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今度も7隻目だ。
バックできる飛行機
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すごい音だ、なんせ4個のジェットの咆哮だ。 機体が浮いた。 すこしずつ進む。 慎重に進む。 と止まった。 今度は後ろにバックした。 右にずれた。 上に上がる。 だんだん上がる、そして翼の端のエンジンが前に傾きだした。 テスト機はそのまま、上昇していった。 黒い点になった。 やがて点がだんだん大きくなり串団子みたいな機体が見えてきた。 そして降りてきた。 とても飛行機のような動きではない。 翼の揚力で飛んでいないからだ。 エンジンを水平にして最高速度を試すと無線で連絡があった。 やがてすごい音がして黒い点が消えた。 30分くらいで黒い点は帰ってきた。 やがてテストが終わった。 テスト機はウイーンとうなってエンジンの回転を下げていた。 総理はなにがないか全くわからなかった。 飛行軍大将に聞く、左内なにがしは、自身もわからないが、体面だけはあるので、「成功した、すばらしいでしょう。」しか言わない。 総理は決心した。 これで欧米に打撃をあたえるのだ。 戦争をするのではない。 戦争をさせない打撃だ。 かなわないと思わせるのだ。 戦後GHQが日本は弱い悪い国だと思わせたように。(GHQとは占領軍のことだ、) 白人優位主義に白色人種が優位だと思わせないのだ。 人類みな兄弟ではない、うまい甘言に惑わされるな。 勝っか負けて植民地かしかないのだ。 では勝っ、それが日本だ。 総理は第7隻目の空母を提案した。 またA国に派遣のアメノウズメは1年ごとに他の空母と交代することとした。 定期点検は日本でしかできないからね。 亜細亜友好国からの輸入で、それを加工して輸出により、景気は悪くない。 むしろ以前よりいい、よく見ないとわからないが、道路とか電線とか下水など生活基盤がよくなった。 これが50年くらい以前は江戸時代とは、思えない。 まあ、和服をいまだに着ている老人も多いが。 陛下が教育に関して思うことを短冊にまとめられた。 お仕着せではない、思うことだ。 ちなみに憲法は占領軍のタイピストが原案を7日でまとめたマッカーサー憲法ではない。 討議して、何ケ月も話し合い作った物だ。 第1章は日本の安全の章だ。 軍隊の役目と最高統帥権は陛下と記されていたが、実際は総理だ。 それからもろもろの権利などきて、最後が陛下であった。 今上陛下は御身より国民優先の、お考えなのだ。 常に国民を、しかし国民は陛下が最優先であった。 建国2600年以上、その間私利私欲の天皇は一人もいない。 体面を取り繕うため、公的にはそれなりだが、私生活はぜいたくではない。 現、今上陛下の自家用車は1600ccのホンダ インテグラのマニュアル車だ、だぶんエアコンくらいは装備されてるかな。 たまに美智子皇后陛下と宮城内をドライブされるとか。 皇太子殿下はカメラが趣味で、お使いのカメラは、以前ペンタックスのMEだった。ごく普通のカメラだ。 皇室は体面の豪華さはあるが、私生活はとても倹約的で質素だ。 だから2700年も天皇陛下の時代が続くのだ。 これは、日本だけだ。
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