらしい赤い宝石のひし形のペンダントをしており、不思議な魔力が込められていた。
　
　レベルもパラメータも一般的だが、ＭＰだけは大きく何か特殊な力がある女だと思った。
　
　大きな傷もなく、目覚めるのを待つ事にした。
　
　側近たちと情報共有のために、ワイバーン戦の後の全身紫色のフードを着た二人組みの事と今後の作戦を会議をした。
　
　「脅威となる二人組みですか。人間界も魔界もジャスティンさまは有名人ですからしかたありません」とガンスは話す。
　
　「ジャスティン様の命により盾となり矛なるのがわれらの役目。いかような者でも邪魔するなら駆逐するのみ」とヒルダは言う。
　
　ジャスティンは巨大な異変を感じとりもっとレベルをあげるよう各自に注意をした。
　
　「レベルを上げるようにになりますと人間界のＢ～Ｇ級モンスターでは不足です。もっと強い敵が必要かと」とアリアが話すと
　
　「私が経験値が多い魔物を作るのでレベル上げできるように準備を進めて置く。お前達たちの力は普段はＡクラスだが本気をだせばＳクラス以上の力を出せるはず。まだ伸びしろがあるはずだ」
　
　「次の依頼をするのだがガンスとタルシェとレイズに任せようと思う。手分けして効率よく攻略する。危険な事や緊急な事態あればすぐに魔法で連絡するように」
　
　「ガンスには１のペットのスライムを捜索と３の町にでる魔物を倒すを頼む。分裂しながら捜索と魔物の駆除をすれば解決するはずだ」と言う「了解しました。早速、町に行ってきます」
　
　「タルシェは２の新魔法の実験台の実験と５の盗賊団の討伐を頼む。実験は状態異常だろう。魔法で回復しながら実験に協力する事。盗賊が出てきたら骨抜きにし、情報を聞き出してアジトの壊滅するように」と言うと「わかりました。久々の生体エネルギーが楽しみ」
　
　「オーガは４のオークの巣の壊滅を頼む。相手が巨大なオークなので巨大化して殲滅できるはずだ」と言い「最近体がなまってしかたなかったが、これで解消できるってもんだ」
　
　シャルディンは魔物生成と６の魔王幹部の外交集会を阻止と９ドラゴン狩りをする。
　
　「終わった者から何人かで、７の天空輸送船の建造の護衛と見張りと１０のお城に防衛と１１の要人の救出をする」と各自に命令をする
　
　各自命令を遂行するために、黒いオーラが包みこみだんだん消え去った。
　
　魔物の使い魔が「ジャスティンさま女が目を醒めました」
　
　「わかった。女と話してみよう」と席を立ちワープをした。
　
　いきなり現れたので、ビックリした様子だが「た、助けてくれてありがとう。ワイバーンに捕まってる時、すこし意識あって気づいていました。途中、戦闘の衝撃で気絶しましたけど」と静かに答える。
　
　「それは気にするな、なぜワイバーンに捕まった？」言うと「なぜか記憶がなくて……名前も思い出さない。けど怖さだけはおぼえてる」としだいに両手で自分の上腕を握り恐怖だけが背筋を通った。
　
　わからないなら無理強いも出来ず「しばらくは私の館に居て記憶を思い出すが良い。アリアにお前の世話をするよう言付けをして置く」と話すと、女と呼びのも不便に感じたのか「仮にアリスと呼ぶので、以後その名前で呼ばれるが良い」と命名するとうれしそうに「はい、何から何までありがとうございます」すこし笑顔が戻った。
　
　「魔物の生成をして置く」かと魔方陣をかき始めた。
　
　体の一部を捧げて魔物を作る儀式を行う。
　
　腕を出して違う方の腕で、魔力を込めた手刀で切り傷口から青黒い血液が流れてきた。
　
　魔方陣にその血液を捧げ、呪文を唱えだした。
　
　すると血液の動きだし膨張して形が出てくる。まるで生命が宿ったような感じだった。
　
　Ａ級のクラスのデュラハンが生成できたので、Ａ級の最強装備や道具を持たせてパラメータを強化、頑丈な牢屋の中に入れ、アリアとヒルダのレベル上げの相手にさせた。
　
　「次は魔王幹部の外交集会を、阻止をするために情報収集を行ってくる」とアリアたちに言い、テレポーションで移動した。